『ドラゴン、家を買う。』は月間コミックガーデンで連載され、テレビアニメ化されることも決定。
主人公レティの家探しを手伝うのが不動産屋のディアリアです。
「不動産や設計士の資格をもち、会社を経営しているエルフ」というところまでは異世界の物語でも不思議とは思いません。
しかし、ディアリアは会社経営のほかにも、かなり異質、いえ異質すぎる肩書を持っています。
こちらでは『ドラゴン、家を買う。』に登場するディアリアについて、外見や性格のほか主人公レティとの関係など詳しく触れていきます。

ちょっと珍しいドラゴンのレティとの掛け合いが人気なんだよ♪
ディアリアとは

出典:「ドラゴン、家を買う。」公式サイト
主人公である赤竜レティに家探しの案内をする不動産屋さんであるディアリア。
彼はエルフを名乗っていますが、設計事務所と不動産業を兼業しており、実は非人間族界の魔王です。

色々と兼任しすぎだけど、それをこなせるのはディアリアだからだよね♪
ディアリアの外見

出典:webnewtype
薄紫できれいなロングヘアのクールなイケメン。
エルフということで耳がとがっていますが、そのほかは人間とほぼ変わらない印象です。
そして、私たちが暮らす現世では、不動産業者、設計事務所にお勤めだとスーツなどお堅いイメージがありますが、ディアリアは髪の毛の色と同じカラーでロング丈のガウンに濃い紫のドレスのようないでたちです。
上質さを感じるファッションに身を包みクールで落ち着いた雰囲気を持っています。
見た目は華麗で美しいのですが、年齢はなんと1000歳を超えているといわれています。
ディアリアの性格

出典:Twitter
魔王でありながら一級建築士で宅建も持っているという、異質といっていい存在ですね。
異世界の物語に出てくる魔王は怖い印象がありますし、第一、兼業の職業を持っているなんて聞いたことがありません。
魔王といえばわがままで人の意見も聞かないし、歯向かう奴がいれば言語道断!消してしまうことだってあります。
しかし、ディアリアはクールな実利主義者です。
もともとドラゴンとは古くから縁があったようで、レティの前にもドラゴンの家探しを行っています。
前回のドラゴンの家を探す際には100年くらいかかったといいますからディアリアは実利主義者であり、辛抱強く依頼者(今回の場合ドラゴンレティ)の話をよく聞いて、依頼者にあった物件をとことん探してくれる、そんな性格のようですね。
ちなみに、ディテリアとその「前回家を探したドラゴン」の話は4巻で登場しています…!ディテリアが現在の性格に至るまでにどういう経緯があったのかが書かれています。
そのエピソードがディテリアの性格形成大きくかかわっている出来事になっていることは間違いないと思います!
ディアリアの役職

出典:Twitter
ディアリアはこの物語の世界で魔王という役職を持っています。
それにプラスして、一級建築士に宅建業免許、宅地建物取引主任者という資格を持った「経営者」でもあります。
ディアリアの会社は「株式会社エルフハウジング」。
前回のドラゴンの物件探しは100年かかったといいますから、創業からどのくらい経っているのか?人間には想像がつきません!
そして、エルフの中でトップに君臨する魔王でありながら、不動産業を営むという酔狂なディアリアがレティにどんな物件を提案してくれるのか、気になりますね。
設計事務所と不動産業を兼任
ディアリアが経営する株式会社エルフハウジングは設計事務所であり、不動産業も営んでいます。
異世界に生きる中でもちろん自分の住処が必要でしょうし、住居に関してこだわりを持っていることもあるでしょう。
そんな異世界に暮らす住人たちに住まいの世話をしたり、新しく家を建てる設計を行っていたりするのがディアリアです。
レティもディアリアから様々な物件を紹介されますが、どれも納得できず、途中、家を新築することになりました。
その際も、ディアリアは1級建築士ですからレティのために、経営者、魔王という人脈を存分に発揮して素敵な館を建設しました。
この館を建設したことで、ドラゴンが希望する館を一から丁寧に作ってくれるディアリアは経営者として高い能力を持っているのだと感じさせます。
ディアリアの役職にちなんだあだ名がある
ディアリアは設計士であり不動産の紹介も行っていますが、一番特異な肩書は「魔王」です。
そのためか、レティはディアリアのあだ名が「不動産界の魔王」であると勘違いします。
つまり、レティはディアリアを有名な不動産業の方だと思っているので、ディアリアが本当の魔王だとは知らず「不動産界における魔王」だと思っています。

不動産界の魔王っていうのもすごいよね…!
ディアリアは魔王を兼任している

出典:マグコミ漫画研究室
ディアリアはレティにとって頼りになる不動産業者であり、家を建ててくれる建築士でもあります。
レティは不動産業界でもきっと成績が良くてトップクラスに位置するエルフだから魔王という「あだ名」で呼ばれているんだなと、勝手に解釈しています。
しかし実際には非人間族のすべてを統率するトップ、文字通りの「魔王」です。
異世界の中で順調な経営を続けているようですし、レティに対して真摯に向き合う姿は真面目でストイックで、魔王業を行っている様子はありません。
実は、あまりにも魔王になりたくないディアリアは、最低限の書類を片付けるだけで良いと言われています。
その理由は、新しく選ばれたティデリアを魔王に就任させようとした側近を魔王城の勇者撃退システムを利用し、ボロボロのしてしまいます。
側近としてはどうしても魔王の適性を持つディアリアに、魔王になってほしかったので土下座で頼み込みます。さすがにその姿を見たディアリアが、魔王を引き受けることになります。
レティとの関係

出典:アニメミル
ディアリアは魔王であっても不動産業を営む経営者でもあり、レティは大事なお客様です。
古くからドラゴンとの付き合いがある、周囲からみるとドラゴンから依頼された不動産探しは少々甘いようです。
そして、レティも住まいにこだわりを持ち、あれやこれやとディアリアに相談しますが、熱心に不動産探しを手伝っています。
主人公にあたるレティですが、彼の過去や家探しをする理由などをまとめた記事を別途用意していますので、是非ご覧になってください♪

レティの内見を担当

出典:Twitter
夢のマイホームが欲しいと願うレティに「ただ静かに暮らしたい」と要望をだしたレティ。
そんなレティの希望を理解しともに理想のマイホームを探してくれるのがディアリアです。ディアリアはレティの内見を担当し、フォール神殿や死者の館などを案内します。
魔王がドラゴンに家を案内するなんて、かなりシュールですね!
ディアリアが紹介する物件ですが、ゲーム好きな人にとって笑ってしまう物件です。
どこかのRPGでみたよね、こういう館。
「あれ?これってあのゲームに出てくる館に似てない?」
そう感じる人も多いでしょう。
ダンジョンとなってしまったレティの館に勇者たちが挑む際も、これってあのゲームをパロッてるでしょ!とパロディてんこもりです。
ただドラゴンがマイホームを探すのではなく、その中に逆ファンタジーが満載で、ディアリアが担当する内見でも楽しさと面白さをジンワリ感じます。

いろんなゲームを見ているみたいで面白いよね♪
レティを面白がっている…!?

出典:アニメミル
レティのマイホーム探しの中で、フォール神殿や死者の館などの物件では満足できなかったレティ。
ディアリアは一級建築士も持っていますから、レティの館を新築することになります。
レティのために新しい家を建設してくれるなんて素晴らしい魔王と思いきや、ディアリアは物件新築にかかった費用をしっかり返済させる手段も画策していました。
新しく建設されたレティの館に強いモンスターたちを多数配置します。
レティの館へドラゴン退治にやってくる勇者たちをやってつけて金品強奪。
つまり「ダンジョン」を行い勇者たちがやってくることで新築の費用を捻出したわけです。
レティは勇者、冒険者たちから「破滅の炎竜王」と恐れられるようになり悩みますが、これもすべて魔王ディアリアのせいということになります。
冒険者、勇者たちが読むガイドブックにもレティの館が掲載されるようになり、ディアリアはこの状態を楽しんでいます。
物語のなかでレティの行動などを見てちょいちょい面白がっているディアリアはかなりの愉快犯ですね♪
これもまた『ドラゴン、家を買う。』の魅力かと思います…!
ドラゴンとはかかわりがあるようで…?
かなり若く美しく見えるディアリアですが、すでに年齢は1000歳をこえているディアリア。
1000年以上も生きる中でドラゴンとはかかわりがあったようで、ドラゴン相手の物件探しなど甘くなるといわれています。
前回のドラゴンの家探しに100年くらいかかったといわれていますので、もしかしたらドラゴン族はレティ以外も、住まいにかなりのこだわりがあるのかもしれませんね。
ドラゴンたちの住まいの悩みに付き合い続けて、ディアリアはドラゴン族に情があるのかもしれません。
ディアルアとドラゴンとの関係性についての謎を伏線も合わせて紹介した記事がありますので、是非ご覧になってください↓

ディアリアの声優は石川界人さん

出典:pro-fit
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