目次
【一色いろは】八幡のことを諦めていない
一色いろはは最後にはどうしたのか。
いろはすもまた、由比ヶ浜と同様に、比企谷が好きなのは雪乃なのだと察していたようでした。
それでも諦めていないようです。
あと3年経ったらお酒が飲めるようになるから、酔ったふりして既成事実作ればOKと結衣にアドバイスするんですね。
そして「3年経ったらお酒飲めるようになるのは、結衣じゃなく自分のことでは?」と小町に突っ込まれ、うるさいと返します(笑)
さすがいろはす・・・手口が強引(笑)
最強の後輩ですね。
それにあのめんどくさい2人のことだから続くかどうかも怪しいとも言ってたんですが、確かにそれは想像できちゃいますね・・・(笑)
いろはすは、なんだかんだと「本命は葉山」と口では言うんですが、上記の会話の端々に自分はまだ比企谷を全然諦めていないという気持ちが表れていました。
こういう選ばれなくとも前向きな女の子っていいですよね。
物語全体を確実に明るくしてくれるキャラクターだなあ、と改めて感じました。
↓一色いろはエンド
詳しくは俺ガイルはゲーム化されている!アニメとゲームの違いは?をご覧ください。
【雪乃下陽乃】本物を見せてもらえて満足?
物語後半で陽乃もまた自身の弱い部分を垣間見せてくれました。
それは、陽乃もまた「本物」が存在するのか知りたがっていたこと。
自分も偽物のような人生を送ってきたと比企谷に告げるんです。
これは雪ノ下家の跡取りとして言いなりの人生を送ってきたことを言っているのでしょう。
そして陽乃もまた、本物を求めて迷い続けていたんですね。
自分じゃない誰かにでもいいから、本物はあると証明して欲しい。
それを比企谷に期待しているように見えました。
だから比企ヶ谷が逃げの選択肢をとろうとすると、あんなに意地の悪い物言いをしていたわけです。
そして最終的に比企谷は雪乃に向き合い、本物を見せてくれた。
100パーセントの納得ではないのかもしれませんが、陽乃も救われたのではないかと思います。
【葉山隼人】幼い頃の後悔を八幡に託すことができた
葉山隼人もまた、闇を抱えていました。
それは、小学生時代の雪乃の孤立を救えず、中途半端な手出しでよけいに禍根を残してしまった後悔でした。
そしてその結果、陽乃に恨まれる結果になってしまったことを悔いていました。
葉山の心の中にいたのは陽乃だったんですね。
そして比企谷には自分のように中途半端ではなく、全力で向き合うべきだと告げます。
結果として比企谷は雪乃と全力で向き合い、救うことになったのですから、葉山の抱えていた闇も解消することになったのだと思います。
その証拠に、比企谷と雪乃が付き合ってからの葉山はどこか清々しい様子でした。
【平塚静先生】離任することになり比企谷とダンスを踊る
比企ヶ谷の恩師、平塚先生はというと離任することになります。
そして離任式後のプロムにて、比企ヶ谷と平塚先生は誰もいない会場にて最後のダンスを踊りました。
そしてひとしきり踊った後、2人は別れの挨拶を交わします。
比企ヶ谷は散々迷っていた雪ノ下との関係を、平塚先生の熱い教えで迷路から抜け出すことができました。
平塚先生も比企ヶ谷のことは特別な想いのある生徒ではあったようで、先生と生徒の関係こそ超えることはなかったですが非常に2人らしい別れ方でした。
ちなみに平塚先生は比企ヶ谷が成人したらお酒が一緒に飲みたいとも言っていました(笑)
【ラスト】奉仕部は無事存続
奉仕部は結局どうなったのかというと、無事に存続することになりました。
いろはすと小町の策略で正式に奉仕部が設立されたからです。
そしてその部長はなんと小町。そして部員に比企ヶ谷、雪ノ下です。
(小町は総武高校に入学することになります)
由比ヶ浜はというと、依頼人という立場で奉仕部部室を訪れました。
依頼内容は由比ヶ浜の結末の章で述べた通りです。
そして由比ヶ浜は、この依頼は「今日も明日も明後日も、ずっと続くことになると思う」と告げます。
新たなメンバーも加わり、奉仕部の新たな活動が始まったところで、物語は幕を閉じます。
一応雪ノ下を選んだとはいえ、由比ヶ浜もついに気持ちを告白したところで終わりとは・・・なんとも歯がゆいですね(笑)
このあとの3人の関係性はどうなるのか・・・もう少し見てみたかった終わり方でした。
まあ比企谷は気まずそうに2人から目をそらしていたので、またどっちつかずの日々が始まるのかもしれません・・・。
まとめ:俺ガイルは「本物」を伝えるための物語
俺ガイルの結末は雪ノ下エンドとなりました。
個人的には最後までハッキリ言ってくれない作品だったなぁという印象があります(笑)
ただ、それは言葉では表現できない「本物」を伝えるための物語だったのかもしれません。ラストを見る事で俺ガイルのタイトルの意味もわかってきたりします。
また、解釈を読み手に任せているところがこの作品の味でもあるのだと思います。
さらに詳しく俺ガイルの伏線考察をまとめた記事もありますので合わせてそちらも読んでみて下さい。
筆者と同じく由比ヶ浜派の方もたくさんいらっしゃると思うので、そんな方はぜひゲーム版の由比ヶ浜エンドを見てほしいです。
詳しくは俺ガイルはゲーム化されている!アニメとゲームの違いは?をご覧ください。
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