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3大スーパーサイヤ人と人造人間の激しいバトルが繰り広げられるドラゴンボール映画の作品名は「ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人」です。
人造人間を生み出すドクター・ゲロ。彼の悪事は水面下で人知れず続いていたのです。今回の作品「ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人」では、最強の人造人間が悟空の命を狙ってやってきます。
映画情報
- 公開年月日:1992年7月11日
- 監督:菊池 一仁
- 脚本:小山 高生
- 原作:鳥山 明
参考元:Wikipedia/ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人
あらすじ(内容にネタバレ含む)

自ら作り出した人造人間17号により、殺されたドクター・ゲロでしたが、彼が使っていた最強の人造人間を作り出すコンピュータはそのまま作動し続けていたのです。
街のデパートで買い物をしていた悟空一家。レストランで食事をしていたところを襲撃されます。なんとか難を逃れた悟空たちの前に現れたのは謎の二人組でした。
敵の気が感じられないことから、二人が人造人間だと見抜いた悟空は、街中での戦闘を避けるため、居合わせたトランクスと共に、北の大地へ人造人間たちを誘い出します。
悟空たちが北の大地で激しい戦闘を繰り広げている最中に、人造人間13号が目覚め、悟空とトランクスの前に現れます。
彼らはコンピュータ自身が憎しみを増大させ、悟空を殺すためだけに作り出された人造人間たちだったのです。
悟空たちの戦闘データを解析する人造人間たちに苦戦し、13号の放ったデッドリィボンバーを受けピンチに陥る悟空でしたが、そこへ助けに現れたのはベジータでした。
悟空、ベジータ、トランクスの超サイヤ人が揃い、再び激しい戦闘へ!
ベジータとトランクスが14号と15号を倒し、13号に苦戦する悟空の元へ駆けつけます。
しかし13号は、破壊された14号と15号のチップと心臓部を取り込み、パワーアップしてしまうのです。
超サイヤ人になった三人の攻撃も、パワーアップした13号には通じず、悟空は元気玉で倒そうと地球の元気を集め始めるのでした。
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感想・考察(レビュー)

今回の映画は未来のトランクスが登場しています。さらに冒頭でドクター・ゲロが17号に殺害されており、戦闘時に悟飯が超サイヤ人にならないことから、セルが登場するまでの間に起こった出来事となっているようです。
コンピュータにドクター・ゲロの執念が乗り移り、憎しみを増大させるという、科学では証明できない現象が発端となった悟空抹殺計画が今回の舞台です。
この作品で目を引いたのは、人造人間が身につけているものに、レッドリボンのシンボルマークが入っているところです。これは悟空が子供の頃に壊滅させたレッドリボンという集団のシンボルマークで、ドクター・ゲロが研究者として所属していたことの名残と見られます。
しかし、13号、14号、15号はドクター・ゲロ自身ではなく、コンピュータが独自に作り上げた人造人間です。ドクター・ゲロが作った17号、18号にはない情報共有システムがあると思われる描写が気になります。
戦う中でデータを分析、解析している動作が頻繁に出てきますし、特に13号は戦う中で強くなっている印象を受けます。
デッドリィボンバーという技や、終盤に13号は14号と15号のチップと心臓部の部品を取り込んでパワーアップを行う機能があり、別格の仕様が伺えます。
このことから、ドクター・ゲロのコンピュータは13号を悟空抹殺の本命として作り、14号と15号は13号のレベルアップのために作られたものだったのではと推測できます。
14号と15号を取り込んで完全体になる13号の仕組みは、セルを思わせます。
スーパーサイヤ人が三人揃っても攻撃が通じないというのは、次元の違う相当な強さだということです。
Z戦士が倒れる中、悟空だけが何度も立ち上がる姿はおなじみではありますが、やはり他の戦士とは異なる何かがあるのだと感じさせます。
強敵である完全体の13号を倒す際、悟空が選んだ方法は元気玉でした。元気玉は善人にしか作ることができない界王様が作り出した技です。
悟空は元気玉を作り、次に超サイヤ人化します。それを見てクリリンが超サイヤ人では元気玉はつくれないと発言します。
という事は、超サイヤ人は善人ではないということになりますね。確かに悟空が超サイヤ人化したきっかけは、クリリンを殺したフリーザに対する怒りです。少なからず善人とは違う心になってしまうということなのでしょう。元気玉が維持できなくなります。
結局、悟空は元気玉で倒したのではなく、元気玉を吸収してパワーアップした超サイヤ人化で13号を倒しました。
のちにクリリンが、超サイヤ人になった時に元気玉のエネルギーを消える前に吸収したんだ、と分析しています。「悟空はすごいな」というシーンですが、よくあの生死の掛かった状況で冷静に分析できるなぁと、悟空ではなくクリリンの凄さに注目してしまいました(笑)
まさに死を覚悟する瞬間で、あれだけ冷静に分析できますか?
毎回「なんで俺だけ」とひどい目にあってしまうギャグポジションのクリリンですが、レギュラーZ戦士ですし、その中でも純粋な地球人はクリリンだけです。彼こそが地球人最強の男だったんですね。のちに18号を嫁にするだけのことはあります。
今回の作品も面白いシーンがいくつかありますが、その中でもピッコロとベジータが氷の上で背中合わせに座り、海を漂っている最後のシーンは本当にいい味を出しています。
オチをなかなかシュールに持ってきたなぁ、と笑ってしまいました。
キャラ傾向が似ていて、仲も良くないピッコロとベジータですから、その二人が同じ一つの空間にいる気まずさがとてもよく出ていて面白く感じました。
今回のストーリーでは、他の力を取り込んでパワーアップするという点で、同じ戦法で戦った13号と悟空。やはり勝利の鍵は心を持った悟空の底知れぬパワーだったのかな、と思います。



登場キャラクターの戦闘力
映画ドラゴンボール作品一覧

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