動画配信サービス最大手のNetflix、概要や各種比較ほかメリット、デメリットを探る

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インターネットの普及と、その通信容量の段階的な増加で可能になったVOD(ビデオ・オン・デマンド=Video On Demand)がさらに大容量通信へと進化したことを受け、現在では、VODに対応する多くの動画配信サービス会社が、さまざまな動画を視聴者に提供するという時代になっています。

動画配信サービスのうち、アメリカでスタートし、2015年に日本でもサービスが始まったのがNetflix(ネットフリックス)です。現在の日本での会員数は約300万人という幅広い世代で人気を得ているNetflixのメリット、デメリットを中心に、サービス概要や特徴、料金を含めた他サイトとの比較、おススメ作品などを交えて解説しました。

 

動画配信サービス最大手のNetflixの歴史、概要を簡単に振り返る

動画配信サービス最大手のNetflixの歴史、概要を簡単に振り返る

動画配信サービスとして世界最大級の規模を誇り、最大手の一つであるNetflix(ネットフリックス)。

日本では2015年9月にサービスを開始、登録会員数は非公開ながら、徐々に会員数を増やしているようです。そんなNetflixのメリット、デメリットを解説する前に、まずはNetflixの簡単な歴史から見てみましょう。

アメリカの主要IT企業となったNetflixは1997年の設立

アメリカの主要なIT企業であるFAANG(Face book、Apple、Amazon、Netflix、Google)の一つとして知られるNetflix(ネットフリックス)は、1997年8月に設立されました。当初はDVDのレンタルサービスが柱でレンタル料の安さと月額のレンタル料金でDVDが見放題、というサービスが特徴でした。

その後、インターネットの発達と通信容量の増加により、ネットでのVODサービス事業に進出して、ストリーミング配信を開始。さらに全世界の会員数が5,000万人を突破した2012~13年ごろからは、既存作品の配信に加え、オリジナル作品の製作をスタート、有名俳優らを起用した作品を作って、テレビのように週ごとに見せるのではなく一挙に流す方法で話題を集めるとともに、映像製作会社としても知られるようになっていきます。

 

日本でのサービスは2015年9月からスタート

2015年初頭には、16年末までの世界展開計画を発表、日本での事業をスタートに向け動き出し、フジテレビとのコンテンツ制作提携を発表後、9月から日本でのサービスを始めました。こうした経緯のあと、130カ国以上での展開目標が掲げられたほか、ダウンロード作品をオフラインで見られる機能追加、全世界の会員数1億人突破などがアナウンスされました。

最近の話題としては、2020年1月にスタジオジブリの21作品の配信権を得て、2~4月に北米と日本を除く世界190カ国で順次配信が行われました。なお、Netflixオリジナル作品は、米英のアカデミー賞や欧州の主要映画賞でもノミネートされ話題となったことが、クオリティの高い作品を生産している、という評価へとつながり、会員数の増加を加速させています。

それでは、Netflixのメリットとデメリットを見てみましょう。

オリジナル作品を含め意外に多いNetflixのメリット紹介

  1. Netflixのオリジナル作品があること
  2. 邦画やアニメが充実していること
  3. 海外作品も多く音声選択オプションが豊富
  4. 超高画質の4Kに対応した視聴ができる
  5. 対応できる端末の種類が多い
  6. 3つの視聴プランがあり、どれも全作品見放題
  7. 便利なダウンロード機能付きもNetflixのメリット
  8. 見てみようかな?と思う動画を次々に示す「おすすめ機能」もメリット
  9. その他の意外なメリット

① Netflixのオリジナル作品があること

一番のメリットは、他の動画配信サービスと違い、オリジナル作品があることです。特に有名俳優や監督などによる質の高い作品を見られるのは、映像・映画ファンにはうれしい限り。競合他社の場合は、オリジナル作品が多くても数十作前後という現状です。Netflixのように数百作品以上あり、しかもクオリティが高いというのは、突出したメリットと言えます。今後はさらに多くの作品が製作されていくに違いありません。

人気のおススメ、オリジナル作品は以下の通りです。

  • ザ・クラウン
  • アイリッシュマン
  • ストレンジャー・シングス  未知の世界
  • バードボックス
  • 6アンダーグラウンド

 

② 邦画やアニメが充実していること

見られる作品のうち、邦画や日本製を含めたアニメ関連が充実していることもメリットです。子供向け作品も多く、アニメの人気作品は有名どころはそろっており、邦画も他社より早めに配信される傾向です。家族で作品を見られるのが大きなメリットといえましょう。参考までにアニメの作品例を下記に挙げました。

  • 「こどもちゃれんじ」しまじろう劇場版
  • バキ
  • KUBO/クボ 二本の弦の秘密
  • ジョジョの奇妙な冒険
  • 劇場版ちびまる子ちゃん

 

③ 海外作品も多く音声選択オプションが豊富

見られる作品の言語が英語だけでなく、フランス語やドイツ語、イタリア語、韓国語、中国語など多岐にわたっていることもメリットとして挙げて差し支えないでしょう。さらに、外国語作品を配信しているだけでなく、吹き替えのように音声選択できる外国語も多くなっています。また、日本で視聴する場合、字幕ではなく吹き替えによる日本語を選択ができる作品が多くなっているのも特徴でメリットといえましょう。

 

④ 超高画質の4Kに対応した視聴ができる

Netflix以外のほとんどの動画配信サービスは、4K画質に未対応か、対応していても数十の作品に限られるのが実情です。

しかし、Netflixなら数百以上と、圧倒的に多い作品が見られるのです。

画質の良さにとどまらず、音質も5.1ch対応作品が多いのも特徴。

大きな画面で良い画質、音量で視聴したい人に大きなメリットです。

 

⑤ 対応できる端末の種類が多い

Netflixはマルチデバイスに対応しており、最大5種類の端末(スマホ、タブレット、パソコン、スマートTV、ストリーミング端末)で見ることができます。また、一つのアカウントで、家族で共有できるのもメリットです。

 

⑥ 3つの視聴プランがあり、どれも全作品見放題

Netflixは、下表のように標準、高画質、超高画質の3つの画質から選べる各プランを用意しています。

各プランはベーシック、スタンダード、プレミアムとなっており、ベーシックの画質は480pで、DVD並みの画質であるため、スマホのみで視聴するのであれば十分な画質です。

料金プラン 1カ月の料金

(税抜)

画質 端末同時視聴可能数
ベーシック 800円 標準(SD、720 x 480) 1台
スタンダード 1,200円 高画質(HD、1280 x 720) 2台
プレミアム 1,800円 超高画質(UHD=4K、3840 x 2160) 4台

スタンダードプランはブルーレイ並みの高画質で端末は2台まで同時視聴できます。

プレミアムプランになると4Kの超高画質での視聴ができるうえ、4台までの端末を使える仕組みで、Netflixならではのサービスとしてメリットといえますね。各プランとも申し込んだ後でも他のプランに変更可能なのも、フレキシブルな対応でメリットです。

 

⑦ 便利なダウンロード機能付きもNetflixのメリット

評判が良いのがダウンロード機能で、昨今は他社も導入し始めていますが、Netflixは本家として追随を許さないポジションです。

ダウンロードできるメリットとして、通信状況の良くないところでもダウンロードしておくことでスムーズに見られる、またWiFiでダウンロードしておけば料金節約にもつながります。

ダウンロード機能には作品の言語選択をできる機能が付いています。

ダウンロードした際に、Netflix側でオリジナル言語プラス視聴にふさわしい言語が合わせてダウンロードされる仕組みになっており、もちろん日本語も選択可能ですが、日本で視聴しているのであれば、自動的にオリジナル言語プラス日本語、がダウンロードされる仕組みです。

 

⑧見てみようかな?と思う動画を次々に示す「おすすめ機能」もメリット

Netflixには「おすすめ(レコメンデーション)機能」が付いているのもメリットです。他社も同様のサービスも導入し始めていますが、Netflixは全世界での動画配信という強みを生かした作品データや豊富な視聴データを元に解析するとともに、これまで自身が視聴した作品の傾向に加え、好みが似たユーザーの情報や類似作品からおススメの動画が導き出されています。

ですので、諸条件を加味して視聴者が見たくなるような作品を表示し、「マッチ度」を%で表す仕組みです。90%以上のマッチ度で表示される動画は「見ても損ではなかった」という感想が圧倒的という結果も出ており、ついつい見てしまうという方が多いようです。

⑨ その他の意外なメリット

最後は、すでにNetflixを利用している方にとってもメリットといえる事例をいくつか示します。もちろん、今後の加入を検討している方にもメリットの一つになるはずです。

まず挙げられるのが、テレビのリモコンにNetflixを選べるボタンがあることです。「大画面の高画質スマートテレビに買い換えたら、リモコンにNetflixのボタンが始めからついていて便利」といった声も聞かれるなど、すでにNetflixに加入している方には、意外なメリットとなっています。

 

「スキップ機能」やファミリー向けの個別アカウントもメリット

「スキップ機能」もメリットでしょう。タイトルやオープニングシーンをスキップして、いきなり本編から見られる機能です。

家族が多い家庭のメリットとして、1つのアカウントで5個まで個別アカウントを作成できる点があります。家族での共有ができるうえ、子供向けペアレントガード機能(要確認)もあります。また、アダルト向け作品が無いこともファミリーにはメリットです。

以上、主なメリットをその他も含めて9つ、具体例の説明を加えて挙げてみました。続いてデメリットを見てみます。

Netflixのデメリットは日本のドラマやバラエティーが少ないこと

  1. 日本国内のドラマやバラエティーが少ない
  2. 無料体験のお試し期間がない
  3. 料金に割高感がある

評価の高いNetflixながら、デメリットもいくつかあります。

メリット同様、箇条書きで具体的に説明していきます。

 

① 日本国内のドラマやバラエティーが少ない

他社に比べて、日本の過去モノドラマが少ないのは、そうした動画を見たい方にはデメリットです。Netflixではなく他の動画配信サービスを利用した方が便利でお得でしょう。ただし、Netflixの独自コンテンツは日本の作品にも及んでおり、村西とおるを描いた「全裸監督」や、若者に人気のリアリティー番組「テラスハウス」などが話題を集めています。

 

② 無料体験のお試し期間がない

2019年12月3日以前は、30日間の無料視聴体験ができるサービスがありましたが、現在は行っていません。以前はあった、という事実から今でも無料体験してみようと間違えて加入しないよう、注意が必要です。

 

③ 料金に割高感がある

他の動画配信サービス各社は、ほとんどが単一のプランで1カ月1,000円前後という料金設定になっています。Netflixは、3つのプランがあり、画質や同時視聴台数で料金を分けており、超高画質だと消費税込みで月額2,000円近くになります。

このことは、割高感があるようで、日本のバラエティやドラマ作品が少ないこととあいまって、加入に二の足を踏んでいる方も多いようです。

ここで、主な動画配信サービス各社の料金や概要を含めた比較一覧を参考までに紹介します。

サービス名 月額税別料金 画質 作品数 端末同時視聴可能数 オフライン再生 無料体験期間
Netflix 800~1,800円 SD、HD、UHD 非公開 1、2、4台 なし
Amazon Prime 月額500円、年額4,900円 SD、HD、UHD 10,000以上 3台 30日間
dTV 500円 SD、HD 120,000以上 1台 31日間
FOD 888円 SD、HD 20,000以上 1台 不可 1カ月間
Hulu 933円 HD 140,000以上 1台 2週間
Paravi 925円 SD、HD 8,000以上 1台 2週間
TELASA

(旧ビデオパス)

562円 SD、HD 10,000以上 1台 30日間
U-NEXT 1,990円 HD 140,000以上 4台 31日間

 

Netflixの加入申込方法、解約の仕方を順番に説明

最後に、Netflixの加入申込方法と解約方法を箇条書きで示しました。それぞれNetflixサイトから行えます。ただし、スマホやPCなど各デバイスで、わずかに違う表示がされるますが、基本の流れは同じです。ここではPCのサイトからの申込、登録方法と解約の仕方を説明します。

 

① アカウント作成

アカウント作成のために、メールアドレスを打ち込み、赤い「今すぐはじめる」というマークをクリックします。

② 視聴プランをクリック

プラン選択画面になるので、「視聴プランを見る」をクリックします。

③ プランの選択

ベーシック、スタンダード、プレミアムの3つのプランが、月額料金や画質、同時に視聴可能な画面数などの内容を示して表示されるので、希望するプランを選び、「利用規約」を見て確認したら「続ける」をクリック。なお、プランはアカウントのページからいつでも変更可能です。

④ メールアドレスとパスワードの入力

メールアドレスとパスワードを入力します。パスワードはNetflixへのログイン用なので、新たに設定してもいいですし、メールアドレスのログイン用を流用することもできます。どちらにせよ、4文字から60文字以内で入力します。

⑤ 支払い方法を決めます

「クレジットカードもしくはデビットカード」「ギフトコード」のどちらかから選びます。クレジットカードなどの場合は、続いてカード情報(カード記載の姓名、番号、有効期限、CCVと呼ばれるセキュリティーコード)を入力します。続いてスクロールして「利用規約」「個人情報保護方針」を確認し、問題なければ「同意する」の四角にチェックを入れ、「メンバーシップを開始する」をクリックすれば登録は終わりです。

⑥ 内容の画面を入力

必要に応じて入力してください。

電話番号登録(パスワードを忘れた場合の連絡のため)

ⓑ 視聴希望のデバイス(スマートフォンやタブレット、デスクトップパソコンやノートパソコン、など7つのカテゴリーがある)をすべて選びます。

ⓒ 子供を含めた視聴希望者のプロフィールなどを入力します。

ⓓ それぞれ好みの作品を3つ選んで「続ける」をクリックすると、お勧め作品が表示されます。

ⓔ このまま視聴するか、あとにするかを決めて、登録から視聴までの流れは終了です。視聴には専用アプリが必要な場合もあるので、ダウンロードして使います。

 

Netflixのアカウント解約方法と注意点

次は解約について説明します。加入登録時ほど操作は多くなく簡単に終わります。

1点覚えておくとメリットなのは、アカウントの有効期限をしっかり確認しておくこと。Netflixサイトの「アカウント」をクリックして「お支払いに関する詳細」で確認できます。詳細には利用中のプラン名や請求日などのほか、「視聴サービス」として例えば「2020/04/16から2020/05/15まで」という利用期間が示されています。

次回の請求日も表示されており、この場合は5月15日になります。ですので、4月30日に解約完了しても、アカウントの視聴サービスは5月15日まで残っているので、この日まではNetflixのプランを利用できるわけです。つまり、解約での日割りによる返金等は行われません。

① Netflixのサイトからアカウントをクリックして表示させます。

② 「メンバーシップのキャンセル」という表示があるのでクリックします。

③ 画面が変わり、解約説明に続いて「キャンセル手続きの完了」という表示が出ます。解約説明を確認して問題なければを「キャンセル手続きの完了」をクリックすれば解約完了です。

ただし、入会時の支払い方法によってはアカウント画面からの解約ができない場合もあります。その場合は画面の指示に従って手続きを進めるようにします。

④ 続いて「メンバーシップがキャンセルされました」という画面が表れます。登録していたメールアドレスに解約完了のメールが届くという案内が表示され、2020/05/15まで作品をお楽しみいただけます、という案内が出ます。さらにキャンセル理由をお聞かせください、という内容が項目とともに表示されるので、回答したければ回答して完了ボタンをクリックします。

⑤ 解約手続き完了後に登録したメールアドレスに退会完了メールが届きます。なお、解約しても10カ月間は、アカウント再開ができるようアクセスできますので、再開したくなったら、「メンバーシップの再開」をクリックして再度、登録・入会することができます。

 

まとめ:オリジナルコンテンツを見たい人は絶対に登録すべきサービス

VODとして家庭で、個人で、気軽に見たい作品が見られる現代の動画配信サービス最大手Netflixのメリット、デメリットを紹介しました。アメリカ発だけに、日本国内の人気ドラマやバラエティー番組は少ないものの、高画質、高音質でクオリティの高いオリジナルコンテンツの視聴を望む人や、米国のドラマシリーズなどを再見したいという人には、うってつけのサービスといえましょう。

他の動画配信サービスとの比較一覧も載せましたので、入会に迷っている時の参考としてください。

 

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