「戦翼のシグルドリーヴァ(通称は「シグルリ」)」は、2020年秋の新作アニメとして放送されていた人気テレビアニメ作品です。
本記事ではクラウディアたち戦乙女(ワルキューレ)の護衛役として登場した、シールド隊(三馬鹿)の能力や任務を紹介。
記事の後半では、彼らのライバルや死亡後の後継者たちも紹介していきます。
目次
シールド隊(三馬鹿)とは?
まずは、シールド隊(三馬鹿)の概念や立ち位置から紹介していきます。
舘山基地に所属する護衛部隊
舘山基地に所属する男性パイロット達で構成された、護衛部隊です。
さらに、その中でも特に濃いキャラクター性を持つ3人が「三馬鹿」の愛称で呼ばれています。
戦乙女(ワルキューレ)のファンクラブ筆頭
戦乙女(ワルキューレ)には同じ基地で働く男性隊員たちからのファンも多く、このシールド隊(三馬鹿)は「戦乙女(ワルキューレ)のファンクラブ筆頭」でもあります。
(推しのメンバーにおいては、1人毎に違っています)
それでもクラウディアたちとの関係には決して深入りすることはなく、あくまでも“一歩引いた距離感”で接していました。
勝手に戦乙女たちを”過大評価”している?
第11話から出撃した最終決戦(第二次ラグナロク作戦)の中で、3人揃って勝手な言い分を告げながら“過大評価”していました。
シールド隊「俺たちが、どんなに“ふしだらなこと”を考えてても許してくれる!」
アズズ「“軽蔑”はするからな!」
完全に見放される訳ではないものの・・・アズズからの返事(ツッコミでもありますが)では、完全に許してもらえるわけでもない気がしますね。
この辺りは戦乙女のことを勝手に”過大評価”しているように感じてしまいますね。
第11話の詳細は以下の記事をご覧ください。
サービス精神が半端ない!
本作品のシールド隊(三馬鹿)と聞いて、第4話での“ふんどし姿”が真っ先に浮かんでしまうファンや視聴者も多かったのではないでしょうか?
こういう場面や展開に対して「男のサービスなど要らん!」と強く拒絶してしまった人も多かったかもしれませんが・・・そんな彼らのおかげで戦乙女(ワルキューレ)たちの“水着姿”を拝めたわけですから、やはり感謝するしかないですよね!
第4話の詳細は以下の記事をご覧ください。
それは真逆な言い方をすれば、自分たちの編み出した作戦やこの時のために準備していた”洞窟内の通路”がクラウディア達を”水着姿”にさせたことになりますからね。
ちなみに次の第5話でも浴室のドアに「ふんどし男、立ち入り禁止」と書かれた貼り紙がありましたが・・・あれは間違いなく、シールド隊(三馬鹿)のことを言っていたのでしょう。
第5話の詳細は以下の記事をご覧ください。
各話の次回予告も担当
基本的には「戦乙女(ワルキューレ)の護衛任務」として働くシールド隊(三馬鹿)ですが、各話の次回予告のナレーションも彼らが担当しています。
戦闘シーンではクラウディア達の方に見せ場を持っていかれることが多かった三馬鹿ですが、この漫才じみた次回予告のナレーションにより、その存在感を確かなものにしました!
オーディン用の格闘ゲームにも出演!
第5話で姉御(天塚弥生)から聞かされた「大反抗作戦」に納得がいかない駒込アズズが”直談判”と称して、大神オーディンに抗議しますが、彼からは「ゲームしながら話そう」と告げられ、彼女の方も渋々と従います。
その時に遊んだ格ゲーの中に、あの「三馬鹿」や「天塚隊」が使用キャラとして出演していました!
(この時に遊んだ格ゲーの元ネタは完全に「ストⅡ」でしたね)
駒込アズズの詳細は以下の記事をご覧ください。
シールド隊(三馬鹿)のメンバーを紹介
ここからは、シールド隊(三馬鹿)のメンバー紹介および、各自のキャラクター性を紹介していきます。
- ロン毛
- 金髪
- グラサン
①ロン毛(CV.中村悠一)
年齢 | 29歳 |
身長 | 183cm |
誕生日 | 2月20日 |
血液型 | B型 |
“長髪”に“赤いバンダナ”、そして無精ヒゲが大きな特徴です。
バイクの運転も出来ることで、第3話では宮古を先導して送ってくれます。
さらに同じ回ではクラウディアに対して「戦死する隊員を戦乙女(ワルキューレ)に看取らせることの“罪深さ”」を話しながら必死に謝罪してくれます。
ロン毛「残酷な役目を任せてるのは分かってる。でも、そのおかげだ・・・ゴメンな!俺たちはいつも君たちに救われてばっかりだ!」
こうした場面も手伝って、3人の中では”最も見せ場に恵まれた”メンバーだったかもしれません。
第3話の詳細は以下の記事をご覧ください。
②金髪(CV.杉田智和)
年齢 | 28歳 |
身長 | 185cm |
誕生日 | 10月11日 |
血液型 | B型 |
角刈りにした“金髪ヘア”が大きな特徴です。
3人の中では”最も外見のインパクトが強い”ものの、それに反して単独による見せ場にはイマイチ恵まれなかった印象もあります。
金髪「“金髪北欧美女”を嫁にしたい!」
出撃と同時に叫んだ、この台詞にある”金髪北欧美女”により、彼は”クラウディア推し”であったことが分かります。
③グラサン(CV.マフィア梶田)
年齢 | 27歳 |
身長 | 192cm |
誕生日 | 10月14日 |
血液型 | A型 |
“スキンヘッド”と“サングラス”が大きな特徴です。
日差しの当たる外では、そのスキンヘッドが光に強く反射して光っている描写も印象的でしたね!
グラサン「俺も踏まれたかったー!」
大の”宮古推し”ですが、第4話の中で男たちだけで作り上げた”男軸”の時に本人が自分の頭を踏んでくれず通り過ぎてしまったことを大きく嘆いておりました!
ちなみに、この3人の中で彼だけは前日譚「Sakura」にも登場していました。
シールド隊(三馬鹿)の任務とは?
シールド隊(三馬鹿)の”任務”は、主に以下の3つあります。
- ピラー出現時の時間稼ぎ(クラウディア達の英霊機が戦場に到着するまで)
- ジェット機を利用しての情報収集や偵察
- 戦闘中は英霊機の護衛
「シールド隊」という部隊名の通り、戦乙女(ワルキューレ)をピラーからの攻撃から守る“盾”となるのが、彼らの”任務”であると同時に、主な”役割”となります。
シールド隊(三馬鹿)の戦闘能力
ここからはシールド隊(三馬鹿)の戦闘能力にも触れていきます。
日常生活の中ではくだらない話題で盛り上がっては、戦乙女(特にアズズ)から叱られてしまうことも多いシールド隊(三馬鹿)ですが・・・戦闘中では真面目に飛んで戦います!
(戦乙女の護衛が役割である以上、そうでないと困りますが・・・)
本作品の敵として出現するピラーには、攻撃でも防御でも「英霊機でないと歯が立たない」という特徴があります。
そんな得体の知れない敵からの攻撃を戦闘機(英霊機ではない)でくぐり抜けながら、護衛の任務を果たせている彼らは非常に技能が高い“優秀なパイロット達”と言えます。
こうして見ていると、まさに「やる時はやる!」の典型的なお手本とも言えますよね。
シールド隊(三馬鹿)が迎えた結末
ここからは最終決戦の中で戦死してしまった、シールド隊(三馬鹿)が迎えた結末の形に迫りたいと思います。
宮古を守るために”戦死”した!
第12話(最終話)にして、宮古を守るために“戦死”したシールド隊(三馬鹿)ですが、その死に方も1人ごとに違っていました。
最終決戦の中、彼らはアズズを先に進ませるために”トール撃破”を狙う宮古機を護衛していたものの、彼女の英霊機に残っている「勇者砲」はあと1発しか残ってませんでした。
その残り1発を完全に当てるための”突破口”を必死に作ろうとする宮古に対して、3人がそれぞれ「自分たちの覚悟」を告げたのです。
ロン毛「雷雲は気にするな!」
金髪「トールに向かって、まっすぐ飛べ!」
グラサン「ミコちゃん(宮古の愛称)は、俺たちが必ず守る!」
宮古の方もまた「三馬鹿」たちの”覚悟”を強く受け止めます!
宮古「・・・分かった!皆の命、あたしにくれる?」
グラサン「おう!ミコちゃんのためなら!」
ロン毛「安いモンだ!」
金髪「ああ!飛行機乗りやってて・・・」
「(3人揃って)“漢”に生まれて良かった!」
自分たちの命が尽き果てようとも”戦乙女の護衛”としての任務を全うする形で華々しく散っていった彼らは、間違いなく男から“漢”に変わったのです!
①ロン毛 | トールが放つ電撃から宮古を守るために戦死した。 |
②金髪 | ロン毛と同じく、宮古をトールの電撃から守るために戦死した。 |
③グラサン | 宮古を守るため、トールが振り下ろしてきた鉄槌に体当たりして戦死した。 |
トールからの攻撃をマトモに受けたことで1人ずつ”戦死”した「三馬鹿」ですが、その直後に宮古が放った「勇者砲」により、見事にトールを打ち破ったのです!
第12話(最終話)の詳細は以下の記事をご覧ください。
宮古からの”弔いの言葉”で看取られる
トールやオーディンとの決着をつけて、クラウディア達の方は何とか生還できました。
帰還後には自分たちのために”戦死”してくれたシールド隊(三馬鹿)の慰霊牌の前でお参りする中・・・
宮古「愛してるぞー!大馬鹿野郎どもー!」
彼らにとって、これ以上の“弔いの言葉”はなかったでしょう。
(宮古推しだったグラサンにとっては尚更そうですね)
六車宮古の詳細は以下の記事をご覧ください。
シールド隊(三馬鹿)にはライバルがいる!
シールド隊は舘山基地の「三馬鹿」だけでは、ありません。
彼ら以外にも多く存在しているわけですが、その中で最も印象に残ったのは、やはり姉御(天塚弥生)が引き連れている「天塚隊」でしょう!
- 梅原良吾
- 武内博
- 松樹元春
ちなみに、武内と松樹の2人も前日譚「Sakura」でも一般兵士として登場していました!
三馬鹿のライバル「天塚隊」とは?
姉御(弥生)専属のシールド隊として戦っている彼らは「天塚隊(または“弥生隊”)」と呼ばれており、第5話で初登場しました。
外見のルックスが外国人に近い印象も大きいですが、3人ともれっきとした日本人でした!
舘山基地の「三馬鹿」と似通った点が多くあったために、初めて顔を合わせた時には“ライバル心”を剥き出しにしながらお互いに睨み合います。
アズズ「あぁー!バカ達がライバル心をー!」
そんな彼らに呆れ果てるアズズですが、同じ回でのオーディンとの格ゲー勝負の中で、自分がキャラクターとして使用することになろうとは夢にも思わなかったでしょうね・・・。
第5話の詳細は以下の記事をご覧ください。
「天塚隊」とのキャラ被りに脅威を感じている
かつてはネームドとして戦果を上げ続けてきた姉御(弥生)から信頼されている故に、戦闘や操縦技術は相当なものです。
しかし「三馬鹿」にとって「天塚隊」の真の脅威とは・・・やはり「自分たちと“キャラが被っている”こと」でした!
特にグラサンにとっては3人とも”サングラス”をかけているかろ尚更であり、この回に流れた次回予告の中でも大いに嘆いていました。
グラサン「俺から“グラサン”取ったら、何が残る?」
他2人「“髪の毛”1本も残んねーな」
グラサン「フォローしろよー!」
しかし、この3人が「三馬鹿」と実際に勝負することはなく、あまりにも残酷な形で姿を消す展開となってしまうのです・・・。
最終的には”戦死”して帰らぬ人たちに・・・
「大反抗作戦」で完敗してしまった舘山基地の隊員たちですが、派遣されてきた姉御(弥生)は休む間もなく、まだ柱の中に取り残されたままでいる戦乙女や隊員たちを救うための「救出作戦」に志願します。
自分たちのリーダーである姉御(弥生)が志願した以上、「天塚隊」の3人も一緒に出撃します!
この3人もまた、出撃時にも「姉御(弥生)の唇」を賭けて果敢に挑みます。
しかし、リズベットの救出には成功したものの・・・姉御(天塚)と一緒に本人たちも“戦死”してしまい、結局は帰らぬ人となって生涯を閉じました。
天塚弥生(姉御)の詳細は以下の記事をご覧ください。
最終決戦ではシールド隊(三馬鹿)のOBも復帰した!
最終決戦となる「第二次富士プライマリーピラー攻略戦(第二次ラグナロク作戦)」を前にして、既に退役されたOBのシールド隊も招集されました。
定年退職した身でかなり年配な方々ですが、そんな彼らまで戦線に復帰した理由は以下のとおりです。
- 第6話での「第一次攻略戦(大反抗作戦)」によって出た大きな犠牲や損耗を補うため。
- 富士以外の各地での「ピラー同時多発」に備えての戦力補充のため。
そんな彼ら5人は「鈴原・石動隊(仮称)」として、自分たちの孫と同じ位の年齢である2人の後輩(鈴原くるみと石動萌)の護衛につく形で最終決戦に参戦しました。
戦いの中で戦死した人もいましたが、決して衰えていない腕前を披露しながら、何とか2人を守り抜きました!
第6話の詳細は以下の記事をご覧ください。
シールド隊(三馬鹿)の後継者たち
最終決戦の中で残念ながら”戦死”してしまった「三馬鹿」ですが・・・慰霊牌の前に彼らの意志を受け継いだ、3人組の“後継者たち”が現れました!
「三馬鹿」よりも少し若い印象に見えますが・・・もしも今後に続編や第2期が制作されることになるとしたら、彼らの活躍ぶりも見てみたいものですね。
そして最も気になるのが、やはり「あの三馬鹿たち以上のサービスを提供できるか否か」といったところでしょうか。
シールド隊(三馬鹿)の専用機も紹介
シールド隊(三馬鹿)の能力や結末まで知れたところで、彼らの専用機も見ていきましょう。
シールド隊(三馬鹿)の専用機は「F-15J」
まずは「F-15J」の簡単なスペックから紹介していきましょう。
全長 | 19.4m |
全幅 | 13.1m |
最大速度 | マッハ2.5 |
巡回速度 | マッハ0.9 |
航続距離 | 2,800km |
エンジン | F100-IHI-220E(ドライ推力64.9kN)×2 |
空虚重量 | 12,973kg |
最大離陸重量 | 30,845kg |
固定武装 | JM61A1 20mmバルカン砲×1 各種の誘導弾や爆弾の搭載も可能 |
主力の戦闘機として生産された
航空自衛隊の主力制空戦闘機として、アメリカの「F-15C/D」をベースに日本向けにノックダウン生産されました。
(主要部品はアメリカで生産され、後に日本で組み立てられました)
採算を度外視して”最強”を追求したために、開発当初の時期から世界有数の”高性能”を誇ります。
そのため、導入されてから約40年近く経過した現在でも、優秀な機体として現役で活躍しています!
盾役にも最強の機体が必要な理由とは?
シールド隊の任務はピラー殲滅でなく、あくまでも「戦乙女(ワルキューレ)の護衛」です。
それならば「F-15J」のような高性能機でなくても良いのでは・・・と軽く疑問を持った視聴者も多いかもしれません。
しかし戦乙女(ワルキューレ)たちを守るためには、彼女達が乗っている英霊機と同等(またはそれ以上)の速さで飛べなくては、護衛にすらなりません。
さらに相手は通常兵器が効かないピラーなため、実際に戦ってみるまでは実際の攻撃方法すら分からないこともあります。
そうした未知数な敵から戦乙女たちを守るためには「英霊機にも劣らない性能」を持つ機体が必要になるわけですね!
まとめ
今回は戦乙女(ワルキューレ)の護衛役として、色々な意味で活躍したシールド隊(三馬鹿)のキャラクターや能力・任務について紹介しました。
記事の後半では三馬鹿以外(ライバルやOBなど)のシールド隊にも迫ってみました。
- 舘山基地に所属する護衛部隊であり「三馬鹿」の愛称で親しまれている。
- 戦乙女(ワルキューレ)のファンクラブ筆頭でもあるが、彼女たちとはあくまでも”一歩引いた距離感”で接していた。
- 勝手に戦乙女たちを”過大評価”している面もあった。
- 各話の次回予告も担当していた。
- オーディンが遊ぶ格闘ゲーム内の”使用キャラ”としても出演していた。
- オーディンからの”加護”を受けていないため、あくまでも「戦乙女(ワルキューレ)の”護衛”や”盾役”」が任務である。
- “サービス精神”の旺盛さも半端なかった。
- 日常生活では下らない会話ばかり続けて、戦乙女たちから叱られることもあったが、戦闘中では真面目に戦っていた。
- 最終決戦の中、宮古を守るために”戦死”した。
- シールド隊には「三馬鹿」だけでなく、ライバルやOB、そして彼らの意志を受け継ぐ後継者たちも登場した。
ピラー戦における戦闘能力においては戦乙女(ワルキューレ)には及ばなかったものの・・・それでも必死に護衛や”盾役”を務めてくれた彼らが居たからこそ、クラウディア達も思いきり戦えていたんですよね!
本作品のアニメ動画や見逃し配信の詳細は以下の記事をご覧ください。
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