アニメ化2期も決まり、目覚ましい成長を続ける鬼滅の刃の「遊郭編」で初登場する童磨。人の心がわからない鬼でしたが、しのぶへ最後恋をする突飛なキャラです。
今回は、感情のない鬼「童磨」がしのぶに恋していたのかや、その理由やしのぶとの因縁を解説していきます!
童磨とは?

人間の時の名前 | 不明 |
身長・体重 | 187cm・86kg |
趣味 | 酒風呂(酒が好きだったが、鬼になり飲めなくなったので)、水煙管(煙草)、舞踊 |
死地 | 無限場内 |
討伐者 | 蟲柱:胡蝶しのぶ・栗花落カナオ・嘴平伊之助 |
柔らかな笑みをたたえ、戦闘中でも穏やかに話す。真意では人間は気の毒な存在だと哀れみ、見下している。
人間を”救済”するため骨まで喰らい、特に栄養価の高い女性を好んで食していた。指で己の脳をかき交ぜることで記憶を呼び起こすことが可能。
引用:鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐
童磨は十二鬼月の一人であり、上から二番目の位である「上弦の弐」にあたる鬼。左目に「上弦」、右目に「弐」の文字が刻まれていて、妓夫太郎・堕姫(梅)兄妹と初めて出会って頃は、上弦の陸だったようです。
容姿は人間の頃から特異で、虹色がかった瞳・白橡色の髪を持っており、鬼になってからは頭から血を被ったように頭髪の一部が赤くなっています。
人の心がわからず、仲間である鬼の心すらわからなかった童磨は、ファンブックの情報によると無残様や他の鬼からも煙たがられていました。上弦の鬼が全員集められた際には、黒死牟・猗窩座から無視され、無残様は仕事すら与えられなかったとか。
しかし、童磨は無残様に積極的に意思表示をしており、任務もあまり与えられていなかったものの全く気にしていない様子で、作中でも仲間である鬼に積極的に絡んでいます。
童磨の表の顔として「万世極楽教」の教祖をしており、人々を幸せに導くために「神の声が聞こえているフリ」を常習的行っていました。しかし、助けを求めてやってきた人々への思いやりもなければ、童磨を万世極楽教の教組にした両親の死にも何も感じません。
童磨本人も自覚していましたが喜怒哀楽が存在していないため、基本的には笑顔で他人を貶し、独自の「救い」によって助けようとする言動がみられます。
若い女性を食べたり吸収したりすることに執着している
童磨は人間の女を好んで食しており、堕姫・妓夫太郎と初めて会った際にも女の死肉をかじって登場しています。
童磨は「女は腹の中で赤ん坊を育てられるぐらいの栄養分を持っているんだから、女を沢山食べた方が早く強くなれる」といっており、「若い女の子はだいたい美味しいからいいよ何でも!」と言ってしまうほど、若い女性を食べて強くなることに執着しているようです。
さらに、童磨は食べた人間は童磨の中で永遠に生き続けており、童磨は「自分の一部になれて幸せだ、みんな救われている」と考えているようです
童磨と胡蝶しのぶの因縁

しのぶさんは、童磨に対し並々ならぬ執念を抱いています。
普段は温厚なしのぶが童磨に対し怒りをあらわにしているのは、炭治郎が鬼殺隊に入隊する前の出来事が原因となっています。
胡蝶カナエを童磨が瀕死に追い込んだ
しのぶが童磨は知った理由は、姉である胡蝶カナエが致命傷を負ってしのぶのもとに帰ってきたことに起因しています。
カナエが返ってきた際に、しのぶは「どんな鬼なのどいつにやられたの…!!」と聞き、瀕死のカナエは「頭から血を被ったような鬼だった。にこにこと屈折なく笑う穏やかに優しく喋る。その鬼の使う武器は鋭い対の扇」と答えています。
童磨を一目見てカエデの敵だとで気が付いたしのぶは、鬼に対していつも浮かべている笑みを怒りに変え、童磨の瞳を手ごと貫きました。
童磨は胡蝶しのぶを毒ごと吸収した
姉を殺した鬼を目の前に、しのぶは突きのみの攻撃で様々な調合の毒で殺そうとしますが、童磨に致命傷は与えられません。さらに、しのぶの弱みである「小柄な体型」も煽られてしまいます。
死んでもおかしくないほどの失血に、肺も切られているため痛み・苦しみと戦いながらも童磨の首を一突きにします。
しかし、童磨はしのぶの決死の攻撃・毒を用いても殺せず、童磨からは「カナエよりも鬼狩りの才能がないのにエライ!頑張ったね!」と言い切られてしまいます。
しのぶは最後、「地獄に堕ちろ」と言い、カナヲに指文字で指示を送りながらも、童磨に背骨を折られた後に吸収されてしまいます。
最終的にしのぶは死んでしまいますが、しのぶは高濃度の藤の毒が体内に含まれている状態だったため、しのぶを喰らった童磨は毒に侵されて弱体化
しのぶの思いを託されたカナヲと伊之助によって、童磨は討伐されます。
童磨は死後の世界でしのぶと会う

童磨としのぶの関係性は、最終的に死後の世界まで続きます。
「地獄に堕ちろ」と童磨に伝えたしのぶは死後の世界で首だけになった童磨を持ち上げ「あ、やっと死にました?良かった」と言い、童磨を見下げます。
成仏する前の空間で、しのぶは童磨を殺せて満足していることや自分が死んだ後のことを思い、静かにほほ笑むしのぶに対し、童磨は生前感じることがなかった「感情」を初めて感じることとなります。
その感情から、童磨は「しのぶに恋をした」のでは?と思いながら消滅していきました。
童磨がしのぶに恋をした理由を考察

童磨は、最終的にしのぶに恋をしたのでは?と思い込みます。
しのぶに恋をしたのはなぜか?なぜ死んでから童磨に感情が芽生えたのか?を考察していきます。
童磨が尊敬した初めての人間がしのぶだった
童磨がしのぶに恋をした理由は、童磨が格下と認識したしのぶが最終的に童磨を殺しめたことによる、感動・尊敬によるものではないでしょうか?
しのぶを格下だと思い続けていたのに、殺された事実が童磨の心に響いた可能性があります。
戦闘中も「君ホントに人間なの?」と言われるほどの執念をしのぶは見せており、どれだけ弱くても向かってくる強さを童磨は感じ取っています。さらに、最終的には童磨を致命傷に至るような毒を負わせています。
そのため、「童磨と出会った時から死ぬまで童磨自身を想っており、童磨にとって脅威ではないしのぶが格上の童磨を殺しめた」という事実から、しのぶをほかとは違う女の子だと童磨は認識したのではないでしょうか?
しのぶが童磨を理解し、童磨を思い続けていたため
童磨は、童磨自身を理解されたことはなかったのでしょう。
カナヲが「貴方何も感じないんでしょ?」と童磨をバカにして煽っていましたが、その言葉に童磨は笑顔を消してしまい「君みたいな意地の悪い子初めてだよ」と言っています。カナヲのほかに、童磨の「人の心がわからない」精神的な異常を糾弾されたことはないのでしょう。
よって、童磨を本気で思ってくれるような人はいなかったと推察できます。
そのため、童磨の非人道的なふるまいに対し怒り、最後の瞬間まで童磨自身を想って死に、最終的には童磨を殺しめたしのぶが特異に見えた可能性があります。
童磨が格下だと思うほどの実力しかないしのぶが童磨を殺すためだけにどれほど努力し、どれほど童磨を考えて日々を過ごしていたのかを死に際で理解した結果、しのぶの殺意に恋をしたのではないでしょうか?
童磨自身がどれほどしのぶに思われ続けていたのかを気づいてしまい、童磨自身に向けられた熱量に恋をした可能性があります。
琴葉としのぶが似ていたから
童磨が「死ぬまで食べる気がなかった」と言っている女性が、伊之助の母親である「琴葉」です。
童磨は幼いころから「万世極楽教の教祖」として君臨し、人々は童磨ではなく「神の声が聞こえる代弁者」を求めて童磨に接しています。
童磨自身も、神の声が聞こえていないにも関わらず神の声が聞こえているフリを求められるがままにし続けていたため、童磨ではなく、神の代弁者としての活動をしていました。
その活動の中で、何も知らずに笑って生活している琴葉を童磨は気に入っていたようです。
伊之助の回想の中でしのぶに母親を重ねているシーンがあり、童磨は「心の綺麗な人が傍にいると心地いいだろう?」と言っていることから、しのぶと琴葉はどこか似ていることや童磨は心がきれいな人が好きだということが分かります。
そのため、琴葉に似た心がきれいなしのぶに童磨が恋をした可能性はあるでしょう。
童磨の恋に対する世間の声
しのぶと童磨は「偽った感情を顔に張り付けている」点で共通していると思われます。
恋に落ちるきっかけが似ているから…という理由はあるのかもしれませんね。
Twitterでは童磨としのぶについて、もっと違う出会い方をしていればどうなっていたのか?など様々なパターンで話が展開されているため、見てみてはいかがでしょうか!
まとめ
童磨がしのぶに恋をした理由について考察してみました。
童磨の思考回路はサイコパスじみており、様々な考察が考えられるかと思います。
ほかの考えがある方は、ぜひコメントで教えてください!