2021年にはTVアニメシリーズの放送が1000話という大台を突破した『ONE PIECE(ワンピース)』。
そんなアニメシリーズの歴史と隣り合うように、これまでに複数の劇場版シリーズが制作されてきました。
しかしその成績を見ると、ずっと上り調子ではなかったことがわかります。
そこで、歴代の映画ワンピースシリーズを興行収入でランキングして、どの作品が高い成績を残したのかを追っていきましょう。
映画ワンピースの興行収入ランキングTOP14
映画ワンピース14作品を興行収入ランキングで紹介します。
※ 2022年8月時点の情報です
ちなみに、映画ワンピースの興行収入ランキングTOP3は、以下の通りです。
- 3位: ONE PIECE FILM GOLD(51.8億円)
- 2位:ONE PIECE FILM STAMPEDE(55.5億円)
- 1位:ONE PIECE FILM Z(68.7億円)
14位:『ONE PIECE 3D 麦わらチェイス』(2011)7.9億円
公開日 | 2011年3月19日 |
監督 | 佐藤宏幸 |
同時上映作 | 『トリコ3D開幕!グルメアドベンチャー!!』 |
上映時間 | 30分 |
主題歌 | 東京スカパラダイスオーケストラ「Break into the Light〜約束の帽子」 |
歴代の映画『ONE PIECE』シリーズの中で唯一3D映画として制作されたアニメーション映画。
山口智充さんが、映画オリジナルキャラクターのシュナイダー役・バズ役・大ワシ役の一人三役を務めていることで話題になりました。
あらすじ
〝偉大なる航路(グランドライン)〟を行く気ままな麦わらの一味に大事件発生!! 昨夜まであったはずの麦わら帽子が、忽然と消えてしまったのだ。大海賊・“赤髪のシャンクス”と約束を交わし預かった、命よりも大切な宝物。「海賊王におれはなる」と決意した日から、どんなピンチに陥っても手放すことのなかった麦わら帽子が、ない、ない、ないッ! 血まなこになって探すルフィたちは、ついに麦わら帽子をくわえた大鷲を発見…。仲間たちと力を合わせ、一味の宝を取り返せ!!
評価の高いポイント:ONE PIECE映画としては唯一の体験型!
3D映画という特徴を活かして、随所に手前に飛び出してくるような演出が盛りだくさん。
海王類たちの間を船で駆け抜け、巨人族と対決を繰り広げるなど、スケールの大きな展開が立て続けに用意されていて、体験型と言ってもいいような内容となっています。
30分と比較的短時間ですが、しっかり物語にも起承転結と感動できるポイントが用意されているのがニクいです。
12位(同率):『ワンピース THE MOVIE カラクリ島のメカ巨兵』(2006)9億円
公開日 | 2006年3月4日 |
監督 | 宇田鋼之介 |
同時上映作 | なし |
上映時間 | 95分 |
主題歌 | NEWS「サヤエンドウ」 |
機械じかけのメカ島にてドクター・ラチェットとの対決を描いた劇場版第7弾。
ゲスト声優として元SMAPの稲垣吾郎さんがドクターラチェット役を演じていたり、主題歌をNEWSの面々が務めたりと、ジャニーズ事務所のタッグが顕著な映画でした。
いつもはチョッパー役の大谷育江さんが体調不良によって、本作のみ伊倉一恵さんが代役を務めています。
あらすじ
大嵐の〝偉大なる航路(グランドライン)〟。沈没寸前の海賊船から運び出した宝箱の中から、黄金総入れ歯のお婆さん(ローバ)が現れた!! ルフィたちは、伝説の宝・金の冠と引き換えにローバを島に送り届けると約束する。しかし、島に着くと、ローバは島の領主でローバの息子・ラチェットに強引に連れ帰られてしまう…。金の冠の手掛かりを失ったルフィたちは、「島唄」を頼りにお宝探しを開始! ところが、その行く手には、「カラクリ」を使った壮大な罠が仕掛けられていた…。
評価の高いポイント:VS機械兵器!アニメシリーズでは先行解禁の“ギア2”
TVアニメシリーズがウォーターセブン編に入り、サイボーグという存在の登場もワンピースの世界で“有り”になったタイミングに合わせて、この映画ではルフィたちが機械や兵器を相手に激闘を繰り広げる展開に。
自分たちよりも遥かに大きな巨大な兵器を、驚きの方法で破壊させてしまう展開に注目です。
そして当時のTVアニメでは未登場だった「ギア2」を先行して登場させるという思わぬサプライズも用意されていました。
12位(同率):『ワンピース エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』(2007)9億円
公開日 | 2007年3月3日 |
監督 | 今村隆寛 |
同時上映作 | Dr.マシリト アバレちゃん |
上映時間 | 90分 |
主題歌 | 川嶋あい「compass」 |
これまではオリジナルストーリーが定番となっていた映画シリーズで、初めて原作エピソードの映画化に挑戦!
原作でも人気の高かったエピソードであるアラバスタ編をベースに、映画用に内容をアレンジして1時間半にまとめました。
あらすじ
〝偉大なる航路(グランドライン)〟を突き進む、ゴーイング・メリー号。そこには、アラバスタ王国の美しき王女・ビビもいた。砂漠の大国・アラバスタは、数年前から続く水不足により、内乱の危機に直面していた。国外調査の結果、諸悪の根源が国の英雄と崇められる「クロコダイル」だと知ったビビは、真相を告発すべくアラバスタへと急いでいたのだ。全面戦争勃発まで、残り時間はあとわずか。ビビは、愛する父を、幼なじみを、国民を、「無益な争い」から救い出すことができるのか!?
評価の高いポイント:TVアニメと比較すると驚きが多い!
本当は1時間半では収まらないような長編シリーズであるアラバスタ編を、人気のシーンであるアラバスタの出航までを収めた力作。
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