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伏黒甚爾(父)の強さは天与呪縛 | ろくでなしになった理由・最後や過去も解説

呪術廻戦

伏黒 恵の父、伏黒甚爾は「パパ黒」と呼ばれており、『呪術廻戦』に出てくる呪霊たちよりも「最悪」なやつといっていいと思います。

伏黒甚爾は、父親としてろくでなしであり、クズのくせに「強い」から厄介です。

伏黒恵との間にどんなことがあったのか、またパパ黒のろくでなしといいきれる3つのエピソードなどもあわせてご紹介します。

アメリア
アメリア

呪術廻戦151話までのネタバレを含むから注意してね!

 

伏黒甚爾とは

『呪術廻戦』の主人公 虎杖悠仁と同級生であり、虎杖が東京都立呪術高等専門学校(呪術高専)に来るきっかけとなった出来事に深くかかわった伏黒 恵。

伏黒恵の父である伏黒甚爾は禪院家の出身ですが、婿入りしたことで伏黒と改姓しています。

初登場は、『呪術廻戦8巻』で夏油が呪術高専を裏切るきっかけとなった星漿体 天内理子の一件で、当時呪術高専2年だった五条悟・夏油傑と戦っています。

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伏黒恵の父親

伏黒恵の父親

出典:「Real saund

伏黒甚爾は伏黒恵の実父であり、呪術界御三家のうち、禅院家の出身です。
現当主、禪院毘人(ぜんいんなおびと)のお兄さんの息子ですが、伏黒家に婿入りし伏黒甚爾となりました。

術式至上主義の禪院家に生まれましたが、甚爾は生まれつき呪力がありませんでした。
そのため、で子供のころは呪霊の群れに投げ込まれるなど、ひどい扱いをうけていました。

こうした生活で甚爾はすっかりぐれてしまいましたが、恵の実母と出会いをキッカケに、いったんはまともになります。
しかし、恵を生むとすぐに恵みの実母が亡くなってしまい、またあれた生活に戻ってしまったのです。

アメリア
アメリア

甚爾にとって伏黒恵のお母さんは何より大切な人だったんだね。

伏黒恵の術式や伏黒恵支店の境遇・過去については下記記事で別途解説しています。
そちらも合わせてご覧ください。

【呪術廻戦】伏黒恵の能力・術式・過去 | 領域展開や宿儺との関係性を考察
...

伏黒恵の家族関係

伏黒恵は伏黒甚爾の実の息子であり、もともとは禪院家の血筋です。

父親である甚爾が禪院家をでて恵みの母と出会い結婚、伏黒家に入ったことで改姓し、伏黒になりました。
禪院家は呪術界御三家といわれる一族ですが、父の甚爾は呪力がなく不遇な扱いを受けていました。
その後、恵の母と知り合い一緒になり恵が産まれましたが、母親はすぐに亡くなっています。

恵には津美紀という義姉がいます。
甚爾の2人目の妻となった人の娘で、恵が小学校1年の時一緒になり、恵・津美紀を残し蒸発しました。

甚爾の最初の奥さんで、恵の実母についてはほぼ語られていません。

アメリア
アメリア

大好きだった伏黒恵のお母さんを亡くした後に、まさかもう一度結婚するとは…。

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伏黒甚爾はプロヒモ!?

星漿体暗殺のお話でも、伏黒甚爾が賭け事をしていて、しかも全く儲けられない場面が描かれています。堕落しきっている甚爾は賭け事が好きなようで、結果が出ないくせに散財しています。

甚爾は女性にもてるようで、プロのヒモとして暮らしているようです。

アメリア
アメリア

それも才能だね!

伏黒甚爾の強さは天与呪縛!?フィジカルギフテッド

伏黒甚爾は高校生だったとはいえ、あの「五条悟」を殺しかけたとんでもない実力の持ち主です。

甚爾は、生まれつき呪力を持っていません。
禅院真希やメカ丸と同じように、「天与呪縛(フィジカルギフテッド)」によって「呪力ゼロ」の縛りがある代わりに、圧倒的な身体能力と秀でた五感を持っています。

また、伏黒甚爾はただ自分の力を使うだけではなく、ずるがしこさ、計算高さなども持っている侮れない相手でした。
戦闘経験・知識を持っており、御三家の術式も頭に入れていました。

夏油傑と戦った際には、呪霊操術であるがゆえに「術師を殺したらため込んでいた呪霊がとうなるかわかない」と思い浮かんでおり、殺していません。

また、すぐに呪霊の対処法を把握し対処していることから、頭の良さあってこそ「天与呪縛(フィジカルギフテッド)」が生かされたと思われます。

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伏黒甚爾は「呪術師殺し」の異名がある

甚爾はもともと禪院家で生まれていますが、生まれつき呪力がないことで術式がなければ人扱いされない禪院家でひどい扱いを受けていました。

こうしたひどい人生の中で甚爾は次第にゆがみ、術師としての生き方に魅力を感じなくなっていたのでしょう。

大人になった甚爾は「呪術師殺し」という異名を持つようになり、賞金、報酬さえもらえればどんな呪術師だろうが呪霊であろうか、人でさえも殺める人となってしまいました。

 

ビジネスパートナー「孔時雨」との関係性

ビジネスパートナー「孔時雨」との関係性

出典:「コミックキャラバン」”>コミックキャラバン」

『呪術廻戦』原作の8巻第66話、夏油、五条が星漿体の天内理子との一件で、伏黒甚爾とともに登場したのが孔時雨(こんしう)です。原作9巻の扉絵の中では、韓国籍で元刑事と紹介されています。

66話では盤星教から星漿体暗殺の依頼を受け、それを甚爾にふっていました。
呪詛師に仕事を依頼する仲介人的な人物です。

伏黒甚爾のことを「禪院」と呼んでいるところを見ると、甚爾が禪院であるころから知っていると推測できますね。

星漿体暗殺は五条、夏油が護衛していたにも関わらず、甚爾によって遂行されてしまいました。
暗殺に対し孔時雨も協力しており、天内理子に懸賞金をかけ、呪詛師に襲わせるなどしていたのも孔時雨です。

孔時雨が裏掲示板に天内理子の情報を載せ、手数料・掲載料を払い、それが返ってこないことで甚爾に文句を言っている場面もありましたね。

甚爾と孔時雨はビジネスパートナーの関係といっていいと思います。

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伏黒甚爾はろくでなし?!3つのエピソード

伏黒甚爾はろくでなし?!3つのエピソード

出典:「ギルの漫画考察

賭け事が好きでしかも女性のところを転々としているプロのヒモなんて、本当にひどい男ですが、それを証明するかのようなエピソードが描かれています。

ここで、伏黒甚爾の「ろくでなし」エピソードを3つ紹介します。

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① 競馬でお金をスる

孔時雨に星漿体暗殺という大仕事を依頼されておきながら、甚爾は競馬場で競馬を楽しんでいます。

甚爾は金を増やしてんのさと言っていますが、孔時雨は「オマエが勝ってんの見たことねーよ」と言っていますね。

五条の精神削りと競馬に手付金を使い、「全額帰ってくるさ、このレースみてぇにな」といっていますが、結果、ハズした模様です。

大金を平気で競馬に次ぎこみしかもスるのですから、明らかにろくでなしですね。

アメリア
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勝ったことないくらいならやめればいいのに…。

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② 人を殺す仕事をしている

呪術師殺しとして名をはせている伏黒甚爾は、依頼されれば対象の人間をためらいもせず殺します。

孔時雨からも時折仕事をもらっているようで、人殺しをしてお金をもらい競馬につぎ込むなど、現実世界においても明らかにろくでなしです。

アメリア
アメリア

大事な人をなくしちゃったのかもしれないけど、その忘れ形見である恵がいても危険な仕事を続けてたんだよね…。恵のことを考えることはできなかったのかな。

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③ 自分の子供の名前をわすれる

伏黒甚爾がボートレース場でギャンブルを楽しんでいるとき、孔時雨がやってきて仕事(星漿体暗殺の件)の話のあと、帰り際に「ああ、そうだ 恵は元気か?」と聞いています。

すると甚爾は「誰だっけ?」と聞き返しています。自分の子供の名前も覚えていない、ろくでなしもここまでくると逆にすごいです。

アメリア
アメリア

大切な人の忘れ形見を忘れるなんて…。

しかし、原作13巻第113話、渋谷事変の中で息子、恵と戦う場面があります。
そこで甚爾は恵の行く末を心配していたのではないか、そう思わせる予想もつかない行動をとっているのです。

恵を心配しているシーン

原作12巻第98話で、オガミ婆の降霊術によってオガミ婆の孫に伏黒甚爾を下ろしました。
オガミ婆は、下ろす人間の魂の情報まで下ろすと肉体が魂に乗っ取られてしまうこともあるため、肉体の情報のみ下ろします。
このときも、オガミ婆は肉体だけ伏黒甚爾、魂はオガミ婆の孫という状態で降霊したのです。

しかしそこは強靭すぎる肉体を持っていた伏黒甚爾です。魂の情報がなく肉体の情報だけであっても、「伏黒甚爾の人格」が復活。本来孫の体に残っているはずの術式は消滅・暴走し、肉体が壊れてしまうまで「強いもの」を殺し続ける殺戮人形となってしまいました。

特級呪霊の蛇艮(だごん)をフルボッコにし、次の強者に標的を向けます。それが自分の息子、伏黒恵でした。

戦いの間に甚爾は息子、恵を禪院に売る算段をしている自分を思い出します。
禪院は自分にとってゴミ溜めのようなもの、でも息子に才能が有れば禪院に売られたってましだろ?そう思う自分も思い出しました。そして妻に頼まれた「恵をお願いね」という言葉も脳裏に浮かびます。

すると甚爾は伏黒恵に「オマエ名前は」と尋ねました。
恵が疑問に思いながらも「伏黒」と答えると、「禪院じゃねぇのか よかったな」と、頭に刃を差し込み自害しました。

自分の子の名前も覚えていないと思われた甚爾ですが、死に、その後降霊でよみがえったとき、恵を思い自害するのですから、多分ろくでなしでもなんでも甚爾の心に恵がいたのだと思います。

アメリア
アメリア

めっちゃ良い話…。

ちなみに、伏黒甚爾が高校生の五条悟と戦い敗れる寸前に、赤ちゃんを抱く女性の姿と男の子を連想する場面があります。

多分、お母さんは甚爾の奥さん、恵の母で赤ちゃんは恵、そして男の子は恵だと思います。
甚爾は五条に「2、3年もしたら俺のガキが禪院家に売られる。好きにしろ」と言っているのですが、これは禪院家に売られる前に救ってほしいと言っているようにも?感じます。

アメリア
アメリア

好きな人のことを思い出しちゃうから恵のことを忘れようとしたのかもね。

渋谷事変では、運命的な出会いすぎたね♪

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伏黒甚爾がろくでなしになった理由・過去を考察

伏黒甚爾はだれから見てもろくでなしであり、『呪術回線』の中でも印象に残るクズですが、なぜ彼はろくでなしになってしまったのか、そこには禅院家が深くかかわっているようです。

伏黒甚爾がろくでなしになった理由について考察します。

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禪院家での禪院甚爾の扱いを予想

呪術師界には五条、賀茂、禪院という御三家が存在しています。

甚爾は伏黒を名乗っていますが、御三家の中の禪院の家で生まれたのが甚爾でした。

甚爾は禪院の家でひどい扱いを受けていたようです。

アメリア
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禪院家のことは、真希や真衣がひどい目に合っているし、それ以上だったのかもね。

禪院の家訓

禪院の家訓は「術式至上主義」です。
甚爾のように、呪力を全く持っていない人は認められるはずもありません。

甚爾は禪院家当主 禪院直毘人の兄の子供です。
本来であれば術式によっては次期当主候補にもなっていそうですが、甚爾が呪力を全く持たずに生まれたことで当主の道は阻まれました。

禪院家といえば、「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」「投射呪法(とうしゃじゅほう)」などの術式を相伝しています。

甚爾は術式、呪力を持っていないため、こうした術式を相伝してもらうことはできません。
術式、呪力を持っていない代わりに人外の身体能力と五感を持っているという天与呪縛であっても、禪院家では全く関係なく、術式、呪力を持たないものはそれこそ人外だったのです。

アメリア
アメリア

いままでどんな扱いを受けてきたんだろう…!

禪院家はほんとうにヘイトを集めるのがうますぎるよね。

禪院では禪院甚爾は人ではない

伏黒甚爾は禪院の家に生まれましたが、生まれつき呪力を全く持っていませんでした。
呪術師、特に禪院家にとって呪力は、人ならだれでも持っているものであり、呪力を持っていない甚爾が禪院の家に生まれたことは「恥」だったのです。

一族の恥として生まれた甚爾は、生まれてからずっと禪院の家を出るまで日陰者であり、人として認められないものでした。

呪霊の群れの中に放り込まれたこともある甚爾は、大人になった今でも、口元にその時についたと思われる傷跡が残っています。

そんな状態で育っているのですから、禪院の家に思い入れもなかったでしょうし、逆に言えば恨みすら持っていたと考えられます。

甚爾は「禪院家・呪術界は俺を否定した」と言っており、禪院家は甚爾に他人だけでなく自分すら尊ぶことが出来ない人物となってしまいます。

アメリア
アメリア

甚爾が禪院家を出るときはすでに禪院家を滅ぼすだけの力があったはずなのに、やり返さなかったんだもの…。どんな目に合ってきたとしても、術師自体どうでもよかったのかもね。

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最愛の人を亡くしている

ろくでなしといわれる甚爾ですが、伏黒恵の母と出会ってからしばらくは落ち着いていたようです。
禪院の家で人扱いされずに育ち、家を出て恵の母と出会い、最愛の妻が亡くなるまで、甚爾にとって人生の中で幸せな時間だったのではないかと思います。

結婚相手である伏黒恵の母を愛していた甚爾は、そこで初めて他人を尊ぶことが出来たのでしょうけれど、その後病気で妻を亡くし、再び自尊心を捨てることとなります。

恵みが生まれてすぐに最愛の妻が亡くなったことで、甚爾はろくでなしに戻りました。
女のところを転々とし、人を殺めてお金を稼いではギャンブルに使うという自堕落な生活を送っていたのです。

アメリア
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恵の名前を思い出したくもないほど、思い出にできなかったのかもね。

伏黒甚爾の最期

夏油が呪術高専を裏切り、呪術師以外を殺すことを選択したきっかけは、甚爾が天内理子を殺したことがきっかけです。

また、伏黒甚爾の最後は、五条悟が覚醒するきっかけにもなっています。

夏油の離反の原因や成り行き、壮絶な最後や、死亡後の現状などを解説した記事を別途用意しています。
そちらも合わせてご覧ください。

【呪術廻戦】夏油傑の性格や強さ・術式 | 正体や五条悟との関係性を解説
【呪術廻戦】に登場する夏油傑の性格や強さ・術式を通して正体解説します。また、五条悟との関係性も加えてご紹介していきます。
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伏黒甚爾は星漿体である天内理子を殺害している

高校生だった五条悟は甚爾、反転術式の習得ができていない状態であり、夏油も呪術高専で五条とともに術式を磨いており、最強の2人でした。

そんな2人に星漿体 天内理子の護衛が任され、その時、天内理子暗殺に動いていたのが伏黒甚爾です。
五条、夏油と戦った際、すでに甚爾は伏黒甚爾として登場しており、この時すでに伏黒の娘と結婚し婿になったことで伏黒姓になっていました。

反転術式ができないとはいえ、五条悟が最強の力を持っていることを知っていた甚爾は、五条が常に力を出し続けるように仕向け、少しずつ「余裕」を削っていき隙ができた瞬間に襲いました。

後にも先にも、五条悟を倒したのは伏黒甚爾ただ一人です。

天内理子は死亡し、これによって夏油は人(非術師)を助けることに疑問を感じるようになり、非術師がいない世界を作ろうという思想を持つようになりました。

アメリア
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夏油傑も五条悟も伏黒恵も、全部伏黒甚爾が起点となっておかしくなっちゃったんだね…。

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最期は五条悟に殺される

最期は五条悟に殺されている

出典:「アニメミル

五条悟を倒したとき、とどめを刺しておけばよかったものを、死んだと思ってとどめを刺さなかった甚爾のところに五条がやってきます。五条は反転術式で生きていました。

しかも五条は死に際で覚醒し、術式反転「赫」や虚式「茈」を繰り出し、伏黒甚爾は殺されました。

普段の伏黒甚爾であれば、五条悟に負けそうになった段階で逃げていたにも関わらず、おそらく「現代最強となった術師である五条悟を、甚爾の存在自体を否定した呪術界の頂点をねじ伏せたい」と思ってしまったことで、いつもの自分を曲げてしまい、逃げることなく戦ったことで五条悟に殺されています。

五条悟は間違いなく「最強」です。
その術式や性格をまとめた記事を別途用意しています。合わせてご覧ください。

五条悟の強さはチート級!術式・領域展開や封印解除はいつ?
...

 

伏黒恵との対面!?伏黒甚爾が渋谷編に登場している

伏黒恵との対面!?伏黒甚爾が渋谷編に登場している

出典:「BiBi

伏黒甚爾は五条悟が高校生のとき、天内理子の一件で五条悟が殺しています。

しかし、五条悟を獄門疆(ごくもんきょう)に閉じ込めるために起きた事件「渋谷事変」で再登場しているのです。

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伏黒甚爾が蘇った経緯

渋谷事変では、自分たちが自由に活動できなくなったという理由から、粟坂二良とともに登場したオガミ婆によって復活しました。

オガミ婆の術式は降霊術で、降霊対象となるものの体の一部を、自分かほかのだれかに飲ませることで憑依させます。
降霊の際には暴走などしないように、魂の情報は降ろさず、肉体の情報のみ降ろします。

この交霊術でオガミ婆の孫に降ろしたのが、伏黒甚爾でした。
甚爾は肉体の情報しか降ろしていないにも関わらず、孫の肉体を乗っ取った状態で「強いものと戦うことがだけが目的」の暴走状態で現れたのです。

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伏黒甚爾の活躍

渋谷ではこの時、恵たちと特級呪霊「陀艮(だごん)」が戦っている真っ最中で、恵たちは苦戦を強いられていました。
しかし伏黒甚爾は禪院直毘人、七海、禪院真希、そして伏黒恵、この4人でも倒せずにいた特級呪霊を簡単に倒しました。

オガミ婆の降霊で降りた伏黒甚爾は、器となっている孫の呪力がつきればその時点で終了するはずでした。

ただ、甚爾の肉体が上書きした孫の魂には呪力がありません。
しかも呪力を消費しないので通常ならその場で終わるはずだった降霊が継続、器の孫の肉体が壊れるまで「強いもの」を狙って戦い続ける殺戮人形となったのです。

いずれにしても、特級呪霊を倒してくれたのですから大活躍といえます。

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蘇った禪院甚爾の最期!伏黒恵の対面を果たす

特級呪霊 陀艮の領域が崩れ、そのまま陀艮を倒した甚爾は恵と対峙します。
特級を圧倒的強さで殺した甚爾に対し、恵は自分の術式で対応しても瞬殺されるとわかっていました。

また、ここで式神を失うことはこの後戦えないかもしれないと考え、自分が倒れても家入硝子(反転術式の使い手)がいてすぐに戦いに復帰できる場所と考えながら戦います。

ただこの時点で、恵も甚爾も、まさか自分たちが親子だとは思っていません。(思っていないと思います!)

ちなみに、特級呪霊「陀艮」は作中でも数人しか使えない領域展開を使用できます。
その強さを領域展開の解説とともにご紹介しています。そちらも合わせてご覧ください。

https://animegaphone.jp/jujutsukaisen-ryouikitenkai/

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伏黒恵にかけた甚爾の最期の言葉とは

これしかないという一刀を放ったのに甚爾がよけたとき、正面切って戦うしかないかと腹をくくりかけましたが、そこで甚爾がつぶやいたのです。

「オマエ 名前は」と。恵みが伏黒というと、甚爾は「禪院じゃねえのか よかったな」といって自害しました。
これが恵みにかけた甚爾の最後の言葉です。

オガミ婆の術式さえも無意味にし、その上暴走した状態だったのに恵のことを思い出し自害します
甚爾は呪力をもって生まれなかったけれど、まさしく最強の人間だったのかもしれないですね。

アメリア
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最後の最後でも泣かせてくるよね…。

 

渋谷編で禪院甚爾の名前が再登場!?

伏黒甚爾が退場後の渋谷編で禪院甚爾の名前が再登場!?

出典:「マンガ好き.com

特級呪霊 陀艮と戦ったのち、伏黒恵との戦いの中で自殺を図った伏黒甚爾ですが、その後「禪院直哉」が数回名前を口にしています。

禪院家ではクズ扱いをされていた伏黒甚爾は、当主筆頭候補である直哉とどのような関係性にあったのでしょうか?

禪院直哉と伏黒甚爾との関係性をご紹介します。

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禪院直哉の登場

呪術廻戦16巻で禪院直毘人の息子・禪院直哉は、渋谷事変が終わり、禪院家の当主である実の父親「直毘人」が亡くなり、次期当主の遺言状が読まれる際に登場しました。

このシーンには禪院甚壱(甚爾の妻、恵の母の兄)、禅院扇(直毘人の兄弟)がそろっています。
27代目当主は直哉に決まりましたが、いろいろな条件が課せられており、直哉はこれによって虎杖悠仁と伏黒恵を殺しに行きます。

伏黒恵を殺そうとする禪院直哉ですが、虎杖悠仁と一緒にいた特級呪物である「呪胎九相図」の長男である脹相と戦うことになります。

その際、禪院直哉は「ぶっちゃけダサいと思ってねん術死が獲物持ち歩くの。」「よぉアレで甚爾君のことやいやい言えたもんや」と言っており、禪院家で術式至上主義として育った禪院直哉が、甚爾のことを認めている発言をしています。

この時に、ファンの間で「実は禪院直哉は術式を持っていなかった伏黒甚爾のことを認めていた?もしかして友人関係だったのでは?」とざわつきが生まれました。

アメリア
アメリア

まさか、禪院家の筆頭当主候補がこんな術式を持たない甚爾を覚えているなんて思いもしなかったよね。

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禪院直哉は伏黒甚爾を格上と認識していた!?甚爾に対する感情を考察

直哉は禪院直毘人が死亡した際に、甚壱の顔を見ては「顔がアカンわ、甚爾君と逆やったらよかったのに」と発言しており、なにかにつけて伏黒甚爾を引き合いに出していました。

関係性が明かされる前から「きっと直哉は甚爾のことが好きなんだろう」と言われていましたが、直哉の過去編が原作151話にて明かされ、「やっぱり直哉は甚爾君が大好きだったんだね!」とファンを喚起させました。

直哉の過去編では、幼かった頃の直哉が呪力を持たない禪院甚爾の存在を知り「どんなしょぼくれた顔したやつなんだろう?」と、馬鹿にする気で禪院甚爾に会いに行きます。術式至上主義の禪院家で育った直哉にとって、術式どころか呪力すら持っていない存在は何もないちっぽけな存在に思えたのでしょう。

しかし、甚爾と対面すると、その異質さに硬直してしまいます。

幼かったとはいえ、禪院家の当主に期待されるほど修行していたであろう禪院直哉は、当時禪院甚爾を正しく恐れ、敵わないと思ってしまったのでしょう。事実、あの「最強」と言われた五条悟と同等に禪院甚爾をみており、直哉は「最強」である禪院甚爾や五条悟と同じ「最強」の座に上り詰めたいと、目標としていたのです。

禪院直哉は禪院真希との戦闘中も真希を格下だと思いこんでおり、甚爾と同じ領域に至った真希を認めたくないようでした。
女性であり、禪院家の落ちこぼれと見下し続けた真希が、最強とである五条悟や禪院甚爾と同じだと思いたくなかったのでしょう。

もしかしたら、真希、自分が尊敬し認めている甚爾と同じ領域に至ったこと自体が直哉にとって許しがたく、屈辱的なものだったのかもしれませんね。

そのため、甚爾にとって直哉との関わりは、薄く思い出しもしない存在だった可能性が高いです。
しかし、直哉は甚爾を認めており、自分が目指す「最強」の位置づけに置くほど尊敬していた存在といえるでしょう。

アメリア
アメリア

プライドが高すぎてエベレスト並みになっていると思ってた直哉でも、やっぱり「最強」は尊敬していたんだね。

五条悟ではなく、甚爾の名前を口にするくらいだもの。もしかしたら執着してたのかもね。

 

まとめ

『呪術廻戦』の中でもろくでなしっぷりがひどい伏黒甚爾ですが、この人物をよくひも解いていくと、最後の最後のところで人としての温かみを出してくるなと感じます。

人をお金のために殺め、ヒモ暮らし、どうしようもない人ですが、生まれ生きてきた背景を考えると同情したくもなりますね。

甚爾の息子、石黒恵はこの作品で鍵となっていく存在だと思いますので、これから先も目が離せません。

また、2021年冬には0巻が劇場版化もあり、2期以降のアニメ化期待できそうです。
劇場版を待ちながら漫画の続きやアニメ化を待ちましょう…!

領域展開を習得しそうなキャラクターや0巻の内容・見どころに関する記事もあるので、ぜひそちらもご覧ください。

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この記事を書いた人
稲田

元GMSのチラシ校正員で、現在はWEBライター兼主婦業をしています。アニメは勿論、映画も洋画もよく見ててきました。本は雑食で金融学からなろう系ライトノベルまで様々。

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