『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』は2019年から、遠藤達哉先生により「少年ジャンプ+」で連載中の人気漫画作品です。
連載開始時から国内だけでなく海外からのファンも多く、テレビアニメも2022年4月から分割2クールの形として、テレビ東京系列で放送開始されます。
本記事では、ユーリの性格を始め、正体や目的を明かしながら秘密警察に転職した理由を紹介。さらにユーリの恋人候補も考察します。
本作品の人物相関図は「スパイファミリーの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
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目次
ユーリ・ブライアとは
ユーリ・ブライアはヨルの弟です。
幼少期だった頃に両親と死別したため、姉のヨル1人の手で育てられました。
ユーリのプロフィール
表向きの職業 | 外務省の職員 |
本業 | 秘密警察 |
保安局での階級 | 少尉 |
年齢 | 20歳 |
少女期の頃から殺し屋稼業を始めていたヨルに養ってもらえたおかげで、順調なエリートコースを進んだ末に外務省への就職を果たしたものの、本編よりも1年前の時期から国家保安局SSSに移り“秘密警察”に転職しています。
自身の本業はヨルや知人たちには隠していますが、ユーリもヨルの本業やロイドとの結婚が偽装でしかないことも知らされていません。
ユーリの性格 | 優しさと冷酷さを併せ持つ
基本的には爽やかな笑顔で人当たりも良い好青年ですが、秘密警察としての職務中では、犯罪者に対する拷問や脅迫まで平然と行えてしまう冷酷さも併せ持っています。
しかし、どんなに冷酷に変わった場合でも「人への優しさ」が完全に消えるわけではありません。
41話で捕らえたフランクリンの家族事情を知った時には、本人を容赦なく逮捕する一方で、残された父親への生活支援にもできる限りの協力をしようとしていたのです。
ユーリの声は声優「小野賢章さん」が担当
ユーリの声を担当している声優は「アニモプロデュース」に所属している小野賢章さんです。
小野さんは4歳の頃から子役デビューしており、小学生時代から舞台での出演もこなされてきましたが『ハリーポッターシリーズ』での吹替がキッカケで、声優への道も志すようになりました。
小野賢章さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『機動戦士ガンダム-閃光のハサウェイ-』ハサウェイ役
- 『黒子のバスケ』黒子テツヤ役
- 『ジョジョの奇妙な冒険-黄金の風-』ジョルノ役
- 『文豪ストレイドックス』芥川龍之介役
ユーリは姉(ヨル)を大好きなシスコンだった
ユーリは「姉(ヨル)を大好きなシスコン」であることが最も大きな特徴であり、性格やキャラクター性を語る上で1番外せない要素になります。
どんなに重傷を負わされようとも、殺人的な味の料理で身体を壊されようとも、姉を嫌ったことなど一度もありません。
それ程までに溺愛してきた姉の結婚を、お隣さんのドミニクから聞かされた時のショックも相当に大きかったのです。
異常ほどのシスコンですが、幼き頃に両親を亡くしたユーリにとって、自分を育て上げてくれたヨルは姉というだけではなく“母親”のような存在でもあったはずです。
さらに、今では姉のヨルだけがユーリにとって残された肉親なのですから…ユーリの立場や境遇に立って考えることで、少なからず共感もできますよね。
ヨルの強さや能力などの詳細は「【スパイファミリー】ヨル(いばら姫)の強さ・能力やかわいい魅力を徹底解説」の記事を参照ください。
ユーリの正体と目的|秘密警察になった理由
秘密警察に転属した理由も含める形で、ユーリの目的についても迫っていきます。
ユーリの正体|国家保安局の秘密警察だった
外務省で働いていたユーリは、本編より約1年前からは国家保安局SSSに異動したうえに「秘密警察」として働き始めています。
自身が秘密警察になったことはヨルにさえ内緒にしていますが、それは汚れ仕事を進んでこなす中で大切な姉を巻き込まないようにするためです。
さらに秘密警察となってからは、黄昏(ロイド)のことも追い始めており、保安局へ連行されてきた犯罪者に対しては冷酷な尋問や拷問をする中でもロイドのことを執拗に聞いていました。
ユーリの目的|秘密警察になったのは姉と東国を守るため
ユーリの本当の目的とは「姉がいる東国を守ること」であり、そのためならどんなに卑劣かつ冷酷な手段も躊躇なく実行します。
秘密警察になってから執拗に黄昏(ロイド)のことを追い始めたのも、ユーリにとってロイドの存在とは、東国を混乱に陥れている“悪の張本人”であると同時に「保安局の天敵」でもあるとみなしたからです
つまり、ユーリにとっては「黄昏(ロイド)を捕らえること」こそが姉と東国の平和につながると考えているわけです。
ロイド(黄昏)の強さや能力・ミッションの詳細は「【スパイファミリー】ロイド(黄昏)の強さ・能力やミッションを徹底解説」の記事を参照ください。
ユーリの新たな目的は姉からロイドを引き離すこと
お隣さんのドミニクから「姉(ヨル)の結婚」を知らされたことでフォージャー家に訪問したユーリですが、完全にロイドのことを”姉の夫”として認めたわけでなく、今でも「邪魔な存在」と思いながら敵視しています。
もしもロイドが少しでもヨルを泣かしたり悲しませたりするようなことがあれば処刑や牢獄送りにして「姉から完全に引き離してやろう」とまで目論むようになり、これこそがユーリにできた新たな目標となります。
ちなみに、ユーリはロイドこそが自分の追い続けている”黄昏”本人であることに、まだ気づいていません。
そのため、ユーリにとっては敵視すべき標的が2人に増えてしまったわけですね…。
ユーリの強さと能力|優秀な頭脳とタフな肉体
優秀な頭脳は秘密警察の職務でも役立っている
ヨルに育ててもらったユーリは、姉に報いるために幼少期の頃から懸命に勉強してきた結果、外務省への就職を果たしました。そんなユーリのもつ優秀な頭脳は、まさに幼少期からの“必死な努力の賜物”と言って良いでしょう。
その頭脳は秘密警察での職務でも充分に役立っており、同じ保安局の同僚や先輩たちよりも先に証拠を掴み出して犯罪者たちの捕らえていました。
11話では先輩たちがどんなに尋問をしても口を割らなかったヘイワードに対して、前もって準備していた証拠品を見せて悪事を認めさせることに成功しています。
さらに41話で担当したフランクリン捕獲任務では、フランクリンが書いた”東国を中傷する内容の文書”を送ったことを突き止めていた上、封筒に書かれた宛先の文字を瞬時に見抜くことで発送されることを防いだのです。
(ちなみにフランクリンと取引していた相手も、この時点で既に逮捕していたようです)
しかしユーリ自身がどんなに優秀でも、子供に勉強を教えることには不向きなようです。
ヨルから頼まれたために、イーデン校での中間考査(試験)を控えたアーニャの家庭教師を務めたこともありましたが、2人一緒に疲れ果てた末に、ユーリが先にギブアップした形で帰ってしまう始末でした。
肉体のタフさはヨルの料理で鍛えられてきた
ユーリは常人を遥かに超える「肉体のタフさ」により、2日徹夜しても普通に動ける体力も持ち合わせています。
ここまでタフな肉体のなれたのは、日頃の筋トレ以上に幼少期から毎日のように食べさせられてきた「ヨルが作る料理で鍛えられた賜物」だったのです。
ヨルの料理の腕前が壊滅的で、殺人的な味の料理を食べると同時に吐き続けながら、何度も死の淵に落とされながらも生き抜いてきました。
これはある意味一種の料理療法とも言えるかもしれませんが、この鍛え方によって得られたタフさと同時に代償も大きかったのです。
ユーリは大好きな姉の殺人的な味の料理を食べ続けてきたために、味覚を完全に壊されてしまっていました…。
戦闘能力・推理能力ともにヨルやロイドには劣る
他の秘密警察たちをも群を抜くほどに優秀な頭脳とタフさを得たユーリですが…戦闘能力と推理能力においては、現時点ではヨルやロイドには劣ります。
ヨルは殺し屋としての戦闘能力が極めて高く、もしも姉弟による直接対決を行った場合、ユーリの敗北は目に見えています。初めて訪れたフォージャー家の中で再会した時も、ヨルが投げつけたフォークのスピードも見切れていなかった上、完全に酔ったヨルから放たれたビンタを喰らっただけでも出血多量による重傷を負わされてましたからね…。
それでも死なずに済んだのは、ヨルの殺人的な料理で鍛えられたタフさのおかげと言うべきですが…タフさだけで戦闘に勝てるはずもなく、重傷を負った後も帰らずフォージャー家に居座り続けていたら、そのままヨルからのビンタを受け続けて間違いなく殺されていたでしょう。
一方、推理能力においてもスパイを本業とするロイドには今一歩及んでいない印象があります。
初対面で会話を少し交わしただけでもロイドは「ユーリの話し方や問答の仕方」を聞いて、ユーリが今は外交官でなく“秘密警察”であることを見抜かれてしまいました。
それに比べてユーリはロイドのことを「姉を奪った邪魔な存在」という意識ばかりが強まった影響もあるものの、結局はロイドの本業(スパイ)や2人が実は偽装夫婦でしかないことには気づけませんでした。
今後はヨルやロイドを超える強さや能力を得る可能性も高い
現時点では強さも推理能力もヨルやロイドには劣るユーリですが、今後の戦闘経験や鍛錬、そして多くの推理も含めた任務をこなしていくことで、この2人をも超える逸材に化ける可能性も高いです。
確かにヨルの殺し屋としての戦闘能力と、ロイドのスパイとしての変装や推理能力は他の追随をも許さない程に高いです。しかし、この2人の強さや能力はストーリー開始の時点で既に完成されてしまっているように感じます。
それに対して、ユーリはヨルやロイドよりもまだ若い上、秘密警察としてのキャリアもまだ1年程しかありません。
年齢も含めて、戦闘も推理もまだまだ経験不足ということは「今後の努力や経験次第で、まだまだ伸び代があり大きく成長できる可能性も高い」ということです。
ユーリの恋人候補はフィオナ(とばり)
現在も姉を大好きであることに変わりないユーリですが、いずれは彼にも他の女性との恋話も持ち上げられるはずです。
そして、ユーリにピッタリな恋人候補を挙げるとすれば「夜帷(とばり)」しかいないでしょう。大好きなヨルとは姉弟同士ですし、アーニャやベッキーとは年齢が離れすぎていますからね。
本編内ではまだ出会っていないユーリと夜帷(とばり)ですが、実はこの2人にはフォージャー家に対する「意外な共通点」があります。それはユーリと夜帷(とばり)が自分の好きな人において、ロイドとヨルが”邪魔者”であることです。
少し変わった共通点をキッカケにお互いの交流を深めながら、恋人同士や結婚にまで辿り着くことは十分考えられるでしょう。
しかし、この2人の場合は出会い方が非常にの難関です。
ユーリは女スパイの夜帷(とばり)ではなく、あくまでも「病院事務のフィオナ」と出会う必要があるためです。
夜帷(とばり)とユーリとの意外な共通点の詳細を知りたい方は「【スパイファミリー】夜帷(とばり)はロイドと結ばれる?正体やかわいい魅力も紹介」の記事を参照ください。
まとめ
今回は、ユーリの性格や正体、秘密警察に転職した理由や目的にも迫ってみました。
ユーリのシスコン度は常軌を逸している印象も否めませんが、それでもヨルのおかげでエリートコースを進めたことも事実ですし、残された1人を大切に想う気持ちは分かりますよね。
強さや能力においても、これからも多くの任務や戦闘を重ねていくことで、最終的にはヨルやロイドをも超える存在にまで成長する可能性にも期待したいです。
本作品の全巻ネタバレの詳細は「【スパイファミリー】原作の全巻ネタバレ解説 | 謎や伏線回収なども考察」の記事を参照ください。
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