聖夜決戦編がアニメ化されることになった『東京リベンジャーズ』。
聖夜決戦編では、テレビアニメ見登場の人気キャラクターが続々と登場します。
特に、聖夜決戦編以降もキーマンとなる九井一…通称「ココ」は、東京卍會の不良たちとは違った「強さ」を持つキャラクターです。実は、特徴的なヘアスタイルで話題になり、原作者にもTwitterでネタにされることも。
そこで今回は、金をつくる天才といわれるココの強さについて、幼馴染のイヌピー(乾青宗)との関係から話題の髪型まで、くわしくご紹介していきます。
目次
ココ(九井一)とは
聖夜決戦前夜、柴大寿率いる黒龍10代目の親衛隊長として、特攻隊長のイヌピーとともに登場したココ。
黒龍から東京卍會、そして天竺…過去でも現代でも、物語のキーマンとなるイヌピーのプロフィールをまとめます。
ココのプロフィール
所属 | 黒龍→天竺→関東卍會→梵天 |
生年月日 | 1989年4月1日 |
身長 | 174cm |
体重 | 60kg |
血液型 | A型 |
『東京リベンジャーズ』の不良とは無縁のような普通の…とは言えないものの、他の登場人物たちのように殴り合いの喧嘩をすることもなく、私立中学校に通っていたココ。東京卍會に黒龍9代目を壊滅に追い込まれ、立て直しをしようとしていたイヌピーに、同級生の柴大寿を紹介したことがきっかけで、巻き込まれるように黒龍の一員となります。
その後、聖夜決戦後、黒龍10代目から東京卍會に下り壱番隊に所属しました。
しかし…壱番隊隊長のタケミチと副隊長の千冬は元黒龍ということで信用しきれません。さらに、関東事変前夜には天竺の「強引」な引き抜きでイヌピーにしか付き従わないといわれていたココは、イヌピーと敵対することになるのです。
1989年(平成元年)生まれのココは、1990年(平成2年)生まれのマイキーよりひとつ年上、1991年(平成3年)生まれのタケミチよりふたつ年上です。イヌピー、大寿の他、東京卍會では河田兄弟(スマイリー・アングリー)と同い年ですね。聖夜決戦時は高校1年生にあたりますが、制服姿で登場したシーンはなく、高校に通っているのかどうかはわかりません。
ココの特徴といえば、爬虫類を彷彿とさせるような顔立ちと、「ペロ」という擬音とともに舌を出すしぐさではないでしょうか。なんでココは舌をペロッとするんだろう…と思った読者も多かったようですが、キャラクターブックでは見た目からは想像できない大食いであることが明かされたことで、空腹だったり口寂しかったりするとつい舌を出してしまうのでは?と推測されています。
話題のココの髪型
#東卍の日常 「機密」 pic.twitter.com/skfWYe91GL
— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) February 22, 2021
東京リベンジャーズの公式Twitterには「いいだろ!教えてくれ、ココの通ってる美容院…!」とイヌピーがココに訴えかけるワンシーンが投稿されています。実際は、関東事変の緊迫したやりとりだったのですが…。
原作者がネタにするほど、ココのヘアスタイルは個性的です。
読者からも、バックスタイルどうなってるんだろう?という声があがっています。
聖夜決戦から関東事変にかけての頃は、右サイドはフェイスラインまでのロング、左サイドは剃り上げ、さらに剃り込みで3本のラインを入れています。中学生の頃のココはストレートヘアなので、ゆるくパーマをかけていることがうかがえます。
ちなみに、小学生の頃は、普通のセンターパート、中学生の頃は、右サイド長めのセンターパート。現代では、お馴染みのヘアスタイルにメッシュが入ったり、剃り込みを残したまま銀髪のロングになっていたりしますね。
過去改変により、現代のココのヘアスタイルはバリエーションがありますが…どの未来のココのとにかく個性的です。
ココの声優は花江夏樹さん
『東京リベンジャーズ』のココを演じているのは、『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役で大人気の花江夏樹さん。竈門炭治郎の優しい声とは打って変わり…反社組織の幹部らしい凄みのある演技をみせました。
余談ですが…『東京リベンジャーズ』には『鬼滅の刃』のメインキャラクターを演じた声優さんが多数出演しています。東京卍會弐番隊隊長の三ツ谷は伊之助役の松岡禎丞さん、灰谷兄弟の弟・竜胆は善逸役の下野紘さんが演じていますが、それぞれ180度違うのようなキャラクターなのが、またおもしろいところではないでしょうか。
こうしてみると、『東京リベンジャーズ』は声優がとても豪華ですね。
ココの喧嘩の強さ
『東京リベンジャーズ』では不良たちが殴り合い蹴り合いの激しい喧嘩を繰り広げますが…ココは他の不良たちとは一線を画します。
もちろん、腕っぷしもそこそこではありますが…ココの強さは「頭脳」です。いくつもの暴走族(チーム)が、ココの「喧嘩の強さ」ではなく「頭脳」をほしがりました。
ここでは、頭脳派であるココの喧嘩の強さが、実際どのくらいなのかについてみていきます。
ムーチョよりは弱い
東京卍會の伍番隊は、東卍の風紀委員ともいわれている特務隊です。東京卍會の裏切り者を取り締まっています。
その伍番隊の隊長がムーチョこと武藤泰宏。
黒川イザナ、灰谷兄弟と肩を並べる、S62世代です。
関東事変前夜、東京卍會を裏切ったムーチョは、東卍からココを引き抜くため、ココとイヌピーを監禁しています。このとき、ココもイヌピーも傷だらけになっていました。
実際に、ムーチョに殴られたり蹴られたりしている描写はありませんが、ココとイヌピーのふたりを相手取ったムーチョは、ココとイヌピーより段違いに強いことがうかがえます。
イヌピーとは互角に殴り合った
関東事変では、幼馴染でもあり、黒龍から東京卍會までを共にしたココとイヌピーは殴り合います。
黒龍では黒川イザナの側近でもあったイヌピーは、ココとは違って根っからのヤンキー。本人もタイマンでは(柴大寿以外)負けたことがなかったと振り返るほど、見た目とは裏腹に腕っぷしは強いです。
関東事変では、そのイヌピーを相手に、頭脳派のココは互角に殴り合いました。
イヌピーほど不良として場数を踏んではいないはずなので、どうしてイヌピーと互角に殴り合えるほど強いのかはわかりませんが…ココは不良としてはそこそこ強いとはいえそうですね。
ココの過去・現代
反社会組織となっている未来の東京卍會にとって、キーマンともいえるのがココです。
過去改変したいずれの未来の東卍には必ずココがいたことに、タケミチはようやく気が付きます。
ここでは、ココの過去と現代についてまとめます。
ココの過去
聖夜決戦前夜、黒龍の親衛隊長だったココは聖夜決戦後、東京卍會に下ることにしたイヌピーに従い、東京卍會の壱番隊に所属することになります。
関東事変前夜には、ムーチョに監禁され、イヌピーとタケミチの開放と引き換えに天竺に引き抜かれます。東京卍會は金にならないが天竺は金になると判断したココは、関東事変の最中イヌピーを天竺に引き抜こうとしますが拒否されたのです。
関東事変をきっかけに、ココはイヌピーに赤音を重ねていたことを認めました。
関東事変後は、経緯は不明ながら、関東卍會に所属。マイキーのもとで金稼ぎをしていることがわかっています。
ココの現代
血のハロウィン後の現代では東京卍會の黒龍組の最高幹部となっており、組織内で莫大な利益をあげ、マイキーを狂わす一因となったといわれています。ただ、くわしいことはわかっていません。
聖夜決戦後の現代では、黒川イザナが実質的なトップとなっている東京卍會で、イヌピーとともに「元上司」のタケミチと大寿を追い詰めています。おそらくですが、関東事変で天竺を吸収した東京卍會で、イヌピーとともに地位を固めたものと思われます。
一方、関東事変後の現代では反社会組織・梵天の幹部となっており、これまでとも容姿が大きく変わっています。また、この現代でのイヌピーとの関係は不明です。
ココが金をつくる天才といわれる理由
暴走族の資金源としていくつものチームからスカウトされていたココは、金をつくる天才として不良の間では知られています。ココが金をつくる天才といわれるようになったのは、恋愛感情がキッカケでした。
どこにでもいるような普通の小学生だったココは、イヌピーの姉・赤音に片思いをしていました。告白した日の夜、火事で大火傷を負った赤音は意識不明となり、治療には4000万が必要であるものの、イヌピーと赤音の両親にはとても工面できそうにありません。
そのことを知ったココは、どうにか自分で治療費の4000万円を稼ごうとします。そして、未成年の不良に指示を出し、富裕層相手の犯罪代行サービスで利益を得るようになったのです。
この犯罪代行サービスにはじまり、様々な暴走族の「財布」として渡り歩いてきたココは、金稼ぎのシステムを構築して、黒龍でも資金源となる収益を上げています。
ちなみに、違法な金稼ぎだからといって、ココ以外の誰でもできたかというとそういうわけではありません。地頭の良さや、ビジネスのセンスもあったはずですが、図書館などで勉強している様子が描かれており、大人顔負けの金融やビジネスの知識を持っています。
また、過去ではノートパソコンを使用しているシーンもあるので、パソコンのスキルもあり、ネットを利用してなにかしらのビジネスをしていることもうかがえます。
ココとイヌピーの関係
近所の同い年の幼馴染。
それがココとイヌピーの関係です。
そのため、ココが片思いしていたイヌピーの姉・赤音とも、幼稚園や小学校低学年の頃から、顔見知りだったかもしれません。
意を決して、ココが赤音に告白した日の夜、「(大人になるまで)待ってるネ」といってくれた赤音は、自宅の火事で重度の火傷を負います。このとき、火事を知ったココは、乾家に飛び込み、赤音だと勘違いしてイヌピーを助け出していたのです。
その後、ココは赤音の治療費を稼ぐために違法ビジネスに奔走、イヌピーは佐野真一郎と出会ったことをきっかけに不良となります。
それから数年後――ココが4000万円を稼ぐ前に、赤音は息を引き取りました。それ以来、赤音に執着していたココは、イヌピーに執着するようになります。そのため、不良たちからは「乾の言うことしか聞かない」といわれているのです。
ココは赤音と瓜二つの顔立ちをしたイヌピーに赤音を重ねていました。作中では、寝ているイヌピーにキスをしたことも…。
イヌピーもココが自分に赤音を面影を見ていることに気が付いていました。関東事変では「俺は赤音じゃない、青宗だ!」とイヌピーはいっています。
関東事変後、ココは金稼ぎの道を、イヌピーはカタギの道をそれぞれ歩いて行くことになります。しかし、まったく関係が途切れたわけではないようです。三天抗争でタケミチがマイキーに半殺しにされたときは、イヌピーにタケミチを引き渡しています。
まとめ
黒龍の親衛隊長という肩書ですが、実は頭脳派の不良で現代の東京卍會のキーマンともなっている九井一ことココは、関東事変後関東卍會に所属しており、タケミチが旗揚げした二代目東京卍會とは対立関係になります。
今後、過去改変により梵天幹部となる人生を歩むのか、それとも過去改変により違った人生を歩むのか、読者にとっても今後がとても気になるキャラクターです。
これから、アニメでも活躍するココの今後を見守っていきましょう。
コメント