目次
物語冒頭でゴローを殺した人物と同一人物
星野アイはなぜ殺された?でも解説していますがアイを殺害した”ストーカー男”と、前世でゴローを殺害した”黒いフード姿の男性”は、実は「同一人物(リョースケ君)」であることが明かされました。
ちなみに、このリョースケ君はアイ殺害後、すぐ警察に逮捕されました。
しかし彼が逮捕された後も、残されたアクア(ゴロー)の中には、このリョースケ君に対して、大きな疑惑を抱いていたのです。
アクアは「情報提供者がいる」と推測
アイがリョースケ君に殺された時期、この親子は新居に引っ越してきたばかりの頃でした。
ルビー(さりな)が怒りと悲しみで泣き叫ぶ一方、
アクア(ゴロー)の中には“1つの疑念と結論“を抱き始めます。
アクア「情報提供者がいる…それも、アイの相当近いところに!」
アイを殺害したリョースケ君に対して「自分たちの”新居の場所”を教えた”提供者の存在”」がいることに気づいたのです。
しかも、その犯人は「アイの身近にいること」まで確信しました。
情報提供者は双子の父親?
“情報提供者”が誰なのか…さっそく頭の中で候補者たちを割り出します。
- 所属事務所の社長(斎藤壱護)
- 同じ「B小町」のメンバー達
- 自分たち”双子の父親”
ここでアクアの中から割り出された人物から、消去法を持ちいる形で推理してみましょう。
所属事務所の社長(斎藤壱護)
最初に上がってきたのが、アイが所属する事務所で社長を務める“斎藤壱護”です。
前世のゴローが知る限りでは「アイと近しい人物」は彼だけだからです。
しかし自分が経営する事務所の、大事な”看板娘”を殺害などしても何もメリットもありません。
ここまで考えた時点で、アクアの中で斎藤は”情報提供者”の候補から外されました。
同じ「B小町」のメンバー達
次に可能性が高い存在として挙げられたのが、アイと同じ「B小町」のメンバー達です。
しかし、ここでもアクアの中で知る限りの情報で”真犯人”とは決めつけられない点が、いくつかあります。
- メンバー同士の仲は、それほど良くはない。
- アイに”友人らしき人”を見たことがない。
- メンバー達もアイに”親族”がいないことは分かっている。
- メンバー達は「アイの住所」すら知らない様子だった。
メンバー達において決定的なのが①と④であり、新居の住所すら知らないのであれば、情報提供のしようがないですものね。
これにより、メンバー達も斎藤に続いて、候補から外されました。
自分たち”双子の父親”
先の①と②が外された後、残るはアクアとルビー、この「双子の父親」だけとなります。
ちなみにアイは殺される前、子供たちの見えない場所(街にある公衆電話)で「元・恋人」と通話していました。
さらに、この通話中に「自分たちの新しい住所」まで教えてしまっています。
アクア自身は、この時の両親の通話を聞くことすらできていませんが、自身がこれまでに得た「アイの情報」を元に分析を続けます。
メンバー同士の仲により「アイの交友関係が“極めて狭い”こと」を知ったアクアは以下の結論に至ります。
- 犯人は「同業者(芸能人)」である可能性が高い。
- そんな”自分たちの父親”が芸能界にいる。
アクアに転生した現在、その犯人(父親)との”血縁関係”がある以上、毛髪から“遺伝子検査”で割り出せることを確信します。
情報提供者は父親=真の父親なのか
ここからは、情報提供者(父親)と思われるキャラクターの存在と真相に迫っていきます?
父親は鏑木勝也?
アイの死から時が経過し、アクアとルビーも中学生にまで成長していました。
アクアとルビーが受験した”陽東高校”で、かつて幼少期に共演した、あの元・天才子役の”有馬かな”と再会します。
そして「今日は甘口で」というドラマのプロデューサーである「鏑木雅也」に接触するため、出演を決意しました。
実はこの時期よりも過去に、アクアは死亡したアイの携帯電話に、この「鏑木雅也」の名前と番号を発見していたためです。
この時点では、アクア自身が「鏑木勝也」こそが、アイの元恋人であると同時に“自分たちの父親”である可能性を見出していたのです。
しかし、彼が吸っていた”タバコの吸い殻”を検査に出した結果…
「鏑木勝也は”父親”ではなかったこと」が判明します。
それでも、鏑木雅也は「アイの過去」を多く知っている人物だったのです。
- 上京してきたアイと、何度も一緒に仕事をしてきた。
- 良い営業先を教えたこともあった。
- 事務所には内緒で”男の子”と会う時には、良いお店を紹介してあげたこともあった。
そこまで話してくれた鏑木勝也から「恋愛リアリティショー」への出演を求められます。
もしも出演してくれたら、アイの事務所も知らない“ディープな裏話”や「アイの異性関係」まで教えてくれると言うのです。
一度は役者への道を諦めていたアクアですが、鏑木勝也から教えてもらえる話により「父親に近づくヒント」を得るために、彼からの話を承諾します。
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劇団「ララライ」の所属男優?
ルビーとかな、そして”MEMちょ”の3人でアイドルユニットとして本格的に動き出す一方、アクアは高級寿司店で鏑木雅也との会食に入ります。
その目的は以前から約束していた「アイの過去や異性関係」を教えてもらうためです。
この時に、アクアが鏑木勝也から教えてもらえた「アイの過去や異性関係」は以下の内容になります。
- 田舎から上京してきたばかりのアイに「劇団ララライ」を紹介した。
- 同じ劇団に所属している男性と”恋”に落ちた。
- しかし、その”恋愛相手”の氏名や容姿までは、鏑木雅也でも知らなかった。
(回想シーンでも、その男性は”シルエット”の姿でしか描かれていない)
鏑木勝也からの話で自分たちの父親が、劇団「ララライ」に所属していた男優である事まで判明しました。
鏑木雅也から教えられる「アイの過去や異性関係」さらには回想シーンを見たい人は、コミックス第4巻を読んでみると、良いでしょう。
鏑木勝也こそが”黒幕”である可能性も高い?
出会った時点でアクアの容姿が「アイに似ている」と気づいた鏑木雅也ですが、彼があまりに“良い人過ぎる点”が腑に落ちないですよね。
これまでアクアに対して「アイの過去や異性関係」まで教えてくれたものの…こうした行動で、もう1つの結論に至りました。
それこそ、
「鏑木雅也こそが“黒幕”である可能性も高い」ということです。
彼はアクアがアイのことを強く知りたがっている様子を見たことで交換条件まで出す形で、アイのことを惜しみなく教えてくれました。
しかし、それは真逆の方向で考えてみると、
「アクアを使って“何か”を起こそうと企んでいる」ようにも見えるのです。
まだ上京してきたばかりのアイを助けてくれた鏑木勝也に対しては、アクアも読者たちも感謝すべきでしょう。
しかし、過去にいくつもの仕事を一緒にこなしていた程に馴染み深い人物だからこそ、尚更に怪しいですよね。
父親はどうして姿を現さないのか?
ここでは劇団「ララライ」に所属していたとされている”父親”がアクアたちの前で姿を現さない理由に迫ってみます。
スキャンダルを恐れている?
先の項目で、もしもアイの元恋人が本当に劇団「ララライ」の売れている男優であったとしたら、子供たちに会いに行くだけでも難しい話になります。
もしも自分が双子と会っている瞬間を、雑誌や新聞記者に撮られて記事として掲載されてしまっただけでも致命的となります。
「アイとの隠し子」などというスキャンダルにまで発展してしまっては、役者としての仕事をもらうだけでも苦労させられてしまいますからね。
クズで子供に会いたくない?
現時点までは、ハッキリした正体まで掴めていませんが、まだアイが生きていた時点で、父親としても人間としても「クズ」であることは明白ですね。
- 自分の子供たちの”養育費”を支払っていない。
- アイ達の新居にストーカー(リョースケ君)を差し向けた。
この2つの行いだけでも、父親としても人間としても“許されないこと”ですからね。
現時点で父親と黒幕については分かっていない
先の項目まで”父親”や”黒幕”について考察してきました。
しかし現時点では確実性の高い情報までは殆ど掴めていません。
そこで、ここではアクアが“今後の調査”において、どんな人物と接触して、どんな行動をしていくべきかについて、簡単にまとめていきます。
アクアは引き続き調査中
今後も引き続き調査を続けていく上で、アクアが誰と接触し、どうやって新しい情報を得ていくべきなのか…この辺を簡単にまとめてみます。
①鏑木雅也 | ・今後も彼からの依頼(ドラマや番組への出演)が来た時には「情報提供」を交換条件として応じていく。 (しかし、警戒心も怠らないこと) ・彼以外にも仕事関係で「アイと親しかった人物」のことも教えてもらうこと。 |
②鳴嶋メルト | ・私立探偵などに依頼する形で、彼の両親を始めとした家族関係についても調査してみること。 |
アクアにとっては、かなり遠回りさせられている感も強いのでしょうが「アイの過去や異性関係」を知ってしまった以上、今後は学校や撮影現場でも今以上に慎重に動いていく必要がありますよね。
“情報提供者”は1人だけとは限らない
先の項目で”慎重に”などと書いてしまいましたが、アクアはこれまでの中で既に軽率な行動を取っていたことにも気づいてないと思います。
それは鏑木勝也との会食中、他人(2人の目前でお寿司を握っていた職人さん)の前で“アイ”の名前まで出しながら話していたことです。
何も、この職人さんが父親や黒幕などと言うつもりではありません。
しかし、こうした高級なお店には鏑木勝也以外にも、多くのプロデューサーや芸能関係の人達も日頃から多く来店しているものと相場は決まっています。
仮に鏑木雅勝也が黒幕でなかった場合、この職人さんも他の芸能関係者と繋がっている可能性も”完全にゼロ”とは言い切れません。
もしも、この寿司職人も“黒幕”や”父親”と間接的に繋がっている人物だとしたら…
アクア達が帰っていった後に、本人たちの知らない間に彼らが話していた内容について通報されてしまっている可能性もあり得るわけです。
そう考えてみると、黒幕や父親はそれぞれ1人きりであっても、その者たちと密かに繋がっている“情報提供者”は決して「1人だけとは限らず、複数人もいる可能性も高い」と考えた方が妥当では、ないでしょうか?
まとめ
今回は「推しの子」あらすじ紹介(主に序章)をしながら、アイを殺害した真犯人である”父親”や”黒幕”の正体に迫ってみました。
連載前から、2人の人気漫画家による制作というだけでも大きな話題とされていた本作品ですが…実際に読み始めてみると、サスペンス色がかなり強いことに驚かされましたね。
本作品の印象を一言で言い表すなら、役者やアイドルとしての”お仕事もの”と”サスペンス”を程良い感じにブレンドされた意欲作とも呼べますね。
アクアによる”復讐”という目標が達成されるまでの道のりは、まだまだ長そうに感じますが、役者や学業もこなしながら頑張って「父親」の存在を暴き出してほしいものですよね。
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コメント
鏑木勝也だ。間違えるな。どうせにわかファンのくせに。
名無し 様
申し訳ありません。
また、キャラ名の間違いを指摘いただき、ありがとうございます。
先ほど正しい「勝也」の方に修正しました。
“寿司職人も“黒幕”や”父親”と間接的に繋がっている人物だとしたら…”
というのは流石に考え過ぎなのでは?あの寿司職人は名前も判明していませんし、それらしい伏線もありません。それに態々父親に繋がっている人間をアクアに会わせるでしょうか?
あ 様
コメントいただき、ありがとうございます。
確かに私も、記事作成や考察した時、あの寿司職人も実は繋がっているというのも少し考えすぎかな…とも思いましたが、父親や真犯人における謎がまだまだ多い上、名前もなく、たった1コマ分であるものの、2人の会話の場面でドアップで横顔が描かれていたことにも、実は大きな意味や手がかりが隠されているように感じました。
サスペンスは犯人が分かってる話を指すので、推しの子はミステリーですかね。一応父親らしい人の描写はありましたが、誰なのかは完全に伏せてるので。
あ 様
ご指摘、ありがとうございます。
確かにミステリーという言葉の方が合っているかもしれませんね。
「その”男優”に近い人物とは?」の所で考察されている、
鳴嶋メルトがその人物なのでは?と思った根拠はなんでしょうか?
この記事が2021年8月(?)位に書かれた記事で、最近の記事では無いとしても、それまでの情報から、
「鳴嶋メルトの抜群な演技力が、もしも「芸能界にいる“父親譲りの才能”だとしたら?」
の、文に繋がる情報は一つも無く、何故そこに至ったのか?分からないのです。
2021年時点で鳴嶋メルトについて分かってる事は、
1、劇団ララライの男優では無い事。
2、外部から連れて来たモデル出身。
要するに、演技はズブの素人って事だけです。
何故、メルトが怪しいと思ったのですか?又、寿司職人が協力者ではないかと、言い出した根拠もお願いします。
この記事を読んでいて、急に出てきた「メルト」と「寿司職人」に大変驚いたので、宜しくお願いします。
推しの子初心者 様
コメントおよびご指摘いただき、ありがとうございます。
メルトに関しては確かに演技の才能はないものの、それでもアクアたちとの共演を重ねながら上達していることは確かなので、今では完全に”素人”とは言い切れない存在です。
(メルトの箇所は削除しました)
また、寿司職人に関しては私も始めは完全エキストラと割り切っていましたが、その割には1コマだけ横顔がアップにされた状態で描かれており、仕事をしながら2人の会話を盗み聞きしていたようにも感じられたため、真犯人に対してその情報を流しているのでは?と感じたためです。
また、仰る通り本記事は2021年夏に作成した関係上、当時はまだ姫川大輝や上原清十郎が登場していない時期だったこともあり、彼らの存在をまだ知らない状態での考察内容として作成しました。
ご了承ください。
その消した記事には
「メルトの親は役者で、メルトは劇団の中でも抜群の芝居をしていた」
の様な事を書かれていましたが、
正しくは姫川の事ですよね。
なら、記事を書いた時には姫川は登場していたからそう書いたのではないのですか?
考察する前に、せめて勝手な解釈をせずに調べたらどうでしょうか。
考察記事なのに色々間違ってるし、しかも頓珍漢。
その消した記事には
「メルトの親は役者で、メルトは劇団の中でも抜群の芝居をしていた」
の様な事を書かれていましたが、
正しくは姫川の事ですよね。
なら、記事を書いた時には姫川は登場していたからそう書いたのではないのですか?
考察する前に、せめて勝手な解釈をせずに調べたらどうでしょうか。
考察記事なのに色々間違ってるし、しかも頓珍漢。
サスペンスでは無くて、ミステリーの間違えでは?
うわーすっげぇ私でもこんな考察できないよ
すごいですねこれから応援します‼️頑張ってください😄