夏の新作アニメとして放送および配信開始中の「魔王学院の不適合者」第1期も最終章となる勇者学院編に突入しました。
今回は魔王学院を去ったエミリアの代わりにアノスたちのクラスの担任も兼任することになった、メノウ・ヒストリアのキャラクター性や能力に触れながら、今後の展開にも迫りたいと思います。
目次
メノウ・ヒストリアのキャラクター性を紹介
まずはメノウ・ヒストリア(以下は「メノウ」と表記します)のキャラクター性から紹介していきます。
アノスのクラスも兼任する形で登場
第8話でアノスの怒りを買って転生させられたことにより魔王学院を去ってしまったエミリア先生の穴を埋めるべく、3回生の担任とアノスたちのクラスを兼任する形で登場します。
アノスとも普通に接する
アノスたちのクラスの教室に入るなり勇者学院との学院交流のお知らせをしてきますが、これがキッカケでアノスと勇者の魔法についての言い合いとなります。
メノウ「あなたが不適合者の・・・。勇者の魔法に詳しいのね!」
アノス「なに、昔(二千年前)飽きるほど見てきたものでな」
この会話によってメノウもアノスが混血かつ不適合者であることを知りますが、エミリアとは違って差別的な発言をすることもなく、彼のこともまた「1人の生徒」として平等に接してくれるのです。
多くの生徒たちから慕われる優しい心
以前まで担任に就いていたエミリアとは違い、アノスや混血の生徒たちのことも差別することなく皇族と同じように”普通の生徒”として接してくれます。
勇者学院との対抗試合では、ディエゴやジェルガカノンによって仕組まれた危険かつ卑劣な行為によって、3回生のリーベストたちが惨敗して重傷を負わされた時にも涙を流しながら優しい言葉をかけてくれるのです。
その可愛らしいルックスも合わせて1人1人の生徒のことを気にかけてくれる優しさはまさに“教師の鑑”であり、メノウが生徒たちから慕われている要因とも言えるでしょう。
意外と熱くなりやすい一面も!
優しい印象が真っ先についてしまうメノウですが、実は意外にも熱くなりやすい一面も併せ持っているのです。
学院交流が始まるなり、魔王学院の生徒たちはディエゴやジェルガカノンだけでなく、勇者学院の生徒たちからも見下されてしまいます。
交流会の2日目には対抗試験が行われ、リーベストを始めとした3回生の生徒たちがアノス班を制して先に参加したいと候補してきます。
その時にメノウもまた、ディエゴや勇者学院の生徒たちへの苛立ちを露わにしてきます。
メノウ「実は正直、先生もかなりムカついているのよね〜、いい?絶対に勝つわよ!」
三回生の生徒たち「おおー!!」
こうしたかけ声は、ある意味ではリーベストたちの士気を上げるための作戦とも捉えられるかもしれませんが・・・この時の行動はあくまでもメノウ自身の優しさとはまた別の一面であると捉えた方が良いでしょう。
エミリアとの決定的な違い
メノウのキャラクター性を追ってきましたが、せっかくなので、魔剣大会編までアノス班の担任をしてきたエミリアとの違いをここでメノウの視点から比べてみましょう。
- 生徒たちへの差別はせず、基本的にはどの生徒に対しても平等に対応する。
- 持ち前の笑顔と優しさで慕われており、時には生徒を励ます形で奮起させることも!
- 自分の生徒に盗みを働かせたり、ましてや肉親を襲撃するなど、教師としてあるまじき行動は一切しない。
こうして比べるだけでもメノウの方が圧倒的に教師として相応しいキャラクターであるかが分かってもらえると思います。
エミリアもメノウの優しさを少しでも見習っていれば、アノスによって混血へと転生させられずに済んでいたかもしれないですよね・・・。
エミリアの詳細は以下の記事をご覧ください。
メノウ・ヒストリアの能力
ここからはメノウ先生の能力を紹介していきたいと思います。
エミリアを超える魔力
初対面した時の授業でアノスと魔法についての口論が繰り広げられますが、やはりメノウの方がアノスが持つ膨大な知識に驚かされます。
それでもアノスからエミリア以上の魔力を持っていることを認められて好評価をもらえるのでした。
「理念通信」を使っての指導
初登場から月日が流れて早くも学院交流の当日になります。
集合場所に集まった生徒たちに対して、自分は直接現れずにフクロウを通して皆に指示を出します。
メノウによる、この魔法の名前までは明かされなかった者のアノス班や勇者学院のジェルガカノンが利用している「思考理念」と同じようなものでしょう。
移動力も申し分なし
学院交流の当日、集合場所に集まった生徒たちに対して勇者学院への到着期限を10日後に定めたメノウですが、彼女は自分が2日で到着したことも話します。
アノス班の10秒には及ばないものの、勇者学院の生徒たちが期限ギリギリに到着したことと比べれば、かなりの移動能力も持ち合わせていることが分かりますね。
勇者学院編までの時点では、エミリアが第8話で放ったような派手な攻撃魔法までは見せていないものの、これはメノウ自身が攻撃魔法よりも通話や移動などにおける補助的な魔法の方が得意なのかもしれませんね。
詰めが甘い一面も・・・
これは魔力云々というよりはメノウ自身の注意力による問題なのですが、交流会の中では“己自身による甘さ“も際だって見えてしまいます。
1日目の授業でも2日目の対抗試験でもディエゴが仕掛けた卑劣かつ危険な罠に気づけぬまま、試合が始まってしまい、多くの生徒たちが罠にハマって次々と負傷してしまいことに気づきます。
水中都市の中に魔族にとっての弱点である聖水が流されていたことが発覚したわけですが、これをいち早く見抜いたのも、やはりアノスの方が先でした。
メノウが迎える勇者学院編以降の展開
ここからは少し先のネタバレになってしまいますが、メノウが勇者学院編以降に迎える展開も少しだけ書いていきたいと思います。
大精霊編では更に心強い味方に!
アニメ第1期ではメノウ初登場の印象も深かった勇者学院編で最終話を迎えますが、物語そのものはまだまだ続いております。
ちなみに原作ラノベ版では勇者学院編の後、原作ファンからも最も高く支持されている“大精霊編”へと突入します。
そしてメノウもまた、リーベストと同じく大精霊編でも続いて登場しますが、まずはこの始まりの時点でアノスが本当に”暴虐の魔王”であることを認識するのです。
メノウに与えられる重要な任務
大精霊編では大精霊アヴォス・ディルヘヴィアが魔王城デルゾゲートを乗っ取ってしまいます。
さらには、そのアヴォスが「闇域」の魔法を使用することによって魔王学院の生徒たちや七魔皇老たちを洗脳して「アノスは敵だ!」と認識させてしまうという、これまで以上にハードな展開が待ち受けております!
しかし大勢の魔族たちが洗脳されていく中でもメノウとリーベストはアヴォスがかけた「闇域」の影響を受けなかったことにより、アノスに協力してくれるのです。
そんなメノウには「アヴォスの居場所を調べてアノスに伝える」という、かなり重要な任務が課せられますが、その任務を見事に完遂します!
勇者学院編では魔力や能力よりも”生徒たちへの優しさ”の方が強く印象に残ったメノウですが、本格的に大活躍してくれるのは大精霊編からということになりますね。
まとめ
今回はメノウのキャラクター性を振り返ると同時に、勇者学院編以降の展開にも触れてみました。
- 三回生1組の担任でありながら、エミリアが去ってからはアノスたち1回生クラスの担任も兼任する形で登場した。
- 皇族も混血も関係なく、生徒に対しては平等に優しく接している。
- エミリアを上回る魔力を持ちながらも、直接的な攻撃よりは移動などに役立つ補助魔法の方が得意な可能性が高い。
勇者学院編では優しさや甘さの方が強く見られたメノウ先生ですが、彼女が本格的に大活躍してくれるのはその後の大精霊編からとなります!
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