『東京リベンジャーズ(東リベ)』は、主人公の花垣武道(タケミチ)が恋人のため、親友のため、仲間のため、タイムリープして逃げ続けた過去に「リベンジ」する漫画です。
喧嘩には弱くても気持ちでは負けない、泣き虫のヒーローとして立ち続ける姿に、登場人物だけでなく読者も心を動かされたはず。
今回は、『東京リベンジャーズ』の主人公・花垣武道について、声優情報、過去と現在、タイムリープ能力、さらに気になる喧嘩の強さについて詳しく解説します。
単行本24巻以降のネタバレを含んでるよ!
目次
花垣武道(タケミチ)とは
『東京リベンジャーズ』のタケミっちこと花垣武道(タケミチ)は、本作の主人公です。タイムリープしたことで、東京卍會の壱番隊隊長、さらには黒龍11代目総長となり、都内の不良にも知られる存在になりました。
過去改変前の現代では「彼女は人生でひとり。それも中学時代」でしたが、過去改変後には、人生でひとりの彼女=ヒナタと結婚を控えています。
東京卍會の壱番隊隊長で黒龍11代目総長って…すごく強そうなんだけど…?
花垣武道のプロフィール
所属 | 東京卍會(黒龍)→梵 |
生年月日 | 1991年6月25日 |
身長 | 165cm |
体重 | 55kg |
血液型 | A型 |
愛機 | ホンダ CB250T |
東京卍會総長・マイキーに気に入られ「タケミっち」とあだ名を付けられたタケミチは、8・3抗争、血のハロウィン、聖夜決戦、関東事変で活躍しました。喧嘩には負けっぱなしですが、気持ちで負けることはなく、最後まで立ち続けることで勝機につなげてきました。
2005年当時は中学二年生、現代(最初のタイムリープをした2017年7月4日時点)では27歳になっています。
不良時代は金髪リーゼントでしたが、大人になってからはノーセットの黒髪です。そして、周囲から突っ込まれるほど私服のセンスがダサいのが特徴。
喧嘩に弱いので、顔面が潰れてしまっていることも珍しくありません…。
愛機のホンダ CB250Tはマイキーのバブと双子のバブで、マイキーとドラケンからプレゼントされたものです。どちらのバブにもフィリピンで拾ってきたエンジンが付けられています。
ドラケンに修理依頼をしている描写があるので、それ以来、大切に乗っていたことが伺えますね。
いつも泣いてるから「泣き虫のヒーロー」ってよくいわれてるよ!
花垣武道の声優は新祐樹さん
『東京リベンジャーズ』の花垣武道を演じているのは、海外ドラマの吹き替えでも活躍している若手声優の新祐樹さんです。
『最響カミズモード!』のゴウテツ役、『ハイキュー!!』の輪島友和役、『僕のヒーローアカデミア』の轟夏雄役などの代表作があります。
花垣武道のケンカの強さ
『東京リベンジャーズ』には、「無敵のマイキー」ことマイキーはじめ、マイキーと互角に渡り合った黒川イザナ、「マイキー級」といわれる寺野南(サウス)など、喧嘩に強い不良が勢揃いしています。
では、「泣き虫のヒーロー」と言われ続けているタケミチは、喧嘩に強いのでしょうか?
ここでは、『東京リベンジャーズ』のエピソードをもとに、タケミチの喧嘩の強さについて解説します。
主人公なのに喧嘩は弱い
殴り合い蹴り合いの喧嘩で強いか弱いかといえば、タケミチは間違いなく弱いです。
ただし、「東京卍會をはじめとした不良たちと比較したら」の話です。不良に絡まれていたナオトのことは、タケミチひとりでも助けられているので、素人よりは腕っぷしが立つのかもしれません。
とにかく喧嘩に弱いタケミチですが、意外にも格上の不良に勝ち越したり、負け越しではなく引き分けに持ち込んでいるのが最大の特徴。
8・3抗争ではキヨマサ(清水将貴)に粘り勝ちしています。また、聖夜決戦では柴大寿に殴られながらも立ち続けました。関東事変での鶴蝶戦も同様です。マイキーが駆け付けるまで、勝ち目などないのに立ち続けているのです。
主人公なのに喧嘩に弱いのは事実ですが、腕っぷし以外の強さで、負けることはありません。
「オマエは弱ぇのに誰にも屈しない。あの黒龍にすら屈しなかった」とマイキーはいっていたね
気持ちの強さで東卍壱番隊隊長・黒龍11代目総長になる
『東京リベンジャーズ』では、「8・3抗争、血のハロウィン、聖夜決戦、関東事変の中心人物」で「元東京卍會伝説の壱番隊隊長」で「黒龍の最後の継承者」と肩書だけみれば伝説級の不良となっているタケミチ。
ですが、喧嘩に強いから東京卍會壱番隊隊長になったわけでも、黒龍11代目総長になったわけでもありません。気持ちの強さが認められたのです。
東京卍會(トーマン)の壱番隊隊長
東京卍會と芭流覇羅の大規模な抗争、通称「血のハロウィン」では、弐番隊の一員して飛び込んだタケミチですが、戦力としてはまったく役に立っていません。
ですが、戦意喪失している東京卍會を奮い立たせただけでなく、マイキーがカズトラを殺害するのを防いだという「戦果」をあげているのです。
血のハロウィンで前隊長であるバジ(場地圭介)の意思を継いだタケミチを、副隊長の千冬が指名したことで壱番隊隊長になりました。
黒龍(ブラックドラゴン)の11代目総長
黒龍初代総長・佐野真一郎は、関東最強だったワカ(今牛若狭)とベンケイ(荒師慶三)に認められ、黒龍を旗揚げした伝説の不良です。
しかし、喧嘩にも女にも弱かったそう…。それでもいざというときは頼りになったといいます。
真一郎の実弟のマイキーも、真一郎を慕っていたイヌピー(乾青宗)も、タケミチと真一郎はどこか似ているといっていますね。
だからこそ、イヌピー(乾青宗)はタケミチに、黒龍を継いでほしいと頭を下げたのです。
黒龍総長としての活躍がないのが残念!
花垣武道の過去・現代
『東京リベンジャーズ』の主人公・花垣武道は、恋人のため、友人のため、仲間のため、何度も何度もタイムリープを繰り返してきました。それでも、恋人や友人が目の前で殺されてしまいます…。
あきらめずにリベンジしたことで、恋人も、友人も、仲間たちも、みんながしあわせになっている未来まで辿り着きました。
しかし、そこに、マイキーの姿はありません。
ここでは、タイムリープによって複雑に変化するタケミチの過去と現代をご紹介します。
花垣武道の過去
過去改変前の過去では、キヨマサのパシリにされていたことがきっかけで、中学卒業後には地元から逃げ出し、アルバイトを転々としていたタケミチですが、タイムリープで自分自身の人生にリベンジすることで、過去そのものが変わっていきます。
因縁の相手であるキヨマサとタケミチがタイマンを張ったことで、マイキーに気に入られ、東京卍會と関わるようになります。8・3抗争では東京卍會の内部抗争を未然に回避、さらにキヨマサによるドラケンの殺害もタケミチが阻止しました。
血のハロウィンでは、目的だった場地圭介の死亡を回避することはできませんでしたが、マイキーが羽宮一虎を殺害することは阻止できたのです。聖夜決戦前夜、タケミチは千冬にタイムリーパーであることを打ち明け、過去にも協力者を得ることができました。
聖夜決戦では、タケミチ、千冬、稀咲、半間で黒龍にカチコミを決行。稀咲、半間に裏切られるものの、タケミチは倒れることなくマイキーにバトンをつなぐことができたのです。このとき、マイキーのバブと双子のバブをプレゼントされていますね。
東京卍會50人対天竺400人で始まった関東事変では、マイキーが駆け付けるまでタケミチが立ち続けたことで勝機をつかんだのです。
ちなみに、この関東事変の前にはヒナタにタイムリーパーであることが知られています。関東事変の決戦当日、マイキーとドラケンにタケミチがタイムリーパーであることをヒナタが話したため、ふたりにもタイムリーパーであると知られることに。
関東事変後、東京卍會は解散。武蔵神社で記念写真を撮影してタイムカプセルを埋めて現代に戻りました。
花垣武道の現代
最初のタイムリープの2017年7月4日以前は、レンタルビデオショップでアルバイトをしていたタケミチは、壁の薄いボロアパートに住んで6歳も下の店長からバカ扱いされる日々を過ごしていました。
8・3抗争での過去改変後も変わりはありません。ですが、血のハロウィンでの過去改変後、現代のタケミチは東京卍會最高幹部となっていました。血のハロウィンで相棒となった千冬は側近です。
しかし、総長代理の稀咲の策略により、目の前で千冬は殺害されてしまいます。
カズトラに助け出され、警察に逮捕されることで再会したナオトからは、タケミチがヒナタをアッくんに殺害させていたことを知らされます。
聖夜決戦の過去改変後は、東京卍會幹部ただひとりの生き残りとなっていました。東京卍會の関係者は、ドラケンも千冬も三ツ谷も、マイキーによって殺害されていたのです。
逃亡先のフィリピンまで、タケミチはマイキーに会いに行きます。「オレを殺せ」とマイキーに銃口を突き付けられるタケミチですが、タケミチにはマイキーを殺すことはできません。そして、同行していたナオトがマイキーを銃殺しました。
関東事変後の現代では、相変わらず壁の薄いボロアパートに住んでいましたが、レンタルビデオショップではアルバイトではなく店長になっており、3ヶ月後にはヒナタとの結婚も控えているのです。
関東事変前の現代では殺害されていた東京卍會の関係者は、みんなしあわせになっていました。しかし、そこにマイキーはいません。なんと、巨大反社会組織・梵天のトップになっていたのです。
結婚式の三日前、マイキーに会いに行ったタケミチは、マイキーに銃で撃たれます。ビルから飛び降りるマイキーの腕をつかんだタケミチは「オイ万次郎!一度でいい!助けてくださいって言えやあ!」と叫び、絶対に助けてやると笑いました。
「助けてくれ…タケミっち」とマイキーが言葉にしてふたりの手がつながったとき、タケミチは10年前にタイムリープしていたのです。
花垣武道のタイムリープ能力について
『東京リベンジャーズ』は、現代の花垣武道が過去の花垣武道にタイムリープするところから始まります。
現時点では、タイムリープはタケミチだけの能力です。
ここでは、花垣武道のタイムリープ能力について、わかりやすくまとめます。
12年前の今日に戻れる
基本的に「タイムリープ」は12年前の今日に戻ることができる能力です。
現代のナオトとタケミチが握手することで過去に戻ることができます。また、タケミチが過去のナオトと握手することで、現代に戻ることもできるのです。
関東事変後、タイムリープできなくなったタケミチだけど、マイキーをトリガーにして10年前にタイムリープしているから、絶対に12年前にタイムリープするわけじゃないこともわかってるよ!
過去を変えると現代が変わる
タイムリープしたタケミチが過去改変することで現代が変わります。
最初にタイムリープしたとき、タケミチは中学生のナオトにヒナタとナオトが12年後に死ぬことを話しました。
すると、現代では、死んでいたナオトが生きていて、危機的な状況のタケミチを助け出してくれたのです。
このように、過去でのタケミチの行動によって、本来の過去とは違う過去に変わることで現代も変わっていくのです。
ただし、過去から現代にタイムリープしたとき、過去改変で変わった現代のことはまったくわからないから、毎回情報収集から始まるよ!
まとめ
『東京リベンジャーズ(東リベ)』の花垣武道は、喧嘩には弱くても気持ちでは負けない、最強の主人公です。
しかし、結婚式の三日前、マイキーに銃で撃たれてしまっています…。
タイムリープしてマイキーを闇落ちから救い出して、無事現代でヒナタと結婚式を挙げられるのか見守りましょう。
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