黒髪に太い眉が特徴の獪岳は元々は我妻善逸の兄弟子であり、雷の呼吸の使い手でしたが、倒された妓夫太郎と堕姫の代わりに十二鬼月の一人である上弦の陸の鬼となります。
真面目故にすぐに逃げ出したり泣き出す善逸のことを嫌っています。
努力家でもある獪岳は評価されて当然という傲慢な部分もあり、自分だけが特別扱いされることを望む自己中心的な性格です。
この記事では善逸との因縁が伺える獪岳の名言を紹介していきます。
- 1 【上弦の陸(新)】獪岳の名言・迷言・名セリフ集
- 1.1 「相変わらず貧相な風体をしてやがる 久しぶりだなぁ善逸」
- 1.2 「俺は常に!!どんな時も!!正しく俺を評価する者につく」
- 1.3 「爺が苦しんで死んだなら清々するぜ あれだけ俺が尽くしてやったのに俺を後継にせず テメェみたいなカスと共同で後継だとか抜かしやがったクソ爺だ」
- 1.4 「テメェと俺を一緒にすんじゃねぇ!!」
- 1.5 「死んで当然なんだよオオ!!爺もテメェもォオ!!」
- 1.6 「圧倒的強者に跪くことは恥じゃない 生きてさえいれば何とかなる 死ぬまでは負けじゃない」
- 1.7 「善悪の区別はついてるぜ!!俺を正しく評価し認める者は‘‘善‘‘!!低く評価し認めないものが‘‘悪‘‘だ!!」
- 1.8 「どうだ!?血鬼術で強化された俺の刀の斬れ味は 皮膚を!!肉を!!罅割って焼く斬撃だ!!」
- 1.9 「耐えられない耐えられない!!そんな事実は受け入れられない!!あんな奴に俺が?俺が負けるのか?頭が変になりそうだ」
- 2 まとめ
【上弦の陸(新)】獪岳の名言・迷言・名セリフ集

4巻34話での回想シーンにて善逸に対し言ったセリフです。
元柱である桑島慈悟郎の弟子であったころ、厳しい修行に逃げ出したり泣いたりする善逸に苛立ち、このセリフを言います。
善逸と二人で雷の後継となるのを快く思っていない獪岳の本音もあわられている言葉です。
「相変わらず貧相な風体をしてやがる 久しぶりだなぁ善逸」

17巻143話にて弟弟子である善逸と再会した時に言ったセリフです。
元は雷の呼吸の後継として善逸と共に慈悟郎の元で修行を積んでいた獪岳ですが、異空間・無限城にて善逸と再会した時には上弦の陸の鬼となっていました。
久しぶりの弟弟子との再会の際に言ったセリフです。
善逸のことを良く思っていないことが再会時からも伺える名シーンです。
「俺は常に!!どんな時も!!正しく俺を評価する者につく」

17巻144話にて善逸に言ったセリフです。
獪岳が鬼となったせいで慈悟郎が自決したと涙しながら善逸は怒鳴ります。
しかし、獪岳は悲しみ素振りすら見せずにこのセリフを言います。
挙句に自分を評価しなかったから苦しんで死んでいったなら清々するとまで言い、善逸を極限まで怒らせます。
獪岳の身勝手さが滲み出ている名言です。
「爺が苦しんで死んだなら清々するぜ あれだけ俺が尽くしてやったのに俺を後継にせず テメェみたいなカスと共同で後継だとか抜かしやがったクソ爺だ」

17巻144話にて善逸に言ったセリフです。
慈悟郎が自決したことを善逸から聞かされても獪岳は全く狼狽えもせずにかつて師であった慈悟郎の死を侮辱しこのセリフを言います。
更に元柱だろうが耄碌した爺に用はないとまで言い、善逸の怒りを煽ります。
慈悟郎を侮辱することで自身のことを正当化しようとする獪岳の様子が伺える名シーンです。
「テメェと俺を一緒にすんじゃねぇ!!」

17巻144話にて善逸に言ったセリフです。
獪岳と善逸は共に雷の呼吸の使い手ですが、善逸が雷の呼吸の壱ノ型しか使えないことに対し、獪岳は雷の呼吸の壱ノ型以外が使えるという特徴を持っています。
そのことを善逸に指摘され、自分がカスならあんたはクズだと善逸に言われた獪岳は怒りを露にしてこのセリフを言います。
基本である壱ノ型を使えないという獪岳のコンプレックスを善逸に指摘され、感情的になり怒りのままに善逸に攻撃します。
慈悟郎は二人のお互いの欠点を補いあうように、善逸と獪岳の両名を雷の呼吸の継承者として任命しましたが、獪岳は全く快く思っておらず、善逸と同じ扱いであることを相当嫌っている様が強く伺える名言です。
「死んで当然なんだよオオ!!爺もテメェもォオ!!」

17巻145話にて善逸に言ったセリフです。
まだ慈悟郎の弟子であった頃は、泣き虫で何度も修行から逃げようとする善逸に対して獪岳はひたむきに強くなるために努力をしていました。
そんな自分一人が後継者になるべきだと思っていましたが、善逸と一緒に後継者にされたことにとても不満に思っていました。
努力する姿を見せなかった善逸と、二人一緒に後継者だと決めた慈悟郎のことが許せなかった獪岳はそのことを思い出しながらこのセリフを言います。
自分本位な性格が滲み出ている名言です。
「圧倒的強者に跪くことは恥じゃない 生きてさえいれば何とかなる 死ぬまでは負けじゃない」

17巻145話での獪岳の心の声です。
獪岳は上弦の壱の鬼である黒死牟と出会ってしまったことにより、生き延びるために鬼となったことが明らかとなります。
黒死牟に土下座をして命乞いをする獪岳からは、黒死牟に対する恐怖を「体中の細胞が絶叫して泣き出すような恐怖」と表現しています。
その時の恐怖と比べれば、かつて泣いてばかりで根性も無かった善逸が、多少力をつけたくらいで上弦の鬼に比べれば小物だと自分に言い聞かせて攻撃を仕掛けます。
獪岳の生きることに対する強い執着がわかる名シーンです。
「善悪の区別はついてるぜ!!俺を正しく評価し認める者は‘‘善‘‘!!低く評価し認めないものが‘‘悪‘‘だ!!」

17巻145話にて善逸に言ったセリフです。
承認欲求の強い獪岳は、育手である慈悟郎に認められないこと、雷の呼吸の後継は善逸と共同ということに不満を募らせていました。
そんな時に黒死牟と出会い、生き延びるために鬼となる道を選び、自身を正当化した言葉です。
自分さえ良ければいいという獪岳の自己中心的な性格と強い承認欲求がよくわかる名シーンです。
「どうだ!?血鬼術で強化された俺の刀の斬れ味は 皮膚を!!肉を!!罅割って焼く斬撃だ!!」

17巻145話にて善逸に言ったセリフです。
雷の呼吸を基本とした獪岳の血鬼術は傷口からヒビが割れるという特徴を持っています。
獪岳の攻撃を食らった善逸の顔にヒビが入った時にこのセリフを言います。
顔にヒビの入った善逸は危うく眼球まで裂けてしまうところでした。
鬼となったことで更なる強さを得た獪岳の実力が分かる名シーンです。
「耐えられない耐えられない!!そんな事実は受け入れられない!!あんな奴に俺が?俺が負けるのか?頭が変になりそうだ」

17巻146話にて獪岳の心の声です。
善逸に「雷の呼吸漆の型」で頸を斬られた獪岳は自分の知らない技で攻撃され、衝撃を受けます。
六つしか型のない雷の呼吸で、自分よりも劣っていると決めつけていた善逸が自分で生み出した七つ目の技と聞き、その事実を受け入れられない時の獪岳の言葉です。
悔しさのあまりに善逸も自分と一緒に死ねば自身は負けたことにならないと自分に言い聞かせます。
しかし、善逸を助けにきた愈史郎から「欲しがるばかりの奴は何も持っていないのと同じ 自分では何も生み出せないから」と言われ、独り死にゆきます。
最後まで善逸を認めようとしなかった獪岳の悔しさが滲み出ている名言です。
まとめ
1「何故お前はここにいるんだ!何故お前はここにしがみつく!!」
2「俺は常に!!どんな時も!!正しく俺を評価する者につく」
3「善悪の区別はついてるぜ!!俺を正しく評価し認める者は‘‘善‘‘!!低く評価し認めないものが‘‘悪‘‘だ!!」
獪岳の名言を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
自分さえよければそれでいいという身勝手な性格の獪岳は、自身を絶対視し、強さに執着するあまりに短所と向き合わなかったことで結果的に見下していた善逸に敗れます。
もともと傲慢な性格は、鬼となり多くの人間を食らった代償で更に歪んでいます。
その歪みは善逸が現れるまではかつて世話になり、また尊敬していたはずの慈悟郎のことをも侮辱するほどです。
獪岳の名言の中でも上記3つは特に獪岳の自分本位な性格が顕著にあらわれている言葉です。
この記事を読み、改めて物語を読み返したいと思った方は、獪岳の登場シーンも読んでみてはいかがでしょうか。