『無職転生』は、2021年冬の新作アニメとして1月から3月まで第1クールが同年10月から12月まで第2クールが放送されていた人気テレビアニメ作品です。
本記事では、キシリカ(魔界大帝)の正体と声優・フィアンセ(婚約者)を紹介。さらに、未だ謎の多い「12の魔眼」に備わっている能力にも迫ります。
第1クールおよび第2クールの人物相関図は「無職転生の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。

キシリカ・キシリアとは
キシリカは魔大陸を統治する魔王よりも一段階上とされる「魔界大帝」という称号を持っており、紫色の髪と頭部から生えている2本の角が特徴的です。
アニメ版では、大規模な魔力災害(フィットア領転移事件)が勃発した第8話で初登場しました。
キシリカのプロフィール
初代魔神の娘として生まれてきたキシリカの正式な年齢や誕生日は不明です。
幼女のような外見をしていますが、これには彼女自身が繰り返してきた死亡と復活が大きな原因となっています。(キシリカの死亡や復活については、後ほど詳しく説明します)
キシリカの性格
まだ幼女のような外見とは裏腹に、尊大な言葉遣いで話します。その言動は完全に“おバカそのもの”であり、出会った者たちや共に行動する者たちからは呆れられるばかりです。
さらに普段から「ファーハハハハハ!」と大声を上げて笑っているところも、そのおバカさ加減に更なる拍車をかけています。
そんなおバカさ加減が分かりやすく表れていたのが、アニメ第2クールのラスト回(第23話)でタルハンドと繰り広げていた“呑み比べ勝負”の場面です。
豪快に呑み続けてタルハンドとの勝負には勝利したキシリカ。
ただ、基本的に“無一文”で魔大陸の中を放浪しているため、この時もお金がないにも関わらず呑み続けていたのです。
呑んだ分のお金を払えないために人買いに売られそうになりそうなところを、タルハンドと一緒に酒場に入っていたロキシーが代わりに支払う形で助けてもらっていましたね。
おバカ加減と魔眼の凄さばかりが目立つキシリカですが、ルーデウスがラノア魔法大学で再会したナナホシ(七星静香)の治療方法を知っているなど、意外と博識な面もあることが判明しています。
タルハンドとの呑み比べ勝負は、コミック版の8巻で描かれています。
キシリカの声は声優「井口裕香さん」が担当

出典:アニメイトタイムズ
キシリカの声を担当している声優さんは「大沢事務所」に所属している井口裕香さんです。
テレビアニメでは、2003年に放送された『デ・ジ・キャロットにょ』のうさだあかり役でデビューを果たされた後も声優ユニットやラジオ番組でも大活躍されています。
井口裕香さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『ガールズ&ヴァンツァー』冷泉麻子役
- 『戦姫絶唱シンフォギア』小日向未来役
- 『ノーゲーム・ノーライフ』クラミー役
- 『終わりのセラフ』三宮三葉役
キシリカの正体は「復活の魔帝」

出典:アニメつぶやき速報!!
キシリカは魔界大帝とはまた別に「魔眼大帝」や「復活の魔帝」とも呼ばれています。
「魔眼大帝」は、キシリカ自身がもつ“12の魔眼”にちなんでいることがすぐにピンときますが、もう1つの「復活の魔帝」がキシリカの正体とも大きく関係しています。
キシリカは数百年から数千年の周期にかけて“死亡と復活”を繰り返してきていますが、その復活時には魔力が足りないために大人の姿を維持できないのです。
しかし本編でルーデウス(少年期)と出会った時には、既に1万年もの長い年月にわたり生き続けてきたことも判明しています。
ルーデウスの強さや能力・未来の結婚相手に関する詳細は「【無職転生】ルーデウス(幼年期)の強さと魔術能力・未来の結婚相手たちも紹介」の記事を参照ください。

キシリカの魔眼の能力を紹介

出典:アニメつぶやき速報!!
キシリカは“12の魔眼”をもち、それを自分で使うだけでなく他人に分け与えられます。
12の魔眼におけるメリットとデメリット
一見は便利な能力である魔眼ですが、決してメリットだけではなく、デメリットも存在します。
本編のルーデウスに与えた”予見眼”で敵との戦闘に役立ったり、”千里眼”でルーデウスの家族たちの所在地を知ることに成功したりと、様々なメリットがあります。
デメリットは、どの魔眼も魔力を制御できなければ、持ち主の身体や生活に悪影響を与えてしまう点です。
魔力の制御が苦手な保持者の場合は、普段は眼帯などで魔眼そのものを隠しておく必要も生じてしまいます。剣腕が卓越していても魔術を苦手としていたギレーヌが良い例ですね。
ルーデウスに提示された6つの魔眼を紹介
“12の魔眼”と言われてますが、実際に判明しているのは6つのみです。
ここでは、その6つの魔眼の能力と与えられた人物について紹介していきます。
魔力眼
敵の魔力を直接見ることができる魔眼です。
本作品の世界(人の世界)ではそれほど珍しいものではなく、キシリカからの話では1万人に1人という頻度で保持者がいるようです。
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