カイマンのトカゲ頭は恵比寿(えびす)の魔法の効果だった
十字目のボスは、魔法使い達を殺してその力を自分に吸収する活動を始めます。この活動の中でターゲットとなり殺されてしまったのが、会川と親友になっていた栗鼠(りす)。
しかしりすの魔法は「呪い(カース)」、自分を殺した相手を呪う魔法で、十字目ボスでも御しきれませんでした。
その後魔法として放たれたカースは十字目ボスを追い、呪いにかけようとするんですが、たまたま恵比寿の魔法の煙が入った小瓶が割れたことにより魔法の重ね掛けが起こってしまいます。
※恵比寿の魔法・・・自分自身を巨大なトカゲに変身させる魔法を持つ
そうして記憶を失ったトカゲ頭のカイマン、という特殊な人物が出来上りました。
カイマンの正体は、多重人格(会川、十字目ボス)となったアイ・コールマンの肉体が、魔法の重ねがけで記憶を失い出来上った人格だったんです。
カイマンに魔法が効かなかったのは、魔法が既に重ねがけされてしまっている特殊な体質だったからだったんですね。
カイマンの口の中の男は栗鼠(りす)の呪い・カースだった
カイマンの口の中には謎の人物が居座っており、それは栗鼠(りす)と同じ顔をしていました。
この人物は誰なのかもドロヘドロの謎となっていました。
その正体は、予期せぬ魔法の重ねがけでカイマンの中に閉じ込められてしまった栗鼠(りす)の魔法「カース(呪い)」です。
りすの魔法は呪った相手に復讐を果たすことが目的でしたが、恵比寿(えびす)の魔法で重ねがけ状態になってしまったことで目的を果たせず閉じ込められてしまっていたんです。
そしてこのカースがカイマンが口の中に入れた人物を見て「お前は違う」と言い続けていたわけです。
カイマンの首が生え変わるのは9つの命を宿していたから
カイマンは作中で首を落とされても生え変わって再生する、という展開がありました。
しかしこれもカイマンの正体を理解した上だと、
多体移植によって複数の命を宿していたため、死ななかったというカラクリになっていたということが分かります。
(つまり何度も何度も殺されればそのうち命は尽きます)
コメント
初めまして!
コメント失礼します。
疑問に思ったのですが、カイマンがクビを切り落とされる前は「カイマン」として、体は会川や壊のものですが、独立したものだと思っているのですが、その認識であっているでしょうか?
つまり意識的には、心に落とされた首(カイマン)→生えた首(会川、アイコールマン)みたいな感じです。
たくさん
コメントありがとうございます(´∀`)
カイマンは人格としては独立したものですね!
なので会川や壊とは別の人格として捉えてもら
原作全巻購読済みだったのですがカイマンの正体がかなり複雑だったので解説助かりました!心先輩によってちぎられた生首が生き返って結果的にカイマンはホールの呪いから逃れる事が出来たって事でいいんでしょうか?こうしてみるとリビングデットデイなどかなり伏線が張られてたんですね。
ニカイドウさん
コメントありがとうございます!
原作読破していてもなお複雑ですよねこの作品w
正に仰るとおりの理解でOKだと思います!生首が本体と分離することを最初から考えて伏線として仕込んでいたんですかねえ・・・だとしたらすごいですがw
リビングデットデイも最初はなんかそういうもんなんだなくらいで流してましたけど、最後まで読むとちゃんと理由があったんですね、すごい。