『呪術廻戦』では東京都立呪術専門高等学校(以下呪術高専)の学生たちが、呪霊たちを解呪するために日々鍛錬を積み、実際に解呪に向かいます。
呪術高専は東京校と京都校があり、京都校2年にいるのが「メカ丸」です。
メカ丸とはどんな性格なのか、また強さや「裏切り」の理由について解説します。

この記事は単行本16巻までのネタバレを含むから、気を付けてね♪
呪術高専 京都校
究極メカ丸とは?

出典:呪術廻戦公式HP
呪術高専京都校2年のメカ丸は、『呪術廻戦』本編の「姉妹校交流会」で登場しました。
彼は東京校の狗巻棘らと同じ「準1級」の呪術師です。
メカ丸は与 幸吉(むた こうきち)が操るメカであり、この名は昔見たアニメに出てくる機体の名からとった名です。

与 幸吉よりも、基本的にはメカ丸で通ってるよね。
京都校の面々からもメカ丸って呼ばれてるくらいだし。
普段は冷静沈着、呪骸扱いされるとキレる性格
メカ丸は、語尾をカタカナに変えた口調で話します。
普段は冷静沈着で、周りともコミュニケーションをとれるタイプです。
キレやすい性格でもありませんし、冷静に物事を判断できる人ですが、一つだけ、「呪骸」扱いされるとぶっちぎれます。
実際、『呪術廻戦』本編の中で、パンダに自分と同じ呪骸だといわれ、与 幸吉はぶっちぎれていました。
呪骸であるパンダに関して、人間と同じく人格がある相手にも関わらず全力で攻撃力の高い技を繰り出していることから、「パンダは壊してもいいもの」だと認識している可能性があります。
もしそうだとすると、メカ丸の心情としては呪骸であるモノが、不自由のない体で外を闊歩しているのが壊してしまいたいと思うほど許せなかった思いとは別に、「モノなら心があっても壊してもいい」と呪術師らしい考えがあるのかもしれませんね。
そもそも、なぜパンダが動くのか、パンダとは何者なのか?その謎を解説・考察した記事を別途用意しましたので、そちらもご覧ください。


最終的に仲良くなったし、存在だけでメカ丸の琴線に触れるパンダってすごいね。
意外と積極的に交流している
メカ丸を動かしている与 幸吉は体に障害を持っているため、ロボットを遠隔で動かし、周囲の人たちとコミュニケーションをとっています。
ロボを経由しているものの、特に京都校のメンバーとは積極的に交流を図っていて、みんなととてもいい関係です。
東京校と京都校の学生同士は、ライバル的な存在であり、また中には過去に曰くありの相手もいますが、東京は東京のメンバーを信頼していますし、京都は京都のメンバーをお互いに信頼しているのがわかります。
究極メカ丸の正体・本名について

出典:Amazon
メカ丸を操る与 幸吉はなぜメカ丸を操る呪術師となったのか、そこには「天与呪縛」が深くかかわっています。
与 幸吉は生まれた時から肉体に強制された縛りを持っていたのです。
メカ丸の中身「与幸吉(むたこうきち)」とは?
与 幸吉はメカ丸という傀儡、呪骸を遠隔操作し、相手を攻撃します。
与 幸吉がなぜ呪骸を操り高度な攻撃ができるのか、それは「天与呪縛」の持ち主だからです。
与 幸吉は生まれた時から右腕と膝から下に肉体が存在せず、しかも腰から下は感覚がありません。
肌も月明りですら焼けてしまうほどに弱く、継続的に体全体の毛穴を針で刺されているような痛みに襲われています。
生きながらにして地獄のような状態ですが、その代償として彼には強大な呪術が与えられました。
その力を利用しロボットのような傀儡、呪骸の究極メカ丸を操作し、呪術師として準1級にまで上り詰めたのです。
与 幸吉に起きたような、強い力を得るために何かを奪われる生まれつきの性質が「天与呪縛」です。
呪術師はよく力を増幅させるため、自分に「縛り」を科します。
しかし、それとは違い、与 幸吉の天与呪縛は自分ではどうしようもない理不尽な「縛り」です。

生まれた時からずっとなんて…。
非術師の家系に生まれていたらもっとひどいことになっていそう。
見た目が「志々雄誠(ししおまこと)」にそっくり!

出典:AppBank
与 幸吉はぐるぐると包帯を巻き、包帯の隙間から髪の毛が飛び出ています。
この姿を見ると、るろうに剣心のファンの方であれば「志々雄誠にそっくりじゃん!」と感じると思います。
包帯ぐるぐるで髪の毛が無造作に出ていて、しかも細身。確かに志々雄誠にそっくりです。
作者も、与 幸吉を書いているうちに志々雄誠にしか見えなくなっていた旨を書いていましたね。
また、志々雄誠からの展開があり、真人に健康な体にしてもらった姿は灰原に似ています。
灰原雄は呪術高専東京校の学生だった人物で、五条や夏油の1年後輩、七海と同級生です。
灰原が、七海が一度呪術師をやめたきっかけにもなった人物で、彼は学生時代に死亡しており、亡くなったときの顔の傷も丸写しだったので、灰原雄が生まれ変わったのではないかと言われていました。

灰原の生まれ変わりなんて言われたら、偽じゃない夏油に会わせたくなるね。
どっちももう無理なんだろうけど…。
灰原は夏油傑を慕っており、夏油傑の在学時に会話をしている姿が見られます。
そんな夏油傑の性格や志望した理由などをまとめた記事を別途用意していますので、そちらもご覧ください。

究極メカ丸の強さ

出典:呪術廻戦公式HP
メカ丸は生まれながら強制的縛りである「天与呪縛」により、体には常に痛みを抱え、自分自身はどこに行くこともできない状態ですが、だからこそ強力な力を持っています。
パンダと戦えるほどの実力者

出典:呪術廻戦公式HP
メカ丸の階級は準一級ですが、普段使いしているからくりの一つしか使用していない状態で2級のパンダと対等に戦っています。
つまりは、ハンデを背負った状態で、メカ丸は『呪術廻戦』本編38話でパンダと戦っていたのです。
この戦いで、メカ丸の本体「与 幸吉」の姿が描かれています。
何かの液体の中にはいり、周囲には多数の点滴。パイプだらけの部屋にいることがわかります。
パンダは級でこそ準2級ですが、呪骸の中でも3つの核を持っている異質な存在です。
保護も攻撃も強力なパンダに対し、ゴリラモードにまで変化させたメカ丸は確かにものすごい強さなのだと思います。

パンダのトリッキーな動きに対応してるんだから、それだけですごいよね!
東京の呪術高専にいる2年・狗巻棘は、メカ丸と同じ準一級です。
カ丸と同じ階級にある狗巻棘の術式や強さなどをまとめた記事を別途用意していますので、そちらもあわせてご覧ください。

究極メカ丸のは領域展開は使えない
メカ丸は、領域展開を使えません。
しかし、日本全土に及ぶという広域な術式範囲を持ち、非常に高い呪力を持っています。
自分の生活をすべて犠牲にするくらいのとてつもないハンデですから、大きな力を得ていることは納得です。

メカ丸は天与呪縛のハンデがあるから1級になっていないのかもだけど、メカ丸がもし領域展開を使えたら1級になっていたのかもね。
シン・陰流「簡易領域」

出典:Say you速報
平安時代、蘆屋定綱により考案され、呪術全盛の時代に呪詛師や呪霊たちから門弟を守ろうと作られた技です。
この技は一門相伝であり、他者に伝えられないように縛りによって禁じられています。
この技は領域から自分を守るための技です。
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