『機動戦士ガンダム』の新世紀編は、アニメ、劇場版含めていくつか作品があります。

『機動戦士ガンダム』の新世紀編はどの作品から見たらいいかな

見る順番を間違えると作品の面白さが減っちゃうわよね
見る順番は結論から下記の通りです。
- 新機動戦記ガンダムW
- 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
- 機動戦士ガンダムSEED
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 機動戦士ガンダム00ファーストシーズン
- 機動戦士ガンダム00セカンドシーズン
- 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
このページでは、『機動戦士ガンダム』の新世紀を放送順・各作品のあらすじ・見どころを解説していきます。『機動戦士ガンダム』の新世紀編に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
『機動戦士ガンダム』の新世紀編を見る前に、本編を見ておくと、「ガンダム」という存在が分かりやすくなります。
『機動戦士ガンダム』シリーズ本編の見どころは、「機動戦士ガンダム 宇宙世紀の見る順番」の記事で解説していますのであわせてお読みください。

※ネタバレを含みますのでご注意ください。
他のガンダムシリーズの見る順番を見たい方はこちら↓
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『機動戦士ガンダム』新世紀編の作品一覧・放送順

出典:gundam40th
タイトル | 放送時期 | ジャンル |
---|---|---|
機動武闘伝Gガンダム | 1994年4月22日~1995年3月31日 | TVアニメ |
新機動戦記ガンダムW | 1995年4月7日〜1996年3月29日 | TVアニメ |
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz | 1998年8月1日 | 劇場版 |
機動新世紀ガンダムX | 1996年4月5日~12月28日 | TVアニメ |
∀ガンダム | 1999年4月9日〜2000年4月14日 | TVアニメ |
機動戦士ガンダムSEED | 2002年10月5日~2003年9月27日 | TVアニメ |
機動戦士ガンダムSEED DESTINY | 2004年10月9日~2005年10月1日 | TVアニメ |
機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER | 2006年11月24日 | OVA |
機動戦士ガンダム00ファーストシーズン | 2007年10月6日~2008年3月29日 | TVアニメ |
機動戦士ガンダム00セカンドシーズン | 2008年10月5日~2009年3月29日 | TVアニメ |
劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- | 2010年9月18日 | 劇場版 |
機動戦士ガンダムAGE | 2011年10月9日~2012年9月23日 | TVアニメ |
ガンダム Gのレコンギスタ | 2014年10月~2015年3月 | TVアニメ |
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ1期 | 2015年10月4日~2016年3月27日 | TVアニメ |
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ2期 | 2016年10月2日~2017年4月2日 | TVアニメ |
『機動戦士ガンダム』の新世紀編は宇宙世紀編と違い、繋がりがありません。
そのため、どの作品から見ても混乱しないような仕組みになっています。
『機動戦士ガンダム』の宇宙世紀編との違いは、それぞれに独立したシステムがあることで、「ニュータイプ」に縛られずさまざまな戦い方が見られるのが特徴です。
また、世界に愛されているということもあり、「ららぽーと上海金橋」では実物大のフリーダムガンダムが置かれるなど、作品が終わっても愛されています。

「ニュータイプ」という概念から外れて個性ある作品がたくさん作られているよね!
『機動戦士ガンダム』新世紀編の見る順番

出典:アニメイトタイムズ
見る順番 | タイトル | ジャンル | 放送時期 |
---|---|---|---|
1 | 新機動戦記ガンダムW | TVアニメ | 1995年4月7日〜1996年3月29日 |
2 | 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz | TVアニメ | 1998年8月1日 |
3 | 機動戦士ガンダムSEED | TVアニメ | 2002年10月5日~2003年9月27日 |
4 | 機動戦士ガンダムSEED DESTINY | TVアニメ | 2004年10月9日~2005年10月1日 |
5 | 機動戦士ガンダム00ファーストシーズン | TVアニメ | 2007年10月6日~2008年3月29日 |
6 | 機動戦士ガンダム00セカンドシーズン | TVアニメ | 2008年10月5日~2009年3月29日 |
7 | 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- | TVアニメ | 2010年9月18日 |
『機動戦士ガンダム』の新世紀編の大きな特徴は、それぞれに独特な能力を持っていることが挙げられます。
この見る順番で見ることで、ガンダムに搭載されたシステムやパイロットがもともと持っている特殊能力を把握できますよ!
その後に紹介していない作品を見るとよりわかりやすくなります。

機動戦士ガンダムの新世紀編は、いろいろなシステムや特殊能力が出てくるから見る順番である程度内容を把握しておきたいよね!
『機動戦士ガンダム』新世紀編は色んな見方ができる

出典:TELASA
新世紀ガンダムシリーズは、見る順番が正確に決まっていません。
そのため、好きな特徴に合わせて、様々な見方で新世紀ガンダムシリーズを楽しめます。
では、特徴に合わせておすすめの見方について、見ていきましょう。

基本的には、さっき紹介した順番で見るのがおすすめよ!
でも、自分に合った好きなガンダムシリーズから見ても問題ないのは、新世紀ガンダムシリーズの強みよね♪
接近戦が好きな人向け
- 機動武闘伝Gガンダム
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ1期
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ2期
- 機動戦士ガンダム00ファーストシーズン
- 機動戦士ガンダム00セカンドシーズン
- 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
「とにかくガンダムは接近戦!」という人におすすめしたいのが、上記の6作品です。
『機動武闘伝Gガンダム』は名前の通り、東方不敗という流派をもとに主人公のドモン・カッシュが熱い接近戦をくりひろげます。
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ1期』と『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ2期』は、主人公の三日月・オーガスがハンマーや刀を使った接近戦をくりひろげるため、素のガンダムの接近戦が見られるのが魅力。
『機動戦士ガンダム00ファーストシーズン』と『機動戦士ガンダム00セカンドシーズン』と『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』は、主人公の刹那・F・セイエイが「自身がガンダム」だという言葉と共に、トランザムシステムを起動して素早い動きで相手に接近戦を仕掛けます。
6つの作品はそれぞれで接近戦の方法が違いますが、どれも「ガンダム」の接近戦が見られるのが特徴です。
換装するガンダムが好きな人向け
- 機動戦士ガンダムSEED
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
- ガンダム Gのレコンギスタ
その場で換装してさまざまな武器が使える戦い方が好きな人におすすめなのが、上記の4作品になります。
『機動戦士ガンダムSEED』と『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』と『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』は、主人公機が乗る最初の機体が換装により形態や武器を変えることが可能です。
そのため劇中では、相手によって換装を行うことで特化した戦いを展開。
『ガンダム Gのレコンギスタ』は、主人公のベリル・ゼナムが乗るG-セルフに宇宙用パック、リフレクターパック、アサルトパック、パーフェクトパックを換装することで、それぞれに特化した攻撃を行うことができます。
劇中ではここぞという時に換装を行うため、見ていて面白いです。
一撃必殺級の武器を持つガンダムが好きな人向け
- 新機動戦記ガンダムW
- 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
- 機動新世紀ガンダムX
- ∀ガンダム
一撃必殺級の武器を使ったド迫力なシーンを見るのが好きな人におすすめなのが、上記の4作品になります。
『新機動戦記ガンダムW』と『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』は、主人公のヒイロ・ユイが乗るウイングガンダムにツインバスターライフルが搭載されており、1撃でコロニーを1つ破壊するほどの攻撃力。
威力が強く使用回数に制限があるということもあり乱射は出来ないのですが、ここぞという時に使用するため、まるで必殺技のような感じがします。
『機動新世紀ガンダムX』は、主人公のガロード・ランが乗るガンダムエックスにサテライトキャノンが搭載されており、月からくるスーパーマイクロウェーブを受け取ることで、コロニーさえも破壊できる威力の高い射撃が可能です。
『∀ガンダム』は、「月光蝶」というシステムを用いることで文明を滅ぼすほどの力を見せてくれます。
他の作品と違うのは、「ガンダム」に搭載されている禁断のナノマシン兵器で、触れたものをすべて消滅させるという今までにない一撃必殺技です。
どの一撃必殺技も、頻繁に使用できるものではありません。
劇中では主人公が考えながら、悩みながら、ここぞというシーンで使うので興奮できるでしょう。

どの作品も魅力的だけど、それぞれの「ガンダム」が持つ魅力を把握して見るとより楽しくなるよ!
親子の熱い展開が好きな人は『機動戦士ガンダムAGE』がおすすめ
『機動戦士ガンダムAGE』は、新世紀では珍しい世代を通じたガンダムとなっています。
アセム・アスノから始まり、最後はキオ・アスノまで世代が続き、最後は親子全て揃った形でラストを迎えるなど見ていて楽しい作品。
特に全49話の中で、きちんと4分割にしているところが見どころで、必ず新しい世代が始まる前にプロローグが流れることもあり、丁寧な仕上がりです。
まるで『機動戦士ガンダム』シリーズの宇宙世紀のように語り継がれている流れだけに、見ていて飽きません。
親子で「AGE」というシステムを通じて、戦っていく熱い展開を見せてくれます。
『機動戦士ガンダム』新世紀編の時系列
ガンダムSEEDシリーズ | |
年月日 | 作品名 |
C.E.70年 | 機動戦士ガンダムSEED |
C.E.70年6月15日 | 機動戦士ガンダムSEED DESTINY |
C.E.73年 | 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER |
ガンダムOOシリーズ | |
年月日 | 作品名 |
西暦2307年 | 機動戦士ガンダム00ファーストシーズン |
西暦2312年 | 機動戦士ガンダム00セカンドシーズン |
西暦2314年 | 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- |
鉄血のオルフェンズシリーズ | |
年月日 | 作品名 |
P.D.323 | 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ1期 |
P.D.325 | 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ2期 |
『機動戦士ガンダム』の新世紀編の作品は、バラバラになっており時間軸の繋がりがありません。
しかし、作品ごとに時系列での繋がりがあるため、『ガンダムSEEDシリーズ』と『ガンダムOOシリーズ』と『鉄血のオルフェンズシリーズ』は上記表のように見ることをおすすめします!

『機動戦士ガンダム』の新世紀編に関して、時間軸はないけどシリーズ物があるから注意しよう!
シリーズ物は、時間軸を意識してみることでより世界観が分かりやすくなるよ♪
各作品のあらすじ・見どころを解説
機動武闘伝Gガンダム
放送時期 | 1994年4月22日~1995年3月31日 |
話数 | 全49話 |
本作の立ち位置 | モビルトレースシステムという新しいシステムを採用したガンダム |
あらすじ
時は未来世紀。人々は荒廃した地球を捨てて宇宙に活路を見出し、宇宙コロニーに生活圏の全てを移して過ごすようになっていた。しかし、コロニーに上がれた者と上がれずに地球に取り残された者との格差は広がり、地球の荒廃はより悪化の一途をたどっていた。
コロニー国家間の覇権をかけて行われる機動兵器同士による格闘大会「ガンダムファイト」は未来世紀60年の節目に13回大会を迎え、大会開催と共に各国のコロニーから五つの光が地球に向けて放たれた。それは大会会場となる地球に向かうために降下した各国代表のガンダムファイターたちであった。ネオジャパン代表のガンダムファイターであるドモン・カッシュもまた、その1人として、パートナーのレイン・ミカムラとともに地球に向かう。
出典:「機動武闘伝Gガンダム」Wiki
見どころ
『機動武闘伝Gガンダム』は、ガンダムの中で初めて格闘に特化したアニメです。
当時流行した『ストリートファイターII』などの対戦型格闘ゲームを取り入れており、劇中では熱い戦いが展開されます。
パイロット自身も修行をしていて、ガンダムと主人公が同じように成長していくなど、今までにない新鮮な展開です。
主人公は、ドモン・カッシュで愛機は「ゴッドガンダム」。
師匠の東方不敗との絡み、そしてさまざまな敵や仲間と触れ合うことで成長してくところは見ていてワクワクします。
【見どころ①】ラブラブ石破天驚拳
今まで戦うことしか知らない主人公ドモンがヒロインに対して、「お前が欲しい」と言った時は感動しましたね!
戦うことしか知らない男が、愛を選ぶ貴重なシーンです。
これが男として成長することかもしれませんが、後半のOPの『TRUST FOREVER』にある「一人じゃないから so long time 誓い合おう きっと」がアニメにマッチングしていて感情移入しちゃいます!
【見どころ②】東方不敗マスター・アジアVS東方不敗ドモン・カッシュ
東方不敗という流派のもと、マスター・アジアの元に弟子入りしたドモン・カッシュ。
マスター・アジアは、愛弟子としてドモン・カッシュを育ててきましたが、地球再生のために「デビルガンダム」に地球を支配させるという考えに弟子との間に亀裂が入りました。
もともと自然を愛しているマスター・アジアは、自然あふれる地球が好きで元に戻すため弟子に同意を求めましたが、ドモンから「なぜならば! あんたが抹殺しようとする人類もまた天然自然の中から生まれたもの! いわば地球の一部! それを忘れて何が自然の、地球の再生だ! そう、共に生き続ける人類を抹殺しての理想郷など、愚の骨頂!」と反論されたことにより、お互いにぶつかりあいます。
かつて師匠と呼ばれたマスター・アジアが、大事なことを忘れてしまっている状態のところを弟子のドモンに思い出せてもらうために戦うシーンは見ていて感動します。
初代オープニングの『FLYING IN THE SKY』の歌詞の中にある「夢をつかもう 全ては思うままに」は、ドモンが自分の意思で未来を掴むことをイメージさせてくれます。

マスター・アジアとドモンの戦いは、お互いを理解しながらも最後は弟子が師匠を乗り越えるというのが見ていてたまらないよね!
新機動戦記ガンダムW
放送時期 | 1995年4月7日〜1996年3月29日 |
話数 | 全49話 |
本作の立ち位置 | ゼロシステムを搭載した戦いに特化したガンダム |
あらすじ
A.C.195年――宇宙コロニーは、武力によって統治下に治めようする地球統一連合に対し、MSガンダムの降下作戦「オペレーション・メテオ」を決行する。ガンダムパイロットのひとり、ヒイロ・ユイの姿を目撃してしまったことから、リリーナ・ドーリアンは、運命の渦に巻き込まれることとなる。ヒイロと同じ目的である4機のガンダムパイロット――デュオ・マックスウェル、トロワ・バートン、カトル・ラバーバ・ウィナー、張五飛は、それぞれ引き寄せられるかのように接触する中、秘密結社OZの総帥トレーズ・クシュリナーダの罠によって、連合の和平派を一掃してしまう。この事件をきっかけにOZは、歴史の表舞台へと躍り出るのであった。
出典:「新機動戦記ガンダムW」Wiki
見どころ
『新機動戦記ガンダムW』は、主人公のヒイロ・ユイがヒロインのリリーナ・ピースクラフトと出会うところから始まります。
ヒイロと同じく地球で破壊目的を行うために各コロニーから派遣されたデュオ・マックスウェルやトロワ・バートンやカトル・ラバーバ・ウィナーや張五飛と、敵対したり手を組んだりを繰り返しながら、最終的に戦争のない世界を目指すために戦っていくストーリーとなっています。
本作は、ゼロシステムとよばれる今までに登場していないシステムが出てきます。
こちらのシステムを使うことで、パイロットに先の未来を見せますが、パイロットに高度な演算能力を求められるため、並のパイロットでは使いこなせません。
ヒイロが「ゼロの見せる未来」を自身の意思でコントロールできるようになり、乗りこなしてまうので運命を決めるのは自分自身だと思わせてくれる作品です。
【見どころ①】ウイングガンダムゼロVSガンダムエピオン
「オぺーレーションメテオ」という作戦から始まった地球破壊作戦ですが、作戦の要のヒイロ含む5人のパイロットの考えが変わったことから、失敗に終わります。
しかし、コロニーの武装勢力の「ホワイトファング」が名を挙げて、代表にゼクス・マーキスなることで「オぺーレーション・メテオ」が実行されます。
止めに入ったのがヒイロ含む、かつて「オぺーレーションメテオ」の要として地球に送りだされた5つの流星達でした。
ゼクスは、リーブラを地球に落とすことで、「オぺーレーションメテオ」を成功させようとしますが、そこに立ちはだかったのがウイングガンダムゼロに乗るヒイロ。
「オぺーレーションメテオ」を成功させるためにゼクスは、ガンダムエピオンに乗り戦いを挑みますが、その時にヒイロはゼクスに対して「強者など何処にもいない!人類全てが弱者なんだ!俺もお前も弱者なんだ!」と言い放ちます。
この後、ウイングガンダムゼロVSガンダムエピオンが展開されますが、ヒイロとゼクスが本気で語り合ったのはこのシーンだけなので見どころです。
後半のオープニングでもある『RHYTHEM EMOTION』の歌詞の中にある「鮮やかな一瞬の光へと 導いて」は、ヒイロがゼクスを本当の答えと導くシーンにマッチングしています。
【見どころ②】ヒイロ・ユイが生きることの意味を知る
主人公のヒイロは、ピンチになったら情報を相手に知らせないようにウイングガンダムごと自爆したり、命を簡単に捨てたりする印象でした。
これは、幼い頃から戦闘訓練を受けてヒイロ自身が学んだ生き残るすべだと思うのですが、仲間と出会い、リリーナと接していくうちに生きることの大切さを学んでいきます。
最後は、リーブラを地球にそのまま落とさないために、ウイングガンダムゼロでツインバスターライフルを発射するシーンがあるのですが、その時に「俺は・・俺は・・俺は・・・俺は死なない!」と今までのヒイロでは聞けない言葉が出てきます。
ヒイロが本当の意味で変わる場面なので、ぜひ見て欲しいシーンです。
ラストで流れる曲は『JUST COMMUNICATION』なのですが、「分かり合える人がいれば戦う事出来るから」は今のヒイロであればしっくりくると思います。

主人公のヒイロ・ユイは、もともと完全平和主義を目指していた男性の名前なんだよね。最後は地球を守ったし、「宇宙の心はヒイロ」だったんだよね!
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
放送時期 | 1998年8月1日 |
話数 | 全1話 |
本作の立ち位置 | 『新機動戦記ガンダムW』の世界から1年後 |
あらすじ
A.C.196年–全宇宙を戦乱に巻き込んだ地球国家軍と革命軍ホワイトファングの戦いが終結から1年が経とうとしていた。
カトルは、役目を終えたガンダムの廃棄を提案をする。その提案に五飛以外のパイロットは賛同し、ガンダムを資源衛星に収容、太陽の軌道へ流した。出典:「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」公式HP
見どころ
「オペレーションメテオ」から始まった『新機動戦記ガンダムW』は、最終的に5人の少年たちが乗るガンダムによりゼクスの思惑を阻止して終わりました。
5人の少年たちは、戦争がなくなったことでガンダムは不要と感じ太陽に送ります。
しかし、争いはなくなることなく、トレーズ・クシュリナーダの娘のマリーメイア・クシュリナーダが、コロニー組織の黒幕のバーンに踊らされる形で再び地球圏を舞台に争いが始まることに…。
今回の機体は3作目ということもあり、5人のガンダムは全てカスタム化された状態で登場します。
特に、ウイングガンダムゼロカスタムは、ガンダムというよりは天使に近く、まるで戦場を駆け抜ける天使族のような印象でした。
今でも、多数のガンダムのフォルムの中で多くの人から人気があります。
ちなみに、こちらは劇場版となっておりその前に3部作として『新機動戦記ガンダムW』の続編、および完結編が出ています。
内容は、ほとんど変わらないのでこちら1本を見たら大丈夫でしょう。
【見どころ①】最初で最後のウイングガンダムゼロカスタムのツインバスターライフル
マリメイア・クシュリナーダは、宇宙から地球に降り立ち、地下に基地を作るという完全防御シェルター状態。
そして、無限に出てくるサーペントという撃退用の機体に、最強と言われたガンダムも押されるばかりでした。
『新機動戦記ガンダムW』でヒイロと戦ったゼクスもトールギスⅢに乗り、徹底抗戦しますが、勝ち目のない戦いをしているだけという惨めな展開をくりひろげます。
しかし、今回の戦いは「勝つための戦い」ではなく、「見ている地球の人たちに自ら戦争のない世界を作り出そうとして欲しいという意思を持って欲しい」という意思表示でした。
ヒイロを除く4体のガンダムとゼクスとノインは、勝ち目のない戦いのなか前に進もうと立ち向かっていきますが、戦いは一向に終わりません。
マリメイア・クシュリナーダがいる地下基地をどうにかしないと、ただの消耗戦となり負けてしまうだけとなる中、上空にウイングガンダムゼロカスタムの姿がありました。
ウイングガンダムゼロカスタムは、上空から「確認する。シェルターシールドは張っているな?シェルターは完璧なんだな?
……了解した」と確認して3発のツインバスターライフルを発射します。
人がいる限り争いは起こるのは必須なのかもしれませんが、それでも立ち向かって「戦争のない世界」を自分達で考えて欲しいという意思を「ガンダム」を通して伝えようとする行為にはすごく感動しました。
時はクリスマス、主題歌として流れた「WHITE REFLECTION」は、タイトルもマッチングしていますが、歌詞の中にある「振り切るように羽ばたく」は、ヒイロが乗るウイングガンダムゼロカスタムの勢いよく飛びたつところを表現していると思います。
【見どころ②】終わらない円舞曲
マリーメイアが唱える「戦争・平和・革命」の3拍子で続く、終わらない円舞曲。
結局人は争いを起こしてしまうものと、完全平和主義を否定する考えでしたが、それでもそんな運命に立ち向かっているのが、5人のガンダムに乗る少年たちです。
特にヒイロは、自分が今まで体験してきた「悲しく惨めな戦争の歴史」を繰り返さないために、必要ないと思ったガンダムに再び乗るシーンは彼の想いを感じました。
途中、五飛は「人類は変わらなかった…。倒すべき敵を倒しても地球は何も変わらなかったんだ!!」と発言していますが、その問いに対してヒイロは「五飛、教えてくれ……俺たちはあと何人殺せばいい? 俺はあと何回、あの子とあの子犬を殺せばいいんだ…… ゼロは俺に何も言ってはくれない……教えてくれ、五飛!」と答えています。
このシーンは、ヒイロが誰かを倒さないと解決しないという考えでは、同じことの繰り返しになると伝えたかったんだと思います。
私たちの世界でも言えることなので、共感できるところですね。

『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の最終的な形は、自分達で平和を作っていくという流れになっていて共感できるところたくさんあるよね!
機動新世紀ガンダムX
放送時期 | 1996年4月5日~12月28日 |
話数 | 全39話 |
本作の立ち位置 | サテライトシステムを搭載したガンダム |
あらすじ
ひとつのスペースコロニーの独立運動に端を発した戦争は、地球とスペースコロニーの全面戦争へと発展。全ての人類の故郷である地球はコロニー落としで壊滅的なダメージを負い、100億を誇った人口はそのほとんどが失われた。それから15年、地球環境はようやく安定期に入った。
モビルスーツについて一級の知識と技量を持つ戦災孤児の少年ガロードは、ニュータイプ能力を持つがゆえに何者かに狙われる少女ティファと出会い、彼女の不思議な力に導かれてモビルスーツ“ガンダムX”を発見するのだった。出典:「機動新世紀ガンダムX」公式HP
見どころ
『機動新世紀ガンダムX』は、新世紀編の中でも宇宙世紀編で主役となった「ニュータイプ」を探す物語となっています。
ガロード・ランとティファ・アディールといった、少年と少女が出会うことで始まることもあり、今までにない設定です。
しかも、ガロードはニュータイプではなく、ティファがニュータイプといった運命のような出会いになっているのも『機動新世紀ガンダムX』の魅力。
搭乗するガンダムは、「ガンダムダブルエックス」でGコントロール・ユニットを認証用のコントローラーとして使用することで機体を動かすことが可能です。
そのため、Gコントロール・ユニットがあればだれでも動かせるように思えますが、ガンダムを動かすための操縦能力がないとまともに戦えないため、ガロードはニュータイプじゃないにも関わらずエースパイロットだったと言えるでしょう。
「ニュータイプ」を守るための冒険が始まります。
【見どころ①】ファーストニュータイプとの出会い
ファーストニュータイプというと宇宙世紀編を見ている方であれば、「アムロ・レイ」を思い浮かべる方が多いと思います。
『機動新世紀ガンダムX』のファーストニュータイプは、宇宙世紀編とは全く違う概念で、声優を「アムロ・レイ」の担当にしなかったのも全く別のニュータイプにしたかったからだとか。
そして、『機動新世紀ガンダムX』のファーストニュータイプは、D.O.M.E.と呼ばれる存在で、ガロードやティファだけではなく全ての組織がD.O.M.E.を求めて集まります。
こちらの世界でもニュータイプを自身のところに引き入れることで、自分達が1番の勢力になれるという欲望があったようです。
しかし、D.O.M.E.はティファと同じように争いを求めておらず、変わらない人類の欲望に失望しながらも、ティファの言葉を聞いて再び人類の可能性にけてみるという結論に至ります。
このシーンは、『機動新世紀ガンダムX』の答えでもあるのでぜひ見て欲しいです。
また、『機動新世紀ガンダムX』のオープニング曲となっている『DREAMS』の歌詞の中にある「いつか見たあの夢を」は、D.O.M.E.がいつか自分自身を必要としない夢を表現しているようでした。
【見どころ②】ガンダムダブルエックス起動
『機動新世紀ガンダムX』の初期はガンダムエックスという機体ですが、後継機としてガンダムダブルエックスが登場します。
ガンダムダブルエックスは、新地球連邦軍が開発した機体。
サテライトキャノンが2つになってツインサテライトキャノンになるなど、ガロードが搭乗する最強機体です。
劇中では、ガロードが新地球連邦軍からガンダムダブルエックスを取り戻すことで専用機になるのですが、その前にカトック・アルザミールとの出会いがあります。
ガロードが本気でぶつかった大人でもあり、「過ちは繰り返すな」という言葉を聞き、サテライトキャノンの在り方を考えさせられるシーンでした。
この後、ガロードはツインサテライトキャノンを海に向けて撃つなど、今までと違い大人になる瞬間が見られます。
『機動新世紀ガンダムX』でガロードがこれからの戦い方に対する考え方が変わるところなので、ぜひ見て欲しいです。
『機動新世紀ガンダムX』の後半オープニングになった『Resolution』の歌詞で「まっすぐに見つめること こわがっていた」は、ガロードがサテライトキャノンという兵器と向きあうことを怖がっていたことをさしているのでしょう。
しかし、カトック・アルザミールと出会うことで「サテライトキャノンを撃つことの責任」と向き合うことになります。

ガロードは、炎のモビールスーツ乗りというあだ名があるけど本当に強いよね!
∀ガンダム
放送時期 | 1999年4月9日〜2000年4月14日 |
話数 | 全50話 |
本作の立ち位置 | 黒歴史という全てのガンダムの歴史を統括したガンダム |
あらすじ
月に住む民であるムーンレィスは、長年交流のなかった地球へと帰還すべく、少年少女3人による偵察部隊を降下させた。そのひとり、ロラン・セアックは、キエルとソシエの姉妹に迎えられ、月に人が住むことさえ知らない地球の暮らしになじむうちに、仲間の平和な帰還を望むようになる。
しかし、正暦2345年の夏至の日。成人の儀式に参加していたロランの目の前で、ムーンレィスの軍隊“ディアナ・カウンター”による侵攻が開始された。
“マウンテン・サイクル”に祭られた“ホワイトドール”と呼ばれる石像の中から現れた機械人形(∀ガンダム)に偶然乗り込んでしまったロランは、地球の自警団“ミリシャ”の一員として戦うことになる。出典:「∀ガンダム」サンライズ
見どころ
新世紀の中でも「ヒゲガンダム」で愛された作品です。
主人公は、ロラン・セアックで、キエルとソシエと地球に平和暮らしていました。
しかし、ムーンレィスの軍隊に攻め入られ、ホワイトドールと呼ばれている「ターンA」を起動して戦うことになります。
コンセプト的には、宇宙世紀編のアムロが偶然、ガンダムがいる場所にいて乗り込んで戦ったことと似ています。
違うのは、ガンダムの中でも月光蝶という兵器でなく、神の力に等しい能力を持っていることです。
【見どころ①】兄弟対決
『∀ガンダム』は、今までのタイトルに比べて、機動戦士や新機動戦士などがつきません。
それは、全てのガンダムの歴史(黒歴史)を背負っているからとされています。
そして、「ターンA」という機体は2体存在しており、もう片方が「ターンX」。
どちらも月光蝶という最強の能力を使えることから、2体が同時に発動して戦うことで周りには草木も生えないほどの廃墟となります。
ちなみに「ターンX」の方がお兄さんになるのですが、最後はこの2体がぶつかりあうところはぜひ見て欲しいシーンです。
『∀ガンダム』のエンディングに『月の繭』があるのですが、歌詞の中にある「揺らぐ夜に生まれ 銀河をわたる蝶よ」は、「ターンA」と「ターンX」をさしているようでした。
【見どころ②】黒歴史
『∀ガンダム』は、全てのガンダムの黒歴史を背負っているのですが、その理由が劇中で語られます。
宇宙世紀編は、「ニュータイプ」という繋がりがあるので分かり、新世紀編でも『機動新世紀ガンダムX』が流れるなど、全てを統一しているような感じでした。
そもそも宇宙世紀編と新世紀編は、全く繋がりがなく関係ないと思われていたのですが、「ガンダム」で繋がっていたことが分かります。
宇宙世紀編から見ている人なら感動するシーンだと思うので、ぜひ見て欲しいです。
そして、『∀ガンダム』の主題歌は『ターンAターン』。
曲名からして『∀ガンダム』のために作られたことが分かるのですが、歌っているとテンションが上がるのがポイントです。

『∀ガンダム』ってヒゲガンダムってよく言われるけど、見た目がヒゲにしか見えないからしょうがないよね。
機動戦士ガンダムSEED
放送時期 | 2002年10月5日~2003年9月27日 |
話数 | 全50話 |
本作の立ち位置 | SEEDという言葉に翻弄され流れも前に進むガンダム |
あらすじ
C.E.71、地球連合軍とザフトの戦争は混迷の度合いを深めていた。中立のコロニーヘリオポリスで暮らすコーディネイターの少年キラは、ザフトのクルーゼ隊による連合軍新型MS奪取作戦に巻きこまれ、混乱の中で仲間を守るため、ストライクガンダムのコクピットに着き戦うことになる。さらにクルーゼ隊の一員となっていたかつての親友アスランと再会し心を乱されたキラは仲間たちと共に、同じく連合軍が極秘裏に開発していた新型戦艦アークエンジェルで崩壊するヘリオポリスを後にする。
地球のアラスカ基地行きを命じられた、アークエンジェルとストライクは、コーディネイターの歌姫ラクスとの出会いや、宇宙空間でクルーゼ隊のガンダムや艦隊との熾烈な戦闘など、様々なドラマと苦悩と危険に満ちた航海の末、地球への降下を試みる。出典:「機動戦士ガンダムSEED」サンライズ
見どころ
『機動戦士ガンダムSEED』は、多くの人から人気のある作品です。
劇中に出てくるキラ・ヤマトが搭乗するフリーダムガンダムは、「ららぽーと上海金橋」に実物大が作られるなど人気が衰えることはありません。
本作のキーポイントは、SEEDと呼ばれる他の人よりも優秀という立場にいながらも、普通の人でいたいと思うキラの想いです。
そして、この想いは宇宙世紀編のアムロもニュータイプは特別な存在ではなく、普通の人と変わらないといった時と同じでした。
偶然なのか、劇中で宇宙世紀編の『機動戦士ガンダム』と似たようなシーンが出てきており、当時比較されていましたね。
【見どころ①】舞い降りる剣
主人公・キラは、ストライクガンダムに搭乗してアークエンジェルと呼ばれる母艦のクルーとして行動していました。
しかし、途中ストライクガンダムを狙って、ザフトのエースパイロットアスラン、仲間の3名含む4名が襲いかかってきます。
ちなみに、キラとアスランは顔見知りで、同じ学生時代を過ごしている親友。
お互いの大事な仲間を撃ち落とされたことにより、戦いは激しくなり気が付けば命を奪おうとしていました。
戦いの結果やその後の展開が感動的で、ぜひ見てほしいです。
ちなみにそのシーンは、『機動戦士ガンダムSEED』の各シーンの中でも1番人気のあるシーンと絶賛されています。
挿入曲として流れたのは、『Meteor -ミーティア-』で、歌詞の中にある「放つ光 空に落ちる 望むだけの 熱を掲げて」は、まさに大気圏から舞い落りたフリーダムガンダムに乗ったキラのことですね。
【見どころ②】主人公の親友アスランとの和解
キラとアスランは、親友でありながらも戦争という環境により引き裂かれてしまいます。
特に、お互いの大事な友達をお互いの攻撃により失ってしまい、ひどく憎み合う関係に。
最強の機体とされているフリーダムガンダムに乗るキラは、オーブという中立軍に所属して、妹のカガリと共に迫りくるザフトと、地球軍と戦っていました。
しかし、敵もガンダムを複数投入してきたこともあり、最強の機体フリーダムでも防ぎきれませんでした。
そこに現れた赤い機体ジャスティスガンダム。
搭乗しているアスランは、キラに「この介入は…俺個人の意志だ!」と答え、今までザフトの命令に従っていた自分から、自分で判断する自分へと変わります。
その後、アスランとキラは、お互いの想いをぶつけるために直接会おうとしますが、間にカガリが入り、和解します。
このシーンは、アスランが自分自身の意思で動いているという気持ちをあらわにする貴重なシーンなので、ぜひ見て欲しいです。
ちなみにオーブから脱出する際に流れたのは「暁の車」。オーブを捨てなければいけない、どうしようもないという悔しい想いが詰まっているシーンにマッチしています。
【見どころ③】最終バトル
『機動戦士ガンダムSEED』の最後で、敵の指揮官ラウ・ル・クルーゼが搭乗するプロヴィデンスガンダムとキラが乗るフリーダムガンダムの一騎打ちになります。
その時に交わされるのが下記の会話です。
クルーゼ「また君か・・・。厄介な奴だよ、君は…! あってはならない存在だというのに…。 知れば誰もが望むだろう! 君の様になりたいと! 君の様でありたいと! 故に許されない…君と言う存在を!
キラ「僕は…それでも、僕は…! 力だけが僕のすべてじゃない!」
これは、スーパーエースと呼ばれているキラに対するクルーゼの憎しみで、こちらのシーンを見ることで、どうしてそこまでクルーゼが残酷になれるかがわかります。
また、『機動戦士ガンダムSEED』を熱くするのは、アニメを彩るキャラクターだけではなくオープニングやエンディングも欠かせません。
- オープニング:『INVOKE -インヴォーク-』、『moment』、『Believe』、『Realize』
- エンディング:『あんなに一緒だったのに』、『RIVER』、『FIND THE WAY』、『Distance』
個人的には、『INVOKE -インヴォーク-』と『Realize』と『あんなに一緒だったのに』は絶対に聞いて欲しいです。

『機動戦士ガンダムSEED』は、フリーダムガンダムに登場してからキラの想いや行動が変わるから見ている方も成長を感じるよね!
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
放送時期 | 2004年10月9日~2005年10月1日 |
話数 | 全50話+特別編『FINAL PLUS』 |
本作の立ち位置 | 『機動戦士ガンダムSEED』の世界から2年後の世界 |
あらすじ
C.E.70・・・。「血のバレンタイン」の悲劇によって本格的な武力衝突へと発展したザフト・地球連合軍の戦いは熾烈を極め、多大な犠牲を払いながら第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦ののちに停戦条約が締結された。しかしこの停戦によってナチュラルとコーディネイターの争いの火種が消えたわけではなかった。
その戦乱の中、シン・アスカは地球連合軍のオーブ進行に巻き込まれ、戦火を逃れる最中に眼前で両親と妹を失う。唯一の形見、妹の携帯電話を握り締め悲しみにくれる中、頭上をこの戦争の元凶である「モビルスーツガンダム」が飛び去っていく。失意のうちにオーブを去った彼はプラントへと渡る。
そしてC.E.73彼はザフトの戦士となっていた。出典:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」サンライズ
見どころ
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』は、『機動戦士ガンダムSEED』のオーブにザフトや地球軍が攻めてきた時に、戦場で逃げていたシン・アスカを主人公とした物語になります。
前回の戦いでコーディネーターとナチュラルとの戦いは終わったかと思われたのですが、再び火がつきシンはザフト軍として活動。
愛機は、ディステニーガンダムでフリーダムガンダムやジャスティスガンダムのように核を原動としておらず、フェイズシフト装甲ということもあり長時間の戦闘はできません。
しかし能力は高く、フリーダムガンダムやジャスティスガンダムに対抗できます。
【見どころ①】ストライクフリーダムガンダム起動
今回は、前回登場したフリーダムガンダムのパイロット・キラ・ヤマトがオーブに所属して、中立軍として戦闘に介入します。
どこの国の味方をするわけでもなく、自分が正しいと思った行動をするため、アスラン・ザラからは戦闘をさらに混乱させる原因になっているとキラに指摘します。
主人公のシンは、フリーダムガンダムのパイロット、キラを倒すことで戦況が有利に傾くということもあり、特訓を重ねてついにキラをフリーダムガンダムごと撃墜します。
これで戦闘に介入してくるわけの分からない部隊がいなくなり、ザフト軍は有利になります。
しかしキラは生きていて宇宙にいるラクスと合流するのですが、エターナルの中に格納している新機体「ZGMF-X20A ストライクフリーダムガンダム」を起動して戦うのです。
このシーンは、劇中で1番熱いシーンなので見どころ。
ここで流れる『vestige -ヴェスティージ-』の歌詞の中にある「掲げたそれぞれの灯を」は、キラがなかなか自分の想いが伝わらない中で、それでも自分の意思を伝えるために、再びストライクフリーダムガンダムに乗った強い意志をあらわしているように思えます。
【見どころ②】シンとアスランのぶつかり
今作品の主人公であるシンは、もともとアスランの部下として一緒に行動していました。
しかし、途中でアスランがザフトの考えについていけなくなり、脱走を試みます。
その時に、シンが乗るディステニーガンダムでアスランを脱走機体ごと落とすのですが、結果的にアスランはキラ側につきザフトの暴走を止めることになりました。
「ディステニープラン」が再び悪夢を呼ぶ要因となっており、創案者のギルバート・デュランダル議長を止めるためにキラとアスランは、ストライクフリーダムガンダムとインフィニットジャスティスガンダムで出撃します。
しかし、途中でシンの乗るディステニーガンダムが現れ、アスランの乗るインフィニットジャスティスガンダムと決着をつけることになるのです。
このシーンは、アスランがシンと敵対する関係になることで、シンの過去に縛られている想いを断ち切ろうとするのでぜひ見て欲しいシーン。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』は、『機動戦士ガンダムSEED』の続編であるため、前回の機体が出てきて熱い展開を見せます。
特に、登場する機体が『機動戦士ガンダムSEED』よりもカッコいいのがポイント。
そして、ぜひ聞いて欲しいのが、オープニングとエンディング曲です。
- オープニング:『ignited -イグナイテッド-』、『PRIDE』、『僕たちの行方』、『Wings of Words』
- エンディング:『Reason』、『Life Goes On』、『I Wanna Go To A Place…』、『君は僕に似ている』
こちらになりますが、『ignited -イグナイテッド-』と『Wings of Words』と『君は僕に似ている』はおすすめです。

ガンダムSEEDシリーズ2作目とあってとにかくガンダムがかっこいい!
ガンダム知らない人でも見惚れてしまうかも。
機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
放送時期 | 2006年11月24日 |
話数 | 全3話 |
本作の立ち位置 | 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』中に起こった外伝 |
あらすじ
C.E.(コズミックイラ)73。
ザフトによるユニウスセブン落下の衝撃波は、都市を打ち砕き、津波が逃げ惑う人々を呑み込み、地球に深い傷跡を残していった。
恐怖と混乱のさなか、一体のモビルスーツが打上げの時を控え静かに空を見上げていた。
その純白の機体-STARGAZER-と共に星の世界を想うDSSDモビルスーツ開発チーム所属セレーネ・マクグリフ。そしてまた一人、星の見えない黒煙の空を冷たい眼差しで見上げる地球連合軍ファントムペイン所属ストライクノワールパイロットスウェン・カル・バヤン。
重ならない彼らの視線の先に、星はまだ見えない・・・。出典:「機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER」サンライズ
見どころ
本作品は、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』中に起こった出来事で、外伝的ストーリーになります。
そのため、こういう時にこんなことがあったのかと、内容をさらに深めたい人向けの作品でしょう。
主人公は、セレーネ・マクグリフとソル・リューネ・ランジュで、「GSX-401FW スターゲイザー」を愛機にしています。
今までガンダムSEEDシリーズに登場した機体と違い、調査探索を目的としたガンダムのため戦闘には向いていません。
【見どころ①】星を見る者VS星を見ぬ者
星を見る者、セレーネ・マクグリフとソル・リューネ・ランジュはスターゲイザーに乗り、星の探索をしていたところ、星を見ぬ者、ファントムペインが出現。
ファントムペインの部隊の一員、ストライクノワールに乗るスウェン・カル・バヤンは、スターゲイザーに戦いを挑みます。
2つの機体がぶつかるのはこの作品の見どころなので、ぜひ見て欲しいです。
【見どころ②】長い時を経て地球に生還
スターゲイザーとストライクノワールの戦闘は激戦になり、その中でヴォワチュール・リュミエールによる超長距離移動に巻き込まれます。
超長距離移動に巻き込まれると、地球から金星の狭間をさまよう事態になり、地球に帰るまで時間を要します。
もともとスターゲイザーは、無人用に作られた探索機体なので、超長距離移動に人間が乗って実行されることは想定されていません。
巻き込まれたセレーネとスウェンは長い時をスターゲイザーとさまようわけですが、今まで人らしい扱いを受けなかったスウェンがセレーネと分かり合えた時は感動しました。
無事地球に生還するまでは、見どころが詰まっているのでぜひ見て欲しいです。

星を見るためのガンダムって初めてだよね!
機動戦士ガンダム00 1st season
放送時期 | 2007年10月6日~2008年3月29日 |
話数 | 全25話 |
本作の立ち位置 | ガンダムマイスターと呼ばれる5人の物語 |
あらすじ
西暦2307年。
化石燃料は枯渇したが、人類はそれに代わる新たなエネルギーを手に入れていた。3本の巨大な軌道エレベーターと、それに伴う大規模な太陽光発電システム。しかし、このシステムの恩恵を得られるのは、一部の大国とその同盟国だけだった。
3つの軌道エレベーターを所有する3つの超大国群。アメリカ合衆国を中心とした『ユニオン』。中国、ロシア、インドを中心とした『人類革新連盟』。ヨーロッパを中心とした『AEU』。各超大国群は己の威信と繁栄のため、大いなるゼロサム・ゲームを続ける。そう、24世紀になっても、人類は未だ一つになりきれずにいたのだ……。
そんな終わりのない戦いの世界で、「武力による戦争の根絶」を掲げる私設武装組織が現れる。モビルスーツ「ガンダム」を所有する彼らの名は、ソレスタルビーイング。
ガンダムによる全戦争行為への武力介入がはじまる。
出典:「機動戦士ガンダム00 1st season」サンライズ
見どころ
主人公は刹那・F・セイエイで、愛機はガンダムエクシア。
ガンダムマイスターと呼ばれる4人のメンバーの内の人で、自分を「ガンダム」と思い戦いを挑んでいきます。
メンバーは、刹那含む、ロックオン・ストラトス、アレルヤ・ハプティズム、ティエリア・アーデにて構成されており、劇中では育った環境の違いがあるなか、ぶつかりながらもお互いを支えあう仲まで成長。
メンバーは、ソレスタルビーイングという組織でプトレマイオスを母艦として、戦争根絶のため戦争に介入します。
【見どころ①】TRANS-AM
ファーストシーズンには、ガンダムマイスターと同じく戦争今月のためにガンダムに乗る組織トリニティがあります。
ソレスタルビーイングとのセカンドチームとして扱われており、メンバーはヨハン・トリニティ、ミハエル・トリニティ、ネーナ・トリニティの3人。
名前の通り、3人兄弟になります。
劇中でサーシェスに襲われ、ネーナ以外は全て倒されてしまいます。
認証がないと乗れないスローネツヴァイをサーシェスが乗れたことも驚くシーンですが、ガンダムに乗るパイロットが違うだけでこんなにも違いが出るんだと感じることでしょう。
最後にサーシェスがネーナを始末しようとしたところに現れたのが、刹那です。
刹那は、サーシェスがガンダムに乗っていることに納得がいかず、戦闘を仕掛けますがガンダムを手にしたサーシェスは強すぎます!
このままでは刹那もやられてしまうと思った時に、発動した「TRANS-AM」。
ガンダムエクシアの性能を3倍に上げることができ、サーシェスを簡単に倒してしまいます。
このシーンは、ファーストシーズンで1番引き込まれるところです。
特に「TRANS-AM」中は、流れるBGMが変わるので見ている方も気分が盛り上がることでしょう。
オープニングの『DAYBREAK’S BELL』の歌詞の中にある「争いよ止まれ」は、ソレスタルビーイングの想いを表現したような感じがします。
【見どころ②】刹那の信念
『機動戦士ガンダム00 1st season』は、刹那・F・セイエイが自身をガンダムと表現していることもあり、ガンダムのイメージが強いアニメですが、ただ自身をガンダムと言っていたわけではなく信念として語ってました。
ガンダムが正義ということなら、悪を探す必要があります。
それが、アレハンドロ・コーナーという世界の歪みです。
そして、注目したいのは最後の戦いを経て、刹那のガンダムという言葉が複数をあらわす言葉になったことです。
「ガンダムがそれを成す!俺と、共に! そうだ…俺が!俺たちが、ガンダムだ!!」
今まで、「俺がガンダムだ」と自分だけがガンダムという表現でしたが、最後は仲間と一緒にソレスタルビーイングとして戦っていることもあり「俺たちが、ガンダムだ!!」と言ったのかもしれません。
刹那が、今までの経験を踏まえて大人になるシーンなので、ぜひ見て欲しいところです。
『機動戦士ガンダム00 1st season』を楽しませてくれるのは、アニメだけではなくオープニングやエンディングも欠かせません。
- オープニング:『Ash Like Snow』
- エンディング:『罠』、『フレンズ』
オープニングの1個目は最初に紹介しておりますが、『Ash Like Snow』や『罠』や『フレンズ』もおすすめです。

俺たちがガンダムだってカッコいいよね!
機動戦士ガンダム00 2nd season
放送時期 | 2008年10月5日~2009年3月29日 |
話数 | 全25話 |
本作の立ち位置 | 『機動戦士ガンダム00 1st season』の4年後の世界 |
あらすじ
西暦2312年。
ソレスタルビーイングと、国連軍との最終決戦から4年。地球連邦政府を樹立した人類は、さらなる国家の統合、人類の意思統一を目指すべく、連邦正規軍とは別に、独立治安維持部隊『アロウズ』を組織する。しかし、その実態は、統一に名をかりた反政府勢力や主義、思想等への非人道的な弾圧であった。
夢を叶え、ルイス・ハレヴィとの約束を守るべく、宇宙技術者の道に進んだ沙慈・クロスロードも、否応なく連邦政府の改革に巻き込まれていく。
一方、4年前の最終決戦で生き延びた刹那・F・セイエイは、ソレスタルビーイングによって変革を促された世界の行く末を見つめていた。監視者、アレハンドロ・コーナーを倒し、争いのない平和な世界になることを夢見て。しかし、彼が目の当たりにしたものは『アロウズ』によって作られた弾圧という名の平和、歪み続ける現実であった。彼は再び戦う決意をする。世界を変革出来うる力、ガンダムと共に。
再び動き出す世界で刹那や沙慈の進み行く先はどこに向かうだろうか?
出典:「機動戦士ガンダム00 2nd season」サンライズ
見どころ
前作から4年後の部隊ということもあり、ガンダムマイスターのメンバーは大人の雰囲気を漂わせていました。
前戦で、ロックオン・ストラトスが亡くなっており、双子のライル・ディランディが名前を継ぎます。
メンバーの構成は前作と変わっていませんが、母艦がプトレマイオスからプトレマイオスⅡに変更になってます。
搭乗する主人公機のガンダムも後継機になるのですが、母艦まで後継機になるのは珍しいですね。
【見どころ①】目覚めてくれ、ダブルオー
『機動戦士ガンダム00 2nd season』の始まりを告げてくれるのは、刹那・F・セイエイの後継機であるガンダムOOの目覚め。
1番盛り上がるシーンで、刹那のセリフが心に残るシーンです。
「ここには…Oガンダムと、エクシアと、俺がいる!!」
前作の機体のエクシアと、かつて戦場で見たOガンダムの太陽炉を搭載しており、最後に刹那の想いで、そもそも起動不可能とされていたガンダムOOを起動させるシーンは、ぜひ見て欲しいです。
前半のオープニングの『儚くも永久のカナシ』の歌詞の中にある「心がない 作られた こんな世界じゃないんだよ」は、刹那のガンダムOOを起動して世界を変えるという想いをそのまま歌にしたようでした。
【見どころ②】トランザムライザー
主人公の刹那は、小さい頃から人が死んでしまうのが当たり前の世界にいましたが、今までの戦いを通じて人を失う悲しみと命の大切さを知ります。
また刹那自身、人の覚醒した存在「イノベイター」で、普通の人ができない意識の共有ができます。
しかし広範囲にわたる場合力が弱く、劇中ではガンダムOOに搭載しているツインドライブの力を開放し、戦場にいるみんなの誤解を解いて命を救っていきます。
劇中では、「トランザムライザー」と叫んだときに刹那がヒーローのようになり、また「させるか」という刹那の想いはぜひ見て欲しいです。
そして、『機動戦士ガンダム00 2nd season』を熱くさせてくれるのは『泪のムコウ』で、歌詞の中にある「誰かを悲しませてまで 笑えなくても」は、刹那・F・セイエイとマリナ・イスマイールの想いが1つになったと感じさせてくれるでしょう。
本作品のエンディング『Prototype』、『trust you』も熱いので、ぜひ聞いてください。

ガンダムっていうよりヒーローアニメ寄りになっているよね。
正義の味方好きならたまらないかも!
劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
放送時期 | 2010年9月18日 |
話数 | 全1話 |
本作の立ち位置 | 『機動戦士ガンダム00 2nd season』の2年後 |
あらすじ
24世紀初頭、突如として姿を現した私設武装組織「ソレスタルビーイング」。彼らはガンダムによる戦争根絶を掲げ武力介入を開始、一時は組織壊滅の危機を迎えながらも、争いの絶えなかった世界を急変させた。
地球連邦政府の成立。その後の独立治安維持部隊アロウズの専横による戦争状態を経て、武力に頼らない社会を選択するに至った人類だったが、西暦2314年、再び危機が訪れる。130年前に廃船となっていた生体反応の無い木星探査船が地球圏に接近してきた。それは、人類の存亡をかけた戦いの始まりを告げる船だった・・・
戦いの中、人類の水先案内人たる革新者(イノベイター)へと進化したソレスタルビーイングのガンダムマイスター、刹那・F・セイエイ。彼は、新たな危機の中で、自らの進化の本当の意味と直面する。果たして、イオリア計画の最終段階とは。そして、「来るべき対話」とは一体何なのか――
見どころ
『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』は、前回の戦いから2年後の世界が舞台となっており、ELSという謎の金属生命体が地球に襲来するところから物語がスタート。
ELSは、相手と一体になることで同じような姿になるのが特徴で、分かり合うためにさまざまな生命体と一体化しようとします。
しかし、このままでは地球に住む生命体全てが、金属生命体と一体化してしまい大変なことに… 。
そこで、ソレスタルビーイングとガンダムマイスターがファイナルミッションとしてELSとの対話にのぞみます。
【見どころ①】刹那復活
劇中で、刹那がELSとの対話をガンダムOOで試みるものの、トランザムライザーを発動しても脳量子波に耐えられず、脳に負担がかかり意識をなくしてしまいます。
戦闘に不能になった刹那を、ロックオン・ストラトスがプトレマイオス2改に連れ帰りますが、意識を取り戻さない状態が続きます。
医療室で寝ている刹那に構わず、進行を続けるELS。
刹那がいないと、ELSとの対話ができず、刹那の強すぎる能力に耐えられる新しく開発されたダブルオークアンタを乗りこなすパイロットもいません。
もうダメかと思った時、刹那は夢で目覚めます。
このシーンは、アニメの中でも1番の見どころで、刹那が目を覚まそうとするときに意識の中で亡くなったはずのクリスやリヒティ、1代目のロックオン・ストラトスが最後に現れ、「言った筈だぜ、刹那。お前は変わるんだ。変われなかった俺の代わりに」は感動しました。
劇中で、導入曲として流れる『もう何も怖くない、怖くはない』の歌詞の中にある「もう何も怖くない、怖くはない」は、刹那の恐れている気持ちを和らげるようにマリナが問いかけているように感じます。
【見どころ②】クアンタムバースト
ダブルオークアンタは刹那専用機で、刹那のイノベイドとしての力を最大限に開放できるクアンタムバーストを備えています。
システムを開放するとダブルオークアンタのさまざまな部分からコンデンサーが飛び出して、刹那はELSの想いを受け止めます。
シーンとしては終盤になるのですが、刹那の「だから、示さなければならない…!世界はこんなにも…簡単だという事を!」という言葉は感動のセリフですね。
人は、誤解や嘘などで振り回されて戦争になることが多い、でも本当は分かりあうことは簡単なんだという刹那らしい答えに胸を打たれました。

対話のためのガンダムがダブルオークアンタだけど、劇場版は戦いというよりは分かりあおうとするぶつかりですごくいい作品に仕上がっていたよね。
機動戦士ガンダムAGE
放送時期 | 2011年10月9日~2012年9月23日 |
話数 | 全49話 |
本作の立ち位置 | AGEシステムが紡ぐ親子3代のガンダム |
あらすじ
圧倒的な強さを誇る、謎の敵『UE』を前に、 戦うことによって自己進化する、新たなるガンダムが動き出す。 今ここに、100年3世代に渡る、壮大なガンダム大河ストーリ
出典:「機動戦士ガンダムAGE」サンライズ
見どころ
『機動戦士ガンダムAGE』は、ガンダムシリーズで初の1作品で100年をかけて親子3代の物語を描いた作品です。
1世代目はフリット・アスノ、2世代目はアセム・アスノ、3世代目はキオ・アスノ。
そして、最後は親子3代が揃い、全てに決着をつけるという感動の物語に仕上がっています。
それぞれ、ガンダムAGE-1、ガンダムAGE-2、ガンダムAGE-3、ガンダムAGE-FXと世代を変える度に後ろの番号が変わるだけというネーミングは覚えやすいです。
【見どころ①】オマージュされた機体がたくさん登場する!
『機動戦士ガンダムAGE』には、4種類の主人公機が登場します。
それぞれの機体のコンセプトや見た目が、なんと『機動戦士ガンダム』の本編に登場する機体と似ているのです。
- ガンダムAGE-1→『ガンダム(アムロ・レイ)』
- ガンダムAGE-2→『Zガンダム(カミーユ・ビダン)』
- ガンダムAGE-3→『ZZガンダム(ジュドー・アーシタ)』
- ガンダムAGE-FX→『νガンダム(アムロ・レイ)』
100年戦争ということで『機動戦士ガンダム』の宇宙世紀編なのではと思われた方多いと思いますが、機体も似ているところがあり意識してみるとより楽しめます。
『機動戦士ガンダムAGE』を盛り上げるためにおすすめしたいのが『My World』で、歌詞の中にある「僕が僕であるために…」は、それぞれの世代の主人公が思い悩むシーンをイメージしているようでした。
【見どころ②】感動できる親子の愛が描かれている
親子代々続いた、ヴェイガンとの戦い。
それぞれの世代で大切な人が失われ、最後は祖父であるフリットがプラズマダイバーミサイルをセカンドムーンに向けて発射することで、「立ち向かうべき敵」を排除しようとしました。
この時、孫が止めに入るなど、親子の愛を感じるシーンが描かれているので、ぜひ見てほしいです。
『機動戦士ガンダムAGE』のオープニング曲とエンディング曲も、本作に合っているものばかりですよ!
- オープニング:『明日へ』、『sharp ♯』、『REAL』、『AURORA』
- エンディング:『君の中の英雄』、『WHITE justice』、『forget-me-not 〜ワスレナグサ〜』
個人的には、『sharp ♯』と『REAL』と『君の中の英雄』は聞いて欲しいです。

『機動戦士ガンダムAGE』は、親子の物語だけど3世代がお互いに助け合っている感動の作品だよね
ガンダム Gのレコンギスタ
放送時期 | 2014年10月~2015年3月 |
話数 | 全26話 |
本作の立ち位置 | 「機動戦士ガンダム35周年プロジェクト」で作成された作品 |
あらすじ
宇宙移民と宇宙戦争の歴史となった宇宙世紀が終焉後、しばらくの刻が流れた。
新たな時代、リギルド・センチュリー(R.C.)を迎えた人類の営みと繁栄は、平和と共にこのまま続いて行くものだと思われていた。
R.C.1014年。
地上からそびえ立つ地球と宇宙を繋ぐ軌道エレベータ、キャピタル・タワー。
地球上のエネルギー源であるフォトン・バッテリーを宇宙よりもたらすが故に神聖視された場所である。
そのキャピタル・タワーを守護すべく組織されたキャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムは、初めての実習の最中、いずれの国の技術でもない高性能モビルスーツ、G-セルフの襲撃を受ける。
作業用モビルスーツのレクテンで交戦したベルリはG-セルフの捕獲に成功する。
しかし、G-セルフを操縦していたアイーダ・レイハントンを名乗る宇宙海賊の少女に何かを感じるベルリ。
それは見たこともないはずのG-セルフに対しても同じだった。
そして、特定条件を満たさなければ動かないはずのG-セルフをベルリは何故か起動させてしまう。
キャピタル・タワーを襲撃する宇宙海賊とアイーダの目的、G-セルフに選ばれたベルリが辿る運命、その果てに待ち受けるリギルド・センチュリー全体を揺るがす真相。
全てはレコンギスタの始まりに過ぎなかったのだ。出典:「ガンダム Gのレコンギスタ」サンライズ
見どころ
『ガンダム Gのレコンギスタ』は、『機動戦士ガンダム』の宇宙世紀編から1000年後の部隊という気が遠くなる設定です。
主人公は、ベルリ・ゼナムで愛機はG-セルフ。
換装できるタイプのガンダムで、最終的にパーフェクトパックという最強の換装パーツを装着します。
「キャピタル・テリトリィ」が展開するさまざまな部隊と戦闘を繰り広げていきます。
【見どころ①】G-セルフの換装パーツが豊富
今までのガンダムも換装タイプのものは存在しましたが、G-セルフの場合、さらに数が多いです。
換装パーツ名 | パーツの特徴 |
大気圏パック | 安全に大気圏を突入できるようになる換装パーツ |
宇宙用パック | 宇宙での戦闘を最適化できる換装パーツ |
リフレクターパック | 敵のビーム攻撃を機体に取り入れる換装パーツ |
トリッキーパック | 攻守速共にバランスが取れた換装パーツ |
高トルクパック | 重装備重視でありながらも機動性も高い換装パーツ |
アサルトパック | 大型ビームライフルに大型ブースターなど、攻速に特化した換装パーツ |
パーフェクトパック | 最初で最後の換装パーツで、バッテリー切れの心配以外は最強 |
このように、劇中に7つのパックを戦況にあわせて換装するので見ていて楽しいです。
『ガンダム Gのレコンギスタ』を盛り上げてくれるのは『Gの閃光』で、歌詞の中にある「元気のG 始まりのG Gのレコンギスタ」は、作品の魅力をそのまま歌にしたような感じで盛り上がります。
【見どころ②】最終戦がアツい!
ガンダムといえば思いをぶつけあう戦闘シーンが熱いというのが共通していますが、『ガンダム Gのレコンギスタ』も最終戦が見どころです。
パーフェクトパックで勝負を挑むベリルですが、エネルギーが圧倒的に足りません。
途中アサルトモードに変換しますが、そもそもエネルギーが足りないので、満足に戦闘ができない状態。
他のガンダム作品にはない、エネルギー切れの状態で戦うのは珍しい展開のため、ぜひ見て欲しいです。
最後は、ガンダムがボロボロになるシーンが多いのですが、『ガンダム Gのレコンギスタ』はお互いの意思をぶつけ合って、最後はお互いの無事を確認するといったケンカのような展開で新鮮さを感じます。

『ガンダム Gのレコンギスタ』は、ガンダムだけど、どこが優しさを感じる作品だよね。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ1期
放送時期 | 2015年10月4日~2016年3月27日 |
話数 | 全25話 |
本作の立ち位置 | 家族に重点を置いているガンダム |
あらすじ
かつて「厄祭戦」と呼ばれる大きな戦争があった。その戦争が終結してから、約300年。
地球圏はそれまでの統治機構を失い、新しい支配体系をもって新たな世界が構築されていた。仮初めの平和が訪れる一方で、地球から離れた火星圏では、新たな戦いの火種が生まれつつあった。
主人公の少年、三日月・オーガスが所属する民間警備会社クリュセ・ガード・セキュリティ(以下:CGS)は、地球の一勢力の統治下にある火星都市クリュセを独立させようとする少女、クーデリア・藍那・バーンスタインの護衛任務を受ける。しかし、反乱の芽を摘み取ろうとする武力組織ギャラルホルンの襲撃を受けたCGSは、三日月ら子供たちを囮にして撤退を始めてしまう。少年達のリーダー、オルガ・イツカはこれを機に自分たちを虐げてきた大人たちに反旗を翻してクーデターを決意。オルガにギャラルホルンの撃退を託された三日月は、CGSの動力源として使用されていた「厄祭戦」時代のモビルスーツ、ガンダム・バルバトスを用いて戦いに挑む。
出典:「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ1期」公式HP
見どころ
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ1期』ではそんな少年たちのリアルで切実な生き様が描かれました。
おなじみのビーム兵器やニュータイプが出てこない代わりに、とてもリスキーな阿頼耶識システムというインターフェースシステムを取り入れるなど、これまでにない新たな挑戦をしたガンダム作品としてとても話題になりましたね。
特に第1期の評判はとても高かったです。
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ1期』の見どころは、主人公の1人であるオルガの家族観と「鉄華団」の戦う理由、クーデリアの心境に大きな影響を与えたフミタンの死です。
【見どころ①】共依存関係にあるオルガと三日月
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ1期』を語る上ではなくてはならない存在といえるオルガ・イツカ。
「鉄華団」の団長で、もう1人の主人公三日月・オーガスのことを幼いころからの相棒として互いに信頼しあっています。
その証拠に、三日月のことを「ミカ」とニックネームで呼べるのはオルガだけです。
仁義に厚く、筋を通すことを忘れない兄貴分的な性格をしています。
また「鉄華団」のメンバーを家族として考えるなど情が深いところもあり、周囲からの信頼がとても大きいです。
特に三日月からの信頼は、依存とも取れるくらいでしょう。
過去にはオルガの指示で迷わず人を殺してしまうこともありました。
自分の言葉で命まで投げ出しかねないほどの信頼性で、そのプレッシャーに押しつぶされそうになる場面も見られましたね。
しかし、依存しているのは三日月だけではなく、オルガも三日月に依存しており共依存のような関係だったように思います。
第1弾エンディング曲のMISIAが歌う『オルフェンズの涙』には「友よ 君のその手には自由を描く未来がある」という歌詞があります。
これはオルガと三日月が互いに依存しながら、2人とも自由を心から望んでいたという点とリンクしているのでしょう。
【見どころ②】「鉄華団」の下克上
「鉄華団」のメンバーはもともとCGSという民間警備会社の労働者として酷使されていました。
相手が他に行き場もない子供ということで低賃金で、差別と暴力が横行しているような環境でしたが、ある事件をきっかけに大人たちを追い出し、オルガを中心とした「鉄華団」を立ち上げるのです。
それが「鉄華団」の下克上の始まりとなりました。
クーデリア・藍那・バーンスタインをクライアントとし、様々な敵や障害を乗り越え、地球を目指します。
「鉄華団」の戦う理由は自由を得るためなどいろいろありますが、1番根底にあるものはあくまで「生きるため」という理由です。
とてもシンプルで、原始的で、切実な理由。
でも、だからこそ少年たちは文字通り「命を懸けて」戦うのです。
これは第2弾OP曲『Surviver』のサビにある「負けてたまるか!!」という魂の叫びのような歌詞ともリンクしていると思います。
なぜなら、少年たちにとって「敗北」はつまり「死」を意味するからです。
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ1期』全体のテーマは「いのちの糧は、戦場にある。」なので見どころです。
【見どころ③】クーデリアを変えたフミタンという存在
火星独立運動の旗頭として「鉄華団」に護衛されながら地球を目指すクーデリア・藍那・バーンスタインとその次女フミタン・アドモス。
この2人も『鉄血のオルフェンズ1期』を語る上では欠かせない存在です。
フミタンはクーデリアが幼いころから付き人として仕えてきました。
寡黙ながらもその誠実さを認められ、今では交渉の代理を引き受けるなど、クーデリアの1番の理解者として付き人の域を超えた信頼関係が成り立っています。
「鉄華団」の母艦イサリビの中でも通信オペレーターとしてもなくてはならない存在です。
普段は表情に乏しいですが、「鉄華団」の幼い子供たちが不安になる場面では優しく寄り添い母性を垣間見せることもありました。
しかし、このタイミングでコロニー内のクーデターが発生。
混乱に乗じて、クーデリアを暗殺しようと狙撃者がクーデリアに狙いを定めます。
それに気づいたフミタンはとっさにクーデリアを庇います。
凶弾に倒れ、クーデリアに最期の言葉を伝えます。
クーデリアを庇ったまま、クーデリアの上にのしかかるように息絶えるフミタンと、事実が受け入れられず、泣き叫ぶクーデリア。
フミタンからすれば、すごく複雑な気持ちだったと思います。
最初は、クーデリアのことは暗殺対象でしかありませんでした。
しかし、クーデリアと関わり、彼女の持つ「芯の強さ」や「ひたむきさ」に触れる中で、クーデリアの中に希望を見出していきます。
それは、この腐敗した世界に革命を起こしてくれるのではないかという希望です。
フミタンは葛藤しながらも、自らの命と引き換えにクーデリアに希望を託すことを選ぶ感動するシーンです。
「前だけを見据えたなら 希望は君の手の中に 負けないで いのち燃やして」という歌詞が1期第2エンディング曲『STEEL‐鉄血の絆‐』にあります。
これはそのままフミタンの最期の心情に当てはまるのではないでしょうか。

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ1期』は、オルガが家族という大事な存在をつくるところだから見どころ多いよね~
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ2期
放送時期 | 2016年10月2日~2017年4月2日 |
話数 | 全25話 |
本作の立ち位置 | 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ1期』の後の世界 |
あらすじ
主人公、三日月・オーガスが所属する鉄華団は、クーデリア・藍那・バーンスタインの地球への護送からアーブラウ代表指名選挙を巡る戦いで一躍名を上げた。そしてその戦いでギャラルホルンの腐敗が暴かれたことにより、世界は少しずつではあるが確実に変わりつつあった。
アーブラウとの交渉で得たハーフメタル利権のもと、テイワズの直系となった鉄華団は資金も潤沢となり入団希望者も増加。その規模は地球にも支部を置くほどとなった。
また地球への旅で世界の実情を知ったクーデリアはアドモス商会を設立。現実的・実務的な側面から火星の経済的独立を目指す。だが名を上げ新たな道を歩みだした彼らを快く思わない輩も数多く存在する。
アドモス商会が行うハーフメタル採掘場の視察。その護衛を依頼された鉄華団団長オルガ・イツカは新たな敵の襲撃を察知する。オルガの指揮の下、鉄華団、そして三日月はモビルスーツ「ガンダム・バルバトスルプス」と共に敵撃退へと向かう。出典:「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ2期」公式HP
見どころ
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ2期』の見どころは、名瀬・タービンズの死亡シーン、オルガの死亡シーン、三日月の最後の戦いです。
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ2期』では、成長した「鉄華団」がさらに大きな目標達成のために、強大な敵と戦うことになります。
しかし、その敵はあまりに強大すぎて、「鉄華団」は多くの犠牲者を出すことに…。
「鉄華団」の散り方はこの作品の大事な見どころと言えるでしょう。
【見どころ①】名瀬・タービンズのハンマーヘッドでの突撃
木星を牛耳る巨大企業「テイワズ」の下部組織「タービンズ」のリーダーである名瀬。
名瀬の母艦であるハンマーヘッド内には第1夫人であるアミダの他に複数の女性を住まわしており、全員と交際しているというプレイボーイです。
漢気ある行動からとても人気のあるキャラクターでしたが、組織の中にはそんな彼を疎ましく思う人間もいました。
そして、筆頭となるのが「テイワズ」の実質No.2の権威を持つジャスレイ・ドノミコルス。
名瀬と「鉄華団」の活躍に危機感を覚えたジャスレイは名瀬に濡れ衣を被せ、その立場を剝奪しようとします。
それだけでなく、セブンスターズのイオク・クジャンを利用し、名瀬の命も狙います。
戦いを避けられない名瀬は誰も巻き込まないよう、ハンマーヘッドにアミダと自分だけを残した状態で決戦に挑みます。普段は飄々としている名瀬が感情をあらわにする唯一のシーンで、最後まで自分の女性たちのことを考える愛情深さや漢気に胸が熱くなりました。
【見どころ②】オルガの最期
アリアンロッドとという強大すぎる敵に勝ち目がなくなると悟ったオルガは、総司令官であるラスタル・エリオンに自分の命を差し出す代わりに、家族である「鉄華団」は見逃してほしいと嘆願します。
事実上の降伏宣言です。
しかし、これまでの組織への被害や世界への影響を鑑み、オルガの降伏は拒絶されてしまいます。
窮地に立たされたオルガは、唯一の助かる方法を見出し、実行に移そうとします。
用件を終えて建物から出てきたところで、ノブリス・オルゴンの部下に見つかり、銃撃を受けます。
全身を撃たれ、死を悟ったオルガは最期の言葉を「鉄華団」に残します。
「俺は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇ限り、その先に俺はいるぞ!だからよ、止まるんじゃねぇぞ・・・」
このオルガのラストシーンに流れるのが、Uruの歌う『フリージア』です。
「果たせなかった約束や犠牲になった高潔の光 残るものなど何もないとしても 今は信じた道をただ進め」はオルガの無念さが伝わってくるようです。
しかし、それ以上に自分の家族である「鉄華団」に希望を託しているオルガらしさが伝わってきますね。
【見どころ③】三日月の最後の戦い
絶対的なリーダーであるオルガを失った三日月は、最後にオルガが示してくれた助かる道を死守しようと心に決めます。
しかし、状況はギャラルホルンに完全包囲されており、「鉄華団」の非戦闘員の子供たちを逃がすのが限界です。
この時点で三日月は、死を受け入れていたように思います。
三日月と同じ気持ちだった昭弘とともに殿を務める決意をしました。
最後の戦いでは、ひたすらギャルホルンの物量に圧倒されてしまいます。
時間を稼ぐためにガンダム・バルバトスルプスレクスを駆りつつ、昭弘の乗るガンダム・グシオンリベイクに背中を預け善戦していました。
しかし、敵のエースであるジュリエッタが現れて、ダインスレイブが投入されてからは形勢が一変。
ダインスレイブに苦戦し致命傷を負いながらも、昭弘はイオクを倒し果てます。
三日月は戦いの最中、オルガに想いを馳せます。
バルバトスは片腕を失ってしまいましたが、その程度ではバルバトスは止まりません。
むしろリミッターを解除し、命の限り暴れまわりました。
「神はもう背を向け 暗闇の中へと 輝きは刹那燃え尽きるその日まで 美しくあれ戦士よ」は第4弾オープニングKANA‐BOONが歌う『Fighter』の一節です。
まさに三日月のことを歌った歌詞ですね。
世界からも見放され、戦況は四面楚歌、オルガまで失ってしまった三日月。
それでもオルガの代わりに「鉄華団」にの先頭に立つのではなく、戦士として戦場で残ることを選ぶのです。
命の限り戦い続けたその散り際には美しささえ感じます。

鉄華団っていう名前みたいにみんな自分の想いを華にしてきたよね
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』へと続く宇宙世紀の物語、宇宙世紀後の新世紀と呼ばれる物語が以下の動画で詳しくまとめられています。
ターンAガンダムというガンダムの黒歴史を舞台にした作品をもとに上手く新世紀と宇宙世紀が繋がり、最後に『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』へと綺麗にまとまっているため、ぜひ見てください!
まとめ
- 新機動戦記ガンダムW
- 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
- 機動戦士ガンダムSEED
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 機動戦士ガンダム00ファーストシーズン
- 機動戦士ガンダム00セカンドシーズン
- 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
結論としては時系列(=公開順)で見るのがオススメです。
『機動戦士ガンダム』の新世紀編は、時系列で繋がっておらず、自分の好みに合わせて見るとより楽しめるでしょう。
また、『機動戦士ガンダム』の新世紀編とは違い、それぞれの世界にシステムや世界観が作られているため、別の作品を見る度に新鮮な気持ちになれるのも魅力の1つかもしれません。
もし、こんな見どころもあるよという意見がありましたら、ぜひコメントください。
『機動戦士ガンダム』シリーズの宇宙世紀編の見どころは、「ガンダムシリーズの見る順番」の記事で解説していますのであわせてお読みください。

他のガンダムシリーズの見る順番を見たい方はこちら↓
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