SAO(ソードアートオンライン)とアクセルワールドは同じ原作者:川原礫さんの作品で、両作品の繋がりが次々に判明しています。
今回はSAOとアクセルワールドの繋がりについて、時系列の整理も交えてなるべくわかりやすくまとめてみました。
[SAO動画情報]
SAOソードアートオンラインとアクセル・ワールドのつながり(共通点)を考察まとめ!
SAOとアクセルワールドのつながりを詳しく考察してまとめてみました。
要点だけ先にまとめてしまうと以下のような感じ。
- 時代的には親と子供くらいの1世代分の差で繋がっている。SAOの少し未来がアクセルワールド。
- SAOのSTL技術がアクセルワールドのニューロリンカー、ひいては加速世界の土台技術になっている。
- ニューロリンカーを開発したレクトとカムラは、それぞれアスナと黒雪姫の実家という共通点がある。
- 心意の概念が両作品で登場する。さらに黒雪姫の心意技はキリトがよく愛用するソードスキルと繋がっている。
- フラクトライトという単語が両作品で登場する
- 黒雪姫の魂はもしかしたらキリトとアスナの子供の魂かもしれない
それぞれ詳しく解説していきます。
両作品の時系列を整理(アクセル・ワールドはSAOの未来世界)
まずは、SAO~アクセルワールドに連なる一連の歴史を以下の年表に整理してみました。
時系列 | イベント | 作品 |
2022年~ 2024年11月 |
アインクラッド編。フルダイブ型VRマシン「ナーヴギア」発売。 | SAO |
2025年1月 | フェアリィ・ダンス編。次世代フルダイブ型VRマシン「アミュスフィア」発売。 | SAO |
2025年12月 | ファントム・バレット編。 | SAO |
2026年1月 | マザーズロザリオ編。 | SAO |
2026年4月 | オーディナルスケール編。ARマシン「オーグマー」発売。 | SAO |
2026年6月 | アリシゼーション編。『ソウルトランスレーション(STL)』技術が生まれる。 | SAO |
2026年7月 | ユナイタルリング編。アスナと神邑樒が出会う。 | SAO |
2030年 | 人工子宮が実用化・マシンチャイルドという概念が生まれる | AW |
2031年 | 量子接続通信端末「ニューロリンカー」第一世代機をレクトとカムラが発売。 | AW |
2032年 | 黒雪姫誕生。 | AW |
2033年 | 有田ハルユキ誕生。 | AW |
2046年 | アクセルワールド本編開始。 | AW |
まずはこの歴史上のSAOとAWの年代感を理解すると、つながりを把握しやすいですね。
そもそもこの両作品、そんなに離れてないんですよね。
アクセルワールドの時代(2046年)では、キリトやアスナは大体38歳くらいですね。
黒雪姫やハルユキの親くらいの年齢と捉えるとわかりやすいと思います。
「黒雪姫の魂はアスナとキリトの子供ではないか?」という説もあるくらいで、これは別項にて別途詳しく考察しています。
それとこの一連の流れで注目すべき点は、「技術の進歩」がきちんと繋がっているんですよね。
- ナーヴギア(VR)
- アミュスフィア(VR)
- オーグマー(AR)
- ソウルトランスレーション(魂接続)
- ニューロリンカー(VR・AR・魂接続)
特に劇場版のオーディナルスケールで、AR技術登場を違和感なく組み込んだのは見事ですね。
アクセル・ワールドでは当然の如く存在しているVR・AR技術の双方を、WEB版ではVRしか登場していなかったSAOと無理なくつなぎ合わせてしまいました。
SAO時代に登場した技術の集大成が、アクセル・ワールドの「ニューロリンカー」だったんですね。
巨大企業レクトとカムラの共通点の考察
ニューロリンカーの第一世代機は巨大企業『レクト』と『カムラ』によって2031年に発売されたことがアクセルワールド内で明らかになっています。
また、ニューロリンカーは初期段階では「ソウルトランスレーションテクノロジー」と呼ばれており、ニューロリンカーはSAOアリシゼーション編に登場したSTL技術が元になっているということですね。
さらに巨大企業『レクト』とは、アスナの父親が経営していると言われるあのSAOのレクトでしょう。
そして『カムラ』の方は、黒雪姫の肉体上の母親の実家が経営者一家であり、姓が神邑ということが判明しています。
つまりアクセルワールドのニューロリンカーを作った『レクト』と『カムラ』は、両作品のヒロインの実家の経営会社であるという共通点があります。
心意と必殺技の共通点
SAOとアクセル・ワールドの共通点として、どちらにも心意システムが登場しています。
SAOではアリシゼーション編のアンダーワールドにおいてだけ、強いイマジネーションによって戦闘での威力が上乗せされるなど事象のオーバーライドが起こりました。
そしてこれを心意と呼び、心意をマスターしたキリトは、自分の服をアインクラッド時代の黒衣に変化させたり、生身で空を飛んだりします。
これと同じ心意がアクセル・ワールドの加速世界でも登場します。
加速世界においては別名インカーネイトシステムとも呼ばれ、限られたリンカーしかその存在を知らない裏技的存在です。
「強いイメージ力によって事象をオーバーライドする」という概念は全く同じで、アクセルワールドでは強力な必殺技を始め、フィールドの変遷を引き起こしたり多岐に渡る活用方法が編み出されています。
ここで興味深いのがヒロイン・黒雪姫の使う心意技の名称がキリトがアインクラッド時代に愛用したソードスキルと同じ名前ということです。
代表的なのが
- ヴォーパルストライク(片手剣重単発技)
- スターバーストストリーム(2刀流16連撃技)
あたりですね。
黒雪姫の心意技はグラフから伝授されたものなのでここが直接つながるわけではないのですが、これを見るとグラフもまたSAOに関係のある人物の可能性が出てきます。
加速世界はアンダーワールド(SAO)が元になっている
アクセルワールドに登場する「加速世界」はSAOの「アンダーワールド」が元になっていると考えられます。
- ニューロリンカーはソウルトランスレーション技術が元となっていること
- 現実世界と比べて内部時間が1000倍に加速可能という共通点
- どちらの世界にも「心意」が存在している
これらの事実から、「加速世界」とは「アンダーワールド」をより進化させた世界なのかなと。
加速世界で登場する心意システムが、SAOではアンダーワールドでしか使えないのは、加速世界の元になっているのがアンダーワールドだからなんでしょう。
フラクトライトという単語が登場する
SAOのアリシゼーション編で登場するフラクトライトという単語。
これは「揺れ動く光」という意味の、フラクチュエーティング・ライト(Fluctuating Light)の略称なんですね。人間の脳神経細胞内のマイクロチューブル内に存在する光量子であり、作中ではフラクトライトが人間の魂の本質とされています。
これがアクセル・ワールドでは7つの神器のうち、最後の神器の名前『ザ・フラクチュエーティング・ライト(THE Fluctuating Light)』として登場しています。
帝城地下深くに存在することだけは確認できていますが、その正体は全くの謎。
手に入れるには四神の門と八神の社を突破する必要がありますが、この封印を解くことが加速世界の根源に至ることにつながると言われています。
SAOから考察すると『フラクチュエーティングライト=魂』ですから、アクセルワールド最大の謎・7番目の神器も魂の本質に迫るものなんでしょうね。
個人的には加速世界のNPC(メタトロンとか)は人工知能とは思えない感情を有していますし、NPC達の本質はアンダーワールド人のようなフラクトライトなのかもしれないなと考えてます。
しかも加速世界の技術的な元になったのはアンダーワールドですし。
黒雪姫はアスナとキリトの子供?
最後に『黒雪姫の魂はアスナとキリトの子供』説について、これはけっこう信憑性が高いかもしれないと思っています。
まず黒雪姫は人工子宮によって産み出され、赤ん坊のうちに魂の上書きコピーの実験によって生まれた子供です。
そのため黒雪姫の肉体上の母親は<神邑>一家であることは判明しているんですが、魂の両親が未だ不明です。
そして『その魂の両親とはキリトとアスナかもしれない』という伏線が次々に判明しています。
- 年齢的にも違和感がないことが分かった。(黒雪姫誕生年にアスナは25歳、キリトは24歳であることが判明)
- 黒雪姫の母親の実家<カムラ>とアスナの実家<レクト>は共同してニューロリンカーを発売したという繋がりが判明
- その後カムラ側がソウルトランスレーション技術を応用した魂の上書きを実の娘で実験
- 黒雪姫はキリトと同じ技を使っている
- SAO21巻にて神邑樒と名乗る同級生の女の子がアスナに接触した
なんだか物語が進むにつれて無関係だと思う方が不自然なくらいになってきたなあと・・・(笑)
黒雪姫の出自はSAOとアクセルワールドの繋がりを語る上で欠かせない事実と言えそうです。
まとめ
現時点で判明しているSAOとアクセルワールドの繋がりをまとめて整理してみました。
要点をまとめると
- 時代的には親と子供くらいの1世代分の差で繋がっている。SAOの少し未来がアクセルワールド
- SAOのSTL技術がアクセルワールドのニューロリンカー・・・ひいては加速世界の土台技術になっている
- ニューロリンカーを開発したレクトとカムラは、それぞれアスナと黒雪姫の実家という共通点がある
- 心意の概念が両作品で登場する。
- フラクトライトという単語が両作品で登場する
- 黒雪姫の魂はもしかしたらキリトとアスナの子供の魂かもしれない
ということでした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
コメント
SAOの心意らしき現象は、アンダーワールド以前から起きてますよ。
プログレッシブによると、6層のボス部屋ですでに。
行動不能状態から意思の力で脱してまして、アスナ曰く『キリト君の目が金色に光って見えた気がした』
アニメでも何度かやってますよね。目が金色に光るって。
アスナが麻痺から抜けたのも心意なのではと考察されますよね。
(…黒雪姫が心意技にキリトの愛用技を命名したのは偶然とは思えず〜)とありますが、心意技を命名したのも、彼女に伝えたのもグラフです。ですので、その観点から直接結びつけるのは少し違うのではないでしょうか。グラフがキリトに似ている〜、キリトと黒雪姫にも何らかの関係性がありそう〜、だから黒雪姫はキリアスの子のコピーではないか。としたほうが良いかと個人的には思います
コメントありがとうございます!
同様のご指摘を別記事でもいただいてまして、そもそもグラフが関係ある可能性がありそうというお答えをしたのですが、仰る通りに修正した方が誤解なさそうですね。
同じように感じる方多そうですので、記事も修正させていただこうと思います♪
つーか適応者はみんな、「魂の上書き」をされた者なんじゃね?
なるほどその視点はなかったです!!
その辺の謎が最大の伏線ですよね。
匿名さんの仮説とてもおもしろいですね♪
BB入れた夜に夢見るじゃないですか
あれって記憶をインプラントしてBB上のどこかにSAOみたいな
ライトキューブがあるのでは
そうするとラグを利用する
オメガ流に辻褄があいますね^_^
なるほど!!
BB内にあるメインビジュアライザーでしたっけ?あれがそれっぽいですかね。
アメリカに逃げ帰った人間はラースの技術を持ち帰る事はできない
そしてこんだけの技術使えるのはラースのみ
キリトは将来をアメリカ留学から海洋資源探査研究機構に変更
大きい会社はカムラとレクトのみ
オーグマーは日本全土に配備
黒雪姫は沖縄でBBプレイヤーと会う
ハイエストレベルでは地上にのみ光が見える
オーグマー配備と通信緩和用のドローンはいつか設置型にしたいと発言
これだけ揃っていれば直接的でなくとも時系列的に揃っちゃったヽ(´▽`)/
作者が「ストーリー的なつながりはない」とAW10のあとがきに明記していることは触れておくべきではないでしょうか。
単にストーリーが直接つながっていないだけで時系列は同じ、ということはあり得ますが。
グラフは二刀流を扱っていて、その流派は明陰流(アイン流)と言いますが。
これは明らかにキリトのアインクラッド流ですよね!
作中内に登場するグラファイト・エッジ(グラフ)は、SAOアリシゼーションWoU編の最後に、菊岡と話していたフラクトライト状態のキリトの可能性があると思う。
グラフがコピーされたキリトのフラクトライトならトリリード·テトラオキサイドの親になっていることに説明がつかなくなりますよ。BBアプリのインストールは初期配布以外はすべて直結によりBBアプリを持っている人からコピーしてもらわないと出来ない。そしてリードは例外のオリジネイターではないのでグラフがコピーされたキリトのフラクトライトという説は絶対にあり得ません
黒雪姫がタクシーのシステムに干渉した際、「2本の剣・薔薇と金木犀の花の意匠」アイコンを持つ「SSS」。AW世界のバックグラウンド・システムに抜け道を使えるあたりはグラフ、またはその関係者がこのシステム構築に関わってしたのでしょうか。
そしてAW世界のシステムにボトムアップAIが見られずトップダウン型しか見られないこと。
ニューロリンカーネットワークシステムの構築に誰がどんな関りをしていたのでしょう。
6層のは心意じゃなくてスキル
ユナイタルリングで完結する説ある?