「小林さんちのメイドラゴン」(通称メイドラ)の人物相関図を作成しました。
アニメ1期・2期である「メイドラゴン」「メイドラゴンS」の各登場人物について、キャラクター同士の関係性など一人ずつ解説しています。
最新の11巻までのネタバレが含まれているから気を付けてね!
目次
メイドラゴンの人物相関図
小林さんちのメイドラゴンは、2021年夏アニメとして2021年7月から放送されました。京都アニメーションさんが手掛けるアニメで、「帰ってきた京アニ」がみられるアニメともいえます。
メイドラゴンはドラゴンと人間たちの日常を描いた日常系コメディ。
設定も話をまずごとに深くなっていく作品で、現在11巻(別巻除く)まで発売されています。
今回は、11巻までに登場する主要キャラクターで相関図を作成いたしました。
2期が何巻までアニメ化するのかの予想は『【メイドラゴン】2期はアニメは原作漫画の何巻まで?何クールまで放送かも考察!!』で考察していますので、そちらもあせてごらんください。
メイドラゴンの登場人物・キャラクターの一覧を解説
小林さん
出典 「メイドラゴン」公式HP
住処 | 小林さん宅 |
所属 | 地獄巡商事 北千住事務所 |
CV | 田村 睦心 |
「小林さん」「小林」などと呼ばれている主人公の小林さん(フルネームは不明)は、「地獄巡商事 北千住事務所」のソフトエンジニアで働いており、仕事の忙しさから酒を飲み、酔った勢いで戦いで負傷したトールをメイドとして雇ったことでストーリーは展開されていきます。
メイド好き・ストレスのはけ口として酒を好むような脱力系の主人公ですが、面倒見がいいため、最初は険悪な仲だったドラゴンもいますが、小林さん宅には「トール・カンナ・イルル」の3人のドラゴンが住んでいます。
人数が増えたことで手狭になり、引っ越しまでしてしまうほどの行動力を見せる小林さんですが、ほかにも「ドラゴンとの戦いの中に突っ込んでいく」「混沌勢筆頭のやばいやつ、ファフニールに喧嘩を売る」など、かなりギリギリの命のやり取りを行っています。
そのため、「今しんだかと思った」と言葉をこぼすこともありますが、小林さんがドラゴンたちへの接し方は変わることなく、一度内側に入れた人・ドラゴンは助けたいと思っているようです。
ちなみに、小林さんは自身を「やる気があるわけでもない底辺」と称していますが、同僚からは「有能で大切な会社の柱」と呼ばれるほどの戦力を誇り、11巻現在では「主任」に昇格しています。
そもそも、小林さんが勤めている「地獄巡商事 北千住事務所」で使用されているコードは魔法を使うための知識が詰まっており、知らず知らずに魔法使いの素質を秘めている状態です。
しかし、キムンカムイとの戦いで力を使い切り小林さんは魔法を使えなくなりますが、上司である真ヶ土専務が守護者を務めていることもあり、守護者に任命されてしまいます。
また、まわりは気が付けば胸の大きいひとだらけで、胸の話になると恨みがましい目つきをするようになっていきます。
トール
出典 「メイドラゴン」公式HP
住処 | 小林さん宅 |
所属 | 混沌勢 |
CV | 桑原 由気 |
トールは、小林さんとすでに結婚しているつもりであったほど、小林さんが大好きな混沌勢のドラゴンです。
もともとドラゴンは小林さんがいる世界に来ることはないのですが、聖剣が体に突き刺さり瀕死の重傷を負ってしまったことで、小林さんがいる世界にやってきました。
そして、そのまま「小林さんのメイド」として居ついたのです。
トールは人間とは敵対的な立場にある混沌勢で、もともと「混沌勢の終焉帝の娘」という「立場から混沌勢で戦争をしなくてはならない自由のなさに嫌気がさしていました。
トールはほかのドラゴンに比べれば強いですが、最強クラスのルコアなどと比べれば一撃与えられるかどうかレベルのようで、戦力としては大きかったようです。
しかし、自分の意思のない戦争をやめるための単身で敵対している神たちに喧嘩を売り、聖剣を刺されて瀕死の重傷を負うこととなります。その後人間界に逃げ込み、小林さんと出会い「メイドになれ」と言ってくれたことをきっかけに働きます。
性格は笑顔も多く限定的にですが献身的で、人間との仲も良好です。根は生真面目で几帳面なのか、メイド業も最初から完璧にこなしています。
ドラゴンたちとの関係性は長く、エルマは一緒に旅をするほど。最終的にいつも殺し合いをする友達・イルルとは同じ混沌勢で面倒を見ており、カンナは無所属ということもあり面倒を見ています。
さらに、ファフニールさんやルコアなどトールよりも強いドラゴンとも戦ったことはありますが、力を認め合てことで友好的な関係を気づき、時に人間界での困ったことなどを相談しています。
ちなみに、トールの名前の由来は「来神のトール」ではなく、父親である「終焉帝」から「人間界の作家」からとったとのこと。
カンナカムイ
出典 「メイドラゴン」公式HP
住処 | 小林さん宅 |
所属 | ドラゴン界:未所属、人間界:朧塚小学校 小学3年生 |
CV | 長縄 まりあ |
キムンカムイの娘であり、現在小林さん宅に居候するカンナは小学校に通って人間との交流を深めています。
当初は人間をよく思っておらず、小林さんのことを「尊敬するトールをたぶらかした悪い人間」扱いをしていますが、父親が大切にしていた強力な力の塊である「龍玉」を破壊してしまった(ことにされた)ため、人間界に追放され行く当てもなく、小林さんの家に居つきまました。
その後、小林さんと交流を深めていき、母親のようになついてきます。その後、小学校で友人となった才川とよく遊ぶようになり、人間への感情も変わってきているのかもしれません。
カンナは電気を扱えますが、まだ幼い龍のため、力が弱く未熟です。そのため、戦を中心として考える父親であるキムンカムイの気を引くためにいたずらを繰り返していましたが、カンナの中には実は壊れた龍玉の力が眠っています。
その力を欲したキムンカムイがカンナを訪れた際には父親らしい言葉をかけられないことにキレていたようですが、キムンカムイがドラゴン界で仕掛けようとしていた戦争が小林さんらの介入よって取りやめになったことで、少しずつ父親と娘との関係性に近づいてきています。
カンナについては、スピンオフで「カンナの日常」が発売されており、かなり人気のキャラクターとなっています。
イルル
出典 「メイドラゴン」公式HP
住処 | 小林さん宅 |
所属 | 混沌勢 |
CV | 嶺内 ともみ |
イルルは、混沌勢の一人で登場当初は人間を嫌ており、人間界を破壊するために人間界を訪れ、トールとの戦闘。
トールとの戦闘で力を消耗し、調和勢のクレメネに襲撃をうけますが、小林さんとトールの介入によって助けられ、小林さんの家に居つくことになりました。
もともと、イルルは人間が好きでしたが、父親・母親が人間に殺されたため人間を恨むようになりましたが、小林さんに「人間を嫌いになりたいわけじゃない」と気づかされてからは、才川と友人にな「子供と遊ぶのが好き」だからと、最終的には駄菓子屋さんで働くほどになりました。
駄菓子屋さんのオーナーの孫にあたるタケを好きになりますが、自覚がなく、甘酸っぱい青春をしています。
イルルはトールとほぼのため、子を産み育てられる歳となっており、発情期には小林さんの子供を産みたいと小林さんを襲いかけ、さらにトールにも襲い掛かるほど抑えが利かなくなります。
エルマ
出典 「メイドラゴン」公式HP
住処 | 不明 |
所属 | 調和勢 |
CV | 高田 憂希 |
エルマは調和勢のドラゴンで、トールを人間界から連れ戻すために小林さん宅に突撃しに来ましたが、食べ物で懐柔され、食費を稼ぐために小林さんと同じ職場で働くことになりました。
当初はタイピングすらまともにできずお茶くみ係としていましたが、小林さんが感心するほどきれいなコード配列を作成できるほどとなり、立派な戦力として小林さんに数えられています。さらに、労働状況を変えようと必死に会社に抗議した結果、会社に休みが増え、小林さんの昇進にもつながりました。
調和勢の一員ですが、「人間の作るものがおいしい」という理由で人間に肩入れをしすぎるきらいがあります。過去に人間に利用されかけたため、人間と距離を置いている部分も。
一方で、ドラゴンであるトールとは友人関係にあります。もともとエルマの調和勢のため、混沌勢のトールとは相性が悪いのですが、ほぼ互角の力を持つことや、トールと旅をした経験から、喧嘩ばかりしているトールを友人として認めることとなりました。
そもそも、エルマが人間界にやってきたのはトールを連れ戻すためではなく「トールと仲直りすること」が目的だと素直に口にしています。
11巻では、エルマが政略結婚をすることとなり、それに反対したトールや小林さんは、エルマにために調和勢のナンバー2であるテルネと戦闘するほどの仲となっています。
エルマの人間関係は、『小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記』でも見られるため、そちらもおすすめです。
ケツァルコアトル
出典 「メイドラゴン」公式HP
住処 | 真ヶ土宅 |
所属 | 傍観勢 |
CV | 髙橋 ミナミ |
本名が長いためか、ほとんどの人からはルコアさんと呼ばれています。
人間界には、危険な悪魔の召喚を試みていた翔太くんの召喚に割り込んで登場したため、基本的には「使い魔」として翔太の家で過ごしています。
ルコアは温厚な性格をしており、人当たりもいいのですが滝谷にだけは「傍観勢に似ている」というだあけで嫌味を言っていることから苦手意識がありそうです。
もともとルコアさんは「元神」であり、妹と体の関係を持ったことで追放されて以降はドラゴン同士の争いにかかわることはなく過ごしてきました。しかし、その生き方を自分では嫌っているような節があり、その点を翔太に打ち明けて以降、翔太を見る目線が変わっていきました。
ルコアは、基本的には翔太くんには最大の愛情表現を示しており、最初は翔太をからかって遊んでいるだけでしたが、翔太にほだされていき、徐々に「使い魔」として翔太と接するようになります。
人間界におりるにあたり問題を起こすドラゴンが多い中、ルコアは人間の倫理観や常識を正確に理解しており、料理や洗濯など家事を人に教えることも可能です。
また、ルコアさんはトールよりもはるかに強い力を持っており、トールより器用に魔法を使えることから、トールよりもかなり年上だと予想できます。
ちなみに、ルコアと翔太の関係性は『小林さんちのメイドラゴン ルコアは僕の××です。』で詳しく分かるため、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。
ファフニール
出典 「メイドラゴン」公式HP
住処 | 滝谷宅 |
所属 | 未所属(混沌以外には、なりえないと言っている) |
CV | 小野 大輔 |
ドラゴンの中でも凶暴で、基本的に「〇せ」「壊せ」ですべてを解決しようとするきらいがあります。
洞窟の奥で財宝を守っている日々を過ごしていたため「引きこもり」と言われることも多く、「ドラゴンの中で一番人間を信用しないのが俺」と自称するほど、他人に気を許さないたちです。
トール曰く、ファフニールに言うことを聞かせるには「戦って勝つ」しかなく、ファフニールと住処を共にする滝谷が例外的にファフニールが懐に入れた人物です。
トールとファフニールの出会いも、ファフニールが住処とする洞窟にトールが侵入し、寝床にしようとしていたことから始まり、お互い戦って力を認め合うことでトールとは友人関係となったほどです。
しかし、人間に対して一歩引いた立場を崩さない一方で、トールやルコアなどに誘われれば催しなどには参加しますし、人間である小林のためのメイド服もまじめに考えるほどで、社交性はあるようです。
また、人間のオタク文化になじんでおり、滝谷と一緒に参加したコミケではドラゴンの中でも専門分野である「呪いのかけ方」に関する本を売るも、一冊も売れなかったとのこと。
さらにリベンジとしてルコアをモデルとする本を作成し、サークル参加しますが、絵はうまくなっても内容が混沌としたものであったため、一冊も売れなかったそうです。
人間界では「大山猛」と名乗り生活していますが、基本的にゲームをしており、オンラインゲームや秋葉原巡り、パソコンの作成などをしており人間世界になじんでいますが、トールには「あまり人間の影響を受けすぎるな」と忠告をしています。
滝谷や小林さんを中心に人間とかかわることで人間との交流を良いものと思っている一方で、人間の影響を受けすぎるべきではないと思っているようです。
しかし、滝谷から「ファフさん」と言われており強い主従関係が結ばれる「固有の愛称」で呼ばれることを承知しており、小林さんからは「ファフッさん」と呼ばれることもあるなど、一番人間に影響を受けているのはファフニールかもしれませんね。
ファフニールのことを詳しく知りたい方は、スピンオフの『小林さんちのメイドラゴン お篭りぐらしのファフニール』が発売しされているので、そちらを見てみるといいでしょう。
滝谷 真(たきや まこと)
出典 「メイドラゴン」公式HP
住処 | 滝谷宅 |
所属 | 地獄巡商事 北千住事務所 |
CV | 中村 悠一 |
小林さんの同僚で、メイド談義ができる数少ない友人。
トールと小林さんを見て人間界に住むようになったファフニールを家に向かい入れ、ゲーム友達になっています。
外見を整えていますが、オタクモードになると眼鏡をかけて出っ歯になっており、語尾も「~でやんす」と変えていますが、オタクをほかに隠しているわけではないようです。ただし、翔太君が滝谷を尊敬仕手いることからオタクモードを隠しています。
コミケの常連で、大手壁際サークル「水竜堂」で創作活動しており、毎回完売しているようです。
他にも、ゲームも得意で、ゲームをほぼ毎日やっているファフニールと洗い物をかけて勝負するほどの実力を持っています。
滝谷はルコア曰く「傍観勢」と似ており、その状況を受け入れる準応力が高く、細やかな気遣いができる人柄のいい人物です。
作者から「都合のいい人間であろうとしてしまう典型的なお人好しタイプであり、空気を読むタイプの小林さんとは類友」との設定が明かされています。
ドラゴンのなかでも凶暴なファフニールに対して打算なく接することから、人間への警戒心が高いファフニールに「人間」への認識を変化させているようで、トールなどファフニールを昔から知っている者からすると、その関係性が不思議に思われるようです。
才川 リコ(さいかわ りこ)
出典 「メイドラゴン」公式HP
住処 | 才川宅 |
所属 | 朧塚小学校 小学3年生 |
CV | 加藤 英美里 |
カンナと同じ朧塚小学校に通う小学3年生の女の子。
わがまま・高飛車な性格のため「協調性のないちょっとアレな人」の扱いをされていましたが、実は勉強も運動もできる成績優等生です。
空手の大会で優勝したこともあり、自身の優秀さを分かっているのか、才川は自分を女王様のように思っている節があります。しかし、自分よりも美少女で運動も勉強もできるカンナが転校してきたことで当初は嫉妬してしまいましたが、カンナに惹かれていき、親友になりました。
カンナをドラゴンだと知りませんが、カンナの可愛らしさが大好きで、処理できないほどのカンナのかわいらしさに触れると「ぼへえぇぇ」と絶叫してしまいます。カンナと結婚したいとまで言っているほどです。
ちなみに、小林さんをカンナの母親だと勘違いしており、父親と紹介されたキムンカムイと小林さんの子供がカンナだと信じています。
また、姉のジョージを本人の希望でメイド扱いしており、普段は「ジョージー」と姉を読んでいますが、「お姉ちゃん」と呼び間違えそうになる瞬間もたびたびあります。
真ヶ土 翔太(まがつち しょうた)
出典 「メイドラゴン」公式HP
住処 | 真ヶ土宅 |
所属 | 朧塚小学校 小学5年生 |
CV | 石原 夏織 |
魔法使いの血を引き、「守護者」の父親を持つ少年です。
危険な悪魔を召喚してしまうところ、ルコアが割り込みで召喚されたため、ルコアを使い魔として居候させています。
魔法使いの鍛錬を一生懸命こなしており、難しい魔法使いの試験もクリアしてしまうほどの実力を持ち、放箒に乗って飛ぶのは苦手ですが、瞬間移動など使える魔法の精度は高く、トールからも才能を認められているほどです。ほかにも、イルマの千里眼を遮断したり、睡眠魔法を使えたりと多彩です。
しかし、大魔法使いである父親がいるため「七光り」と誹謗中傷を受けることもあるほどですが、ルコアを召喚したことでルコアに並ぶほど力をつけようと頑張っています。
小林さんたちとも仲が良く、一緒にゲームをしたり、催し物に参加したりと社交的な少年で、落ち着いた滝谷にオトナのカッコよさにあこがれています。
また、タケとは「胸が大きな女性からからかわれたくない」というシンパシーを感じており、6歳ほど差が開いていると思われますが、すぐに仲良くなりました。
キムンカムイ
出典 「メイドラゴン 9巻」
住処 | 異世界 |
所属 | 不明 |
CV | 未定 |
カンナの父親ですが、カンナのことを「同じ勢力の仲間」と認識しているたえ、親子の情を理解していないようです。
そのため、カンナがかまってほしいがために行ったイタズラの理由を理解できず、龍玉を壊した際に人間界に追放してしまいます。
しかし、龍玉を回収するためにカンナを連れ戻しに来た際に、小林さんの影響で過少しずつカンナとのかかわりが増え、父親とは何なのかを理解するようになってきました。
小林さんと酒の趣味が合うため、相性がいいようです。
ドラゴンとしての力は強大で、「山獣神(さんじゅうしん)」と呼ばれており、勢力争いに精力的で部下もたくさんいるほどのカリスマ・パワーを持ちます。しかし、ドラゴン特有の「乗せらせやすい」傾向が強く、腹心のアーカードに利用されてしまう失態も犯しています。
その後、小林さんが守護者となった際にはカンナにも会いに行き一緒に遊ぶなど、打ち解け始めており、小林さんにテルネに気を付けるように助言をするなど、小林さんに感謝しているのかもしれません。
アーカード/浅戸 建(あさど けん)
出典 「メイドラゴン 10巻」
住処 | 浅戸宅 |
所属 | 守護者の手足 |
CV | 未定 |
初登場時は、キムンカムイの軍勢の軍師を務め、さらにはルミネースの密偵も兼任していました。しかし、実際はドラゴンを憎んでおり、ドラゴンを苦しめ死に追いやるために両者を殺し合わせるのを目的としていました。
その理由は、過去にドラゴン同士の争いの巻き添えになっており、呼吸と妹を亡くしているようで、ドラゴンとドラゴンと仲良くしている人間を嫌うようになっていったためです。
魔法使いとしての腕前は高く、大魔法使いと言われる真ヶ土専務の弟弟子でもあります。さらに、ドラゴンの攻撃を通さない聖骸布のクロークをいつも身に着け、聖剣も所持しているため、対ドラゴンへの攻撃力はかなり高く、殺しても復活する呪いまでかけられています。
キムンカムイとルミネースを騙して激突させようとした罪があったことから、身柄は守護者である真ヶ土専務に任せられました。その後は守護者の仕事を任せられるようになり、興信所所属の探偵として活動するようになります。
その時に、ジョージを不良から助けたことをきっかけに「執事服が似合いそう」と好印象を抱かれ、事務所の掃除を任せるほど仲が良くなります。
メイドを自称するメイド好きのジョージーを変態だと蔑みますが、ジョージーに事務所の掃除を任せた際には「女の子一人にやらせるなんてカッコ悪すぎる」と、律義さ・真摯さを発揮してしまい、ドラゴンと仲良くしている人間と、友好関係を築くこととなりました。
ジョージー/才川 苗(さいかわ さなえ)
出典 「メイドラゴン 10巻」
住処 | 才川宅 |
所属 | 不明(中学3年生) |
CV | 後藤 邑子 |
本名は才川苗ですが、ジョージーと呼ばれることが多く、妹である才川リコにも呼ばせています。友人から「苗」と呼ばれても気が付かないレベルにまでなっています。
そこまでジョージーという名前にこだわるのは、ジョージーがメイドを愛しているからに他ならず、たとえ学生服を着ていたとしても「メイド服は心にまとうもの」とまでメイドに対する感性が達観しており、メイドとして家でもお手伝いをしています。
母親を奥様、妹をお嬢様と呼んでおり一見落ち着いた優しい人物に思われがちですが、メイド好きは常軌を逸しているため、主にアーカードからは引かれています。
しかし、小林さんとはメイドに対する考えが似ており、互いに「同志」と思っています。
ちなみに、アーカードに対しては「執事服が似合いそう」という理由で、不良から助けてもらった後もアーカードの後をつけるなどの行動もしており、メイドだけでなく、執事対しても並々ならぬ執着を見せています。
ダモクレス/終焉帝
出典 「メイドラゴン 9巻」
住処 | 異世界 |
所属 | 混沌勢 |
CV | 菅生 隆之 |
トールの父親で、混沌勢の代表に位置するドラゴン。
娘のトールには愛情をもって接しており、トールに請われて料理を教えてもいるため、関係性は良好です。
しかし、トールと一緒にいる小林さんを警戒するも、ルールを順守し危害を加えないなど、人間に対して中立的な立場をとり、むやみに人をころしません。人間にある程度の敬意は払っていますが、ドラゴンと人間の間に友好的な関係は続かないと確信しています。
トールが小林さんが好きで友好的な関係を真剣に築きたいと考えていると分かった際には、人間界の守護者ととーつと小林さんの関係性を探らせたり、人間界の神々にトールが人間界で過ごすことを認めるよう促したりと、娘に非常に甘いです。
トールには混沌勢・神々との戦いなど、ドラゴン特有のしがらみにとらわれてほしくないと思っていますが、トールを追い詰めてしまい、トールが瀕死になるほど無理な特攻をさせてしまったことを反省し、「ダメな親」だと自称しています。
テルネ
出典 「メイドラゴン 9巻」
住処 | 異世界 |
所属 | 調和勢 |
CV | 未定 |
調和勢No.2の古株で、エルマとは遠い血縁関係。
本人は姉を自称していますし、見た目もかなり似ています。センスは古く少々幼いですが、自身はセンスは優れていると思い込んでいるようです。
そのため、言葉遣いの古さやセンスについて終焉帝やキムンカムイと同じだと言われた際にはかなりショックを受けています。
また、最新のスマートフォンを持っていますが、ゲームに使っているのみのようです。
「始祖竜」と呼ばれるほどの歴史を持つ竜で小林さん宅に遊びに行った際には、「面白そうだから」という理由のみで、かなり自由奔放に生きています。キムンカムイからは「混沌勢よりも混沌としている」と言われるほどです。
キムンカムイからは小林さんに注意を促すほど危険視されており、調和勢の最大派閥「神和派」と過激派の「屠龍派」の関係が悪化していることから、定期的に行われている政略結婚をエルマに行ってもらおうとして、最新巻で小林さんとトールと対立し始めました。
テルネが登場するのはおそらく3期からだと思われます。
その理由は、『【アニメ】メイドラゴンの3期はいつ?話の続きは原作漫画の何巻から?』で予想しているので、そちらもあせてごらんください。
会田 タケト
出典 「メイドラゴン 10巻」
住処 | 不明 |
所属 | 高校生 / おぼろ商店 手伝い |
CV | 下野 紘 |
16歳、イルルを性的な目で見てしまいがちな一般男子高校生です。
祖母であるツバキが足を怪我してことをきっかけに、駄菓子屋の手伝いをする予定でしたが、アルバイトとしてイルルが入ったため、仕事内容を教えるためにイルルと一緒に働くこととなりました。
イルルのフォロー役を任されてはいるものの、イルルはまじめに働いている様子から普段はフォローを必要としていないようです。イルルには常識が足りていないために引き起こす問題のフォロー係を主にしているようです。
トールや小林さんたちの異質さには気が付いているようですが、イルルを追い出すことはなく世話を焼いているため、イルルからは小林さんの次に好きだと言われており、好意を向けられていますが、全く気が付いていません。
ぶっきらぼうで情に厚い人柄は年相応です。しかし、まだ小学生の翔太を対等として扱うなど、子供を子ども扱いしない点も人柄の良さが出ています。
ルコアと一緒にいる翔太を一目で同志だと気が付く勘の良さも持ち合わせています。
真ヶ土専務
出典 「メイドラゴン 8巻」
住処 | 真ヶ土宅 |
所属 | 地獄巡商事 北千住事務所 専務 /守護者 |
CV | 未定 |
翔太の父であり、小林さんが勤める地獄巡商事 北千住事務所の専務です。大魔法使いとして魔法使い界隈では名が知られており、最高位の「テリオン」を授けられています。
しかし、その魔法に使い方は倫理的には反しており、「未来視の能力で別世界の著書を書き写して売って魔法の研究費にあてる」など、ああくどいことも平然と行っています。
さらに、問題を犯して弟弟子のアーカードに「記憶を消すか、守護者として働くか」を強制的に選択させており、さらに小林さんにも守護者になってもらうなど、自身の仕事をほかの人に回すこともしばしばあるようです。
また、トールの父親である終焉帝とは知り合いでトールの人間界での様子を伝えるたり、ルコアのことについて知っても「呼んでしまったものを責任を持ってどうにかするのが一族の家訓」として翔太に一任したりと、人間界のドラゴンと関係性は広いのといえるでしょう。
神剣
出典 「メイドラゴン 10巻」
住処 | 小林さんの中 |
所属 | なし |
CV | 未定 |
トールが神々と単身で戦った際に刺された神剣で、小林さんの手で引き抜かれました。その後焦燥が不明でしたが、小林さんの魂の入り込んでおり、精神世界で自我が芽生えてしまいました。
自らを「どんな竜でも刺し貫くこと」を目的として神に作られただけで、それ以上でもそれ以下でもない剣でしたが、小林さんのなかで自我が芽生えたことで、小林さんを母親と認識しており、「外の世界を見てみたいから具現化してほしい」と願っています。
しかし、小林さんは神剣の使い方が下手で、一回具現化を失敗して部屋を壊してからは「もう具現化はしない」と宣言されています。
神剣も小林さんが力を使ったことで、力を使いはたして眠ってしまいます。
また、小林さんの影響を受けているため、「よりよい物語になること」を願うようにもなりました。
まとめ
メイドラゴンの相関図および登場人物同士の関係についてまとめてみました。
メイドラゴンの人間・ドラゴン同士の関係性は変化しやすく、そこが面白い部分かと思います。
漫画事態も面白いですが、アニメはオリジナルエピソードが追加されており、関係性を言葉だけでなく映像でも表現されているため、漫画派の方もアニメを見てみてはいかがでしょうか?
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