『文スト』の江戸川乱歩は、異能すらも超える頭脳を持っています。あの太宰でも完全にはわかっていなかった事件も、乱歩さんにかかればすぐにわかってしまいます。
そんな頭脳明晰な探偵社の顔である乱歩さんは、子供っぽい言動も多く、そのギャップが人気でもあります。
今回は、そんな乱歩さんの名言・名セリフを紹介していきます。

21巻までのネタバレを含むから、アニメ派の方は気を付けてね♪
江戸川乱歩の名言・名セリフ

出典:文豪ストレイドッグス公式サイト
乱歩さんは、頭脳明晰で、すべてを見通すような推理能力を持っています。
加えて、自分を偽らず、福沢社長が大好きだと公言するようなセリフも似合っているため、ファンも多いキャラクターです。
今回は、漫画21巻までの登場す乱歩さんの名言の一部を紹介していきます。
僕列車の乗り方判んないから

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乱歩さんは常に尊大な物言いをしますが、実際に乱歩さんの能力は高いですし、周囲も認めています。
襲撃事務所がぐしゃぐしゃになっていても手伝いすらしない乱歩さんを誰も咎めない空間で、だれもが乱歩さんの能力や功績をほめたたえます。
しかし、実際は列車の乗り方すら人に頼るほどの生活力の無さも両立している、不思議な存在ですね。
国木田「小僧ここはいいから乱歩さんのお供をしろ。現場は鉄道列車で直ぐだ。」
敦「ぼ 僕が探偵助手ですか?そんな責任重大な。」
乱歩「真逆 二流探偵じゃあるまいし助手なんて要らないよ。」
敦「え?じゃあ何故。」
乱歩「僕列車の乗り方判んないから。」

初めて乱歩さんにあった人はどこまでが本当なのか判断しかねるよね。
僕の座右の銘「僕がよければすべてよし」だからな!

出典:文豪ストレイドッグス公式サイト
自由奔放な乱歩さんは、市警を無能と断じます。
人を馬鹿にし、それでも人を愛し続ける乱歩さんの座右の銘は自分勝手すぎるのですが、乱歩さんらしさを表すまさに名言といえるでしょう。
乱歩さん「僕の能力「超推理」は一度経始すれば犯人がだれで何時どうやって殺したか瞬時にわかるんだよ。のみならず、どこに証拠があってどう押せば犯人が自白するのかも啓示の如く頭に浮かぶ」
刑事「巫山戯るな貴様は神かなあにかか!そんな力があるなら俺たち刑事は皆免職じゃないか!」
乱歩さん「まさにその通り。漸く理解が追いついたじゃないか。」
刑事「―――ッ!」
太宰「まあまあ刑事さん落ち着いて、乱歩さんは終始こんな感じですから。」
乱歩さん「僕の座右の銘は『ぼくがよければあすべてよし』だからな!」
敦「座右の銘を聞いてこんなに納得したのは初めてだ…」
そこまで云われちゃしょーがないなあー!
鏡花とデートをしていた敦はあ懸賞金がかかったままだったため、芥川に重傷にされ、そのまま攫われてしまいます。
乱歩さんは福沢社長が敦の救出を社に出しますが、乱歩さんはやる気になれません。理屈では、敦を助ける意味がないと判断しているためです。
しかし、福沢社長の一言で気分が上昇します。
落差が激しく、福沢社長第一な乱歩さんらしいシーンですね。
福沢「出番だ」
乱歩さん「…やんないと駄目?」
国木田「乱歩さんここはどうか……」
福沢「乱歩 若し恙なく新人を連れ戻せたら」
乱歩さん「特別賞与?昇進?結構ですよどうせ…」
福沢「褒めてやる」
乱歩さん「そ—」
乱歩さん「そこまで云われちゃしょーがないなあー!」
やあ 素敵帽子君

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ギルドとポートマフィアと探偵矢が争っている最中、中也がメッセンジャーとして探偵社に乗り込むシーンでの言葉です。
中也を恐れれずにイジれるキャラは少ないでしょう。
今回は、遠く離れた位置で無線で喋った…ということもありますが、危機を察知していたはずの乱歩さんは少しの調子も崩さない様子が魅力的なシーンですね。
乱歩さん「成る程 …そう云う事か」
乱歩さん「組合のご機嫌ん二人組に情報を渡したのは君かい?」
中也「あ?…そうだが? (素敵帽子…)」
乱歩さん「組合は僕達と同じように罠を疑った筈だ しかし彼等は食いついた 余りにも「餌」が威力的だったからだ」
乱歩さん「何で組合を釣った?」
社長が僕に嘘を吐いているって云うのか!?

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乱歩さんがギルドのポオからおくられていきた挑戦状をもって、呼び出しに応じます。
一緒に来た与謝野さんも一緒にポゥの挑戦に載りますが、結果的に2人はポオの異能力である小説の中に入ってしまいます。
その小説の中で乱歩さんは社長と初めて出会ったときにもらった眼鏡がないため、異能が発動できないといい聞かせており、乱歩さんの福沢社長への感情がわかるシーンですね。
乱歩さん「僕は…」
与謝野「薄々気づいてンだろ? 乱歩さんの推理力は…」
乱歩さん「違う! 僕は異能力者だ!だからこの世界では何の力もない!」
与謝野「けどねェ…」
乱歩さん「あの眼鏡をくれたのは社長だ!」
乱歩さん「社長が僕に嘘を吐いているって云うのか!?」
与謝野「…いや そんなはずないよう そんな筈ないよねェ」
僕が他の探偵にヒヤリとさせられたのは後にも先にもあれ1回だ!
ポオとの戦いで、乱歩さんと与謝野さんは無事に小説世界から脱します。
ポオは以前のやり取りで自分のことなど忘れていると思っていただけに乱歩さんの発言がとても嬉しかったのでしょうね。
ポオにとっての名言と言えるでしょう。
ポオ「吾輩との対決を憶えているのか…?」
乱歩さん「僕が自分の解決した事件を忘れる訳ないだろう! 思い出すね…ここでお互いの頭脳を競い合った」
乱歩さん「僕が他の探偵にヒヤリとさせられたのは後にも先にもあれ一回だ!」
乱歩さん「だからねぇ 次の勝負も期待しているよ! 僕のために頑張って考えてね!」
ポオ「…吾輩…頑張ろうかな…」
それでも社長の弟子か

出典:文豪ストレイドッグス公式サイト
乱歩さんは、社長の危機になり冷静に物事を判断しています。
次期社長である国木田を叱咤する姿は、まさに先輩ですね。
乱歩さん「焦るな国木田 それでも社長の弟子か」
与謝野「乱歩さん 大丈夫かい?」
乱歩さん「社長に”しっかりしろ”って云われた」
与謝野「意識が戻ったのかい?」
乱歩さん「いいや でも聞こえたんだ 指示を出せ社長代理 必要な情報は僕が凡て読み切ってやる」
お前は探偵社で最も高潔で毅い
社長の命令に従うか、マフィアと戦うかを悩む探偵社の面々の中で、国木田は選べず折れかけてしまいます。
乱歩さんの発破は端的な深みがあるようですね。
国木田「社長は「町の均衡と平和を護れ」と命じられた 黒幕による街の崩壊から人々を護るのが社長の御意思です」
乱歩さん「なら「規則」を破って奴を追うか?」
国木田「しかし!「規則」を破ればまた無辜の民が死ぬ! あの少女のように…次は目の前であの死が起これば俺は二度と…!」
乱歩さん「国木田 お前は探偵社で最も高潔で毅い だから敵は最初にお前を壊そうとした それを忘れるな」
仲間が僕を無敵だと思っているから
乱歩さんは情報戦で12・13巻ではドストエフスキーに敗北した形となりましたが、それでも乱歩さんが折れず闘っているとわかるシーンのセリフですね。
虫太郎を追い詰めるため乱歩さんは推理を続けています。
乱歩さん「虫太郎君 君の勝ちだ 最初から分かっていた」
乱歩さん「一般人では異能に勝てない それでも僕は君を倒す 何故なら――」
乱歩さん「仲間が僕を無敵だと思っているから」
探偵社はドストエフスキーに一度敗れた 二度と負けない
ドストエフスキーに負けたことで、異能がない乱歩さんが新たな武器を手に入れました。
14巻の天才的な頭脳を持つドストエフスキーに乱歩さんが挑むシーンは凄みがあり、セリフもかっこいいですね。
乱歩さん「探偵社はドストエフスキーに一度敗れた 二度と負けない 探偵社の誰も傷つけさせない」
乱歩さん「その為に記憶を取り込んだ 魔人そのものを 自首しなければ今の仮説を公表する」
乱歩さん「これは推理じゃない 魂を侵食する魔人の操心術 「探偵殺し」を殺す僕の新たな武器だ」
虫太郎「駄目だ…それだけは…公表だけは」
欲しいのはその「優しさ」だ
与謝野が救われた言葉ですね。
16巻で公開された与謝野の過去ですが、救ったのは探偵社であり、乱歩さんといえるでしょう。
乱歩さん「さっき云ったろ? この世には一か所だけ君を必要としない場所があると」
乱歩さん「君は探偵社に入れ 異能が欲しいんじゃない 欲しいのはその「優しさ」だ」
乱歩さん「誰も死んで欲しくなかったんだろ?だからそんなに苦しんでいる その「やさしさ」があるから君を誘いたい」
乱歩さん「能力なんてなくたっていい その悲しみに価値があるんだよ」
名探偵になるのは簡単だ 自分の目で見ろ
19巻で乱歩さんが警察を分断させたセリフです。
乱歩さんの実績あってこそのセリフですね。その後に「ここまで信じてもらえるかどうかはわからなかった」と言っていますが、自信がないとは思えない堂々といたセリフですね。
乱歩さん「これを見ている警察関係者に云いたい 立場や職業で考えるな 己の魂で考えろ」
記者「考える?何をです 探偵社が純真の正義だという事をですか?」
乱歩さん「違う 十二年だ この十二年で僕は何万件もの事件を解決してきた」
乱歩さん「名探偵として誰も解決できなかった難事件を この部屋おなかにも僕が扶けた警官が何人も居る だろ?」
乱歩さん「考えろ この梅丹手尾がテロの犯人だとしたら今こんな風に指名手配されるような初歩的なヘマをすると思うか?」
乱歩さん「ほら 仕事しろ」
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