『聖剣伝説LEGEND OF MANA』は1999年7月15日に初代PS用ソフトとして発売された大人気ゲーム作品です。
(現在ではリマスター化されたことで、PS4やSwich等でもプレイ可能です)
そして20年以上もの時を経て、テレビアニメ化も果たし、2022年10月から放送中です。
本記事では、真珠姫の性格や最終的に迎える展開について紹介。
さらに真珠姫の正体やレディパールとの深い関係性にも迫ります。
本作品の人物相関図は「聖剣伝説LOMの人物相関図！登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
目次
真珠姫(しんじゅひめ)とは
出典：アニメつぶやき速報!!
真珠姫は白真珠を”核”とし、パートナーの瑠璃(るり)と共に同族の仲間たちを捜す冒険に出ている珠魅の少女です。
真珠姫のプロフィール | 瑠璃と冒険しながら記憶を探す
| 種族 | 珠魅 |
| 性別 | 女 |
| 年齢 | 16〜17歳(外見年齢) |
真珠姫は“白真珠”を核に持つ、珠魅のお姫様です。
同族を捜すために瑠璃と一緒に冒険中ですが、真珠姫の場合は仲間だけでなく「失われた自身の記憶を取り戻す」という目的もあったのです。
真珠姫の声は声優「名塚佳織さん」が担当
出典：アニメイトタイムズ
真珠姫の声を担当している声優さんは、名塚佳織さんです。
小学生の頃から子役としてミュージカル等の舞台での出演を続けておりました。
テレビアニメでは、1999年に放送された『おじゃる丸』の子石役でデビューを果たされました。
名塚佳織さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『交響詩篇エウレカセブン』エウレカ役
- 『僕のヒーローアカデミア』葉隠透役
- 『コードギアス』ナナリー役
- 『スローループ』三宮三葉役
真珠姫の性格 | 天然さと寂しがり屋な一面を併せ持つ
出典：アニメつぶやき速報!!
真珠姫の性格はゲーム版とアニメ版とで大きな違いはありません。
アニメ版でも迷子になりやすさと天然ぶりは健在
ゲーム版の真珠姫は自身の目的のため勝手に瑠璃と逸れては単独行動に走ることが多く、何度も瑠璃の手を焼かせながら心配され続けてきました。
さらに自分が迷子になっている自覚など微塵もなく、逆に瑠璃の方が自分から逸れてしまったと思い込む天然ぶりまで見せていましたが、その天然ぶりはアニメ版でも変わらず健在です。
しかもアニメ版では持ち前の天然さで主人公(シャイロ)をも見事に動揺させてくれたのです。
勝手に失踪するのは自身の目的のため？
何度も勝手に逸れては瑠璃や主人公を困らせてきた真珠姫ですが、彼女にも自分なりの思いや目的のために単独で洞窟や月読の塔へと向かっていたのです。
実は真珠姫は「瑠璃と出会う前までの記憶」を失っていることが後の展開で明かされます。
そのような記憶喪失により、真珠姫自身も「自分の記憶を取り戻したい」という強い思いに駆られることも多く、そのために単独行動も繰り返してきたわけです。
寂しがり屋で瑠璃(るり)を失うこと恐れる
真珠姫はパートナーの瑠璃を「おにいさま」と呼びながら慕うと共に絶対的な信頼を寄せていますが、それは過去の記憶を失ってから孤独な日々が続いた寂しさから来ています。
孤独の辛さにおいては瑠璃とも共通しており、同じ珠魅であると同時に似たような境遇におかれた瑠璃だからこそ互いに惹かれ合っていることを考えると、この2人の出会いは不幸中の幸いだったかもしれません。
自分の目的のために単独行動を繰り返してしまうのも、大切なパートナーである瑠璃を巻き込んではいけないという気持ちも強いのでしょうね。
瑠璃(るり)の強さや必殺技、結末に関しては、「【聖剣伝説LOM】瑠璃(るり)の強さと必殺技・声優 | 死亡と復活後の重要な使命」の記事を参照ください。
真珠姫の正体 | レディパールとの関係性を解説
出典：アニメつぶやき速報!!
真珠姫の正体は同じ珠魅の者たちからも高く信頼されてきた騎士“レディパール”です。
後の展開で「真珠姫とレディパールが“同一人物”」であることが明かされます。
しかし、単に同一人物というだけでなく、真珠姫とレディパールにはとても深く悲しい関係性もありました。
真珠姫はレディパールの傷ついた核(黒真珠)から誕生した
真珠姫は「宝石泥棒編」のストーリー中にサンドラやレディパールと接触する中で、自身が「過去に傷つけられたレディパールの”核(黒真珠)”から“白真珠”に変化して生まれた存在」であることを知らされます。
さらに、この「真珠姫(白真珠)が生まれるまでの過去や過程」には過去に起きた蛍姫とサンドラ(アレクサンドル)、そしてレディパールと3人の複雑な関係が原因とされています。
真珠姫に記憶がないのは過去そのものがないため
真珠姫自身が過去の記憶がないことを悩み続けてきましたが、それは先に紹介した通り、真珠姫には「真珠姫としての過去が存在しないため」です。
真珠姫がレディパールの核が”白真珠”に変化したことで生まれた突然変異のような存在のため、真珠姫としての出生時や幼少期そのものがないから、記憶などないのは当然なんですよね…。
レディパールの過去や強さ、結末に関しては、「【聖剣伝説LOM】レディパールの過去・真珠姫との関係 | 復活した理由や結末も解説」の記事を参照ください。
アニメ版では早い段階から正体判明の伏線が描かれた
ゲーム版では真珠姫とレディパールの関係性が判明し始めたのが「宝石泥棒編」の中盤辺りからでした。
しかしアニメ版では第2話のドゥ・インク戦という早い時点でレディパールの後ろ姿が見える場面が追加されました。
この場面に対して、既にゲームをクリアした人達からは「もうレディパールを出したの？」と驚かれ、ゲーム未プレイの視聴者からは「この女騎士、誰？」と疑問と同時に考察する意欲を持たせました。
そのため、アニメ版では今後のストーリー(イベント)でも、真珠姫とレディパールのつながりを彷彿させてくれる場面を所々で描いてくれる展開にも期待できそうですね。
真珠姫の強さと魔法能力 | ゲーム版では回復魔法が重宝された
出典：アニメつぶやき速報!!
ここでは真珠姫の強さや魔法能力について解説します。
ステータス回復魔法が心強い存在
真珠姫は瑠璃や主人公たちとは違って攻撃手段は全く持ち合わせてなく、戦闘中ではひたすら防御や逃げる専門でした。
さらに最大HPも全パートナーキャラの中で1番低いため、ユーザー自身で戦いながら守ってあげなければ、すぐに力尽きて死亡してしまうことも多いです。
しかし、シンクロした時に発動する回復魔法が強力で発動した時には「全てのステータス障害を回復(治療)してくれる効果」があり、これだけでも充分に心強い存在とも言えました。
ストーリー終盤ではレディパールに戦闘を任せることになる
ストーリー後半や終盤では戦闘中のみ本来の姿(レディパール)に戻り、レディパールに任せて戦うことになります。
レディパールの方は真珠姫とは対照的に剣術で果敢に戦ってくれます。
さらに強力な必殺技を発動してくれた時には雑魚モンスターであれば、それだけ瞬殺してくれることまでありました。
真珠姫に課せられた過酷な使命とは
出典： ゲームとアニメの小部屋
ゲーム版では月読の塔で真珠姫がレディパールから過酷な使命を告げられます。
真珠姫の使命とは「真珠姫自身が今後は蛍姫の後を継いで“宝石姫”なり、自分の涙を流して同族たちを救うこと」でした。
しかし、珠魅にとって涙を流すことは「自身の命をすり減らすこと」につながり、過去に自分の涙を流しながら同族たちを救い続けてきた蛍姫は現在ではアレックス(サンドラ)に匿わられながら寝たきりな生活を送っています。
もしも真珠姫が何の疑問や拒絶ももたないまま、レディパールから告げられた使命を始めていた場合、真珠姫もまた己の命をすり減らしながら蛍姫の二の舞を迎えていたはずです。
真珠姫が終盤で迎える結末とは
出典：アニメつぶやき速報!!
最後は真珠姫が瑠璃や主人公(シャイロ)と共に迎える「宝石泥棒編の結末」について解説します。
ラスダン(煌めきの都市)ではレディパールと入れ替わりながら戦う
ゲーム版では瑠璃とレディパールのどちらかと一緒にラスダン(煌めきの都市)へ入ることになりましたが、ここではあくまでも「真珠姫(レディパール)の方を仲間に選んでラスダンに潜入した場合」に絞る形で解説していきます。
移動中はこれまで通り真珠姫の姿でシャイロと共に最上部(玉石の座)へ向かいますが、一部のボス敵やラスボス(宝石王)との戦闘中のみ“レディパール”の姿に戻って戦います。
宝石王を倒した後には主人公(シャイロ)のために涙を流す
主人公(シャイロ)と共に宝石王を撃破した後、シャイロが流した涙でサンドラによって殺害および核を奪われた珠魅の者たちが一斉に復活を果たしました。
しかし、その代償は大きく、今度はシャイロが石化させられます。
そのような状況の中、瑠璃が同族たちに対して「皆の命を少しずつ分けてほしい」と頼んだことで真珠姫も皆と一緒に少量の命を分け与えることで主人公の復活に成功しました。
最終的に真珠姫の姿で瑠璃(るり)達と過ごす
珠魅たちのおかげで石化から元に戻れたシャイロがマイホームに帰宅した時、瑠璃と真珠姫も同行してくれました。
ここで注目すべき点として「レディパールでなく真珠姫の姿」で瑠璃と同行しながらシャイロ(主人公)を送ってくれた点です。
『聖剣伝説LOM』では珠魅の未来や命運を賭けた壮大な冒険譚である「宝石泥棒編」さえも、3つあるメインストーリーの1つにしか過ぎません。
おそらく、主人公をマイホームまで送って別れた後からも、瑠璃と真珠姫は同族たちと共に自分たちが生き続けるための復興に向けて生活を続けているはずです。
その中で気にかかるのが「真珠姫が本当に同族たちのために涙を流し続けていったのか否か？」と想像してしまうのですが…
その方法は瑠璃が強く反対するはずですし、全ての珠魅がこれまで蛍姫の涙石ばかりに頼りすぎたことを反省しているのではないでしょうか？
そのため、主人公を救えた時と同様に「皆で涙を少しずつ流して集めながら同族を救う」という方法を取ることで真珠姫の負担をかなり減らせているはずとも思いたいですね。
まとめ
今回は真珠姫の性格や「宝石泥棒編」で迎える展開について紹介しました。
さらに、真珠姫の正体やレディパールとの深い関係性、主人公と別れた後の人生にも迫りました。
初登場したばかりの時期では瑠璃や主人公の世話を焼かせることが多かった真珠姫ですが、持ち前の天然さや可愛さもあって守ってあげたくなるタイプとも思えます。
さらに、レディパールに変化した後の性格や戦法、さらに鬼神の如き強さを発揮するなどの大きなギャップもまた、真珠姫の魅力と言えますね。
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