3期まで放送した『文豪ストレイドッグス(通称:文スト)』は、文豪の名前が付いたキャラクターが活躍する異能力系バトル漫画・アニメです。
その中でも、太宰治は、どのアニメでも最強の位置に君臨する「無効化」の異能を持ちます。
ルックス・能力・性格・頭脳・声優さん…どれをとっても人気なキャラクターです。
今回は、文ストの太宰治の性格や異能力・強さ、前職や声優情報を紹介していきます!
小説版・単行本21巻までのネタバレを含むから、アニメ派の方はネタバレ注意だよ!
【文スト】太宰治とは
文ストの太宰治は、主人公中島敦が最初に出会った武装探偵社の社員であり、恩人です。
敦は、太宰をきっかけとし、成長を重ねていきます。
【文スト】太宰治のプロフィール
年齢 | 22歳 |
身長 | 181cm |
体重 | 67kg |
血液型 | AB型 |
誕生日 | 6月19日 |
好きな食べ物 | 自殺・美女・酒・蟹・味の素 |
嫌いな食べ物 | 犬と中原中也 |
ニックネーム | 「包帯無駄遣い装置」、「迷惑噴霧器」、「唐変木」 |
外見はかなりのやせ型で、手足は細く、筋肉はあまりついていないようです。
15歳の頃は黒いコートを着込んで顔や手を包帯が覆い隠すほどでしたが、22歳の太宰の服装は砂色のコートを着込んでおり、見える部分では包帯が両腕のみと控えめです。
2年前に購入した『完全自殺読本』が愛読書であり、自殺を何度も試みているようですが、未だ死ねません。
今では美女との心中に、自殺の方向性をシフトしており、美女を見るたびに心中を誘っています。
【文スト】太宰治の声優は宮野 真守さん
#夜中のだいたい5分ラジオ #宮野真守 さんに密着!
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— Amazon Prime Video(プライムビデオ) (@PrimeVideo_JP) October 29, 2021
宮野真守さんは数々の作品に出演しており、声優としてだけなく俳優としても活躍しています。
かっこいい二枚目キャラからギャグキャラまで幅広く演じられ、歌・踊りもお笑いタレントとしても活躍できるバイタリティを持ちます。
紅白歌合戦にも登場した実績もある、超人気声優さんです。
代表キャラクター(作品名) ・宮侑 (ハイキュー!! TO THE TOP) ・夜神月 (DEATH NOTE) ・刹那・F・セイエイ (機動戦士ガンダム00) ・一ノ瀬トキヤ (うたの☆プリンスさまっ♪)
個人的に、七つの大罪(宮野さんはギルサンダー役)の声優さんの舞台の時のラスボス感とか、出てくるだけで笑いをとるセンスとか、梶くんと掛け合いとかが好きだな♪
【文スト】太宰治の異能力を紹介
異能力―人間失格:直接触れたありとあらゆる異能を無効化する異能
太宰治CV宮野真守¦文豪ストレイドッグス pic.twitter.com/9qGl0XxFiK
— 使いません (@animebot15) August 21, 2016
文ストの太宰の異能力はかなり強力です。
太宰の異能は最強といっても過言ではないほどの異能力であり、希少性があるのか、いまだ文ストの世界でも太宰しか所有者は登場していません。
【文スト】太宰治の異能力は「人間失格」
太宰の異能力である「人間失格」は、無効化の能力を持ちます。
異能の効力は、直接触れている限り。
ただ、発動前・発動中・発動後関係なく触れるだけですべてを無効化します。
与謝野晶子の治療を受けられないと発言しているため、太宰の意思で切り替えはできない常時発動型の異能のようです。
小説版「55Minutes」では、太宰の死を救うために与謝野晶子の異能を使うシーンがあります。
しかし、「心臓は動いているが脳に血が及んでいない」という特殊な状況下でのみ作用するため、太宰が異能を受けるタイミングは非常にシビアなようです。
【文スト】太宰治は双黒の1人
太宰はポートマフィアの出身であり、その際は中原中也とセットで「双黒」と異名がついており、恐れられていました。
その理由はもともと個々人で能力が高かったこともありますが、異能の組み合わせが良すぎて、2人に敵う者がほぼいない状態だったためです。
中原中也の「重力操作」の異能はかなり強力で、「門を開く」ことさえできれば世界を壊しかねないほどの威力を誇ります。
中也の兄も全く同じ異能を所有しており、彼が「門を開いた」際には《獣性》形態となり、重力子放射を複数回放てるほどに。しかし、自我が飛んで制御ができなくなってしまう欠点があるため、乱用できるものではありません。
中也は中也の兄とまったく同じ異能を持っているため、ほぼ同じことができるでしょう。実際に中也は《獣性》形態と並ぶ「汚濁(おぢょく)」形態となった際には荒覇吐として、ヨコハマの一部を削り取っています。
そんな、操作がきかないかわりに強すぎる異能を持っている中也と、異能を制御する太宰の異能の相性は完璧でした。らに、太宰は頭脳明晰で作戦立案が間違っていたことはないと言い切れるほどの先読み・指示能力を持ちます。
太宰が弱点を見抜き、中也が攻撃し、最終手段である「汚濁」という切り札を持っていることから、2人は「双黒」と恐れられるようになったのです。
【文スト】太宰治の強さ
太宰の強さは異能だけではありません。
優れた頭脳による後方支援・単体で組織さえ動かす人脈など、後方支援が特に優れています。
【文スト】太宰の強さは天才的な頭脳
太宰は後方支援に長けており、ポートマフィアとギルド(組合)と武装探偵社との戦い…「三社戦争」では、太宰の作戦・予測の元、武装探偵社は最高の結果を迎えています。
ヨコハマを巻き込む大規模な戦いがありましたが、泉鏡花を救うためにポートマフィアの尾崎紅葉・泉鏡花自身を説得し、鏡花の過去を清算したうえで武装探偵社の入社試験を突破させました。
さらに、敦をギルドの本部に乗り込ませた際には、敦の行動を先読みし、助けられるように上空を常に監視して救出。ギルドの異能力者対策でヨコハマ中にジャミング用の罠を仕掛けていました。
最終結末を乱歩さんと同じ速度で思考をすすめられるほどで、太宰は頭脳明晰です。
また、太宰が本気を出せば、「織田作が生きて小説を書いている唯一」の世界のためにヨコハマの闇であるポートマフィアを手中に収めていたので、条件を設けなかった場合、太宰がヨコハマを支配するのも容易ではないでしょうか?
太宰と同じレベルの頭脳となると、フョードル・ドストエフスキーしかいないんじゃないかな?
前職で得た人脈
太宰の前職はポートマフィアです。
最年少幹部として、様々な逸話を前職で残してきた太宰は、ポートマフィア内で恐れられています。
特に拷問の腕前や作戦立案能力、双黒としての実績を知っている者からすると恐ろしい存在でしょう。実際、太宰から手紙を送っただけでポートマフィアを意のままに動かすことも可能なほどでした。
太宰は名前や事績がポートマフィア内外に知られていおり、ポートマフィアの幹部の過去や弱点や、ポートマフィアに在籍して際に知りえた異能力者の存在を把握しています。そのため、その頭の中に眠る記憶やポートマフィア関連の人脈は強力です。
太宰がポートマフィアを抜けた際には、今まで会ったこともなかった内務省異能特務課長官の種田長官に足抜けを手伝ってもらっており、人脈を作る能力も非常に高いといえるでしょう。
【文スト】太宰治の前職・過去
太宰の前職はポートマフィアです。
ポートマフィアに入るきっかけや武装探偵社に入るきっかけを紹介します。
【文スト】太宰治はポートマフィアの元最年少幹部
太宰は、もともとただの自殺未遂の14歳の少年でした。
ポートマフィア首領の専属の医者だった森鴎外と、森鴎外のもとに担ぎ込まれた自殺未遂の太宰は何もかかわりがない他人でした。しかし、太宰が居合わせた日、森鴎外が目の前でポートマフィアの首領を殺害し、遺言を偽装したことで共犯者となります。
「首領の座を、先代の首領から森鴎外が受け継いだ」と証明する唯一の生きた証人として、森は太宰を重宝しますが、太宰が生き続けていることで森首領のアテが外れます。
森首領が思った以上に太宰が有能であったため、当時15歳の太宰をポートマフィアに招き入れ、出世街道をつきすすみ最年少幹部となりました。
太宰がポートマフィアに入った理由は映画の特典小説の「太宰、中也、十五歳」で読めるし、アニメにもなっているよ。
【文スト】太宰治がポートマフィアから武装探偵社に入社
文ストが始まった当初、太宰はすでにポートマフィアを抜けて武装探偵社に在籍しています。太宰がポートマフィアを抜けたのは、親友である織田作之助が死亡したためです。
当時、ヨコハマに流れ着いてきた「ミミック」という組織は大戦の敗残兵の一団であり、戦場で死ぬために自分を殺せる人物を探していました。
ポートマフィアの森首領は、ミミックを利用してヨコハマの内務省異能特務課長官である種田長官から異能開業許可証(いのうかいぎょうきょかしょう)を引き換えにミミックを討伐を依頼され、織田作之助にミミックの首領である「アンドレ・ジイド」を殺すように仕向けます。
暗殺者として高い実力を持ち、アンドレ・ジイドと同じく未来の読む異能を持っている織田作之助は、唯一一対一でアンドレ・ジイドを殺せる人物と言えるでしょう。
しかし、織田作之助は「絶対に人を殺さないマフィア」として名をはせていました。織田作之助い殺しをさせるために、森首領は織田作之助が大切にしているポートマフィアによる戦争孤児の存在をリークし、ミミックに殺させます。
織田作之助は子供を殺された怒りもあり、アンドレ・ジイドと相打ちになって死亡します。このことをきっかけに、太宰は、織田作之助を死に追いやったポートマフィアのもとを去ることとなります。
武装探偵社に入る際は、種田長官に渡りをつけ、自身の経歴を抹消させるために2年間地下に潜ります。きちんとした入社試験を経て太宰は、入社となりました。
織田作之助については、『【文スト】織田作之助の性格や異能力・強さ|過去や死亡経緯・声優情報を紹介』で解説しているので、合わせてご覧ください。
【文スト】太宰治と芥川龍之介の関係性
太宰と言えば、芥川龍之介の関係性が有名でしょう。
太宰と芥川龍之介の関係性や出会ったきっかけ解説していきます。
【文スト】太宰治は芥川龍之介をポートマフィアにスカウトした
20巻では、太宰が「初めて出逢った時を憶えているか?」と問いかけに対し、芥川は「人生のすべての記憶を失おうとあの夜だけは忘れぬ」と即答しています。それほど芥川にとって印象的な出会いだったのでしょう。
もともと貧民街の浮浪児だった芥川ですが、妹の銀を含めた複数人の子供たちと寝食を共にしていました。そのグループのルールは一つ、「仲間が傷付けられれば、他の全員で敵を討つ」というものです。
ポートマフィアの下部組織の構成員に仲間全員を殺された芥川は、ポートマフィアを襲撃し、そこで太宰の勧誘を受けて部下となります。
その後、厳しい太宰の扱きを受け、異能力の扱い方や戦闘能力を身に付けていきます。しかし、太宰の部下だった時に彼に認められなかったことで、「太宰に認められる」ことに執拗にこだわっており、認められるために組織の命令違反は日常茶飯事だったようです。
太宰の芥川への対応は悪く、唯一褒めたのは三社戦争で芥川と敦が協力してフィッツジェラルドを倒した時のみ。その際は、芥川は許容オーバーしたためか、気絶してしまいました。
一方、太宰は、基本的に芥川の異能をけなし、敦と比べては低く見る言動が多いです。しかし、才能については「遠からずマフィア最強の異能力者になる」と認めており、ポートマフィアに誘った理由も「新たな双黒」になってもらうためだと、芥川に明かしています。
敦は、「太宰さんはとっくに認めていると思うぞ」と言っているし、認めているんだろうね。
芥川龍之介は太宰治に認められたい
芥川龍之介は太宰治に認められたいがために、ポートマフィアや武装探偵社との垣根を越えて太宰を慕っています。
太宰に認められることがついぞなかった芥川は、敦と戦う「新たな双黒」である限りは太宰に必要とされているのだと実感しています。
そのため、敵を倒せなくなった場合、太宰がポートマフィアを抜てた時同様に「太宰の不用品」に戻ってしまうと思い込んでいます。
芥川は肺の病で除妙が長くありません。そのため、「生きる意味」にこだわって生きています。そのためならば、自身の死もいとわず太宰のために生きて死亡します。
最新21巻現在では、敦を救うために死亡しました。
太宰が芥川になにか人間らしい感情を抱いていればいいんだけどね。
まとめ
文ストの太宰について、まとめてみました。
15歳から青青の時代からの武装探偵社の時代へと、太宰を取り巻く環境は若いうちから変化し続けています。
21巻ではテロリストにまで上り詰めているため、牢獄に入所しています。太宰が今後どうなるかが楽しみですね。
アニメの4期も待ち遠しいです。
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