虎杖悠仁は『呪術廻戦』の主人公であり、身体能力こそ秀でていますが普通の人間です。
あることがきっかけで両面宿儺が体内に受肉し、虎杖の日常が大きく変化していきました。
両面宿儺に受肉され、死と背中合わせのまま呪術師として生きることになった虎杖悠仁。
そんな彼の言葉には、心から人を救いたいというまっすぐで強い意志と使命感にあふれています。
そんな虎杖悠仁の名言・名セリフを紹介します。
ネタバレを含んでるから気を付けてね!
目次
- 1 虎杖悠仁の名言・名セリフ
- 1.1 「爺ちゃんは正しく死ねたと思うよ」
- 1.2 「知ってた?人ってマジで死ぬんだよ」
- 1.3 「ごめん 俺それ食べちゃった」
- 1.4 「自分の(テメエの)に死に様は もう決まってんだわ」
- 1.5 「自分が死ぬときのことは分らんけど 生き様で後悔はしたくない」
- 1.6 「あー悪い そろそろだわ 伏黒も釘崎も五条先生は…心配いらねぇか 長生きしろよ」
- 1.7 「命の価値が曖昧になって 大切な人の価値までなくなるのが 俺は怖い」
- 1.8 「そう?でもさアイツ、食い方とか文字とか色々、すげー綺麗なんだよ」
- 1.9 「それらしい理屈をこねたって オマエはただ 自分が正しいって思いたいだけだろ」
- 1.10 「人は死ぬ それは仕方ない ならせめて正しくしんでほしい そう思ってたんだ」
- 1.11 「せめて頼れよ 友達だろ」
- 1.12 「それでも俺が殺した命の中に 涙はあったんだなって」
- 1.13 「ごめんナナミン 楽になろうとした 罪すらも逃げる言い訳にした」
- 1.14 「認めるよ 真人 俺はオマエだ」
- 2 まとめ
虎杖悠仁の名言・名セリフ
虎杖悠仁は普通の高校に通い、オカルト研究会の先輩たちとそれなりに楽しい学校生活を送っていました。
驚異的な身体能力を持っていながら運動部に所属しなかったのは、入院している祖父のためです。
祖父が亡くなった日、学校で起きた事件をきっかけである宿儺の指を食べてしまい受肉してしまいます。
そこから虎杖悠仁は宿儺と運命を共にする日々が始まったのです。
虎杖悠仁の詳しい能力や両親ついて、他にも「存在しない記憶」の考察もしていますので、そちらも合わせてご覧ください!
「爺ちゃんは正しく死ねたと思うよ」
伏黒恵と会い、先輩たちが死ぬかもしれないと言われた虎杖悠仁ですが、伏黒の「お前はここで待っている」という言葉を無視して校内で窓を突き破って入ります。
一番近しい身内を亡くしたばかりの虎杖にとって、人の死が非常に身近に感じられるタイミングでの突入。
まちがいなく、虎杖が一皮むけた瞬間と言えるでしょう!
虎杖(短期で頑固者で)
虎杖(見まいなんて俺以外きやしねえ「俺みたいになるな?」)
虎杖(確かにね でもさ)
虎杖(爺ちゃんは正しく死ねたと思うよ。)
虎杖(こっちは間違った「死」だ!)
虎杖が初めて出会った現役の呪術師は、おそらく「伏黒恵」です。
虎杖悠仁とクラスメイトでもある伏黒恵の術式や強さ、悲惨な過去などをまとめた記事もあるので、そちらもぜひご覧ください。
「知ってた?人ってマジで死ぬんだよ」
東京都立呪術高等専門学校(以後、呪術高専)1年、伏黒恵は宿儺の指の回収に虎杖がいる学校に来ていました。
しかし、すでに宿儺の指はオカルト研究会の2年2名にわたっており、お札がはがされてしまったのです。
伏黒は虎杖に「ここにいろ」と学校の外にいるように命じましたが、虎杖は校内に入ってしまいます。
初めて見る呪霊に対しても臆することなく、窓から飛び蹴りしつつ入ってきた虎杖が放った言葉です。
この日、虎杖のたった一人の肉親である祖父が亡くなり、間際に「オマエは強いから 人を助けろ」と言われていました。虎杖は爺ちゃんの死は「人として正しい死」だけど、先輩たちが呪霊に殺されるのは間違った死だと思い戦うことを決意したのです。
伏黒「呪いってのは普通見えねぇんだよ 死に際とかこういう特殊な場では別だがな」
虎杖「あー確かに俺今まで幽霊とか見たことないしな」
伏黒「オマエ 怖くないんだな」
虎杖「いやまあ 怖かったんだけどさ 知ってた?人ってマジで死ぬんだよ」
伏黒「は?」
虎杖「だったら せめて自分が知ってる人くらいは 正しく死んでほしいって思うんだ」
おじいちゃんが亡くなった当日っていうのが、つらいね…。
「ごめん 俺それ食べちゃった」
虎杖から発せられる衝撃の言葉は、呪術師が土器もを抜かすほどの破壊力を持った一言でした。
あの五条悟でさえ一瞬ショートするほどの威力は、なかなか狙って言えるものではないでしょう。
情報がないからこそ、コミカルな虎杖の雰囲気が素敵ですね。
虎杖悠仁の人生が変わる始まりの一言は、名言と言っても過言ではないでしょう。
五条「さすがに特級呪物が行方不明となると上が五月蝿くってね 観光がてらはせ参じたってわけよ。で、みつかった?」
虎杖「あのー」
虎杖「ごめん 俺それ 食べちゃった」
五条「マジ?」
伏黒「マジ」
ちなみに、この時食べてしまった指の持ち主である両面宿儺の名言もかっこいいと評判です。
ほかにも、両面宿儺の術式・領域展開の詳細も別記事で考察しています。そちらも合わせてごらん下さい。
「自分の(テメエの)に死に様は もう決まってんだわ」
宿儺の指を食べて宿儺が受肉したことで、虎杖悠仁の秘匿死刑が決定しました。
しかし、伏黒は五条に「虎杖が死刑対象となることは理解していても死なせたくない」といいます。
五条は虎杖が「器」の可能性があることと、かわいい教え子が「死なせたくない」と頼んだこともあり、虎杖の死刑に執行猶予が付くよう呪術師の上層部に掛け合いました。
今までいた学校を出て呪術高専に行くことを決めた虎杖は、五条が持っていた宿儺の指をもう1本食べます。
それでも自我を保てた虎杖を見て五条は、虎杖が千年生まれてこなかった器の逸材であることに確証を持ち、虎杖に覚悟ができたのかと聞きました。そこで虎杖が祖父の遺言を思い出しながら語ったセリフです。
五条「 「覚悟はできた」ってことでいいのかな?」
虎杖「・・・全然」
虎杖「なんで俺が死刑なんだって思ってるよ でも呪いはほっとけねぇ」
虎杖「本当 面倒くせえ遺言だよ」
虎杖「宿儺は全部喰ってやる 後は知らん」
虎杖「自分の(テメエの死に様は もう決まってんだわ」
五条「いいね 君みたいのは嫌いじゃない」
『呪術廻戦』における「最強」である五条悟は生まれた時から呪霊のレベルが引きあがったと噂されるほどの強さを持ちます。五条悟の術式などを詳しく解説して今寸土絵、そちらも合わせてご覧ください。
「自分が死ぬときのことは分らんけど 生き様で後悔はしたくない」
呪術高専に入ることが決まった虎杖悠仁は、呪術高専の学長「夜蛾正道」の面談を受けます。
夜蛾学長はなぜ呪いを学び、身につけたいのか、その先に何を求めるのかと虎杖に尋ねました。
虎杖は遺言であり人を助けたいというと、不合格と言われます。
夜蛾学長が縫っていた人形「呪骸」が虎杖にいきなり殴り掛かり、「窮地にこそ人間の本音が出るものだ」と質問を続けます。
呪術師は常に死と隣り合わせであり、自分が呪いに殺されたときも祖父のせい(遺言だったから呪術師になっって殺された場合)にするのかといわれ、そして再度「何をしに呪術高専に来たのか?」と問われました。
その時に虎杖が夜蛾学長を納得させたセリフです。
夜蛾「今のままだと大好きな祖父を呪うことになるかもしれんぞ 今一度問う 君は何しに呪術高専に来た」
虎杖「「宿儺を喰う」それは俺にしかできないんだって」
虎杖「死刑から逃げられたとして この使命からも逃げたらさ 飯食って風呂入ってマンガ読んで ふと気持ちが途切れた時「あぁ 今宿儺のせいで人が死んでるかもな」って凹んで「俺には関係ねぇ」「俺のせいじゃねぇ」って自分に言い聞かせるのか?」
虎杖「そんなのゴメンだね」
虎杖「自分が死ぬときのことは分らんけど 生き様で後悔はしたくない」
虎杖らしい素直さがあるよね。
「自分が死ぬときのことは分らんけど」っていうところが特に最高に素直!
「あー悪い そろそろだわ 伏黒も釘崎も五条先生は…心配いらねぇか 長生きしろよ」
呪術高専に入り、初めて任務にあたることになった虎杖は、受刑者が暮らす宿舎へ呪霊退治に向かいます。
通常、呪霊と同等級の術師が任務にあたるのですが、任務にあたるはずの五条は出張中のため、「絶対に戦わないこと」を条件に任務に向かいました。
しかし、いきなり生得領域が展開され特級呪霊と戦うことになり、虎杖は特級呪霊と戦い時間稼ぎをするから伏黒は釘崎とともに逃げるようにと頼みます。
釘崎と伏黒が逃げたタイミングで宿儺が虎杖と変わり、特級呪霊を瞬殺。すぐに虎杖と変わるつもりだった宿儺ですが、虎杖が餌出てこないのをいいことに伏黒を殺しに行きます。
宿儺は虎杖の心臓を取り出し人質にし(自分は虎杖の心臓なしでも生きていられる)、自分と変われば死ぬ状態にしておき、さらに特級呪霊が取り込んでいた宿儺の指を飲み込みました。
そして伏黒に「殺す 特に理由はない」と告げ、伏黒もやるしかない!と戦います。
しかし、いくら2本しか指を取り込んでいないとはいえ宿儺ですから、かなうはずもありませんでした。
宿儺と変われば心臓を取り出されている虎杖はすぐに死にます。
そして、虎杖は出てきて死ぬ間際に、伏黒と交わした会話です。
伏黒「俺は正義の味方(ヒーロー)じゃない 呪術師なんだ」
伏黒「だからオマエを助けたことを一度だって後悔したことはない」
虎杖「・・・そっか」
虎杖「伏黒は頭がいいからな 俺より色々考えてんだろ」
虎杖「オマエの真実は正しいと思う でも俺が間違ってるとも思わん」
虎杖「あー悪い そろそろだわ」
虎杖「伏黒も釘崎も 五条先生は・・・心配いらねぇか 長生きしろよ」
自分の死に際に他人を思いやれる優しさがあるって…善良の塊みたい。
こんな人が死んだなんてかんがえると、心えぐられるよね。
「命の価値が曖昧になって 大切な人の価値までなくなるのが 俺は怖い」
映画館で真人に変えられた人を見て、真人に声をかけてしまった吉野順平。
日常的にいじめにあっており、人に対し呪いの気持ちを持っていたため、真人に付け込まれ呪力を手にします。
虎杖は映画館で起きた事件を追い、その場にいた順平の家を訪ね、話をするうちに気が合い、順平の母に誘われたこともあって順平宅で夕飯をごちそうになりました。
順平の気さくで人のいい母、そして順平と食卓を囲み楽しい時間を過ごします。
その中で順平に「人を殺したことある?」と聞かれ、虎杖が自分の気持ちを素直に話したシーンです。
この会話で順平はいったん、人を殺すなんてできないと考えを変えますが、最終的に学校を襲い、いじめの首謀者と先生を痛めつけてしまいました。
順平「虎杖君は呪術師なんだよね?」
虎杖「おう」
順平「人を・・・殺したことある?」
虎杖「ない・・・」
順平「でもいつか悪い呪術師と戦ったりするよね その時はどうするの?」
虎杖「・・・それでも殺したくはないな」
順平「なんで?悪い奴だよ?」
虎杖「なんつーか一度人を殺したら「殺す」って選択肢が俺の生活に入り込むと思うんだ」
虎杖「命の価値が曖昧になって 大切な人の価値までわからなくなるのが 俺は怖い」
吉野順平と虎杖悠仁を引き合せるいっかけになった呪霊「真人」は、その凶悪な術式・性格から様々な人を傷つけています。真人の術式や、ファンから嫌われている言動については別記事で解説していますので、そちらも合わせてご覧ください。
「そう?でもさアイツ、食い方とか文字とか色々、すげー綺麗なんだよ」
『呪術廻戦』の本筋とはちょっと離れますが、虎杖の清らかさというか、正しさがよくわかるエピソードです。
中学時代、虎杖の同級生に太った女の子がいました。
ある日、虎杖の男友達に好きな女の子はだれかと尋ねられ、「別に誰も」と答えますがしいて言うなら誰?と聞かれて「小沢」と答えます。
小沢さんは太っていてほかの男子からすれば好きになるような子じゃないだろう?という反応でした。
しかし虎杖は見た目で判断するのではなく、その人の本当にいいところ、素敵なところをまっすぐに見ていたのですね。
釘崎と虎杖が歩いているところを偶然見た小沢さんが、釘崎に声をかけ虎杖のことが好きだったことを話したとき、このエピソードが出てきました。
釘崎が喫茶店に虎杖を呼び出し、小沢と合わせようとした時も、すっかりきれいになった小沢を「小沢とわからなかったらどうしよう」と慌てる釘崎でしたが、虎杖はしっかり見た目が変わった小沢さんに「小沢じゃん 何してんの?」と話しかけました。
これもまた男前です!
中学の同級生「じゃあさ虎杖はクラスの女子で誰が好き?」
虎杖「別に誰も」
中学の同級生「強いて!!強いて!!」
虎杖「強いていうなら 小沢」
中学の同級生「えー・・・いやいや デブじゃん」
虎杖「そう?でもさアイツ 食い方とか字とか色々 すげー綺麗なんだよ」
見た目じゃなくて、本質を見ようとするのが虎杖らしいかも!
「それらしい理屈をこねたって オマエはただ 自分が正しいって思いたいだけだろ」
学校を襲った順平を止めに入り戦闘になった虎杖が順平に向けてはなった言葉です。
順平は真人にそそのかされ、人に心などないといいます。
でも本当は虎杖のやさしさやまっすぐさ、それに母親の気持ちもよく理解しており、人には心があるとわかっているのです。
今回、順平が学校を襲った背景には、偽夏油の仕掛けがあり、順平の母親のもとに宿儺の指を置いたのは偽夏油でした。
夏油が置いた宿儺の指に吸い寄せられるように呪霊たちが集まり、順平の母は惨殺されたのです。
真人はそこに現れ、この指を置いたのは順平のことを悪く思う誰か(いじめの首謀者)だろうといい、学校を襲わせました。
順平は人の心がないなんて思っていない、理屈をこねていじめたやつを襲う言い訳をしているだけだと、順平を止めようとしたのです。
順平「霊長ぶっている人間の感情・・・心は すべて魂の代謝!!まやかしだ!! まやかしで作ったルールで僕を縛るな」
順平「奪える命を奪うことを止める権利はだれにもない そこで寝ててよ 僕にはもどってやることがある」
虎杖「誰に言い訳してんだよ」
虎杖「順平がなにいってんだか ひとっつも分かんねぇ」
虎杖「それらしい理屈をこねたって オマエはただ自分が正しいって思いたいだけだろ」
吉野順平と虎杖悠仁は友人同士でした。
出会って間もない間柄ですが、一緒に笑い合ったり食事をしたりするほど打ち解けた仲です。
吉野順平の悲しすぎる最期や術式などを解説した別記事をご用意しています。
また、夏油傑や偽夏油の正体についても解説していますので、そちらも合わせてご覧ください。
「人は死ぬ それは仕方ない ならせめて正しくしんでほしい そう思ってたんだ」
学校を襲っていた吉野順平を止めているとき、真人が現れ順平を無理やり変化させたことで、順平はその変化についていけず死亡しました。その後、加わった七海とともに真人を追い詰めましたが逃がしてしまいました。
七海が真人の術式について説明し、虎杖が真人の領域に侵入し自分を救ってくれたことへ感謝しているとき、虎杖と七海の会話の中のセリフです。
虎杖は祖父が亡くなったことで人が死ぬことをわかっていますし、死ぬのなら正しく死んでほしいと考えていました。
正しく死ぬためには、殺したいと考える人に殺させないことが必要なんだと考えていたのに、真人と対峙し真人を本気でぶっ殺す!と思ったことで「正しい死とは何だろう?」と疑問を持ったのですね。
虎杖「・・・ナナミン 俺は今日人を殺したよ」
虎杖「人は死ぬ それは仕方ない ならせめて正しく死んでほしいそう思ってたんだ」
虎杖「だから引き金を引かせないことばかり考えてた でも自分で引き金を引いて分かんなくなったんだ」
虎杖「正しい死って何?」
虎杖悠仁を呪術師だけでなく、人としても1番成長させたのは七海建人(ナナミン)ではないでしょうか?
虎杖の転換点に立ち、いつも虎杖のことを大切に想い、守ろうとしてくれた七海建人の術式や最期を解説した記事を別途用意しています。そちらも合わせてご覧ください。
「せめて頼れよ 友達だろ」
伏黒と釘崎、補助監督の新田 明と伏黒の出身中学で任務にあたったとき、呪いの話を聞いたところ、呪いに伏黒のお姉さんがかかわっていることがわかりました。
すると、伏黒は虎杖や釘崎をつき合わせるわけにいかないと考え、任務の危険度が上がったから帰れと言います。
自分は母校の用務員さんに挨拶をして帰るからと言いましたが、虎杖も釘崎も本当は危険度が高くしかもお姉さんがかかわっていることで、伏黒一人で任務にあたるつもりだろうと悟っていたのですね。
そこで放った虎杖のセリフがこのセリフでした。
釘崎「自分の話をしなさ過ぎ」
虎杖「だな」
釘崎「ここまで気づかないとはマジでテンパってるのね」
虎杖「別に何でも話してくれとは言わねぇけどさ せめて頼れよ 友達だろ」
伏黒恵は自分の話…つまりは、家族や過去の話を全くしませんが、実は恵が幼い頃に父親が死亡しています。
伏黒恵の父親である「伏黒甚爾」について、最後や過去、恵との関係性などを解説した記事を別途用意しているので、そちらも合わせてご覧ください。
「それでも俺が殺した命の中に 涙はあったんだなって」
釘崎とともに呪胎九相図の「血塗」「壊相」を倒した際、釘崎との会話の中で語られた言葉です。
呪術高専から盗まれた特級呪物 呪胎九相図を受肉した二番の壊相と三番の地塗。
虎杖と釘崎は力を合わせまずは弟の地塗を、次に兄の壊相を殺します。
呪霊なのか、それとも人間なのか、それを確認する間もなく殺すしかなかったのですが、虎杖は血塗が死んだとき、涙を流す壊相の姿を見ていました。
呪霊であっても人間であっても、今回は殺すことしかできなかったという釘崎。虎杖もそれを理解してはいるけれど、それでも弟を思う気持ちを考えてしまいます。
それでも少しずつ呪術師という仕事を理解し始めているようです。
釘崎「伏黒じゃないけどさ 結局助けられる人間なんて 限りがあんのよ」
釘崎「呪詛師(にんげん)だとして あのレベルのを長期間拘束するすべはない わかってんでしょ」
釘崎「私の・・・人生の席っていうか そこに座ってない人間に 私の心をどうこうされたくないのよね」
虎杖「・・・でも」
釘崎「冷たい? ま アンタみたいに自分で椅子持ってきて座ってる奴もいるけどね」
虎杖「アイツ・・・泣いたんだよ 目の前で弟が死んで」
釘崎「・・・そっか」
虎杖「俺は自分が・・・釘崎が助かって・・・生きてて うれしい ホッとしてる」
虎杖「それでも俺が殺した命の中に 涙はあったんだなって・・・それだけ」
釘崎「・・・ そっか じゃあ 共犯ね 私達」
野薔薇の優しさや価値観がわかるね。
虎杖のコミュニケーション能力の高さも伝わるけども。
「ごめんナナミン 楽になろうとした 罪すらも逃げる言い訳にした」
渋谷事変で宿儺が自分の体で大量殺人を犯し、七海が死に、釘崎もまた真人に触られたことで致命傷を負い、自分はだれも助けられず周囲の人間は死に、何もできないと泣き叫ぶ虎杖。
そこにやってきたのは同じ「呪術師」の仲間であり、呪力の使い方を教えてくれた東堂でした。
東堂は虎杖に自分たちが生きて戦う限り、死んだ仲間たちが真に敗北することはない、オマエは何を託されたと問いました。
それを聞き、七海の最後の言葉を胸に刻みました。
七海 (後は頼みます)
虎杖 (ごめんナナミン 楽になろうとした 罪すらも逃げる言い訳にした)
虎杖 (俺 ナナミンの分までちゃんと苦しむよ)
東堂「おかえり」
虎杖「応!!」
東堂葵は虎杖悠仁にとって呪術の先生でありベストフレンドとも呼ばれるほど親しみ深い人物です。
東堂葵と虎杖悠仁の出会いはアニメ化されていますので、詳しく関係性を知りたい方やアニメの振り返りをしたい方は呪術廻戦の感想記事をご覧ください。
「認めるよ 真人 俺はオマエだ」
虎杖はずっと、呪霊であっても意味なく殺すということに疑問を持っていましたが、ここで初めて自分が呪術師として意味、理由なく呪霊を殺す役割があるのだと理解します。
なぜ殺すのか、その理由は何か、真人のことなんてこれっぽっちもわからないと思っていました。
しかしここで真人に告げます。
ただオマエを殺す、また呪いとして生まれたらそいつも・・・と。自分がすべきこと、役割をここで初めて認識した虎杖です。
虎杖「認めるよ 真人 俺はオマエだ 」
虎杖「俺はオマエを否定したかった オマエのいったことなんて知らねぇよって」
虎杖「今は違う ただオマエを殺す」
虎杖「また新しい呪いとして生まれたら ソイツも殺す 名前を変えても 姿を変えても 何度でも殺す」
虎杖「もう意味も理由もいらない」
ずっと「善」でい続けていた虎杖が初めて明確に強い殺意を抱いたシーンかも…。
今までとのギャップがあるね。
まとめ
虎杖悠仁は本当にまっすぐで、人に対して深い思いやりを持っています。
それがお仕着せがましいのではなく、恥ずかしいと思うこともなく、素直に行動できる人です。
それが『呪術廻戦』のセリフの中にたくさん出てきます。
ここで紹介した名セリフ以外にも、きっとそれぞれに心に刺さる名セリフがあると思います。
原作、アニメを見て虎杖の名セリフを聞いてほしいですね。
また、呪術廻戦の名言は他にもたくさんあります。
キャラごとにまとめていますので、そちらも合わせてご覧ください。
- 虎杖悠仁の名言・名セリフ集
- 五条悟の名言・名セリフ集
- 釘崎野薔薇の名言・名セリフ集
- 両面宿儺の名言・名セリフ集
コメント