『聖剣伝説LEGEND OF MANA』は1999年7月15日に初代PS用ソフトとして発売された大人気ゲーム作品です。
(現在ではリマスター化されたことで、PS4やSwich等でもプレイ可能です)
そして20年以上もの時を経て、テレビアニメ化も果たし、2022年10月から放送中です。
本記事では、レディパールの過去や強さ、必殺技を紹介。
さらにサンドラや真珠姫との関係性や「宝石泥棒編」で迎える結末についても迫ります。
本作品の人物相関図は「聖剣伝説LOMの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
レディパールとは
レディパールは黒真珠を核として、代々の玉石姫のパートナーを務めてきた“玉石の騎士”です。
さらに白真珠を核とする真珠姫とも深い関係性をもっています。
レディパールのプロフィール | かつては蛍姫とペアを組んでいた騎士
種族 | 珠魅 |
性別 | 女 |
年齢 | 26〜27歳(外見年齢) |
レディパールは最長老の珠魅で戦闘能力も一族の中で最も高かく、同族の仲間たちからも指導者(ディアナ)以上に慕われてきました。
かつては蛍姫とペアを組んだこともありましたが、度重なる戦争による大勢の同族たちの負傷が原因となり、やがて蛍姫やアレクサンドルとの関係性も険悪な状態に変わってしまいます。
その末、瀕死となった蛍姫を救うため、アレクサンドルと共マナストーンを探す冒険にも出ていましたが、この旅中で思いがけぬ悲劇を迎えてしまいます。
レディパールの声は声優「名塚佳織さん」が担当
レディパールの声を担当している声優さんは、名塚佳織さんです。
名塚さんは真珠姫の声も担当しており、本作品では一人二役を務めております。
小学生の頃から子役としてミュージカル等の舞台での出演を続けておりました。
テレビアニメでは、1999年に放送された『おじゃる丸』の子石役でデビューを果たされました。
名塚佳織さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『交響詩篇エウレカセブン』エウレカ役
- 『僕のヒーローアカデミア』葉隠透役
- 『コードギアス』ナナリー役
- 『スローループ』三宮三葉役
レディパールの過去 | サンドラや真珠姫との関係性
レディパールにも辛く悲しい過去がありますが、その過去こそが真珠姫を誕生させた理由にもなっています。
珠魅や蛍姫を救う方法でサンドラと衝突
レディパールは玉石の騎士として蛍姫とペアを組んでいましたが、戦争により多くの同族たちが重傷を負わされる状況に悩み続けていました。
同族へ涙石を分け続けてきた蛍姫が瀕死の状態となった時でも“珠魅のシンボル”として蛍姫には都市に居続けさせることを考えていたレディパールに反論したのがアレクサンドル(サンドラ)であり、このような意見の食い違いにより2人は衝突してしまいます。
サンドラの正体や過去や目的、結末に関しては、「【聖剣伝説LOM】サンドラの正体と過去・目的 | ゲーム版との違いや結末も解説」の記事を参照ください。
自分の核(黒真珠)を傷つけられたことで真珠姫となる
サンドラと衝突した時点で蛍姫は既にサンドラに連れ去られた末、宝石箱パンドラに匿われている状態でした。
レディパールにとってはサンドラの勝手な行動に納得できずに自分の思いや意見をぶつけますが、レディパール自身もサンドラからの不意打ちで自分の核(黒真珠)を傷つけられたことで倒れてしまいます。
さらに倒れたままサンドラからも去られてしまいますが、苦しみながら倒れたレディパールの黒真珠が白真珠へ変わり、それにより“真珠姫”の姿へと変わっていきました。
しかも真珠姫に変化した時には、レディパールだった頃の記憶を完全に失っていたのです。
そして真珠姫の姿で倒れながら苦しむ中で現れた瑠璃によって救われ、お互いに同じ珠魅であることを知った2人が同族を捜すための冒険を開始しました。
このような悲しい過去や経緯を経た後に、本編でシャイロやセラフィナと出会うこととなります。
真珠姫に変化してからは天然で少し子供っぽい性格に変わっていますが、レディパール自身は常に大人っぽく冷静な性格であり、本編で復活してからもそのような性格までは変わっていません。
真珠姫の正体や性格、結末に関しては、「【聖剣伝説LOM】真珠姫の正体はレディパール | 声優・アニメ版の伏線を解説」の記事を参照ください。
レディパールが復活できた理由
本編ではシャイロたちが窮地に陥る度にレディパールが現れて救出してくれましたが、白真珠(真珠姫)に変わってしまった状態から復活できた理由も少し特殊なものでした。
実は宝石箱の中で眠り続けている蛍姫が呼びかけていたためであり、彼女は真珠姫から本来の姿(レディパール)へ戻ってもらおうとしていたのです。
第2話でのドゥ・インク戦で瞬時的に戻ったことや第8話でサンドラの前に再び現れたのも同族(瑠璃や真珠姫)の窮地を感知した蛍姫によって、彼らを救うためにレディパールを呼び続けていたことになります。
シャイロの強さや必殺技、ゲーム版との違いに関しては、「【聖剣伝説LOM】シャイロ(主人公)の強さと必殺技・声優 | ゲーム版との違いも解説」の記事を参照ください。
レディパールの強さと必殺技
ゲーム・アニメ共に絶大な強さを見せたレディパールの強さでしたが、強力な必殺技についても紹介します。
アニメではゲーム版以上の強さを誇る
バトルハンマーを専用武器として戦うレディパールはゲーム版の時から通常攻撃だけでも絶大な強さを誇っていたため、共に冒険していた時にはレディパールを頼りに戦い続けてきたユーザーも多かったはずです。
アニメ版では、その強さが更に増した感もあり、第8話で再会したサンドラが召喚した3匹ものジュエルビーストを速攻で倒してしまいました。
また、第2話でのドゥ・インク戦でも真珠姫が気を失った間だけ登場しており、この時には身動きすらせず解放した魔法だけで消滅させてしまいましたからね。
ハンマーを使った必殺技が強力
通常攻撃でも飛び抜けた強さをもつレディパールですが、専用武器である“エタンセルの黒柱”を使った必殺技も強力です。
「スーパースラッガー」や光属性技となる「ブレイジングハンマー」を始め、レディパール専用技として用意された「シャドーウォール」は大範囲にわたって大ダメージを与えられるため、煌めきの都市攻略中での雑魚モンスター戦でお世話になった人達も多かったはずです。
レディパールが迎える結末とは
最後は「宝石泥棒編」でレディパールが迎える結末について解説します。
蛍姫から”運命の剣”を託されてからサンドラとの決戦に臨む
「宝石泥棒編」最後のイベントでレディパールは主人公(シャイロ)や瑠璃と共に蛍姫と再会しますが、ここでも過去のアレクサンドルの時と同じように食い違いが生じてしまいます。
あくまでもサンドラを止めたいだけの蛍姫と「蛍姫を倒さなければならない」と主張するレディパール…
この時も最後まで意見が合うことはなかったものの、死に際の蛍姫から“運命の剣”を授けてくれました。
しかし、レディパールはその剣を瑠璃に託し、瑠璃も受け取った直後に主人公(シャイロ)へ譲る形で託しました。
このようなやり取りを経た後、主人公(シャイロ)と共にサンドラと宝石王が待ち受けている煌めきの都市の“玉石の間”へ向かいます。
瑠璃(るり)の強さや必殺技、結末に関しては、「【聖剣伝説LOM】瑠璃(るり)の強さと必殺技・声優 | 死亡と復活後の重要な使命」の記事を参照ください。
主人公(シャイロ)と共に宝石王を撃破した
玉石の間で待ち受けていたサンドラに対して決着をつけようと話すレディパールですが、その矢先にサンドラが殺していた瑠璃の核を”999個目の核”として捧げてしまいます。
その行為に怒ったレディパールが主人公(シャイロ)と共に巨大な怪物と化した宝石王と戦います。
その戦闘に勝利した後も、サンドラが自分の核を“1000個目の核”として宝石王に捧げてしまいます。
サンドラの核まで吸収した宝石王は更に禍々しい姿へ変化すると共に強さも増しました。
それでも二度にわたる戦闘で勝利し、最終的には宝石王を撃破する形でサンドラの企みや目的を止めると共に、一時的であるもののマナの世界を救ったのです。
最後には再び真珠姫に戻って生き続ける
宝石王との決戦が終了後、主人公(シャイロ)の涙で復活できた瑠璃たちが一斉に蘇りますが、この時のレディパールは再び真珠姫の姿に戻っていました。
ラスダンとなる煌めきの都市でも通常時(真珠姫)と戦闘時(レディパール)とで切り替わっていましたが、サンドラや宝石王亡き後からは完全に“真珠姫”として瑠璃たちと共に都市の復興に向けて再び旅立っていきました。
「宝石泥棒編」終了後の珠魅たちの未来までは明かされていませんが、煌めきの都市を復興後には同族たちだけで静かに暮らし続けていったものと思います。
そのような平穏な生活を続けていけたのであれば、レディパールは真珠姫の中で同族たちのことを気にかけながら生き続けたのではないでしょうか。
まとめ
今回はレディパールの過去や強さ、必殺技を紹介しながら、サンドラや真珠姫との関係性についても迫ってみました。
持ち前の美貌や強さ、そして珠魅や騎士としての地位に恵まれた一方、最後まで蛍姫やサンドラと解り合えないまま終わったことは不幸であり、本人にとっても辛い結末だったはずです。
それでも主人公(シャイロ)と共に宝石王やサンドラを止められたことが唯一の救いであり「宝石泥棒編」の完結や本作品そのもののエンディング後も真珠姫として瑠璃を始めとした同族たちと幸せに暮らし続けているものと思いたいですよね。
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