スポンサードリンク
ドラゴンボールでルシフェルが出た作品名は「ドラゴンボール 魔神城のねむり姫」です。
ねむり姫というと、魔女によって、100年の眠りにつく呪いをかけられたお姫様のお話として有名です。今回ご紹介する「ドラゴンボール 魔神城のねむり姫」では悟空とクリリンが亀仙人の修行を受けるために、魔神城へと乗り込みます。そこに眠るねむり姫とは…!
映画情報
- 公開年月日:1987年7月18日
- 監督:西尾 大介
- 脚本:照井 啓司
- 原作:鳥山 明
参考元:Wikipedia/ドラゴンボール 魔神城のねむり姫
あらすじ(内容にネタバレ含む)

亀仙人に修行をつけてもらうため、悟空は筋斗雲を使って亀ハウスへやって来ていました。ちょうどそこへ船でクリリンが弟子にしてほしいと現れます。
亀仙人は弟子にするための条件として、筋斗雲の使用を禁止し、己の力のみを使って、悪魔の手と呼ばれる5つの連なった山のどこかにある魔神城、そこに眠るピチピチギャルのねむり姫を連れてくるように言います。
悟空とクリリンは我先にと競いながら魔神城へと向かいます。
途中、自分が先にたどり着こうと、あの手この手を使って悟空の足を引っ張るクリリンですが、驚異的な力を発揮する悟空に驚きを隠せません。
その頃ブルマとヤムチャたちは、悟空を探して亀ハウスを訪れていました。亀仙人から悟空の向かった場所を聞き、あとを追います。
悟空たちが悪魔の手と呼ばれる場所に着き、先を進んでいる一方で、飛行機に乗っていたブルマたちは悪魔の襲撃を受けて墜落してしまいます。
目を覚ましたブルマは、見知らぬ一室のベッドに寝かされており、ルシフェルと名乗る男にことの経緯を聞かされ、晩餐会に誘われます。
何も知らないブルマは、アトラクションだと勘違いしたまま、ご馳走につられて、ルシフェルの誘いを受けてしまいます。
ホールにたどり着いたブルマは、自分が悪魔たちのご馳走なのだと気付き、助けを求め叫びます。ブルマの声を聞きつけたヤムチャたちは、急いでブルマを助けに向かうのでした。
千年の眠りから覚めるねむり姫の儀式と称して、血を抜かれそうになるブルマでしたが、魔物の攻撃を受けてホールを突き破って飛ばされてきた悟空たちによって、間一髪ブルマは助かります。
その騒ぎに便乗して現れたランチが、ねむり姫を盗み、状況が一変します。なんとねむり姫とは宝石のことだったのです。
悟空とクリリンは、ねむり姫を持ち去ったランチを追います。ランチがくしゃみをしたことで大人しい人格に変わり、ねむり姫を手にした悟空たちでしたが、追ってきたルシフェルにクリリンが捕まってしまいます。
クリリンの命と引き換えに、ねむり姫を返すように言われます。
悟空は迷うことなく、ねむり姫を渡しますが、ルシフェルに騙され悟空たちも捕まってしまうのでした。
ねむり姫を取り戻したルシフェルは、満月の光を浴びせ、ねむり姫を目覚めさせました。そしてその頃、悟空も満月を見て巨大な大猿に変身してしまったのです。
スポンサードリンク
感想・考察(レビュー)

ドラゴンボール第二作目ということで、クリリンとランチが登場します。
クリリンのセコいキャラクターが逆に新鮮に感じるというか、ドラゴンボールZのクリリンからは想像できないキャラクター色なので、ドラゴンボールシリーズの時の流れを感じます。
そんなクリリンですが、悟空の優しさに触れて自分の態度を改めるきっかけもこの作品にアレンジされて描かれていますし、悟空の純粋さも全開です。
そしてくしゃみをすると人格が変わってしまうランチがメインキャラクターに加わります。
”いただきランチ”というネーミングの通り、作品の後半に、ねむり姫を盗むという衝撃的な初登場シーンで、それまでの流れをかっさらっていきます。
ここでねむり姫が人間の女性ではなく、宝石だということが明らかになります。
はじめは魔物の親玉なのかな、と想像していたのですが、兵器の核になる宝石だったとは一本取られた感覚です。
ルシフェルたち魔族は、自分たちの弱点となる太陽を破壊するために、満月の光を浴びせると強大なエネルギーを持つねむり姫を、時が来るまで大事に保管してきたのでしょう。
悟空たちが訪れるタイミングがかぶってしまったというのが、今回の冒険のきっかけになりました。
満月といえば、ドラゴンボールでは悟空の大猿化ですよね。ドラゴンボールZからは大猿化の描写もなくなり、そもそもしっぽの描写さえなくなってしまいますが、大猿化は悟空の奥の手です。
ただ理性を失って暴れまわってしまうので、攻撃力は強大ですが、敵味方見境なく攻撃がくるのが欠点です。
悟空が大猿になって慌てるブルマたちですが、ひとり冷静に弱点を分析する人物がいます。
それは、クリリンです!
彼はこれまでの悟空の様子を思い出し、悟空の弱点がしっぽだと気づくのです。
この時から冷静に判断、分析する能力に長けていたクリリン。これはこの作品以降でも多々見られる興味深いポイントです。
武天老師(亀仙人)に海を渡ってはるばる自ら弟子入りを志願するだけのことはあります。
クリリンの判断とプーアルの変身能力で、どうにか悟空を元の姿に戻し、自滅を免れた一行はルシフェルの企みを阻止しに向かいます。
敵が兵器などを使って悪事をなそうとするのはドラゴンボール時代の特徴です。
悟空が直接ルシフェルを倒すのではなく、悟空の放ったかめはめ波によって眠り姫のエネルギーを充填していた兵器が破壊され、その爆発に巻き込まれる形でルシフェルは消滅します。
結局ねむり姫も一緒に消滅してしまったため、亀仙人の条件は満たすことができなくなりましたが、くしゃみで大人しい人格になったランチを連れて帰ったことで、亀仙人がランチをねむり姫と勘違いし、クリリンと悟空は無事に修行をつけてもらえることになったのです。
亀仙人、女の子だったら誰でもいいのか(笑)
亀ハウスに連れ込んだとたん、くしゃみをして悪い人格になるランチのオチがまた面白く、個性豊かな新しいキャラクターの仲間入りに、ファンの心はいただきランチされてしまいます。
悟空とクリリンもこの一件で絆が芽生えましたし、これからの二人の活躍が期待される作品でした。



登場キャラクターの戦闘力
映画ドラゴンボール作品一覧

![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |