実はフォージャー家の面接中、スワン先生の目前のに蚊が止まっており、ヘンダーソンから話では「蚊は人間を殺す生き物」とされていました。ヘンダーソンは、ロイドが蚊を殴り殺す形でスワン先生を救ってくれたと思い込んでいたのです。
苦難こそありましたが、ロイドはやっと“任務のための入り口”に到達できました。
標的の息子(ダミアン)とは早くも最悪な関係性に
ロイドとヨルも同伴する形でアーニャの入学式に出席した中、ロイドはアーニャの”特待生入学”を失敗した場合の代案「ナカヨシ作戦」のための準備を進めていました。ナカヨシ作戦の概要は、以下の通りです。
- アーニャをダミアンと友達関係にさせる。
- 親同伴の形でデズモンド家に招待してもらう。
- 子供をダシする形で、ドノバンと接触する。
ロイドが必死になってアーニャを名門のイーデン校に入学させたのは標的(ドノバン)と接触するため。実は、同じ1年生にドノバンの次男であるダミアン・デズモンドも入学していたのです。しかも、アーニャとダミアンが同じクラス(1年3組)になるように、ロイドの手で細工済みでした。
ちなみに、アーニャ達のクラスの担任はヘンダーソンです。
これにはロイドも驚いていました。
ロイドの代案は、入学式の時までは順調に進んでいました。
しかし、ダミアンから意地悪されていたアーニャは、が強烈な拳でダミアンを殴ってしまったのです。
この件は校内案内が終了後、ヘンダーソンから直々にロイドとヨルに報告されてしまいます。
アーニャには処罰として”雷(トニト)”1つをつけられたうえに、ダミアンとの仲も早くも最悪な状態となってしまったため、アーニャの学校生活およびロイドの計画も早くも前途多難な状況に陥ります…。
ちなみに、雷(トニト)を8個つけられると、強制退学となります。
アーニャの学校生活は難問続き
入学早々からダミアンとの関係性が最悪になったアーニャは、気まずい気持ちのまま2日目の学校に登校します。
ロイドからダミアンに謝罪するよう指示されたアーニャですが、仲良しな友達同士となったベッキーが四六時中くっついていることもあり、なかなか謝る機会を作れません。
それでも清掃員などに変装して侵入していたロイドの策略のおかげでベッキーを一時的に離せた中、涙を流しながらダミアンに謝罪しました。
しかしアーニャの学校生活における別の問題点が残っていました。
イーハン校の生徒であり続けるために必要な“学力”があまりにも足りない上、授業中に居眠りまでしてしまう始末で、ヘンダーソン以外の先生たちからは「不良なのでは?」と怪しまれていたのです。
成績の悪さを危惧したロイドも自宅でアーニャに勉強を教えるものの、なかなか成果が出ない辛さで部屋に篭ってしまいます。それでもアーニャは、部屋の中で勉強を頑張っていました。
姉(ヨル)の結婚に驚くユーリ
ヨルの弟「ユーリ・ブライア」は、ヨルの同僚の彼氏にヨルが結婚していることを知らされます。
ユーリ「姉さんが結婚してた…?」
ユーリは国家保安局「SSS」で”秘密警察”として働く少年で、ヨルの弟です。
自分を育ててくれた姉(ヨル)を大好きなシスコンであり、夫(ロイド)がどんな男なのかを暴かなければ気が済まなくなったユーリは、突然フォージャー家を訪れます。
【3巻のネタバレ】ヨルの弟が訪問・アーニャが初の星を獲得
フォージャー家を訪れたヨルの弟・ユーリ。
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