【葬送のフリーレン】エルフ族の寿命はどのくらいか他作品と比較

『葬送のフリーレン』は主人公のエルフの寿命をテーマにしたハイ・ファンタジー作品で、フリーレンが人間との関りを探っていく物語です。

斬新なアイディアと心情描写がすぐれた作品で、2021年マンガ大賞を受賞した人気漫画となりました。

この記事では『葬送のフリーレン』に登場する、エルフの寿命はどのくらいなのかを考察します。

葬送のフリーレンの大まかな物語は【葬送のフリーレン】フリーレンの旅の目的は？本当に魔法の収集なのか？でご紹介しています。

葬送のフリーレンに登場するエルフ族の寿命は？

結論から言うと、本作のエルフの寿命は具体的に明かされていません。

『葬送のフリーレン』の主人公フリーレンは、長い寿命を誇るエルフ族です。

エルフは様々な作品に登場する存在で、基本的に老衰による死亡というのはありえない種族ですが、人間と同じく剣で斬られれば死亡したり魔法で攻撃されてダメージを受けたりして死亡します。

しかし、『葬送のフリーレン』では次のような点で疑問が残ります。

実際のところはどうなのか、作品の実例から検証していきましょう。

葬送のフリーレンでのエルフという存在

『葬送のフリーレン』には3名のエルフが登場していて「フリーレン・クラフト・ゼーリエ」の三名が登場しています。寿命に関しての記述や設定は発表されてはいません。

フリーレンには父母がいてエルフは村を形成していた記述があるものの、1000年以上前に魔族に村を滅ぼされ師匠のフランメに救出されました。

クラフトはフリーレンの現在の旅で出会って、寿命の記述はなく最も老けており、長すぎる冒険の旅に飽きているように捉えられます。

ゼーリエは1000年以上にわたってフリーレンと何度も邂逅していて、お互いにあまり関りを持たないようにしています。

エルフの寿命は長く人間と付き合っても、交流を維持することは難しい種族です。

エルフの原点

エルフの原点はヨーロッパの神話を元に作られた『指輪物語』が現代の日本のファンタジー作品の主なベース。エルフは様々な作品に登場し、設定は作品によって異なるもののあまり変化していません。

『葬送のフリーレン』でも 作中の様子から『指輪物語』から外れた設定はされていないので、本来は人間や生物の基準である寿命という基準でエルフを語ることは不可能です。

葬送のフリーレンと他作品のエルフの寿命を比較

エルフの起源には諸説あり妖精や精霊や神に近い存在として伝承されていますが、他の作品ではどう描かれているのでしょうか？

正直、どういう設定にするのかは作者次第なので千差万別です。

作品によっては設定されているパターンもありますので、具体的に作品を取り上げて共通項を考えてみましょう。

ゴブリンスレイヤー：妖精弓手

上の森人（ハイエルフ）の野伏（レンジャー）で「実際は2000歳ほど」と原作では記述されているので、2000年も経つうちにいつかは死ぬという意味にも解釈できます。

純血のエルフの寿命は様々な作品でほぼ無限ですが、ゴブリンスレイヤーではこの設定となっています。

『ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり』：ヤオ・ハー・デュッシ

純血種のダークエルフの女性で登場時の年齢は315歳とされ、外見は30代女性の姿をしていて寿命に関しては不明です。

ダークエルフは主に信仰する神が闇の属性の神である事が多い種族で、この場合「闇＝悪」という図式は当てはまりません。

『Re:ゼロから始める異世界生活』：エミリア

年齢は107歳（114歳）。ハーフエルフという理由で人間とエルフの混血として描かれ、どちらの種族からもイジメられる存在です。

混血によって寿命が短くなったり、魔法の力が弱くなったりする設定が採用されることがあります。

比較した結論

共通の設定というものはなくバラバラで作品ごとに違います。

日本のアニメ・漫画などのキャラクターのベースは『指輪物語』であることを考えると、戦争・災害・事故などがなければ無限に生きるものと推定されます。