『ハイキュー!!』に登場する西谷夕は烏野高校のリベロです。
”烏野の守護神”という異名を持ちます。
その異名に恥じないほどレシーブの能力が高く、牛島若利の強烈なスパイクを拾ったことがあります。
前髪の黄色いメッシュが特徴的で、チームメイトの田中や日向からは「ノヤさん」と呼ばれています。
この記事では、そんな西谷夕の性格や得意技、名言などを紹介していきます。
目次
西谷夕とは
西谷夕は烏野高校のリベロであり、主将の澤村からは”烏野の守護神”と呼ばれています。
前髪の黄色いメッシュと逆立った髪型が特徴です。
日向翔陽と影山飛雄が入部する前からバレー部に所属していましたが、チームメイトの東峰と揉めたことで謹慎。
青葉城西との練習試合後に登場しました。
作中の登場人物の中で身長は最小であり、背が低いことを気にしています。
しかし、試合になると雰囲気は一変。
他のメンバーが取れない球でもレシーブし、圧倒的な存在感を見せます。
リベロとしての実力は県内でも1・2を争うほど高く、中学時代にはベストリベロ賞を獲得していました。
西谷夕の性格
西谷夕の性格は、いわゆる熱血タイプです。
テンションが非常に高く、練習中には自分で考えた技名を叫んでのレシーブを日向たちに見せていました。
その反面、試合中にはどんな球でも冷静にレシーブし、チームメイトが取りやすいようトスを上げています。
その様子を見た日向からは『ゲリラ豪雨』みたいだと称されています。
このように、西谷は仲間を鼓舞し、チームの精神的支柱のような存在となっています。
西谷夕のプロフィール
クラス | 烏野高校2年3組 |
ポジション | リベロ |
誕生日 | 10月10日 |
身長 | 159.3 cm → 160.5 cm |
体重 | 51.1 kg |
最高到達点 | 300 cm |
好物 | ガリガリ君(ソーダ) |
声優 | 岡本信彦 |
西谷夕の声優は「岡本信彦」さん
岡本信彦さんは、東京都出身でラクーンドッグに所属している声優兼歌手です。
幼少期のころからアニメが好きで、母が朗読をしていたことから声優に興味を持ったそうです。
その後はアルバイトをしながらプロ・フィット声優養成所に入所。
BLCDの『追憶のキスを君は奪う』で声優デビューし、2009年には新人男優賞を受賞しました。
代表作として、以下の作品が挙げられます。
- 『とある魔術の禁書目録』 (一方通行)
- 『僕のヒーローアカデミア』 (爆豪勝己)
- 『暗殺教室』 (赤羽業)
西谷夕の得意技
西谷の得意技はレシーブ
西谷は卓越したレシーブの技術を持っています。
中学時代から、県内でもリベロとして1・2を争うほどの実力者であり、持ち前の身体能力と動体視力でどんな球でも拾いまくります。
作中では、ブロックでコートに落ちそうなボールを素早くレシーブするという場面も多数ありました。
また、伊達工業戦では横に落ちるボールを瞬間的に足で拾うなど、他の選手ではできないようなことをやってのけます。
牛島若利など強烈なスパイクを打つ相手にもめげずに立ち向かい、諦めずボールを拾いに行く強い心も持ち合わせています。
このように、西谷はその驚異的な身体能力で烏野の守護神として烏野のピンチを何度も救ってきました。
ジャンプトス
西谷はレシーブの技術が優れていますが、新たな課題を見つけます。
青葉城西戦で見た”アタックラインからジャンプしてトスを上げる”技を会得しようと決意。
夏休みの長期合宿にてジャンプトスの練習を進めました。
はじめはうまくトスを上げられず、課題は山積みでした。
しかし、練習を重ねるうちに、合宿終盤では西谷のジャンプトスで東峰がスパイクを打てるようになるなど、確かな成長を見せます。
そして、合宿を経た烏野は攻撃の手段を複数手に入れ、大幅に成長しました。
西谷夕の名言
『たとえ身長が2mあったって俺はリベロをやる』
『ハイキュー』アニメ1期の8話。
身長を気にしている日向翔陽に対して放ったセリフです。
西谷本人もバレーボールは高さが重要であることは理解しています。
それでも、西谷は身長が低いからリベロをしているのではないと力強く言いました。
自分のポジションにプライドを持ち、高い実力を持つ西谷らしい言葉だと思います。
『背中は俺が守ってやるぜ』
『ハイキュー』アニメ1期の16話。
チームメイトが因縁の相手”伊達工業”の雰囲気にのまれそうなときの名言です。
伊達工業は烏野のエース東峰がバレー部に来なくなった原因の相手です。
惨敗した過去を持つ3年生たちは、どこか動きがぎこちなく、緊張している様子でした。
このとき、レシーブ練習をしていた西谷が「ローリングサンダーアゲイン!」と叫び、回転しながらレシーブをします。
そして、「心配することは何もねえ」「背中は俺が守ってやるぜ」という言葉を投げかけました。
これがきっかけで全員の重苦しい雰囲気が晴れ、緊張も解けて普段通りのプレイをすることができました。
小さい身体ながらもチームメイトに頼もしい言葉を投げかける西谷。
そのかっこいい姿に、痺れた人も多いのではないでしょうか。
『だからもう1回トスを呼んでくれ、エース!』
『ハイキュー』アニメ1期の9話。
音駒との練習試合を控え、東峰をチームに引き戻そうとしているときの名言です。
OBとの練習試合に参加した東峰は練習試合終盤、月島と影山、田中の3枚ブロックを相手にスパイクを止められてしまいます。
思わず顔が引きつる東峰。
そのとき、西谷がブロックされたボールをレシーブしました。
「壁に跳ね返されたボールも俺が繋いで見せるから、だからもう1回トスを呼んでくれ、エース!」
西谷の一言に勇気づけられ、菅原にトスを呼んだ東峰は見事3枚ブロックを突破して点をもぎ取りました。
チームメイトをメンタル面からも支える西谷の魅力がわかる名言でした。
『太ももがはちきれようとも、空中戦は頼みます』
『ハイキュー!!烏野高校 VS 白鳥沢学園高校』の9話。
白鳥沢学園との試合終盤に西谷が言った言葉です。
第5セットまでもつれ込んだその試合では、選手全員が疲労困憊でした。
そんななか、ネットに当たったボールが烏野のコートに落ちようとします。
澤村が動こうとしますが、身体が言うことを聞きません。
このとき、西谷は間一髪でレシーブ。
白鳥沢も負けじとチャンスボールをそのままスパイクしようとしました。
西谷は身体を回転させるようにして、打たれたボールをもう一度レシーブします。
そうして東峰が強烈なスパイクで点を獲得しました。
西谷は「烏野には俺ありっすから!」と言い、「空中戦は頼みます」と澤村に告げました。
リベロとしてコートを守るといいつつも、リベロにはできない空中戦は味方に頼むなど、素直な一面を見せます。
頼もしさと信頼している味方への絆を感じさせる名言でした。
西谷夕の名場面
西谷の足レシーブ
アニメ1期の18話。
伊達工業戦にて、西谷は驚異的なレシーブを見せます。
東峰がボールの押し合いで惜しくも敗れ、コート上にボールが落ちそうになった瞬間、西谷は反射的に足を横に出します。
奇跡的ともいえるレシーブによって、もう一度チャンスがやってきた烏野。
その後の東峰の強烈なスパイクで見事伊達工業を相手に勝利しました。
また、この勝利が烏野のエース復活に寄与しています。
牛若のスパイクをレシーブ
アニメ3期の2話。
烏野はインターハイ予選決勝で白鳥沢と試合をします。
牛島若利の強烈なサーブでサービスエースを続けて取られピンチの烏野。
ここで、西谷は「3本ください、必ず慣れて見せます」と言い、果敢にレシーブしようとします。
しかし、牛若が左利きということもあり、取りづらいボールに苦戦する西谷。
そんな強敵を相手にしても決して諦めず、ついに綺麗なトスを上げることにしました。
これをきっかけに、西谷は牛若のスパイクを何度も止めたりする場面があります。
高校生で5本指に入るほど強いスパイクを打てる牛若に対して、驚くべき集中力と技術で立ち向かう姿が非常にかっこいい名シーンでした。
西谷夕の進路は?
西谷の高校卒業後
西谷は、なんと高校卒業後にイタリアでカジキを取っていました。
原作の386話でそのようすが描かれていました。
そこでは、カジキを手に持ち笑いながら写真に写っている西谷の姿がありました。
また、その後は世界弾丸ツアーに出発。
東峰も西谷と一緒について行きます。
もともと西谷は世界を見て回りたいと言っており、そのためにカジキを取るなどしてお金を稼ぎながら旅をしているのだと思います。
まとめ
この記事では、西谷夕の得意技や性格、名言・名シーンを紹介してきました。
烏野の守護神と謳われる西谷は、中学時代からリベロとしての実力を発揮しています。
性格は明るく単純であり熱血タイプ。
チームメイトをメンタル面から支える精神的支柱の役割もあります。
西谷は小さい身体ながらもコート上では圧倒的な存在感を放ち、どんな強烈なボールも拾おうとします。
そのため、これまで紹介してきたように数々の名言・名場面が存在します。
紹介した場面以外にも見どころがあります。
ぜひ、本編を読んで西谷夕の活躍を見て下さい。
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