【スパイファミリー】原作の全巻ネタバレ解説 | 謎や伏線回収なども考察

そして、ヨルが少し目を離した隙にアーニャがこころを読んだ犬の場所に行きました。そこで、首輪で拘束されているボンド(大型犬)と出会ったのです。

しかし、ボンドと出会った場所は敵のアジト。
アーニャはテロ集団に捕まってしまいました。

ボンドは”未来予知”の能力を持っていた

捕まったアーニャはテロ集団の頭目(キース)に殺されそうになりますが、首輪を引きちぎっていたボンドが連れて逃げ去ってくれたおかげで助かりました。

逃げる際、ボンドはアジト内でテロ集団の仲間から電話がかかってくることを予知し、テロの男たちが自分たちから少し目を離す隙を伺っていたのです。

アーニャ「お前…未来わかる？」

実はボンドも“未来予知”という能力の持ち主。
ボンドも自分と同じ超能力者だと知ったアーニャは、ボンドに乗ったまま警察署へ向かうように指示しますが、目的地とは真逆に自分たちが拉致されていたアジトの付近に戻ってしまい、テロ集団に見つかります。

今度こそ終わりと思えたとき、アーニャの捜索を続けていたヨルが到着し、テロ集団の男たちを速攻で倒しました。

しかし、本当の危機はこれからでした。
ボンドは、街中にある時計塔をキースがアジト内で仕掛けた“即席トラップ(爆弾)”が爆破することで街が壊滅状態になり、その場で別行動を取っているロイドも瓦礫の下敷きにされて死んでしまう未来を予知したのです。

ボンドが自身の能力で見た残酷な未来を、アーニャもボンドの心を読む形で知り、何とか自分達で爆破を食い止めようと奔走します。

アーニャとボンドの名コンビプレイで爆発を食い止めた

キースが仕掛けていた即席トラップはアジトのドアを開けたら導火線が引っ張られ、時計塔まで倒れる程の大爆発が起こして街を壊滅させるものでした。

ボンドに連れて行ってもらいアジトに到着したアーニャは、ドアではなく小窓から侵入するところまで進みます。しかし、肝心の爆破装置の導火線を解除できません。

そんな中、アーニャは最終手段としてケチャップで「No」という文字を書きました。しかし、結果として後から駆けつけてきたロイドがアーニャの書いた文字の意味を理解してくれたおかげで、ドアノブを引かぬ形で爆弾の解除に成功したのです。

その後は、ロイドの変装能力とヨルの武術でキースを仕留めました。

アーニャにより「ボンド」と命名された

テロ集団による暗殺や爆発を食い止められた後、アーニャはこの犬が良いと懇願したことで、ボンドも“番犬”としてフォージャー家の一員になります。

ここまでの時点ではまだ名前が決められていませんでしたが、アーニャが大好きなスパイアニメの主人公から取られる形で「ボンド」と命名されました。

 

【5巻のネタバレ】中間考査に奮闘するアーニャ・諜報員フィオナも初登場

この5巻では料理に奮闘するヨル、そして初めての中間考査(試験)に臨むアーニャと影で動くロイドの姿が見ものです。さらに後半からは同じWISEの諜報員かつ、ロイドの弟子でもあるフィオナも初登場します。

ヨルの料理教室の成果

偽装結婚して家族となった時から「ヨルが大の料理下手」であることは判明しており、フォージャー家の料理はロイドが担当してくれました。

そんな状況が続いた中、ヨルは市役所の後輩職員(カミラ)に教えてもらい、料理を作れるように努力します。カミラの恋人であるドミニクに加え、途中からユーリもおしかけてきますが、どんなに頑張ってもヨルが作った料理は味も見た目も絶望的な状態でした。

ただ、南部シチューだけは上達し、ロイドとアーニャからも「美味しい！」と褒められます。

しかし上達できたのは、あくまでもシチューだけ。
それ以外の料理はやはり絶望的なままでした…。

中間考査(試験)に挑むアーニャとユーリ、そしてロイド

ダミアンとの関係性が進展した上に1つ目の星も獲得できたことで、アーニャの学校生活は少しずつ良好となり始めた矢先に「中間考査(試験)」という難関が立ちはだかります。

試験前の模擬テストでも10点代しか取れないほど入学時から勉強が大の苦手だったアーニャは、超能力でカンニングしようと考えてまいました。

しかし、試験当日はちょうど”新月の日”。
新月の日は超能力が使えず、カンニングできない絶望的な状況に追いやられてしまいます。

そんな中、ヨルはユーリに「”アーニャの家庭教師”として勉強を教えてほしい」とお願いしますが、成果は殆ど得られずに終わってしまいます。

ユーリが疲れ果てながら帰った後でも、アーニャは黙々と1人で勉強を頑張って自信をつけますが…アーニャが猛勉強していた“外国語”は中間考査の科目には入っていませんでした。

あまりにも的外れな自信を携えながら本番の試験に臨むアーニャ。
何とかしようと考えたロイドは、試験終了後に教員の姿に変装し、答案用紙を保管されている保管庫に潜入して答案用紙をすり替えようとします。

先に侵入していた東雲に振り回されながらも、何とかアーニャの答案用紙を発見し、5日後には1年生全員の試験結果(順位や合計点)が校内に張り出されました。

気になる試験結果は、228人中で“213位”。
かなりの低順位でしたが、かろうじて赤点は免れていたのです。

ロイドは全科目が赤点スレスレなのに自慢気に見せてきたアーニャに呆れる一方、内心では赤点を免れたことに対しては好評価をしていました。

ロイドは、潜入先で見つけたアーニャの答案用紙を見た時点で彼女なりに努力していたことを素直に認め、点数や採点への細工を一切しなかったのです。

ロイドの弟子フィオナがフォージャー家を訪問

イーデン校では中間考査が終了後も「社会学習」という名目のよる”お仕事調査のレポート提出”を命じられ、休まる間もありません。そこでアーニャは、ロイドの表向きの職業である”精神科医”について調べるため、ロイドの勤務地「バーリント総合病院」に同行します。

白衣に着替えたロイドはアーニャをひとまず診察室に居させ、一時的に1人となった中で事務員の女性フィオナから書類を渡されます。

実はこのフィオナ(夜帷)もWISEに所属しているスパイで、黄昏(ロイド)の弟子でもあったのです。

アーニャを連れての職場見学から翌日、フィオナがフォージャー家を訪れてきます。一見冷静な装いをした美女ですが、アーニャが心を読んだ結果、フィオナは内心で“ロイドへの好意”を強く持っていたことが判明します。

さらに「ロイドのお嫁さんになること」がフィオナの夢であり、「自分の方が奥さん役に適任のはず」とヨルに対して強い敵対心を燃やしていたのです。

しかし、アーニャはフィオナが分単位での管理によるスパルタ教育をすることを超能力で知ってしまったため、アーニャはフィオナを断固拒否されていました。

 

【6巻のネタバレ】ロイド＆フィオナのテニス勝負・懇親会でドノバンが姿を現す

6巻では、ロイドとフィオナによる共同任務が下り、任務を完遂するためのテニス勝負が繰り広げられます。