曽志崎緑は、蕨青南高校の守備ミッドフィルダーのポジションを担っていて、サッカーセンスも判断力もかなり高いキャラです。
そんな彼女がなぜ弱小高校である蕨青南高校に入学したのか、またどれくらいサッカーが上手いのか等について詳しく解説していきます。
曽志崎緑とは
本名 | 曽志崎 緑 |
学校名 | 蕨青南高校 |
学年 | 1年 |
ポジション | 守備ミッドフィルダー(ボランチ) |
背番号 | 4 |
曽志崎緑は、周防にとってライバルであり、良き理解者である存在です。
中学時代に雑誌で紹介されたり、全国3位を獲ったりと名前を轟かせており、代表選手に選ばれたこともあります。
ボケが多い1年生の中でツッコミを入れる明るいキャラクターですが、冷静な判断をすることもできるため、ワラビーズのカウンターの要になる存在です。
女子サッカーの環境面や意識の面について考えていることが多いので、曽志崎も過去になにか悩んだことがあるのでは…と推察できます。
中学時代からすごいよね
周防すみれを高くかっている
周防とは中学時代、敵として競い合う関係でした。
自分なら周防のプレーをもっと生かせると思い、同じチームでプレーしようと持ちかけます。
その結果、桐島からの浦和邦成への勧誘を断り、弱小高校の蕨青南高校に入学することを決意。
実際にワラビーズ入部後に同じチームでプレーして彼女を選んでよかった、と改めて実感します。
環境のせいで周防の才能がつぶれてほしくないと思っていたため、自分がもっと周防にチャンスを与えたいと思ったのでしょう。
入学前に「惨敗させたのは私だから」と笑いながら周防に伝えるシーンで冗談のようにいってるように感じますが、半分本音も混じっているんじゃないかなと感じます。
「突出した才能があるのに周りがついてこれず諦めてしまうのではないか、もっと活躍できていれば注目を浴びたのでは」と心のどこかで思っていたのかもしれません。
だからこそ、周防の才能をもっと周りに見せたいという気持ちが強い。
敵チームのときから周防の強さを認めている点から同じチームとなって、さらに周防の才能をきらめき始めると感じます。
周防に合わせるように高校を選んだよね
アニメオタク
曽志崎はテレビアニメ「きゅんこく」にハマっており、たまにキャラクターの使うセリフを引用したり、「~ぜよ」「何をしちゅうがじゃ!」という口癖を真似したりする場面があります。
ブルーレイ発売得点のリストバンドをつけていることもあり、相当なファンであることがわかります。
その周りには「きゅんこく」ポスターを貼っていたり、誠と背中に入った羽織を着ていたり、けっこうなオタクであることを差していますね。
また、パソコンを巧みに扱い分析するために瓶底メガネをつけて調べものをするなど、誰か頭のキレるキャラクターの真似をしているのではと考えられます。
オタクはある作品のファンであり、のめり込むという才能を思わせてくれますね。
アニメオタクですが、個人的にはサッカーに関してもオタクで、サッカー関連の動画や情報を調べて勉強していたのではないかと思います。
サッカーもアニメも一生懸命だね
1度決めたら絶対に譲らない
周防といっしょにプレーしたいと決めたら、他から反対されても弱小高校に入学します。
尊敬している桐島からの勧誘があっても断らないほど、譲りませんでした。
それほど、自分の決めたことを貫きます。
そして、曽志崎は自分で決めた選択を貫くだけじゃなく後悔することもあまりないように感じます。
「弱小高校に入ったけど大丈夫かな」と一瞬悩むこともありますが、周防のプレーを見て自分は間違ってなかったと実感しており、もしあまりにも酷い部だったら別の方法で周防といっしょにプレーしようと考えるほどです。
あのときにああしておけばよかったという気持ちがほとんどないことから、自分で自分の道を決める意志の強さも持っていると感じます。
そして、もし間違った道を進んでいると感じたら、別の手段を考える力を持ったポジティブな性格であると考えられます。
考え方がポジティブっていいよね
曽志崎緑の性格
曽志崎は、1年生の中ではかなり常識人の部類でボケが多い1年生(特に白鳥)に的確なツッコミをします。
そのツッコミが周りの緊張を緩ませることもあり、試合の雰囲気も調整できる存在。
また、反対に気が緩んでしまっているときは叱咤激励するように周りの雰囲気を読み取る性格もあります。
なかなか怒って叫んでいるシーンが多いですが、試合中は意外に冷静な判断ができるため、ワラビーズのブレインとして活躍できるような性格を持ち合わせています。
癖があるけどチームのことを一番に考えてくれてるイメージがあるよね
冷静に状況を判断する
曽志崎は、おしゃべりなところが多いですが、意外にも試合中は冷静に状況を把握できます。
周防のように自分へのボールをカットされても、メラメラと対抗心を燃やすタイプではなく、冷静に判断しゴールされる可能性を減らすための思考を巡らせてるとか。
また、本気を出さない周防に対してムッとする場面があります。
ですが、周防が戦略的撤退のためだと説明すると今後を考えると撤退する方が得策か、と冷静に考えられていることがわかります。
ワラビーズのとくに1年生は前線に出たがり、守りを少し疎かにしがちのメンバーが多いです。
ですがそれは、曽志崎というボランチがいてくれるからこそ、ワラビーズも安心して攻めあがれているのだと感じます。
こういった部分から、曽志崎はワラビーズにとって関門のような存在ですね。
面白いキャラに思わせて実は冷静沈着!?
好戦的で相手の強さを逆に糧にする
冷静な判断ができる一方で、曽志崎は好戦的になる場面も多々あります。
久乃木学園にやられっぱなしの状態になったことから「もうやめたほうがいいんじゃ」と思っていましたが、恩田の「やられっぱなしは性に合わない」という言葉に「ぐう正論!」と恩田に同意します。
また、久乃木学園の佃のバカにしたような発言に絶対に1点とってやる!という意気込みを見せます。
そして、散々相手チームに邪魔をされた曽志崎は、お返しとばかりにゴールのチャンスにつながるパスを前線に繋げています。
基本的には冷静に相手との力量差を見てパスを出すか否かを判断。
仲間のことを想って一番得意とする絶好のパスを出すなど、チャンスを作り上げることにも長けていますね。
その好戦的な部分は、仲間を信頼してるからこそ発揮されるように感じます。
そしてもうひとつ、曽志崎は相手の強さを踏まえたうえで空いたスペースにパスを出すと判断。
粘って粘って、相手が油断した瞬間ミスした瞬間に噛みつくという我慢強い部分もあるんじゃないかなと感じます。
相手が強ければ強いほど燃えるタイプなんだね
中学時代の曽志崎緑
中学時代の曽志崎は、環境に恵まれていて、先輩には浦和邦成の桐島がいてダブルボランチを務めていた経験もあります。
また、U-15の代表選手として選ばれたこともあり、かなりサッカースキルを磨くためのいい経験ができたと考えられるでしょう。
このような恵まれた環境にいたため、周防のような才能が溢れる選手をほうっておけないと感じ、同じチームでプレーしようと誘ったのだと思います。
これが、周防にとっても曽志崎にとっても大きなターニングポイントになるのが注目ポイントです。
周防との出会いが一番印象的だね
周防すみれと中学3年間競い合う
曽志崎は、中学時代から周防と敵同士で何度も競い合っていました。
仲間にも恵まれていたためか、曽志崎の圧勝でした。
ですが、曽志崎にとっては勝ったことよりも周防の才能がチームで生かされていないことの方が気になっていたようです。
良きライバルである周防がサッカーをやめてしまうのではないかと不安に思ったから、いっしょのチームに行こうと誘ったのだと思います。
曽志崎にとって、周防はライバルでありながらほっておけない存在だったことがよくわかります。
中学時代は周防ばかり気にしていたよね
全国3位に導くほどの実力の持ち主
曽志崎は、全国大会3位まで勝ちすすめさせられるほどの実力の持ち主です。
また、U-15日本女子代表としても招集がかけられるほど注目を集めていた選手でした。
パス能力だけでなく、運動量も高く攻守ともにチームに貢献できる選手であり、サッカー雑誌でも曽志崎が取り上げられていました。
それほど曽志崎のサッカー選手としての今後がかなり期待されていたと言えます。
そんな期待の選手が弱小高校に入学するとなったら、たしかに周りが止めるのもうなずけます。
また、浦和邦成の桐島とダブルボランチを務めていたこともあり対戦校はかなり苦戦を強いられたのではないでしょうか。
凄い実力の持ち主なんだよね
曽志崎緑のサッカースキル
曽志崎のサッカースキルは、いうまでもなくセンスが非常に高いです。
とくに、長短を自在に操り空いたスペースを見つけパスを出せる判断力やパスの精度は、対戦高校からも警戒されるほどです。
前線へのパスももちろんですが、冷静に敵の攻め方を把握してカットできるため、まさにボランチとして必要なスキルを兼ね備えていると思います。
サッカースキルはすごく高いよね
形勢を変える展開力でチームの士気を上げる
「曽志崎にボールを渡すな」といわれるほどパスの性能や判断力が高く、味方に的確にアシストボールを渡します。
ボランチという位置から長短パスを多彩に使い分けることもあり、ゲームメイカ―と呼んでも過言ではないでしょう。
そして、曽志崎のパスはただゴールに入れるために出すパスだけではなく、味方の才能を相手に見せつけるために出すパスもあり、味方を信頼しているパスということがわかります。
曽志崎のパスが打開のきっかけになったり、チャンスを生み出すきっかけを作ったり、チーム全体の士気をあげる力があると感じます。
また、前線に攻めがちなメンバーが多いため、カウンターを受けてDFが苦労する場面が多くなりがちです。
その中で、曽志崎はボランチという守備MFというポジションを意識して仕事を行うため、DFにとってもかなり強力なストッパーだと信頼されているように感じます。
チームの勝敗の流れを変えてくれる貴重な人物だね
シュート力でゴールを攻めていく
曽志崎は、ストッパーでありながらシュート力でさらに相手にプレッシャーを与えることができる選手です。
自分のシュートが決まる可能性があれば、ボールをキープし自らシュートに持っていくシーンもあります。
ゲームメイクができる彼女の存在で相手のチームは否が応でも曽志崎を意識せざるをえず、人数有利で曽志崎を抑えようとしますが、そこで恩田や周防らが前線をあげるため、攻めのチャンスを作ることができます。
ボランチでありながら攻撃にも参加できる、まさにマルチプレイヤー的存在です。
パスやシュートでも注目を集める選手のため、他メンバーへのチェックを減らすスキルも持っているように感じます。
彼女がゲーム全体の要になっているシーンも多いので、ぜひ着目してみてください。
シュート力もあって作戦も立てているなんて万能プレイヤーだよね
曽志崎緑の人間関係
曾志崎は、全国3位を獲り雑誌でも取り上げられるほど有名な選手です。
そのため、顔も広く女子サッカー選手の知り合いが何人もいます。
彼女が誰とでも親しく話せる能力だけでなく、敵味方のそれぞれの長所や短所を把握できることから、尊敬されている部分も多いと思います。
彼女がワラビーズにとっての貴重な情報源でもあることが、節々で感じられるでしょう。
白鳥 綾とはボケとツッコミの仲
FWの白鳥は、よく自信過剰な発言をして周りを困惑させることが多いのですが、曽志崎だけは律儀にちゃんとツッコミを入れます。
技名を叫びながらシュートをしているときもたまたま体に当たってゴールした「ごっつぁんゴール」で自画自賛しているときも、冷静にツッコミを入れます。
白鳥のボケと曽志崎のツッコミはチーム内に流れる空気を和らげていると思います。
チームの雰囲気が落ち込んでしまったときに2人の掛け合いを見て、チームの士気が戻ってくれば…と思います。
ボケとツッコミのコンビって結構愛称いいよね
周防すみれとは腐れ縁
周防とは、中学時代はライバル、高校になるとチームメイトになります。
前述にも記載していますが、周防のプレーを眠らせたままにするのはもったいないと思って周防に同じチームに入ることを約束し、ワラビーズへ。
曽志崎の長短自在のパスと周防の圧倒的スピードで相手にプレッシャーを与える姿は、曽志崎の予想どおりだったようです。
2人のコンビネーションで、女子高校サッカー界に風穴をあけてほしいところです。
周防すみれに関しては以下でも詳しくまとめていますのであわせてお読みください。
なんだかすごく運命感じる出会いだよね
佃 真央とは知り合い
佃とは、U-15女子日本代表でいっしょで「ソッシー」と呼んでいるのをみると、比較的に仲が良かったようです。
お互いにどれくらい実力があるのか理解しており、警戒しなければいけない存在と意識しています。
21点差もつけられた私たちとまた対戦できると思ってんの?と佃から煽られて、やってやる!と活き込んでいるところから、知り合いだった2人がライバルへと意識が変わったような感じが、劇中からとらえられるでしょう。
お互いが良いカンフル剤になっていくのではないかと思います。
2人はお互いに刺激し合っている関係だね
安達太良 アリスとはアニメ繋がり
浦和邦成の安達太良とは、2人ともハマっているアニメ「きゅんこく」をきっかけにオタク友だちになります。
曽志崎の手甲(リストバンド)やキャラの名言を使っているのを聞いて、安達太良は曽志崎に話しかけるチャンスをうかがいます。
結果缶バッジの交換をするまで仲良くなれたようで、やっぱり共通の話題があると話すきっかけになりますし、オタクは仲良くなりやすいんだなと感じました。
あと2人がハマっているアニメ「きゅんこく」もちょっと気になりますね。
もうサッカーを通じての関係じゃないような気がする…
桐島 千花とは先輩後輩の仲
浦和邦成の桐島と曽志崎は、同じ中学の先輩後輩になります。
2人とも同じポジション、MFのボランチを務めていたことから、かなり信頼関係が築かれていたことがわかります。
そして周防はこの2人にかなり苦しめられただろうな、と感じることも。
ですが、曽志崎が桐島からの誘いを断り、弱小高校に行ってしまったことをよく思っていない桐島は、久しぶりに会った曽志崎にそっけない態度をとります。
曽志崎といっしょに日本一をとりたかったというのはもちろんあると思いますが、自分よりも周防を選んだことが寂しかったんじゃないかなと感じたのではないでしょうか。
桐島にも浦和邦成を日本一にしたい理由があるので、どちらのチームを応援すればいいか少し悩んでしまいますね。
桐島千花に関しては以下でも詳しくまとめていますのであわせてお読みください。
『さよなら私のクラマー』の詳しい人物相関図は以下でまとめておりますのであわせてお読みください。
2人が一緒のチームでサッカーできないのは残念だよね
曽志崎緑の声優さんは悠木碧さん
曽志崎緑の声を担当されるのは、声優の悠木碧さんです。
4歳で芸能界に入り、子役として映画やドラマに出演されてました。
2003年に『キノの旅』のさくら役として初めて声優の仕事をしたことで、声優の世界に入ります。
以降は声優としての活動が主になっていき、女優活動は少なくなっていきました。
- 2011年に『Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2011』にて声優主演女優賞を受賞
- 2012年に第6回声優アワードで歴代最年少の19歳で主演女優賞を受賞
- 2012年に日刊スポーツ第1回日刊アニメグランプリではMIP女性声優賞を受賞
悠木碧さんは「課金は食事と同じ」という名言を残すなど、かなりオタクな部分もあり、どこか親近感が沸きますね。
今回の曽志崎緑とはどこか似ている感が半端ないよね
曽志崎緑の声優・悠木碧さんの代表作
悠木碧さんは、魔法少女として魔女という異形のものと戦うアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公である、鹿目まどか役を演じられています。
鹿目まどかは平凡な中学二年生の自分に自信がない少女ですが、ストーリーが進むにつれて他人に依存することなく、自分で答えを出せるという意志の強さを持った主人公です。
『魔法少女まどか☆マギカ』はイラストから想像できないほど衝撃的なシーンが多く、かなりダークで深いストーリーになっています。
劇場版やスピンオフもあるのでどれから見ればいいかわからない方は、まずアニメを一通り見ることをオススメします。
悠木碧さんは、他にもレンタル彼女を題材にしたアニメ『彼女、お借りします』の主人公の元カノの七海麻美役や、蜘蛛の魔物に転生してしまった主人公が題材のアニメ『蜘蛛ですが、なにか?』の主人公私役、人体発火現象の原因と解決策を究明するアニメ『炎炎ノ消防隊』の環古達などを演じられています。
まとめ
曽志崎緑は、周防すみれと一緒にさかっかーするために一緒の高校に入りましたが、チーム内を支えるキャラクターとして本作では大活躍します。
そして、声優の悠木碧さんがキャラクターと違和感がない声を丁寧に入れていることから、さらにキャラクターの魅力が引き出されています。
もし、こんな魅力もあるよという意見がありましたら、コメント頂けますと幸いです。
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