「魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜」の考察・解説まとめ一覧でご紹介。
魔王学院の不適合者とは
『魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜』は、秋による日本のライトノベル。イラストはしずまよしのりが担当している。略称は「魔王学院」。WEB小説サイト「小説家になろう」にて2017年4月から連載され、電撃文庫より2018年3月から刊行。
2020年7月からテレビアニメが13話放送され、2期が分割2クールで放送することが決まっている。
魔王学院の不適合者のあらすじ
二千年前の神話の時代、魔王アノス・ヴォルディゴードは、絶え間なく続く人間・精霊・神の戦争に嫌気がさしたことから、魔王城デルゾゲードに勇者カノン、大精霊レノ、創造神ミリティアを招き、戦争を終結させるための和睦を申し出る。その内容は、「怨恨を消し去るため、魔王の命と引き換えに、人間界、魔界、精霊界、神界の四つの世界を千年は消えない壁で隔て、自らは二千年後に転生する」というものだった。
その二千年後、前世の記憶を持ったまま、とある人間の夫婦の子供として転生したアノスは、世界の魔法レベルが二千年前とは比べ物にならないほど低次元なものとなっていることを知る。そんなアノスのもとに、かつての魔王城デルゾゲードであった「魔王学院」から招待状が届く。
入学試験でアノスは魔族の少女ミーシャ・ネクロンと知り合い、二人揃って合格を果たすが、魔力量検査と適性検査の結果、アノスは学院で初めての「不適合者」の烙印を押されてしまう。そして、転生した時代で「暴虐の魔王」として知られているのが自分ではなく、「アヴォス・ディルヘヴィア」という名前の人物だと知る。
平和が訪れたはずの二千年後に迫る理不尽を、魔王の理不尽が滅ぼし尽くす。
出典:Wikipedia
魔王学院の不適合者の登場キャラクター
魔王学院の不適合者の用語
魔王学院デルゾゲード
本来は支配者階級《魔皇》を育てる魔族の学校。しかし魔王が転生するとされる時期が近づいたことで、その器となるべき優秀な魔族を選抜する役割も担う。建物はかつての魔王城デルゾゲードをそのまま利用している。
七魔皇老
二千年前、アノスが転生する直前に自らの血から生み出した七人の魔族。交配ではなく魔法によって命を創り、与えた存在。転生するにあたり、自らの血を受け継いだ肉体が必要だったために用意された。
魔王族
魔族の中でも特に、暴虐の魔王の血を引く者。魔王学院へ入学できるのは魔族の中でも魔王族のみ。中でも始祖の血を完全に受け継ぐ魔王族同士で婚姻関係を結び、その血の純粋さを守ってきた者たちは皇族と呼ばれ、高い地位にある。
皇族派と統一派
《暴虐の魔王》の血を純粋に受け継いでいる一族ほど尊い存在だとする《皇族派》に対し、血に関係なくすべての魔族は平等であるとするのが《統一派》。現在の魔界《ディルヘイド》の実権は皇族派が握っている。
神話の時代
現在から二千年以上も昔、転生する前のアノスが生きた戦乱と混沌の時代。魔族、人間、精霊、神々は同じ世界に住み、特に魔族と人間とのあいだで血にまみれた戦いが繰り返されていた。
魔法の時代
神話の時代の後、争いが無くなったことで訪れた平和な時代。魔法の時代と呼ばれてはいるが、その技術は神話の時代に比べ見る影も無く退化している。いくつかの高度な魔法は失われ、中には存在すら忘れ去られた魔法もある。
魔王学院の不適合者の公式サイト