2021年8月現在、アニメの第二期が絶賛放送中の「転生したらスライムだった件」は、キャラクターのかわいらしさやかっこよさだけでなく、人間・魔物による政治的な側面も含んだストーリー展開や、魔法やスキルを使用したバトルなど、見所があふれた小説のアニメとなっています。
作中でリムルは「名付け」を積極的に行っていますが、どのようなメリット・デメリットがあるのかを考察していきます。2021/08/18)
まだ完結していない小説の設定だから、新しい情報が出てきたらコメントでどんどん教えてほしいかも!
目次
名付けとは?
そもそも「名付け」とはなんなのか?
名付けの意味や効果、名付けられた魔物はどうなるのかを解説・考察していきます。
名付けの意味
名付けの概要は、公式サイトの用語集に乗っています。
公式での名付けの用語解説は以下の通りです。
力ある魔物や魔人が格下の魔物に名前をつけること。名前を付けられた魔物は、“名持ちの魔物”として一目置かれるようになるだけでなく、進化を果たす場合が多い。名付けには相手の強さに応じた魔素を消費する。
名持ちの魔物は「ネームド」と呼ばれており、「名付けを行えるほど力が強いものに認められた」か「名付けを行えるほど強いものと縁がある魔物」と認識されるため、一目置かれるようになるようです。
また、人間や人間らしい魔物には名付けは行わず、魔物のみ適応されるようです。作中では語られていませんが、転スラの世界観ではまだ人間に名付けが行われたことはありません。
魂の系譜で結ばれる
「名付けた相手」と「名付けられた相手」との間には「魂の回廊」が築かれます。
魂の回廊は、公式サイトにて用語説明があります。
ヴェルドラ、および配下の魔物とリムルの繋がりを指す。魂の繋がった者の体験と記憶は、時空間を無視してリムルに蓄積される。
名付けによって築かれた「魂の回廊」で、つながった者たちとの繋がりで形成された関係性を「魂の系譜」と呼びます。
つまり、名付けられた相手と名付けた相手は魂の回廊でつながり、名付けを行ったもの同士で魂の系譜が築かれることになります。
魂の回廊は、名付けを行ったもの同士に築かれるつながりの名称。
魂の系譜は、魂の回廊がつながった者たちとの関係性のこと。
つまり、「魂の回廊」によって「魂の系譜」が築かれるってことだと思うよ♪
名付けのデメリット(危険性やリスク)・メリット
ちょっとマンガ読み返してたら名付けの時点で進化後リグルドおるんやけど!?wwww#転スラ pic.twitter.com/04hkGUuCUm
— かむかむ🐟😮 (@calm26k) January 23, 2019
名付けの危険性・リスク…つまりデメリットとメリットについて考察していきます。
名付けのデメリット
名付けのデメリットは作中でも語られており、「名付けによって魔素が激減してしまう」点がデメリットとなっています。
名付ける魔物によって必要とする魔素量が異なるため、名付けを行う魔物の力量次第で名付ける側の必要魔素量は変わっていく仕様です。
魔素の公式設定は以下の通りです。
この世界の法則に干渉できるエネルギー物質で、魔物にとっては生命力の元になる
魔物は魔素がなくなっても死ぬことはありませんが、魔素がなくなると弱体化するため討伐されやすくなってしまいます。
リムルの場合、名付けにより数日スリープモードになったこともあるため、その間に強い魔物が襲撃に来ていた場合、リムルは生命の危機にさらされていたでしょう。
さらに、一度失われた魔素が回復するかは不明で、最悪の場合一生弱体化したままになる場合もあります。
つまり、デメリットとしては、「名付けによって魔素が激減してしまう」ことにより、「弱体化」してしまう点と「魔素が回復しない危険性がある」点があげられます。
名付けのメリット
名付けのメリットについてですが、魂の回廊がつながり、魂の系譜が築かれる点がメリットと言えるでしょう。
リムルが最初に「魂の回廊」をつないだのはヴェルドラです。その後、リムルは配下やテンペストの住民を名付け、「魂の回廊」を一人一人つないでいき、魂の系譜を広げていっています。
ヴェルドラと魂の回廊をつなぐ場合と、配下に魂の回廊をつなぐ場合では「魂の回廊を繋いだ時の効果」が異なっているため、2パターンに分けてメリットを解説していきます。
ヴェルドラと魂の回廊をつなぐ場合のメリット
まず、ヴェルドラの場合は、リムルは名付けをしておらず、ヴェルドラが勝手に改名をしたため「お互いが同格となるように名前をそろえた」状況です。
そのため、ラストネームをお揃いの「テンペスト」と名乗ることで、リムルとヴェルドラが魂の回廊をつなぎ、「互いの魔素を共有しあう」仲になります。
この場合のメリットは、「格上の相手でも魔素の共有が可能になる」点があげられます。
配下に魂の回廊をつなぐ場合
次に、配下に名付けを行う場合ですが、この場合は名付ける側であるリムルが魔素を与えて名付けを行っています。
この場合、リムルと名付けられた相手に魂の回廊がつながり、魂の系譜が築かれるため、消費した魔素量に応じて名付けた相手をレベルアップさせることができます。
名付けられた相手は感謝をし、配下として尽くすことが多いようですが、配下にならなくてはいけない仕様ではありません。
魔素を与える過程で進化が行われることもあり、リムルの場合のメリットは、「名付けによって配下を志願した者たちが強くなる」ことがあげられます。また、リムル自身が真なる魔王(覚醒魔王)へ進化した際にも配下に変化があったため、「リムルの進化によってもは配下が強化される」点もメリットと言えるでしょう。
さらに、魂の系譜に属する者たちは、力をリムルへと還元される仕組みになっており、配下が多ければ多いほどリムルの総魔素量が増えていくため、リムル自身の強化につながっていると考えます。
加えて、アルティメットスキル「暴食之王」の「食物連鎖」で、配下のスキルを獲得できるため、かなり有用でしょう。
ヴェルドラの場合は名付けとは言わないかもしれないけど、魂の系譜が築かれたことに変わりはないかな。結果的に、魔素を必要としないで名付け同様に「魂の系譜」に組することができたけど、魔素量以外のメリットはないかもね。
リムルが大量に名付けできた理由
名付けのデメリットでも解説しましたが、名付けは名付ける側の魔素が激減してしまいます。
しかし、スライムに転生したばかりのリムルが名付けを行えたのはなぜでしょうか?
その理由は、ヴェルドラにあります。
リムルはヴェルドラとラストネームを同じ「テンペスト」とし、魂の系譜を築いたため「魔素を共有しあう仲」になります。
その後、ゴブリンやオークに名付けをし、進化までさせるにはそれ相応の魔素量が必要となりますが、転生したばかりのリムルには当然そんな魔素量は保有しておりません。
そんなリムルでも名付けを行えたのは、ヴェルドラと魂の系譜を築いてたために、ヴェルドラの魔素を共有できたからです。
リムルも魔素は大量に抱え込んでいましたが、名付けをするにはさらにヴェルドラの魔素を使用することで、ベニマルらが進化するほどの魔素を確保できたと考えられます。
ちなみに、オーガ6人の名付けを行った際にリムルはスリープモードになっていました。その際、破格の魔素量を持つヴェルドラの魔素をほぼ使い切ってしまうほどだったようで、気軽に行えるものではないことが改めて明らかになります。
さらに、リムルはゴブリンやオークたちを名付け進化させますが、それらはリムルの魂の系譜が増えていき、リムルの魔素量が増えていったために可能になったことと、大賢者の緻密な計算で「安全に名付けを行える状況」だったからこそ可能であった荒業です。
リムルの場合は、スキル「捕食者」で魔素をため込めるし、ヴェルドラの魔素を使える状況。さらに、ユニークスキル「大賢者」で魔素が減っても自然回復できる量だけで魔素管理を行っているから平気だけど、何か1つ状況が違えば、リムルでも簡単に名付けできなくなるじゃないかな?
まとめ
名付けについてデメリットとメリットを解説・考察しました。
名付けを行ったと明らかにされている人間・魔物は少ないため詳細が明らかになっていない部分もあるため、原作での新情報を楽しみです!
新しい情報が出た際にはコメントなどでも教えていただきたいです!
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