これは15年前の時系列で勇者だった頃のアバン先生と魔王ハドラーとの戦いが描かれる物語ですが・・・第1話の内容は読切作品「勇者アバン」とほぼ同じストーリー展開でした。
しかし最後には追加場面のような形でアバンたちの前から退いたハドラー直属の強力な4人の部下たち(「ダイの大冒険」本編に登場した軍団長たちと同じような立ち位置)が登場します!
その中には地獄の騎士バルトス(後にヒュンケルの育ての父親となるモンスターです)だけでなく、ダイを拾って育ててくれた、あのブラスまで入っていたことに少しだけ驚きましたね・・・。
ブラスの詳細は以下の記事をご覧ください。
戦士ロカと共に旅立った勇者アバンが第2話以降から新たな仲間たち(レイラやマトリフ)との出会いを経ていきながら、ブラスやバルトスも含めた強力な部下たちとも激闘を繰り広げていくのでしょう。
リアルタイム世代だけでなく、新作アニメで初めて「ダイの大冒険」に触れた人にも入り込みやすいと思うので、アバン先生に少しでも興味の湧いた人には是非とも一度は読んでみてほしい作品ですね。
新作アニメでの小さな変更点
ポップやアバン先生の場合、レオナ姫(髪の色)やブラス(身体の色)とは違って外見上の変化はありませんでした。
そこで最後に原作コミック版や旧作アニメから新作アニメで登場してからの小さな変更点を紹介していきたいと思います。
レオナ姫の詳細は以下の記事をご覧ください。
冒頭から勇者時代の勇姿が!
新作アニメの方ではOP曲が流れる前の冒頭部分から勇者アバンの勇姿が描かれました!
顔だけは少し影がかっている形で隠されてましたが、魔王ハドラーとの最終決戦の中で見事に「アバンストラッシュ」を決めてくれましたね!
モンスターたちを飛ばさなくなった
大魔王バーンの力でハドラーが復活したことにより、ブラスも含めたデルムリン島のモンスターたちにも邪悪な心が蘇ってしまうことで暴れ始めます。
そんな状況の中でポップと共に上陸して「破邪呪文(マホカトール)」を唱えることで島のモンスターたちの心を浄化して守ってくれる展開においては新作アニメの方でも変わりありませんでした。
ただ、原作コミック版や旧作アニメでは島の地面に魔法陣を描きながら走っている途中で自分に襲いかかってこようと迫ってくるモンスターたちを体当たりで吹っ飛ばしておりましね・・・。
しかし新作アニメの方では吹っ飛ばさず、ただモンスター達の間を通り抜けていくだけの描写に変更されていたのです。
契約書制度は廃止に?
上陸したと同時にダイに対して魔王が復活しただけでなく、手下モンスターたちが世界中で暴れ回っていることにより、ロモス王やレオナ姫も窮地に陥れられていることも話します。
それを聞かされたダイもすぐに特訓を受ける意思を伝えますが、原作コミック版や旧作アニメの時は「契約書」を彼らの前に出して印鑑かサインを求めておりました。
ロモス王の詳細は以下の記事をご覧ください。
しかし新作アニメの方ではアバン先生が「契約書」を取り出す間もなく、ハドラーの手下であるガーゴイルたちが襲撃してきてしまいました。
ポップやダイの活躍により返り討ちにしてやった後もすぐにダイへの「スペシャルハードコース」による過酷な猛特訓が始まってしまったことで「契約書」は全く出されなかったのです。
主人公ダイの詳細は以下の記事をご覧ください。
青空の下で竜の姿に!
修行2日目にして「大地斬」を習得してしまったダイに対して、3日目には「海波斬」を習得させるための危険な特訓が始まります。
アバン先生が「ドラゴラム」により“眼鏡をかけた竜”の姿になる展開は変わりませんが、モンスターたちも寄りつかない洞窟の中で変身した原作コミック版や旧作アニメの時とは大きく異なり、新作アニメでは洞窟には入らず、青空の下で竜の姿に変わってダイに襲いかかります!
第3話の詳細に関しては以下の記事をご覧ください。
まとめ
今回は”勇者の家庭教師”としてダイやポップを育ててくれたアバン先生の正体と新作アニメになってからの小さな変更点を紹介してみました。
- アバン先生の正体は15年前の”勇者”だった。
- 現在は”勇者の家庭教師”として、魔王軍と戦えるような勇者や魔法使いの育成に力を注いでいる。
- かつて勇者アバンと共に戦ってくれた仲間たちも本作品の中で登場して、ダイたちの大きな助けとなってくれる。
- 新作アニメ版でも、ブラスやレオナ姫たちとは違って大きく変更された箇所はないものの、小さな変更点はいくつか見られた。
ダイたちだけでなく、ファンや視聴者にとっても永遠の先生であるアバンですが、新作アニメではハドラーとの再戦の中で唱える「自己犠牲呪文(メガンテ)」がどのように描かれるのか・・・その辺も気になるところですよね。
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