『怪獣8号』は松本直也先生により2020年から「少年ジャンプ+」で連載中の人気漫画作品で、連載開始時から多くのコメントが寄せられたことも大きな話題となりました。
また、テレビアニメ化も果たしており、2024年4月から放送中です。
本記事では四ノ宮キコルの過去や家族関係(父母との死別)を始め、強さや性格を紹介します。
また、劇中でのカフカや鳴海隊長との関係性も辿りながら、キコルが最終的にどちらと結ばれるのかについても迫ります。
本作品の人物相関図は「怪獣8号の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事を参照ください。
目次
四ノ宮キコル(しのみや きこる)とは?
四ノ宮キコルは主人公(日比野カフカ)や市川レノ達と共に防衛隊に入隊した少女であり、ストーリー初期では第三部隊に配属される形でカフカ達と共に怪獣たちと戦い続けました。
日比野カフカ(怪獣8号)のキャラクター性や強さ・能力の詳細は「【怪獣8号】日比野カフカ変身後の強さと能力・弱点 | 亜白ミナとの恋愛関係は?」の記事を参照ください。
四ノ宮キコルのプロフィール | 四ノ宮防衛長官の娘として生まれた
年齢 | 16歳 |
誕生日 | 9月7日 |
身長 | 157cm |
好きなもの | ・怪獣退治 ・紅茶(特にダージリン) ・大きい犬 |
四ノ宮キコルは本作品において、主人公カフカの幼馴染「亜白ミナ」と並ぶ“ヒロインの1人”として登場しました。
一見ミナより劣る立ち位置に見られがちですが、待遇的な面ではキコルも負けていません。
何しろ、キコルは”日本最強”と謳われている「日本防衛隊長官・四ノ宮功の娘」として生まれているのですから。
そんな四ノ宮キコルは、父親(四ノ宮功)からは常に厳しい教育を施されてきました。過去に東京討伐中学校を“首席合格”した時にも、笑顔で褒めてすらもらえなかったのです。
父親(功)「首席合格(そんなもの)は“当然”だ!」
他所の家庭であれば、自分の子供が学校を首席合格できただけでも、大いに褒めるはずです。
しかしキコルの場合、取ることすら難しいはずの首席合格でさえ“当たり前”の一言で終わらされてしまいます。
これには父親(功)自身が、自分の娘に対して「常に完璧であること」を求めているためです。
そして娘であるキコルに、「歩みを止めるな、他の追随を許すな、圧倒的な存在になれ」と言い聞かせていました。まだ10代の娘に対して言えるような台詞や指示ではありませんよね。
それでもキコルは、これらの教えをしっかり受け止めながら、常に精進してきたのです。
四ノ宮功(長官)の過去や家族関係、死亡などについては「【怪獣8号】四ノ宮功(長官)の死亡と家族 | 娘(キコル)達との関係性」の記事を参照ください。
カリフォルニア討伐大学を首席で卒業
先に挙げた”東京討伐中学校”に続き、わずか16歳にして「カリフォルニア討伐大学」も首席で卒業してしまいました。
これもまた、父親(功)からの”厳しい教育”に対して挫けることもなく、中学受験以上に並々ならぬ努力を続けてきた結果だったのでしょう。
さらに、本編の序盤で日比野カフカや市川レノと一緒に受けた第三部隊の“入隊試験”でもトップクラスの成績で合格しています。
趣味は「怪獣を倒す事」
第3話のラストで初登場した四ノ宮キコルでしたが、その登場シーンも彼女らしく、かなり豪快でした。
市川レノ「君は一体…?」
キコル「受験番号2016番、四ノ宮キコル。趣味は”怪獣殺し”覚えときなさい!」
初対面のカフカやレノから名前を聞かれると、同じ入隊試験の受験生とは思えぬ程の派手な登場と自己紹介をしてきました。
ここで最も注目すべきなのは、「キコルの趣味が“怪獣殺し”」であるという点です。
これまで討伐系の中学や大学を首席で卒業してきたキコルですが、そうした優秀な成績を納められたのも「自分が本当に好きな事」に打ち込められたからでしょう。
しかし、そんな彼女にも実は「母親との死別」という辛い過去を背負っていることが後の展開で明かされました。しかも、その母親は「怪獣に殺された」のです。
父親(功)とは違い、母親の方はキコル自身の回想シーンなどでも未登場なため、おそらくは彼女がまだ10歳にも満たない幼い頃に殺されたものと思われます。
表面上では怪獣殺しを”趣味”とまで言いながら楽しんでいるかのように見えるキコルですが、彼女がそうなってしまったのは「母親を奪った怪獣への“復讐”」という強い思いも込められているように感じます。
第一部隊に転属後から鳴海隊長と”師弟関係”となる
ストーリー初期では日比野カフカ(怪獣8号)や市川レノと同じ第三部隊に配属されて、亜白隊長や保科副隊長の下で訓練や実戦で奮闘してきました。
しかし、怪獣10号による捨て身の攻撃から街や仲間たちを守るためにカフカの連行に合わせて、キコルもまた鳴海隊長が指揮する第一部隊へ転属しました。
そして父親(四ノ宮長官)との死別を機に「鳴海隊長と師弟関係」となり、父親の仇である怪獣9号を倒すため、これまで以上に熱い想いで特訓や実戦に臨みます。
四ノ宮キコルの声は声優「ファイルーズあいさん」が担当
四ノ宮キコルの声を担当している声優さんは「ラクーンドッグ」に所属するファイルーズあいさんです。
ファイルーズさんは高校生の頃にSkype上で行われたファンによる『ジョジョの奇妙な冒険』の朗読会に参加する中で本作品のアニメに出演する夢を抱いたことがキッカケで声優を志すようになりました。
そして2012年に放送・配信されたジョジョ6部となる『ストーンオーシャン』の主人公・空条徐倫(ジョリーン)役で、ご自身の夢を叶えたのです。
ファイルーズあいさんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』アンジェリカ役
- 『無職転生Ⅱ』リニア役
- 『チェンソーマン』パワー役
- 『ブルーアーカイブ』愛清フウカ役
四ノ宮キコルのかわいい魅力は性格にあり?
本作品のヒロイン枠を市川レノにもっていかれたものの、それでも四ノ宮キコルを「かわいい!」と絶賛し続ける読者は多いです。
しかし、キコルの可愛さの本質は母親(ヒカリ)譲りの美貌以上に、本編でカフカたちとの訓練や共闘で見せてきた“性格”にあると考えられます。
高飛車で高慢な性格がかわいい
可愛らしいルックスや絶大な強さを誇るキコルですが…性格の方は極めて“高飛車かつ高慢”です。
出会ったばかりのカフカからも「高飛車小娘」と呼ばれ、市川レノからも「高圧的でアグレッシブな性格」とまで言われてしまいます。
ただ、こうした性格はキコル自身の過去や家族関係による影響も強かったのでしょう。
先に挙げた”厳しい父親”の前では戦闘員らしく、キビキビとした真面目な姿勢や話し方で接していました。「この時はあくまでも勤務時間内だったから…」と思う読者も多いと思いますが、あの父親の前ではプライベート中でもカフカ達に見せていたような”高飛車”や”高慢さ”を出せずにきたと考えられます。
そういう意味ではキコルは「二面性も極めて高い性質」であることも考えられます。
さらに分かりやすく言ってしまえば、多くのアニメ作品で見られる「ツンデレ」タイプに近いですね。
カフカに見せるツンデレな一面がかわいい
キコルが見せてきた表面的な可愛さでは、やはりストーリー初期でカフカに見せ続けてきた“ツンデレな一面”が最も高いと考えられます。
入隊試験で出会ったばかりの頃はカフカを容赦なく「おじさん」呼ばわりしていたものの、試験中に遭遇した怪獣9号の攻撃で倒されそうになったところをカフカ(怪獣8号)に救われてからツンデレさを大きく見せ始めてきました。
その時にはカフカに対して顔を赤らめることもあった上、本庁で怪獣8号として暴走するカフカに対する呼び方も”おじさん”から「バカカフカ」に変わっています。
それでも少し棘のある呼び方ですが、自分を助けてくれた“カフカへの恩義”があるからこそ、名前で呼んでくれるようになったわけです。
バカ師匠(鳴海隊長)に見せる”負けん気の強さ”もかわいい
第一部隊への転属および父親(四ノ宮長官)との死別を機に鳴海師匠の元で猛特訓を始めたキコルですが(実際には東雲小隊長との組手などの方が多かったですが)、自分の師匠にも見せる「負けん気の強さ」もまた、キコルの大きな魅力と言えます。
実戦中でも師匠である鳴海から「バカ弟子」と呼ばれながら、たった10分で殲滅するように指示されても怯むどころか「5分で充分です、バカ師匠」と冷静に言葉を返した上、自身の宣言を本当に実現してしまいました。
鳴海弦の強さ・専用武器やカッコ良さの詳細は「【怪獣8号】鳴海弦の強さと解放戦力・専用武器 | かっこいい魅力やカフカとの関係性を解説」の記事を参照ください。
父親(四ノ宮功)との死別で涙する姿もかわいい
自分の父親(功)を怪獣9号に吸収されて奪われた“悔しさや悲しみ”により、大量の涙を流す姿にもキコルのかわいい魅力と言えます。
それでも、ただ泣くだけでなく自分が父親(功)を弔うのは「あいつ(怪獣9号)を討伐した時」と、鳴海の前で強い眼差しで宣言した姿にも“強気なキコルらしい魅力”が充分に表れていました。
四ノ宮キコルの過去や家族関係 | 父母との死別について
ストーリー進行と共に明かされ続けてきたキコルの過去(幼少期)や父母との家族関係および死別…
ここでは、母親(ヒカリ)や父親(功)との死別を辿りながら「キコルと父母の家族関係の本質」にも迫ります。
母親(ヒカリ)は娘(キコル)にとって最も尊敬する女性だった
幼少期からテレビ報道などで母親(四ノ宮ヒカリ)が怪獣を倒し続ける勇姿を見てきたキコルもまた「自分も防衛隊に入ってママを守る」と、本人(ヒカリ)に対してハッキリと宣言していました。
そして母親(ヒカリ)と「お互いのピンチの時には助け合う」という約束を交わしたのも空しく…
母娘同士の約束は果たされぬまま、母親(ヒカリ)の方がまだ幼いキコルを残したまま死亡しました。
葬儀の席で泣くキコルですが自分を残して他界した母親を恨まず、その怒りや悲しみを「無力な自分(キコル)」へと向けていたのです。
しかし、母親(ヒカリ)の死亡には「怪獣4号の適合者」となった時点で決まっていた節も所々に見られていました。
父親(功)は怪獣9号の体内で死亡した
父親(功)もまた、大きくパワーアップしていた怪獣9号に2号ごと吸収される形で奪われましたが…
吸収されたばかりの時点ではまだ完全に死亡したわけでなく、怪獣9号の体内でわずかに残っていた思考などにより、9号のパワー増幅などを抑えてくれていました。
しかし、そのような行動にも限界がきて、カフカたちに未来を託しながら9号の体内で他界したのです。
怪獣9号の強さやチート級とも言える能力の詳細は「【怪獣8号】人型怪獣9号の強さと能力 | 正体と目的も考察」の記事を参照ください。
厳しい父親(功)とも最後まで通じ合っていた
母親(ヒカリ)に続いて父親(功)まで失ったキコルですが…
最期まで厳しく接してきた父親とも心の底では「しっかり通じ合ってきたこと」も判明しました。
怪獣9号の体内で完全に消滅させられる父親(功)がカフカ達に未来を託す中、最後に彼の脳裏に映っていたのは自分の妻(ヒカリ)ではなく、娘(キコル)の方でした。
四ノ宮キコルの本当の強さと解放戦力について
防衛隊へ入隊する前から優秀な成績を出し続けてきたキコルですが、実際に入隊してからはカフカたちとの共闘および鳴海との特訓により、レノに匹敵するスピードで成長を続けてきました。
ここではキコルの解放戦力や「隊式斧式」などを紹介しながら“キコルのもつ本当の強さ“についても迫ります。
入隊後から強さも解放戦力も底なしに上昇を続ける
カリフォルニアなどでのキャリアもあり、キコルの強さや解放戦力は入隊前の時点から群を抜いていました。
他の受験者たちが10%だったのに対して、キコルだけが46%と桁外れな数値を出していた上、二次試験でも「正確な狙撃」や「素早い身のこなし」に加えて、その細い身体からは想像できない程の「絶大な破壊力」まで駆使しながら怪獣の本体である本獣もたった1人で殲滅しています。
そして最初から高かった解放戦力も、入隊後からわずか2ヶ月で55%に上がっており「レノに次ぐスピードでの上昇」を見せました。
それでも怪獣9号(本体)には敵わなかったものの、その時の悔しさをバネに鳴海師匠との猛特訓を続けた成果や「識別怪獣兵器4号」を装着したことにより、今では解放戦力も84%にまで上昇させられるようになったのです。
単に数値上だけでは鳴海やミナなどの隊長たちにはまだ及びませんが…
これまでは助けられ続けてきた印象の強いキコルも怪獣15号との1対1での死闘で見事に勝利を飾っています。
さらに鳴海やミナの強さや能力がほぼ完成されているのに対して、キコルは入隊からまだ1年も経過していない新人のため、今後の更なる特訓や激闘の積み重ねにより最終的には鳴海たちをも超える強さに成長する可能性にも大いに期待できます。
市川レノの強さや開放戦力・伊春やカフカとの関係性については「【怪獣8号】市川レノがヒロインの理由・強さと解放戦力 | 死亡する可能性について」の記事を参照ください。
四ノ宮キコルの専用武器「隊式斧術」がすごい
これらの試験成績や実戦成績を隊長(ミナ)や副隊長(宗四郎)からも正式に認められたキコルは、「立川基地でのNo.3としての戦力」となります。
そうした功績により、例外としてキコルにも“専用武器”が与えられました。(基本的に、専用武器を与えられるのは”隊長格”にまで上がってからです)
第3巻に入ってからは怪獣たちが複数で襲来してきた上に、予想外な”連携攻撃”まで始めてきます。これらの変化に追いつけず、他の隊員たちが苦戦を強いられる中でも、キコルは自身の専用武器として与えられたばかりの“巨大な斧”を駆使して颯爽と倒してしまいます。
キコル「圧倒的なパワーで、正面からブチ抜けばいいのよ!」
型番「03 Ax-0112」の斧の巨大さは半端なく、おそらくは”キコルの身長以上の大きさ”を誇ります。それゆえに、重量も半端ないはずの巨大斧を持っても、キコル自身の速さは全く衰えてはいません。
保科宗四郎の強さやカッコ良さ・カフカとの恋愛関係性の行方は「【怪獣8号】保科宗四郎がかっこいい| 強さや専用武器について解説」の記事を参照ください。
さらに、この巨大斧を使った「隊式斧術」が、絶大な威力を見せつけてくれました。
キコルの「隊式斧術」の種類を紹介
ここで、キコルが巨大斧を扱いながら駆使する「隊式斧術」の種類を紹介していきます。
1式「落雷」 | 動作中、後方に衝撃波を発生させて、斧を加速させる技 |
2式「水切」 | 衝突時、前方に衝撃波を発生させて、斧の攻撃力を上昇させる技 |
3式「半月」 | 衝撃波を利用して”半月”のような軌道を描きながら、敵を叩き斬る技。 |
5式「双燕」 | 巨大斧をクロス状に振ることで攻撃する技 |
基本的には、巨大斧そのものの威力でも絶大や破壊力を誇ります。
それに加えて、キコルの斧には“トリガー”があり、それを通電させることで「衝撃波」が発生する仕組みになっています。斧特有の”破壊力”と、衝撃波から得られる”加速”を駆使することで、元から両方とも高いキコルの強さを更に増幅してくれているわけですね。
これは、まさに高い腕力と速さを持ち合わせているキコルならではの専用武器と言えるでしょう。
4式も劇中で使用していますが、その技名や詳細までは、今でも明かされていません。
新たな隊式斧術6式「達磨落」で怪獣9号や15号をも斬り裂く
キコルが第一部隊に転属されてから新たに習得したものと考えられる隊式斧術6式「達磨落」もまた、キコル自身を大いに強くさせた要因と言えます。
キコルとカフカにとっては転属してから初となる実戦(品川区)にて、カフカが怪獣8号に変身できるための時間稼ぎ中に使った「達磨落(だるまおとし)」は文字通り、瞬速で敵をバラバラに斬り落としながら倒してしまいます。
原作45話で初披露した時には怪獣9号の複製体を4等分に切り裂きましたが、鳴海師匠の下での訓練や怪獣4号の識別兵器を装着したことにより「達磨落(だるまおとし)」の威力や速さも増しています。
自分と似た容赦に変化した状態で現れた怪獣15号との戦闘では、敵から放たれる攻撃を避けながら10連攻撃による「達磨落・十段」を繰り出して見事に倒しました。
実は”もう1つの専用武器”も用意されていた?
実はキコルの専用武器には巨大斧とは別に、原作者(松本直也先生)の中では「大剣」の案もあったそうです。
両方のラフを描いてみた末に「キコルとの”ギャップ”」を出すため、本編で登場した”巨大斧”の方に決定されました。
大剣を颯爽と奮って怪獣たちを切り刻んでいくキコルの姿も想像してみただけでもカッコ良く感じられますが…キコル自身の圧倒的な強さを隊員や読者たちに見せつける点においては、”巨大斧”の方で大正解だったと思えますね。
ちなみに、第4巻の”おまけページ”で、その幻とされた「大剣を持つキコルの姿」も見ることができますよ。
母親(ヒカリ)から受け継いだ怪獣4号で新たに得た能力とは
新たな識別怪獣たち(11号〜15号)による襲来を機に、かつて母親(ヒカリ)が利用していた「怪獣4号の識別兵器」をキコルが受け継いで装着します。
4号には他の怪獣たちの識別兵器にはない“飛行能力”が搭載されており、本当に背部の羽をバタつかせる形による飛行移動が可能となります。
キコルも装着と同時に4号の飛行性能を駆使して、あっという間に渋谷の街中に到着したと同時に圧倒的な強さで巨大怪獣たちを全て殲滅しました。
キコルの本当の強さとは父母や仲間を想う「強い心」
日頃の訓練や怪獣4号の装着により、これまで以上に強さも解放戦力も急上昇したキコルですが…
キコルがもつ本当の強さとは父母や仲間を想う「強い心」にあると思います。
怪獣15号から仕掛けられた”精神攻撃”で追い詰められる中でも、キコルの脳裏に「大切な仲間たちの姿」が幻影の形で現れた中、幼少期の姿のキコルが涙を流し続けながらも「自慢の仲間や教え子でありたい」という強い思いを15号に対してハッキリ告げました。
それ程までに高い“心や精神の強さ”は15号をも驚かせながら怯ませた末、自身の隊式斧術2式と6式を見事に決めて15号を見事に倒したのです。
四ノ宮キコルの恋愛や結婚 | 最終話で鳴海弦と結ばれる?
キコル推しの読者やファンにとっては、キコルが最終的に「カフカと鳴海、どちらと結ばれるのか?」という結果や結末も大きく気になる点と思われます。
ここでは、キコルが最終話や結末でどちらと結ばれる可能性が高いかについて迫ります。
キコルがカフカと結ばれる可能性が低い理由とは
ストーリー初期では「キコルとカフカが結ばれる可能性」にも期待できましたが…
その可能性が更に低くなった感もあります。
まず、カフカの方が幼馴染かつ上官である亜白ミナへの想いが強い上、この2人が「今でもまだ両想いである状況」が今でも続いています。
また、キコルも始めは自分の正体を曝け出してまで助けてくれたカフカに惚れたような描写もありました。
しかし、共に第一部隊に転属してからキコルとカフカが「大切な仲間かつ戦友」という関係性として、ほぼ完全に定着した感もあります。
確かに仲間や戦友から恋人同士という関係性に昇格する可能性も、決してゼロとは言い切れません。
それでも、5体もの識別怪獣たちと戦う前の時点でキコルの方からカフカに対して「助けにこないで」と告げており、東雲小隊長を守って怪獣13号と対峙するカフカ(怪獣8号)からも“行かないこと”や「お前を信じる」と言われたことにより、この2人がいい意味での決別と自立を果たしたように思えます。
亜白ミナの強さや可愛さ・カフカとの恋愛関係性の行方は「【怪獣8号】亜白ミナの強さや専用武器について解説」の記事を参照ください。
キコルは自分のバカ師匠(鳴海)と結ばれる可能性が高い?
鳴海とは今でも師弟同士であると同時に”上官と部下”という関係性に変わりありません。
それでもお互いを「バカ師匠」と「バカ弟子」と呼び合う光景は、ある意味で「恋人同士に近い雰囲気」も醸し出しており、そのような親しい関係性が最終話まで続いた場合、キコルと鳴海が恋人同士または結婚して結ばれる可能性もかなり高いと感じられます。
ただ、5体もの識別怪獣たちを倒せた後も9号により作り出された、また新たな識別怪獣たちと戦わされる展開も考えられますし、最大の標的である9号との最終決戦の中で「キコルか鳴海のどちらかが死亡する可能性」もあり得ます。
どちらかが途中で死亡した場合にも、この2人が結ばれる結末や可能性が完全に絶たれてしまうため、ここは是非とも2人揃って生き残った上で幸せな結末を迎えてほしいですね。
まとめ
今回は四ノ宮キコルの過去や家族関係(父母との死別)を始め、強さや性格を紹介しました。
防衛隊のエリートを両親にもつという、一見は恵まれた環境で生まれ育ったキコルですが、怪獣たちとの戦闘により父母を失ってしまうという不遇さとも隣り合わせであったことが解りますね。
そんな強い絶望の中にも屈せず前進してこれたのも、カフカやレノたちを始めとした”大切な仲間たち”や自分を鍛えてくれる“バカ師匠(鳴海)”の存在があったためです。
解放戦力や表面的な強さだけでなく、精神面でも大きく成長したキコルの活躍が最終話まで続くことも願いたいですよね。
本作品の全巻ネタバレの詳細は「【怪獣8号】原作の全巻ネタバレ解説 | 謎や伏線回収なども考察」の記事を参照ください。
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