十字目の組織の成り立ち
作中でも謎の組織として描かれている十字目の組織。
この組織の成り立ち=ボスの正体に関わっているのですが、ボスの名前は「壊」と言って、記憶をなくす前のカイマンの多重人格の1つでした。
さらのその人格の元を辿ると、ホールに蓄積された「魔法使いに殺された人間たちの怨念」です。
つまり十字目のボスとはホールの意思そのものと言ってもいい存在です。
だから十字目のボスは魔法使い達を憎み、殺して回っていたのですね。
そしてその能力を奪い、より強くなってさらに魔法使いを殺す。
これを繰り返していたところ、本人の思惑とは無関係に魔法界の弱者達(魔法が使えない者達)の尊敬を集める結果となりました。
終盤ではこの十字目ボスの怨念が覚醒し、魔法界全てを潰すほどのバトルに発展します。
悪魔たちの成り立ち
ドロヘドロの世界で、特に説明もなしに当然のように出てきた「悪魔」という存在たち。
この悪魔達は実は「チダルマ」という悪魔を除いて全員が元・魔法使いです。
チダルマだけが太古から存在するオリジナルの悪魔です。
その他の悪魔はチダルマが退屈から魔法使いを悪魔にしてあげた存在なんですね。
例えばニカイドウをやたらと気にかけていたアスという悪魔は、元々川尻という魔法使いで、人間時代にニカイドウに助けられたために恩義を感じていました。
(ニカイドウの時空改変によってなかったことになっているが、実は家族として暮らしていた過去もある)
魔法使いあがりの悪魔たちは、あくまでチダルマが作ったもののため、彼の気分次第で魔法使いに戻されてしまったりします。
実際アスは、ニカイドウを庇うためにニカイドウの魔法の正体を隠していたことでチダルマに「魔法使い・川尻」に戻されてしまいます。
コメント
初めまして!
コメント失礼します。
疑問に思ったのですが、カイマンがクビを切り落とされる前は「カイマン」として、体は会川や壊のものですが、独立したものだと思っているのですが、その認識であっているでしょうか?
つまり意識的には、心に落とされた首(カイマン)→生えた首(会川、アイコールマン)みたいな感じです。
たくさん
コメントありがとうございます(´∀`)
カイマンは人格としては独立したものですね!
なので会川や壊とは別の人格として捉えてもら
原作全巻購読済みだったのですがカイマンの正体がかなり複雑だったので解説助かりました!心先輩によってちぎられた生首が生き返って結果的にカイマンはホールの呪いから逃れる事が出来たって事でいいんでしょうか?こうしてみるとリビングデットデイなどかなり伏線が張られてたんですね。
ニカイドウさん
コメントありがとうございます!
原作読破していてもなお複雑ですよねこの作品w
正に仰るとおりの理解でOKだと思います!生首が本体と分離することを最初から考えて伏線として仕込んでいたんですかねえ・・・だとしたらすごいですがw
リビングデットデイも最初はなんかそういうもんなんだなくらいで流してましたけど、最後まで読むとちゃんと理由があったんですね、すごい。