『魔王学院の不適合者』は秋先生により執筆されている大人気ラノベ作品です。
テレビアニメ化もされており、2020年7〜9月にかけてアニメ1期が、そして2023年1月からはアニメ2期となる『魔王学院の不適合者Ⅱ』が放送開始されます。
本記事ではアニメ1期に絞る形で人物相関図を作成してみました。
原作やアニメ1期を視聴済みの人は2期に備えての復習用として、これから本作品に初めて触れる人達には軽い予習として活用していただけると幸いです。
アニメ2期の人物相関図は「魔王学院Ⅱ(アニメ2期)の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説【ネタバレ注意】」の記事をご覧ください。
『魔王学院の不適合者』の人物相関図
『魔王学院の不適合者』アニメ1期では原作1〜3巻の魔王学院編・魔剣大会編・勇者学院編が制作されました。
神話の時代(2000年前)の世界を支配していた魔王アノスが転生したところから物語が始まり、入学した魔王学院を筆頭に多くの魅力的なキャラクターたちとの関係性も非常に楽しい作品です。
魔王学院(まおうがくいん)
まずは、アノスが通う魔王学院の生徒たちや教師を紹介していきます。
アノス・ヴォルディゴード
出典:アニメつぶやき速報!!アニメつぶやき速報!!
アニメ1期2話
種族 | 魔族(混血) |
年齢 | 転生前:不明 転生後:0歳→16歳 |
身長 | 180cm以上(予想) |
好きな食べ物 | 母の手作りキノコグラタン |
CV | 鈴木達央(アニメ1期) 梅原雄一郎(アニメ2期) |
本作品の主人公で、神話の時代(2000年前)の大戦では人や精霊、神すらも滅ぼしたことで「暴虐の魔王」と恐れられていた“魔王の始祖“です。
大戦の終結時に敵対してきた勇者カノンと転生後の世界で”友人”として再び会う約束を交わした末、転生(シリカ)の魔法により2000年後の世界(本編の時代)へと転生しました。
実際に転生した魔法の時代では鍛治師グスタと鑑定師イザベラ夫婦の息子として転生しますが、赤ん坊として生まれ変わった時点から人間の言葉を普通に話したため、両親を驚かせます。
ちなみに身体そのものは人間でも”魔王の血”や記憶もそのまま受け継いでいます。
その後も成長(クルスト)の魔法で16歳相当まで自分の身体を成長させた後に魔王学院への入学試験で絶大な魔力を見せますが、アノス自身が眠り続けた2000年もの間に”魔王の名”や”思想への解答”が間違って伝えられたことによる食い違いにより「不適合者」の烙印を押されてしまいました。
さらに魔王学院では混血の生徒たちを冷遇する習慣もあり、アノスも最初の担任となったエミリアから冷遇視されてきました。
それでもアノスは気にすることなく、同じクラスのミーシャやサーシャを始め、レイやミサの班リーダーとなり、彼女たちを指揮しながら学院での試験や魔剣大会を戦い抜きます。
そうした中で、かつて部下だった七魔皇老たちの記憶を戻しながら命も救ってきました。
転生前のアノスは、どんな魔王だったのか?
人間や精霊たちから恐れられてきたアノスですが、彼自身は決して支配欲などではなく、あくまでも魔族を守るために戦っていただけに過ぎません。
さらに本心では平和を深く望んでおり、大戦を終結させるために勇者カノンと大精霊レノ、創造神ミリティアに和睦を提案すると共に種族間の怨恨を消すため、人間界と魔界、さらには精霊界や神界の4つの世界を壁で隔てる魔法「四界牆壁(ベノ・イエヴン)」を自分の命を犠牲にして発動しました。
そのため、下手な人間たちよりも善良的な魔王だったわけですが、それでもジェルガたちからは強く憎まれていたのは皮肉としか言えませんよね。
アノスの強さや魔法能力、正体などに関しては、「【魔王学院の不適合者】「アノス」から「アヴォス」の名前に変わっていた謎と理由を考察」の記事を参照ください。
ミーシャ・ネクロン
種族 | 魔族 |
年齢 | 14歳→15歳 |
CV | 楠木ともり |
本作品のヒロインの1人で、プラチナブロンドのショートヘアに蒼い瞳をもつ美少女です。
世間的にはサーシャと“双子の妹”とされていましたが、その正体は生まれたばかりのサーシャにアイヴィスが「分離融合転生」を施したことで生まれた“本来は存在しない魔族”です。
そのため、15歳の誕生日を迎えた午前零時にサーシャと一体化する形で消滅させられる宿命を背負っていましたが、アノスの計らいでかけられた「魔王軍(ガイズ)」と「時間操作(レバイド)」そして「過去改変(イングドゥ)」で過去を変えられたことで消滅を回避することができました。
ストーリー初期から魔王学院で出会ったアノスとは最も親しい友人関係を築いており、後の魔剣大会編以降のエピソードでも得意とする“氷系魔法”を駆使しながらアノス達と共に戦い続けます。
ちなみにアノスには及ばないながらも、魔法能力ではかなり高い数値も誇ります。
ミーシャの強さや魔法能力、正体などに関しては、「【魔王学院の不適合者】かわいいミーシャの正体や今後をネタバレ考察」の記事を参照ください。
サーシャ・ネクロン
種族 | 魔族(純血) |
年齢 | 14歳→15歳 |
CV | 夏吉ゆうこ |
本作品のヒロインの1人で、金髪ポニーテールと碧眼が特徴的な美少女です。
ミーシャとは双子の姉ですが、ツンデレな性質が強く妹とは正反対な性格です。
使う魔法の系統もミーシャとは正反対で、サーシャの方は“火炎系魔法”を駆使して戦います。
七魔皇老の1人であるアイヴィスの直系の皇族でもあります。
「破滅の魔女」という異名で恐れられており、自身のもつ“破滅の魔眼”を駆使することで視界に映るものの破滅因子を呼び起こして自壊させることが可能です。
そのような魔眼や魔法能力の高さで魔王学院内でも高いカリスマ性をもっており、班リーダーとなって複数の生徒たちを指揮していましたが、自分から挑戦したアノス班との勝負で負けたため、自分の班を解散した上でアノス班に加入しました。
アノスに対しても始めは強い興味心から接してましたが”魔王学院編”での試験中に自分やミーシャの命を救ってもらえたことで、その興味心も今では強い恋心へと変わりました。
サーシャの強さや魔法能力、正体などに関しては、「【魔王学院の不適合者】サーシャの正体・能力や真意をネタバレ考察」の記事を参照ください。
アイシャ
ミーシャとサーシャが「分離融合転生」により融合および合体した姿であり、綺麗な銀髪が特徴的です。
アニメ1期の最終話(第13話)で初登場して再び現世に現れたジェルガと果敢に戦いました。
ちなみにアイシャの時の声はミーシャ役(楠木ともりさん)とサーシャ役(夏吉ゆうこさん)の声優さん2人が交互に話す形で担当されていました。
また、背理神ゲヌドゥヌブが使う”背理の魔眼”と似た「創滅の魔眼」も有しています。
実際に「アイシャ」と名付けられたのはアニメ1期以降となる原作6巻のエピソード”神竜の国ジオルダル編”です。
レイ・グランズドリィ
種族 | 魔族 |
CV | 寺島拓篤 |
“魔剣大会編”から魔王学院に転入してきた黒服生徒の男性で、魔剣だけでなく霊剣や神剣まで扱えるため「錬魔の現聖」と呼ばれる少年です。
転入初日にエミリアから優遇されながら班リーダーになることを勧められましたが、アッサリと断りながらアノス班へ入ることを希望し、班対抗の試合でアノスと戦った末、彼の班メンバーとなりました。
初登場した時点では、アノスからシンの生まれ変わりと予測されていましたが…
その正体とは「勇者カノンが幾度も転生を繰り返した結果、純血の魔族に転生した姿」でした。
レイが魔剣大会でアノスと戦った理由とは
魔剣大会の決勝戦で嬉しそうにアノスと戦っていたレイですが、実は育ての母親(シーラ)を皇族派の人質に取られた上、何者かにより洗脳されたメルヘイスによってレイ自身の体内にも“契約の魔剣”を埋め込まれたためでした。
しかし、アノスや母親の協力も経てメルヘイスを倒すことに成功し、本来は死ぬはずだった母親もアノスが魔法で蘇生させてくれたおかげで、親子そろって皇族派からの束縛から解放されたのです。
偽の魔王(アヴォス)になりすましていた理由とは
ストーリー開始時から深い謎とされてきた“アヴォス・ディルヘヴィア”ですが、実はこの偽の魔王の正体はレイが禍々しい仮面を被っていた姿でした。
転生前(勇者カノンだった頃)は信頼しながら忠誠してきたジェルガ達の手で暗殺された後「ジェルガたちの抱く”魔王への憎しみ”の連鎖」を終わらせるため、転生後のレイ自身が”偽の魔王(アヴォス・ディルヘヴィア)”として人間側に討たれることを計画していたのです。
そして勇者学院との対抗戦中、神殿に安置されていた霊神人剣エヴァンスマナを強奪した後、アゼシオンで大勢の人族や魔族に対して戦線布告したものの、結局はその正体や計画もアノスに見抜かれた結果、彼と共闘しながらジェルガを倒して再び和解しました。
レイの強さや正体などに関しては、「【魔王学院の不適合者】レイの正体・アノスとの関係やキャラ性を考察」の記事を参照ください。
ミサ・イリオローグ
種族 | 魔族(混血) |
CV | 稗田寧々 |
アノスのクラスメイトで白服生徒の1人です。
混血の者たちを社会的に低い地位に置くディルヘイド現状を改革する「統一派」に属しており、学園内でもアノスのファンクラブという名目で「アノス・ファンユニオン」という組織を結成しながら他の白服生徒たちと一緒に活動しています。
同じ魔剣大会編で初登場したレイとはファンユニオンのメンバーたちと共に彼のチームメイトとして戦った末、ミサもまたファンユニオン全員ひっくるめてアノス班に加入しました。
また、レイとは出会った時から惹かれ合い、彼から”一つ貝のアクセサリー”をもらったことで恋人同士の関係となりました。
精霊と魔族の混血となる“半霊半魔”のため、精霊魔法「雨霊霧消(フスカ)」を使うことができます。
その正体は、かつてアノスの右腕だったシン(魔族)と大精霊レノの間から生まれた娘であることも判明しました。
ミサの正体や魔法能力などに関しては、「【魔王学院の不適合者】ミサの正体・強さ・魔力や今後の活躍を考察」の記事を参照ください。
エミリア・ルードウェル
種族 | 魔族(純血→混血) |
CV | 小清水亜美 |
魔王学院の教師として、アノス達が在籍する1年2組の担任を務めていた女性です。
皇族至上主義者で自身が皇族であることも含めて強い誇りをもつ一方で、アノスも含めた混血の白服生徒たちへには非情かつ冷たい態度で接します。
魔剣大会で兄(クルト)を負かされたことに激昂したことで決勝前夜にアノスの剣を奪おうと企み、彼の母親(イザベラ)とファンユニオンの女子生徒たちを襲撃しますが、それがアノスの逆鱗に触れたため、彼の魔法により純血から”混血”へと転生させられました。
アニメ1期以降では更生する展開を迎える
アニメ1期ではアノスの魔法で混血に変えられた時点で物語から一時的に退場したエミリアですが、その後のエピソードとなる選定審判編(原作5巻)では、イザベラやアノスに助けられながら「教え子たちを正しく導く立派な教師」へと更生し始めます。
エミリアの正体や魔法能力などに関しては、「【魔王学院の不適合者】エミリアのキャラクター性と転生後の展開」の記事を参照ください。
メノウ・ヒーストリア
種族 | 魔族 |
CV | 加隈愛衣 |
魔王学院の教師で、本来は三回生1組の担任ですが”勇者学院編”からは失踪したエミリアに代わり、アノス達のクラスを臨時で受け持ちました。
エミリアとは違って差別意識を持たず、混血の白服生徒たちや不適合者とされたアノスに対しても普通の態度で接してくれています。
メノウもアニメ1期以降のエピソードでも登場し続けており、アノス達の助けにもなってくれます。
メノウ先生の魔法能力や今後に関しては、「【魔王学院の不適合者】メノウ先生のキャラクター性と能力・今後の展開」の記事を参照ください。
リーベスト・エイニー
種族 | 魔族(純血) |
CV | 駒田航 |
魔王学院の三回生・主席の男子生徒です。
入学したばかりの頃は落ちこぼれで始祖のことも嫌っていましたが、メノウからの助言のおかげで始祖を尊敬するようになった上、努力を続けながら成績や魔法能力を上げてきました。
優しく争い事を嫌う性格ですが”暴虐の魔王”を自称するアノスに対しては敵対視していました。
しかし、勇者学院での対抗戦で勇者学院側の仕掛けた罠にかかり重傷を負わされますが、そんな窮地の中でも罠の正体(校章)を見抜いており、そのことを伝えながらアノスに後を託しました。
アニメ1期以降の再登場で大活躍する
初登場した”勇者学院編”では勇者学院側の卑劣な罠により良いトコなしで終わった感の強いリーベストですが、メノウ先生と共にその後のエピソードでも再登場する上、その時にはアノス達の助けとなる形で活躍します。
エミリアの魔法能力や今後の展開に関しては、「【魔王学院の不適合者】リーベストのキャラクター性と能力・今後の展開」の記事を参照ください。
勇者学院(ゆうしゃがくいん)
ここからは、勇者学院に在籍していた生徒たちや教師を紹介します。
エレオノール・ビアンカ
種族 | 人間(実は根源魔法) |
一人称 | ボク |
CV | 渡部紗弓 |
勇者学院の3回生で語尾に「〜だぞ」をつける話し方が特徴的な黒髪の少女です。
魔族であるアノスたちに対しても友好的に接してくれる上、学院交流でアゼシオンに伝えられている「二千年前の勇者と魔王の歴史」についても教えてくれました。
外見な普通の人間ですが、その正体は“人型魔法”であり、根源を生み出す禁忌の魔法「根源母胎(エレオノール)」そのものでした。
エレオノールもジェルガの根源から作られた存在ですが、戦うためだけに生み出されたゼシアたちに心を痛めており、自身を破壊してくれる者が現れる時を待っていたのです。
そのため、絶大な魔法能力をもつアノスに対して自身の破壊を懇願しますが、最終的にはアノスの離滅剣で根源を取り除かれたことにより救われました。
アノスに救われて己の宿命から解放された後からは、ゼシアたちだけでなく自身の幸せも願うようになります。
エレオノールの正体や魔法能力の詳細は「【魔王学院の不適合者】エレオノール・ビアンカの正体と能力」の記事を参照ください。
ゼシア・カノン・イジェイシカ
種族 | クローン体 |
CV | 久野美咲 |
勇者学院の選抜クラス「ジェルガカノン」に所属する少女であり、序列1位で勇者カノン第四根源の転生者です。
光の聖剣エンハーレを所有しており剣術と魔法ともに絶大な強さを誇る一方、言語能力を消失しているため、対抗戦で初対面のアノスに対してはコンビを組んだレドリアーノが代わりに話して説明していました。
その正体は根源母胎(エレオノール)で作られた“根源クローン”である上、同じゼシアの個体が1万人以上いるため、1人倒されても“別のゼシア”が現れて戦い続けることとなります。
ゼシア・ビアンカとは
エレオノールににより生み出された“ゼシアの1人”</span>ですが、他の根源クローンたちとは違って少しだけ言葉を話せる特異な個体です。
エレオノールがアノスに対して”自身の破壊”を懇願した時、このゼシアがアノスに「エレオノールの救出」を願い出ていました。
さらに他のゼシアたちよりも年齢が低く見られがちでしたが、学院生活を送れる程の自我を確立した唯一の存在のため、アゼシオンでの戦争終結後はエレオノールと共に“勇者学院の交流生”として魔王学院に在籍しました。
語尾に「…です」とつける話し方が特徴で剣の扱いにも長けていますが、年相応に子供らしい無邪気さももちながらアノスにも懐いています。
レドリアーノ・カノン・アゼスチェン
種族 | クローン体 |
CV | 木村良平 |
勇者学院の選抜クラス「ジェルガカノン」に所属しており、序列2位かつ勇者カノン第一根源の転生者とされている青年です。
普段かけている眼鏡は彼自身のリミッターも兼ねた魔法具であり、聖海護剣ベイラメンテも使いこなします。
アノス班との対抗戦ではゼシアとコンビを組む形で戦い、聖域(アスク)でアゼシオンの住人たちから大量の魔力を借りた上、ゼシアにも根源光滅爆(ガヴエル)を使用させながら自爆行為までさせてもアノスにまともなダメージすら与えられませんでした。
アニメ1期ではアノスに敗北した時点で退場しましたが、それ以降のエピソードでは公正したエミリアの生徒となり、様々な苦難を乗り越えたことでレドリアーノ自身も更生した結果、本物の勇者として成長しました。
レドリアーノの正体や魔法能力の詳細は「【魔王学院の不適合者】レドリアーノ・カノンの正体と能力・強さ」の記事を参照ください。
ハイネ・カノン・イオルグ
種族 | クローン体 |
CV | 釘宮理恵 |
勇者学院の選抜クラス「ジェルガカノン」に所属しており、序列3位で勇者カノン第二根源の転生者とされている少年です。
大聖地剣ゼーレと大聖士剣ゼレオを所有しており対抗戦でレイに挑みますが、ゼーレとゼレオの所有権まで奪われた上、2本の聖剣の真の能力を発揮させたレイに聖痕を刻まれた末に惨敗しました。
しかし、アゼシオンでの戦争後にはレドリアーノ達と共にエミリアの生徒となり、他2人と同じように勇者として成長しました。
ハイネの正体や魔法能力の詳細は「【魔王学院の不適合者】ハイネ・カノンの正体と能力・強さ」の記事を参照ください。
ラオス・カノン・ジルフォー
種族 | クローン体 |
CV | 古川慎 |
勇者学院の選抜クラス「ジェルガカノン」に所属しており、序列4位で勇者カノン第四根源の転生者とされている粗暴な青年です。
頬の大傷が特徴で勇者学院の図書室で出会った途端、アノスに対して勝負と称しながら勝手に攻撃を仕掛けますが、アッサリ敗北しました。
対抗戦でサーシャと戦う中でも聖炎熾剣ガリュフォードや聖炎(サイファ)などの炎系魔法で絶大なつよさを見せつけますが、サーシャの仕掛けた”毒”や破滅の魔眼を受けたことで敗北しました。
しかし、ラオスもまたレドリアーノやハイネと同様にエミリアの生徒となって更生した後は勇者として成長しました。
ラオスの正体や魔法能力の詳細は「【魔王学院の不適合者】ラオス・カノンの正体と能力・強さ」の記事を参照ください。
ディエゴ・カノン・イジェイシカ
種族 | クローン体 |
CV | 宮本充 |
勇者学院の学院長にして「ジェルガカノン」の担任を務める男性です。
表面上ではアノスたち魔族に対しても紳士的に接しますが、本心では“魔族への強い恨みや憎しみ”を抱いており、対抗戦でも自分の生徒たちに聖水を使わせるなど卑劣な手段も躊躇なく実行していました。
さらに自身のもつ光の聖剣エンハーレでミーシャを容赦なくメッタ刺ししますが、その行動がアノスの逆鱗に触れたために魔物化(ネドラ)により魔物化された末に根源まで砕かれて消滅しました。
その正体は、ゼシアと同様に根源母胎(エレオノール)で作られた”根源クローン”ですが、各時代の勇者に魔族への恨みを伝えるための「教育に特化した根源クローン」である点がゼシアとは大きく違っています。
さらに聖域(アスク)との相性が良い上にジェルガの声の影響を受けやすいため、一度アノスに消滅された後も復活していました。
神話の時代の者たち
本作品では、本編の現代(魔法の時代)よりも2000年も前の時代を“神話の時代”と言われています。
アノスが”暴虐の魔王”と恐れられながら勇者カノンやジェルガと出会い、現代までかけての誓いや因縁が始まった時代でもあります。
勇者カノン
種族 | 人間 |
CV | 逢坂良太 |
人間の代表として神話の時代に魔王アノスと戦い続けた勇者で、根源魔法ではアノスをも凌ぐ程の強さを誇ります。
アノスからの提案に納得した上で「2000年後に転生して”友人同士”として再会すること」を誓い合いますが、転生前のアノス亡き後には対立したジェルガ達に暗殺されたことで転生前の人生に幕を閉じました。
死亡後も人間と魔族の対立や争いを止めるために転生を繰り返した結果、レイとして純血の魔族に転生し、転入した魔王学院でアノスとの再会を果たせました。
勇者カノンの転生先や魔法能力の詳細は「【魔王学院の不適合者】勇者カノンの転生先や可能性を考察」の記事を参照ください。
シン・レグリア
種族 | 魔族 |
CV | 羽多野渉 |
2000年前は“アノスの右腕”とまで呼ばれる程の魔族最強の剣士だった男性で、千の剣を所有することや多様な剣技まで使いこなすことで「千剣」の異名で呼ばれていました。
神話の時代、水の大精霊リニヨンを一撃で倒した功績やアノスから許可をもらえたことで、シン自身も転生を果たしています。
アノスと違って根源魔法が苦手だったため、これまでの記憶や能力をもてない形で転生しましたが、転生後には“ミサの父親“かつレノの夫として生きており、アノスとは精霊王となった状態で再会することになります。
転生後にアノスと戦うのは己の償いのためだった
転生後の現代では2000年前とはあまりにも違う立場についていたシンですが、アニメ2期のストーリーとなる”大精霊編”ではかつての上官だったアノスと対立して戦うことになります。
しかし、このような経緯や戦闘はシン自身も決してアノスを敵対視する側に変わったわけではありません。
シンはアノスと再会した時点で愛妻(レノ)を失っており、これまでの償いという思いによってアノスとの戦闘を繰り広げたのです。
過去でも現代でも絶大な強さを誇るシンですが、それでもアノスに諭される形で敗北します。
さらにアノスの魔法でレノとミサが元通りに戻る形で復活後は、ミサへの親バカぶりを見せるようになっていきます。
さらには愛娘(ミサ)の恋人となっているレイとも度々勝負をするようになります。
ジェルガ
種族 | 人間 |
CV | 大塚明夫 |
2000年前の王都ガイラディーテを治める王であると同時に魔王討伐軍の総師だった男性です。
さらに元勇者でカノンの師匠でもありました。
現役の頃は単身でガイラディーテに訪れてきたアノスをカノンと共に迎撃して聖域(アスク)の魔法で対抗しますが敵わずに倒されています。
そしてアノスが転生した後も魔族への憎しみ</span>は消えず、転生後のアノスを倒すためガイラディーテに勇者学院を設立しました。
しかし、それだけで気持ちがおさまることはなく、アノス亡き後も”魔族への復讐”という自身の計画に反論するカノンを殺害した張本人でもあります。
自身の死後は自分の根源を2つに割り聖域(アスク)に同化した上で憎しみを”魔族断罪(ジェルガ)”、優しさを”根源母胎(エレオノール)”に変化させました。
そして2000年後の現代に“魔族断罪の魔法”として復活してレイとアノスを滅ぼすために再戦しました。
しかし最終的には理滅剣と霊神人剣の効果で憎しみが浄化された末、アノスの魔法”転生(シリカ)”によって消滅させられました。
ジェルガの魔法能力や結末の詳細は「【魔王学院の不適合者】ジェルガの能力と結末」の記事を参照ください。
七魔皇老(しちまこうろう)
最後は、神話の時代にアノス直属の配下として戦い続けた「七魔皇老」の面々を紹介していきます。
かつては忠実な配下だった彼らですが、アノスと再会した時には何者かによる“記憶の消去”をされていました。
そのため、本編で初登場した時には主のことを覚えていない上、かつての主に対して攻撃まで仕掛けてくる始末でしたが、戦闘後にはアノスの魔法で正気を取り直し、再び彼の部下として働き始めています。
アイヴィス・ネクロン
種族 | 魔族 |
CV | 置鮎龍太郎 |
高位のアンデッドで黒いローブとコートを纏い、骸骨の顔が特徴的です。
神話の時代ではアノス直属の部下として忠誠していましたが、現代(本編)で再会した時には何者かに記憶や根源を奪われているため、アノスのことを完全に忘れていた上に、魔王の名前も「アヴォス」という偽の名前で認識していました。
また、融合魔法の権威者でもあり、転生後は生まれたばかりのサーシャに「分離融合転生」を施しており、それがミーシャを生み出す原因となりました。
魔王学院での試験中、ミーシャを救おうとしたアノスの前に現れて襲撃しますが、アノスの理滅剣ヴェヌズドノアで倒されました。
しかし、彼を支配していた時の番神エウゴもろとも倒された後にはアイヴィスの方だけをアノスにより蘇生されたことで記憶や正気を取り戻しました。
蘇生後は再び”アノスの部下”として活躍した
蘇生された後からは再び”アノスの部下”として働くようになり、調査や報告を中心とした偵察役として活躍するようになりました。
偵察任務中は自身を“黒猫”の姿に変えていますが、勇者学院編での戦争を中心に、本格的に戦う時は本来の禍々しい姿に戻ります。
さらに勇者学院編ではミーシャとサーシャを融合させて一時的に“アイシャ”に変えるなど、サポート面で大きく貢献していたす。
アイヴィスの正体や魔法能力の詳細は「【魔王学院の不適合者】七魔皇老アイヴィスの能力・強さ・キャラクター性を紹介」の記事を参照ください。
メルヘイス・ボラン
種族 | 魔族 |
CV | 大塚芳忠 |
裾の長いコートを着込んだ白髪の老人で、現代でアノスと再会した時には統一派の支援をしています。
再会時にはアノスとの再会に対して涙を流しながら喜んでいましたが、何者かにより“隷属の魔剣”を埋め込まれたために洗脳されていました。
それにより魔剣大会前にレイの母親(シーラ)を人質に取りながら、彼の体内にも契約の魔剣を埋め込む策略まで実行した上でアノスを殺害しようとしてきました。
そして決勝戦で戦うアノスとレイを自身の次元牢獄(アゼイシス)に幽閉した上、同じ七魔皇老のガイオスとイドルまで利用しながら完全に追い詰めます。
しかし、その矢先にシーラが変化した”精霊剣”でレイに斬られたことで切り抜けられてしまいました。
しかし敗北後にはアノスの理滅剣で脳に埋め込まれた”隷属の魔剣”を滅ぼされたおかげで完全に正気を取り戻しました。
メルヘイスの正体や魔法能力の詳細は「【魔王学院の不適合者】魔剣大会の黒幕メルヘイス強さ・能力を解説」の記事を参照ください。
ガイオス・アンゼム
種族 | 魔族 |
CV | 稲田徹 |
赤黒い肌をもつ鬼のような姿をした巨漢です。
魔剣を生み出す魔法を使いこなせる上、自身も“極大魔剣グラジェシオン”を振るいます。
他の七魔皇老と同じく、かつてはアノス直属の部下でしたが、現代で再会した時には何者かに根源や記憶を奪われていました。
イドル・アンゼオ
種族 | 魔族 |
CV | 島海浩輔 |
黒い長髪と青い肌が特徴的な細身の男性です。
魔剣を二刀流で扱える上に“炎の魔剣ゼス”と“氷の魔剣イデス”の双剣を用いた「複数属性の同時攻撃」も可能です。
転生後はガイオスと共に魔王学院の特別教練に在籍しています。
メドイン・ガーサ
種族 | 魔族 |
CV | 諏訪部順一 |
本編では勇者学院で初登場し、ゾロやエルドラと共に偽の魔王(アヴォス)に同行する形で神殿を襲撃した上、そこにおさめられている“霊神人剣エヴァンスマナ”の奪取に手を貸していました。
そんな彼もまた何者かにより記憶や根源を奪われていた故の行動でしたが、融合させられていた勇者カノンの根源をレイに回収されたことで正気に戻りました。
ゾロ・アンガート
種族 | 魔族 |
CV | 三木眞一郎 |
巨大な蝙蝠の羽をもつ男性でメドインたちと共に、偽の魔王(アヴォス)の宣戦布告にも同席していました。
しかし戦争後はメドインやエルドラと共に正気に戻りました。
エルドラ・ザイア
種族 | 魔族 |
CV | 緑川光 |
赤い魔眼をもつ細身の男性です。
ゾロやメドインと共に偽の魔王(アヴォス)に協力していましたが、戦争後には他2人と同じく正気に戻りました。
まとめ
今回は『魔王学院の不適合者』の人物相関図と共に、各キャラクター達や関係性も紹介もしてみました。
原作3巻分を描いたアニメ1期だけでも多くの個性豊かなキャラクターたちもまた、本作品を楽しくした魅力だと思います。
主人公アノスが”魔王”というポジション故に「主人公のチート過ぎる強さ」ばかりが印象に残った視聴者も多かったと思いますが、レイやミーシャを始めとした魅力的なキャラクターたちがいるからこそ、アノスの強さやかっこよさも引き立っているはずです。
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