壺と繋がる体や複数の口、体から小さい手が幾つも生えているという異形な人外の姿が特徴の玉壺は十二鬼月の一人であり、上弦の伍の数字を与えられた鬼です。
「至高の芸術家」を自称している玉壺ですが、その作品は人間の死体を飾り立てるなど残虐で悪趣味なものです。
プライドが高く、自身の作品や壺を侮辱されると激高します。
この記事では基本的に人間を見下しており、残虐な性格の玉壺の名言を紹介していきます。
- 1 【上弦の伍】玉壺の名言・迷言・名セリフ集
- 1.1 「無惨様の手が私の頭に!いい・・・とてもいい・・・」
- 1.2 「ではまずこちら‘‘鍛人の断末魔‘‘でございます!」
- 1.3 「よくも斬りましたねぇ私の壺を・・・芸術を!審美眼のない猿めが!!脳まで筋肉でできているような貴様らには私の作品を理解する力はないのだろう それもまたよし!」
- 1.4 「本当に滑稽だ つまらない命を救って つまらない場所で命を落とす」
- 1.5 「私とてこれ程集中したことはない!!芸術家として負けている気がする!!」
- 1.6 「それは貴様の目玉が腐っているからだろうがアアアア!!」
- 1.7 「口を閉じてろ馬鹿餓鬼が!!」
- 1.8 「何とか言ったらどうなんだこの木偶の坊が!!本当に人の神経を逆撫でする餓鬼だな!!」
- 1.9 「つまらぬくだらぬ命を私がこの手!!神の手により高尚な作品にしてやったというのに!!」
- 2 まとめ
【上弦の伍】玉壺の名言・迷言・名セリフ集

12巻98話にて上弦の弐の鬼である童磨に対し言ったセリフです。
玉壺は童磨に自身の作品である壺を贈り、童磨はその壺を女の生首を生けて部屋に飾ってあると言います。
その言葉に対し玉壺はこのセリフを言います。
童磨のサイコパスな性格が伺えますが、同時に壺の使い方が違うという玉壺もそれはそれでいいと言っていることから玉壺にもサイコパスな一面が伺える名シーンです。
「無惨様の手が私の頭に!いい・・・とてもいい・・・」

98話での玉壺の心の声です。
上弦の陸の鬼である妓夫太郎と堕姫が炭治郎達に敗れたことにより、上弦の鬼達は無惨から呼び出されます。上弦の鬼が鬼殺隊に敗れ静かに怒っている無惨に玉壺は鬼殺隊に関する情報を無惨へ伝えようとしますが、その前に頸をもがれ、無惨の手の上に頸だけを乗せられた状態になります。
その時の玉壺が心の中で紡いだセリフです。
頸をもがれてもなお恍惚とした表情を浮かべていることから、玉壺の変態性が伺える名シーンです。
「ではまずこちら‘‘鍛人の断末魔‘‘でございます!」

13巻111話にて鬼殺隊の霞柱である時透無一郎、小鉄、鉄穴森に対して言ったセリフです。
刀鍛冶の里へ半天狗と共に襲来してきた玉壺は鋼鐵塚の所へ向かう無一郎達と対峙します。
殺す前に自分の芸術作品をみてもらいたいと玉壺は殺した刀鍛冶師達で作成した作品を無一郎達に見せます。
その際にこのセリフを言って作品を紹介します。
玉壺の悪趣味で残虐な面がよく分かる名シーンです。
「よくも斬りましたねぇ私の壺を・・・芸術を!審美眼のない猿めが!!脳まで筋肉でできているような貴様らには私の作品を理解する力はないのだろう それもまたよし!」

13巻111話にて無一郎に対し言ったセリフです。
無一郎に壺を破壊され、怒った玉壺はこのセリフをいいます。
怒りのままに無一郎をけなしており、人間を見下している玉壺の性格がよくあらわれている名シーンです。
最後にそれもまたよしと言っているので、怒っているのか褒めているのかよく分からないセリフでもあります。
「本当に滑稽だ つまらない命を救って つまらない場所で命を落とす」

13巻にて無一郎に言ったセリフです。
壺を斬られ怒りを露にした玉壺は無一郎達に「千本針魚殺」という技で攻撃し、無一郎を針だらけにします。
小鉄と鉄穴森をかばい、針だらけとなった無一郎の姿をみて滑稽だと玉壺はこのセリフを言います。
更に血鬼術「水獄鉢」で無一郎を水の中に閉じ込めて追い詰めます。
もがき苦しんで歪む顔を想像するとたまらないという玉壺の悪趣味な一面が伺える名シーンです。
「私とてこれ程集中したことはない!!芸術家として負けている気がする!!」

14巻117話にて玉壺の心の声です。
鋼鐵塚の小屋を襲撃した玉壺ですが、鋼鐵塚は玉壺には気付かずに集中して刀を研ぎ続けています。
自分よりも集中して作品作りを行う鋼鐵塚に嫉妬した玉壺は心の中でこのセリフを紡ぎます。
集中する鋼鐵塚の邪魔をするために攻撃するも、鋼鐵塚は傷を負わされても玉壺を無視します。
玉壺の芸術家としてのプライドの高さが伺えます。
「それは貴様の目玉が腐っているからだろうがアアアア!!」

14巻120話にて無一郎に言ったセリフです。
戦いの中で無一郎の毒舌に玉壺が罵るという悪口合戦となります。
無一郎の挑発に動じることなく余裕をみせていた玉壺ですが、無一郎に自慢である壺を侮辱され、激高しこのセリフを言いながら無一郎に攻撃を仕掛けます。
自身を芸術家として名乗っている玉壺にとって作品を侮辱されることは許しがたいことというのが伺えます。
「口を閉じてろ馬鹿餓鬼が!!」

14巻120話にて無一郎に言ったセリフです。
自身の血鬼術を無一郎に防がれた玉壺は本気の姿となり戦うことにします。
その際、「この姿を見せるのはお前で三人目」と言うと無一郎に「結構いるね」と言われ、更に「黙れ 私が本気を出した時生きていられた者はいない」というと「すごいねー」というコントのようなやり取りをします。
最後にこのセリフを言い、玉壺は無一郎を黙らせます。
やり取りが面白いと読者から人気のシーンでもあります。
「何とか言ったらどうなんだこの木偶の坊が!!本当に人の神経を逆撫でする餓鬼だな!!」

14巻120話にて無一郎に対し言ったセリフです。
ついに本気の姿となった玉壺は「この完全なる美しき姿に平伏すがいい」と無一郎に自慢しますが、無一郎に無視されます。
無表情で無反応の無一郎に対してツッコんだ時のセリフです。
生死を懸けた戦いですが、やり取りが面白いと人気のシーンです。
「つまらぬくだらぬ命を私がこの手!!神の手により高尚な作品にしてやったというのに!!」

14巻にて無一郎に対し言ったセリフです。
無一郎の攻撃によって頸を斬り落とされた玉壺は、自身が負けたことを認められずに死に際に自分の命の方が価値があると喚きたてます。
自分は選ばれ優れた者で、つまらない他人の命を高尚な作品にしてやったんだとこのセリフを言います。
悔しさのあまりに自分の命の方がいかに価値があるかを喚き散らす玉壺でしたが、最後には無一郎に喋っている最中でとどめを刺され死亡します。
玉壺にとって人間とはあくまで下等の存在で、自身の手によって価値あるものにしてやっていたという、人間は弱くつまらないという玉壺の鬼らしい概念のわかる名言です。
まとめ
1「ではまずこちら‘‘鍛人の断末魔‘‘でございます!」
2「よくも斬りましたねぇ私の壺を・・・芸術を!審美眼のない猿めが!!脳まで筋肉でできているような貴様らには私の作品を理解する力はないのだろう それもまたよし!」
3「それは貴様の目玉が腐っているからだろうがアアアア!!」
玉壺の名言を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
常に人を見下し、人間を作品にしてしまうような悪趣味で非道な性格の玉壺は無一郎との戦いに敗れ命を落としますが、異形な姿と残忍かつ自己中心的な性格が読者に大きなインパクトを与えたキャラクターです。
玉壺の名言の中でも上記の3つは玉壺の性格がよくあらわれている言葉でしょう。
この記事を読み、物語を改めて読んでみたいと思った方は、玉壺の登場シーンも読んでみてはいかがでしょうか。