ヨルとの関係性
ロイドはアーニャをイーデン校に入学させるために、偽装の母親となる人物を探していて、偶然出会ったヨルの恋人のフリをする事になりました。
ロイドにとってはヨルの提案は都合の良い条件で、その見返りに入校面接時の母親役をお願いします。
2人の出会いはスパイと暗殺者という正体を隠したままの勘違いでしたが、ヨルの心を読んだアーニャがキューピッドとなり、お互いの利益のために偽装結婚しました。
ロイドは梟が終わったらフォージャー家の偽装家族を解消するつもりでしたが、幼いころに失った母親の強さをヨルがアーニャを守る姿に見出していきます。
ヨルについては【スパイファミリー】ヨル(いばら姫)の強さ・能力やかわいい魅力を徹底解説で紹介しています。
ユーリ・ブライアとの関係性
偽装とはいえ義理の弟になるユーリは表向きの職業として外交官の仮面をかぶっていますが、ロイドはたわいない日常会話の中に隠れている嘘から、SSSの局員であることを看破しました。
ヨルとユーリは両親を早くに亡くしていて、ヨルが暗殺稼業でユーリを育てたため、ユーリは重度のシスコンになっています。
ロイドはヨルとの関係が偽装結婚であることやロイドがユーリが追っている黄昏であることを、姉を盲信するヨルの助けもあってごまかすことに成功しました。
アーニャとの関係性
世間一般の父親と同様に小さな怪獣アーニャはロイドにとって異次元の生物で、論理的にしか物事を考えられないロイドは振り回されてばかりです。
アーニャは超能力によってロイドがスパイだと知っていますが、ロイドはアーニャを少し勘のいい子供として考えているので、アーニャの能力「テレパス」については知りません。
出会った当初は死んだ魚のような目でアーニャを見ていましたが、一緒に暮らすうちに父性愛に目覚めて父親として娘の成長を喜び、シルヴィアに娘自慢をするまでに成長しました。
ロイドの行動原理の一つに子供の泣かない世界を作るという理想があるので、アーニャを傷つけようとするとする大人には、ロイドの鉄拳制裁が待ち受けています。
アーニャについては【スパイファミリー】アーニャの能力や過去は?かわいい魅力も徹底解説で紹介しています。
ボンドとの関係性
バーリントン大学の学生過激派が起こしたテロ事件をきっかけに、フォージャー家の一員となった未来を予知することが出来る超能力犬ボンド・フォージャー。
ロイドはボイドのIQが高いことをテロ事件の際に得た「プロジェクトアップル」の情報で理解しているので、ちょっと頭のいい犬ぐらいの認識でとらえています。
有能なロイドでも犬と意思疎通できず、原作7巻「MISSON:40」でロイドに餌をもらいにスパイの仕事についていったボンドに仕事を邪魔されていました。
ボンドの名前の由来は、アーニャの好きなスパイアニメ「SPYWARS」の主人公から取られています。
夜帷(とばり)との関係性
ロイドの後輩にあたる夜帷は、フィオナ・フロストという偽名を持ち、表向きの仕事としてバーリント総合病院で事務職の傍らロイドのスパイ活動を支えています。
ずっと好きだったロイドを、任務という名目でかっさらっていったヨルに対してライバル心を燃やす夜帷。
ロイドは夜帷に対して仕事上の付き合いを超えた恋愛感情を持っておらず、その恋心は夜帷本人と心が読めるアーニャしか知りません。
夜帷は感情表現が下手なので、愛情ゆえにロイドを見つめすぎて睨んでしまい、ロイドが夜帷に嫌われていると勘違いしていることに気付いていないのが哀れです。
詳しくは「夜帷(とばり)はロイドと結ばれる?正体やかわいい魅力も紹介」をご覧ください。
まとめ
過去と名前を捨てた謎の男ロイド・フォージャーの強さや正体について解説し、ロイドの正体を考察してきました。
スパイとして卓越した強さを誇り、「すべてはより良き世界のために」「子ども(自分)が泣かない世界を作る」という理由でスパイになったロイドは、自分が子供だった頃に経験した戦争に対して、孤独や絶望を味わって無力感を感じていました。
フォージャー家という家族を得て、アーニャという守るべきものを見つけた事で、過去に救えなかった子供だった自分を見つけ出したロイド。疑似家族だったフォージャー家は少しずつロイドを泣いていた子供から父親へと変えていきます。
ロイドを通して見るスパイファミリーは、孤独な男が父親へと成長する物語なのかもしれません。
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