「文豪ストレイドッグス」(略称:文スト)の考察・解説まとめ一覧でご紹介。
文豪ストレイドッグスとは
『文豪ストレイドッグス』は、朝霧カフカ、春河35による日本の漫画作品。現代横浜を舞台に、中島敦、太宰治、芥川龍之介といった文豪たちが繰り広げる異能アクションバトル漫画。
2013年1月号の「ヤングエース」で連載が開始され、現在シリーズ累計850万部(電子含む)を突破。ノベライズやアニメ化など、様々なメディアミックスも展開中。
文豪ストレイドッグスのあらすじ
孤児院を追放され、ヨコハマを放浪する少年・中島敦は鶴見川で入水していた太宰治を助ける。それをきっかけに敦は太宰が所属する異能集団・武装探偵社が追う「人食い虎」の捜索を手伝うことになり、太宰と共に虎の出現を倉庫で待つことになる。そのとき、太宰は敦こそが虎の正体だと告げる。実は敦は無意識のうちに異能力、「月下獣」で虎に変身して徘徊しており、それゆえに孤児院を追い出されていたのだ。敦は自分の能力を制御出来ず、虎に変身して、太宰に襲いかかるが、太宰は相手の能力を無効化する異能力「人間失格」を発動して、敦を鎮静化させ、さらに敦が武装探偵社に入社出来るよう尽力する。
入社試験を経て武装探偵社に入社した敦だったが、なぜか海外の異能者団体から莫大な懸賞金が敦にかけられていた。ヨコハマの港を縄張りにするポートマフィアの構成員芥川龍之介はその懸賞金目当てに敦を執拗に狙うが、部下の泉鏡花の裏切りもあって、敦に逃げられてしまう。
芥川が敦の身柄を確保することに失敗したことを知った組合(ギルド)団長、フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルドは自らヨコハマに乗り込み、敦の身柄と願いをかなえる「本」を手に入れるため、横浜を完全に廃墟とする計画を実行に移す。ヨコハマを守るため、武装探偵社とポートマフィアは一時的に手を結び、敦と芥川がフィッツジェラルドに立ち向かう。圧倒的な戦闘能力を誇ったフィッツジェラルドだったが、2人の攻撃でバランスを失い、空中要塞白鯨から落下して行方不明となる。さらに鏡花の捨て身の攻撃で白鯨も横浜の市街地から離れた海に落下する。
その頃、死の家の鼠頭目フョードル・ドストエフスキーは組合の資産を強奪すると同時に、武装探偵社・ポートマフィアを共に殲滅させるための計画を実行に移し始めていた。彼の計画により、武装探偵社とポートマフィアは全面抗争に突入する。抗争は、夏目漱石によりもたらされた情報により死の家の鼠の異能者を逮捕し、さらにフィッツジェラルドの協力によりドストエフスキーを逮捕したことで終結した。
その後、異能特務課に研究のため一頁だけ切り取られて保管されていた白紙の文学書の力により、武装探偵社は犯罪組織、天人五衰に仕立てあげられる。
出典:Wikipedia
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文豪ストレイドッグスの人物相関図
文豪ストレイドッグスの登場キャラクター
文豪ストレイドッグが人気の理由
『文豪ストレイドッグス』はアニメ化したり映画化したり舞台化したりするほど面白いといわれるのはどうしてでしょう?
その理由は、主に以下の点に面白さがあるためです。
- 本格的な異能力バトル
- 魅力的なキャラクターデザイン
- 予測不能なストーリー展開
- 文豪たちの人間関係
女性だけでなく男性にも面白いと人気の理由を、詳しく紹介します。
本格的な異能力バトル
男性向けから女性向けまで「バトルアニメ」カテゴリされるアニメは数えきれないほどあり、面白いといわれるものからつまらないといわれるものまであります。
『文豪ストレイドッグス』はただのバトルアニメではありません。「異能力バトル」だから面白いのです。
『文豪ストレイドッグス』に登場する文豪たちは、そのほとんどが「異能力者」です。
例えば……主人公・中島敦の「月下獣」は虎に変身する異能力、太宰治の「人間失格」は異能力を無効化する異能力、中原中也の「汚れつちまつた悲しみに」は重力操作ができる異能力を持っていますね。
戦闘向きから暗殺向きの異能力まで、異能力者は異能力をフル活用して戦闘します。
当然、ただのバトルアクションとは比べものにならないほど、ビックスケールな戦闘が繰り広げられるのです。
ですが、『文豪ストレイドッグス』の異能力バトルの面白さはこれだけではありません。頭脳戦が繰り広げられることもあるのです。
ビルひとつが吹っ飛ぶようなバトルもあれば、探偵もののように推理をするようなバトルもあるので、見ていてまったく飽きることがありません。
魅力的なキャラクターデザイン
『文豪ストレイドッグス』といえば、女性ファンを惹きつけてやまない、魅力的なキャラクターデザインではないでしょうか。
イケメンしかいないのでは…?というほど、文豪たちはイケメンです。
イケメンキャラクターたちが異能力でバトルをするのですから、キャラクターの設定やストーリーの内容に関わらず、見ているだけで満足してしまう女性も少なくないはず。
春河35(はるかわさんご)先生は、キャラクターをデザインするとき「目やシルエットにこだわりました」とのことです。
確かに、『文豪ストレイドッグス』の登場人物の目は、目の形といい色といい、とても印象的ですね。特に、アニメでは目の色合いがひときわ引き立ちます。
また、スタイリッシュなシルエットも『文豪ストレイドッグス』らしいといえるでしょう。シルエットだけでもキャラクターが判別できるアニメはそうそうありません。
予測不能なストーリー展開
最初は武装探偵社とポートマフィアの異能力バトルでしたが、北米の組合(ギルド)との抗争で敵対していたふたつの組織が協力関係になるなど、『文豪ストレイドッグス』のストーリーは次に何が起こるのかまったく予想ができません。
特にアニメでは、ポートマフィアの太宰治が組織を抜け出すきっかけとなった出来事を取り上げた「黒の時代」、ポートマフィアでは相棒だった太宰治と中原中也の出会いを描いた「十五歳」など、過去のエピソードも盛り込まれ、現在と複雑に絡み合い、さらに物語を面白くしています。
また、ストーリーの合間にはコメディ回もあるので、見ていて「だれる」こともありません。
文豪たちの人間関係
『文豪ストレイドッグス』は文豪たちの人間関係も見どころのひとつです。
例えば、現在は武装探偵社の社員ですが、昔はポートマフィアの幹部であった太宰治。
ポートマフィアの首領・森鴎外や元相棒・中原中也など、武装探偵社では社長の福沢諭吉、現相棒の国記独歩、探偵社にスカウトした中島敦など、過去と現在にわたって人間関係が多岐にわたります。
武装探偵社の中島敦とポートマフィアの芥川龍之介も、ストーリーが進むにつれただの敵対関係からライバルであり相棒でもありといえる関係に変わっています。
ストーリーの展開とともに変わる人間関係も面白いといえるでしょう。
実在の文豪がモデルになっている
『文豪ストレイドッグスの特徴ともいえるのが、実在の文豪がモデルになっているということ。
実在の文豪の著作であったり、逸話であったりが盛り込まれているのも面白いところでしょう。
太宰治が自殺マニアだったり、中原中也の体格が小柄だったりするのも、実在の文豪と同じなのです。『文豪ストレイドッグス』は実在の文豪との共通点まで楽しめます。
文豪の地元、文豪ストレイドッグスの博物館や資料館などともコラボレーションしているので、さらに面白いですよね。
文豪ストレイドッグスの公式サイト