関東事変後は、佐野エマおよび黒川イザナ殺害の共犯として逃亡生活している半間。
関東事変でタケミチに追い詰められた稀咲は、タイムリーパーではないと断言したうえで「オレは…」と何かを言いかけたところで死亡しました。タイムリーパーではないとしたら、消去法でトリガーではないかと予測できますよね。
では、稀咲がトリガーだとしたら…。愛美愛主、東京卍會、天竺と行動を共にしている半間がタイムリーパーなのではないかと考えられるでしょう。
しかし、まるでサーカスのように次から次へと舞台を作り上げていく稀咲といることで、自分の人生も色付いていくから、半間は稀咲と行動していたことが明らかになっています。
つまり、タケミチとナオトのように、「恋人を、姉を救うため、タイムリープして過去と未来を変えなければいけないという、強い気持ちでつながっているわけではなさそう」ということです。
また、半間がもしタイムリーパーであれば、稀咲が死ぬことも、自分自身が逃亡者となることも回避したのではないでしょうか。
もしかしたら、関東事変で死亡した稀咲を助けるためにタイムリープして過去改変しようとしているとか?
稀咲鉄太
『東京リベンジャーズ』の黒幕というより、ヒナタの殺害を続けていた黒幕というべきなのが稀咲です。過去改変前の現代でも、8・3抗争、血のハロウィン、聖夜決戦後の現代でも、稀咲はヒナタを殺害していました。
小学生の頃から、稀咲はヒナタに片思いしていました。ですが、いずれの未来でも、ヒナタは稀咲を振っています。自分のものにならなければ殺してしまえ…と、稀咲はヒナタを殺害していたのです。
関東事変で稀咲が死亡したことにより、その後の未来でヒナタは生きていますね。このことから、タイムリープできる本当の黒幕がいるかもしれないことがはっきりしました。
佐野真一郎
黒龍初代総長であり、伝説の不良である佐野真一郎は、マイキー、イザナ、エマの兄でもあります。イザナとは血縁関係がありませんが、真一郎は実の弟として気にかけていましたね。
真一郎が殺害されたのは2003年。真一郎が殺害されていなければ…場地が死ぬことも、エマが死ぬことも、イザナが死ぬこともなく、マイキーが黒い衝動に飲み込まれ、巨悪化することもありませんでした。
つまり、関東事変前にタケミチがいった「エマちゃんも場地君も救う」未来を実現させるとするなら、真一郎さえ生きていればいいともいえるのです。
では、そのためにはどのような可能性があるでしょうか?もうひとりのタイムリーパー=真一郎であればいいとはいえませんか?
逆説なので無理やり感は否めませんが…タケミチと真一郎は似ているといわれることから、このような設定もあり得るかもしれませんね。
もう1人のタイムリーパーとトリガーは誰?
タイムリーパーはトリガーがいなければタイムリープできません。タケミチ(タイムリーパー)はナオト(トリガー)と握手することでタイムリープできています。
つまり、黒幕であるもうひとりのタイムリーパーにもトリガーがいるということです。
ここからは、もうひとりのタイムリーパーとトリガーが誰なのか、その組み合わせを考察してみます。
半間修二×稀咲鉄太
関東事変でのタケミチと稀咲のやりとりで浮かび上がったのが、タイムリーパーが半間で稀咲がトリガーだという説です。
タイムリープの発動するためには、共通の目的のために過去改変したいという意思がないといけません。しかし、稀咲の目的は「橘日向と添い遂げる」ことです。そして半間には目的という目的はありません。
つまり、半間には過去改変の動機がまったくないのです。
タイムリーパーではない稀咲がタイムリープについて知っていた以上、行動を共にしていた半間は、タイムリープの真相を知っているかもしれない重要キャラクターであることに間違いはないでしょう。
黒川イザナ×鶴蝶
関東事変では、黒川イザナが鶴蝶を庇って命を落としました。
鶴蝶も重症を負っており、イザナの後を追いかけるつもりでいました。すでに、息絶えているイザナの手を握りしめ、鶴蝶は意識を失います。
タイムリープはタケミチとナオト、タケミチとマイキーのように、タイムリーパーとトリガーが握手をするとタイムリープできるとわかっています。
もし、鶴蝶がイザナの手を握った瞬間、イザナか鶴蝶、どちらかがタイムリープしていたらどうでしょうか?イザナは真一郎と鶴蝶を、鶴蝶はイザナを救おうするはず。つまり、ふたりには過去改変の動機があるのです。
ですが、鶴蝶がイザナの手を握った時点で、おそらくイザナには息がなかったので、タイムリープが発動できたかは疑問です。
現代のナオトが死んでしまったとき、タイムリープしたタケミチは過去のナオトと握手しても現代に戻れなかったからね…。
橘日向(ヒナタ)×?
『東京リベンジャーズ』の単行本の裏表紙には、毎巻描き下ろしイラストがあります。実はこの背表紙、表紙のキャラクターの「過去の出来事」を切り取ったものなのです。
注目したいのが単行本22巻の表紙と裏表紙。
表紙ではタイムリープしながら「何か」に手を伸ばすタケミチ、そして裏表紙には、同じように手を伸ばすヒナタが描かれています。
ヒナタがタイムリープしているように見えなくもありません。そのため、今後、タケミチ同様ヒナタがタイムリープする可能性もなくはないのでは…と考えられるのです。
ただし、黒幕である可能性は低いかと思われます。なぜなら、現代でヒナタは何度も殺害されているからです。
タケミチがヒナタを救おうとしたように、ヒナタもタケミチを救おうとしてタイムリープするのかな?関東事変後の現代では、結婚式の3日前にタケミチはマイキーに殺されてるもんね…。
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