夏の新作アニメとして放送および配信開始された「魔王学院の不適合者」第2話から本格的に登場したサーシャ・ネクロンの恐るべき能力や妹のミーシャを強く拒絶する本当の理由について考察していきたいと思います。
ミーシャについてはかわいいミーシャの正体や今後をネタバレ考察をご覧ください。
[魔王学院の不適合者動画情報]
目次
サーシャの正体・能力や真意をネタバレ考察
『破滅の魔女』の異名は伊達じゃない!
本作品のアニメ版では第1話でも、ほんの1シーンだけ登場したサーシャ・ネクロンが第2話から本格的に登場すると共に主人公アノスとも強く絡んできます。
まずはアノスの最初の友達となったミーシャとは双子の姉である彼女が持っている恐るべき能力について触れていきます。
恐怖の自滅魔法「破滅の魔眼」
入学試験をパスして晴れて魔王学院の生徒と登校してきたアノスとミーシャに1人の強気な美少女が突っかかってきます。
彼女の名はサーシャ・ネクロン、ミーシャとは双子の姉ですが、妹のことを「魔法で動くだけのガラクタ人形」とけなして強く拒絶するようにして、アノスに伝えてきます。
それでもアノスから軽く流されてしまったことに怒りを感じたために、サーシャは自身が持つ恐るべき能力を使ってきます。
サーシャ「あなた、死にたいのかしら?」
怒った彼女には特別な魔眼が備わっており、それこそが“破滅の魔眼”なのです。
その魔眼を持つサーシャと目を合わせただけでも「視界に映る全てのものの破滅因子を呼び起こして自滅させられてしまう」能力であり、彼女に従っている男子生徒たちでさえも強い恐怖心を抱いているのです。
普通ならば、ここで目を合わせたアノスが自滅させられる展開になるのでしょうが・・・
アノス「どうした?睨めっこは、もう終わりか!?」
そう、実はアノスもまた“破滅の魔眼”を持っているだけでなく、その威力もサーシャのものとは桁違いでした!
これにはサーシャだけでなく、クラスメイト一同が驚いたものの、プライドの高いサーシャがここで終わるわけがありません。
カリスマ性で魔王軍の真骨頂も使いこなす!
“破滅の魔眼”の能力をアノスから見染められたサーシャはミーシャと同じく自分の班に誘いますが、彼女の方もまた一つの条件の元に同意します。
その勝負は魔樹の森で開催される「班別対抗実技試験」であり、負けた班が勝った班に入る条件の元に始まりました。
魔法で城を建てたサーシャは先ほどの”破滅の魔眼”による汚名返上のために待ち伏せしますが、ここで2つ目の誤算に合います。
自分の城の前にあっという間に来てしまったアノスに驚きますが、それは現代では失われた「転移魔法」を使ってのことでした。
それでも、すぐに気を取り直したものの反魔法を何重にもかけているため入ることなどできないとタカをくくっていたのが3つ目の誤算です。
アノス「城とは、もっと重く作るものだ」
なんと、自らの魔法で城を持ち上げただけでなく、竜巻を起こされたことにより、城そのものが軽く揺らされてあしらわれてしまったのです。
アノス自身に触れぬままダメージを負ったサーシャが最後の手段にでます。
一緒に倒れている班員に対して「極炎殲滅砲」の準備を命じますが、それは現代人にとっては成功確率がたったの二割しかない禁断の魔法です。
サーシャ「怖気づいてる場合じゃないわ!敵(アノス)の力を認めなさい!」
この瞬間にサーシャ自身もアノスの力を認めたのです。
班員たちもまた、サーシャのカリスマ性に引かれるように準備にかかります。
そして班員たちと共に作り上げた「極炎殲滅砲」を迷うことなく放ちますが、どんなに強大な魔法でもアノスにとっては大したことなく、アッサリと相殺されてしまいました。
これにより勝負はアノスの勝利で終わります。
サーシャ「でも覚えておいてちょうだい!これは契約、心まで売った覚えはないわ」
見事なまでのツンデレぶりを発揮しながら、サーシャもアノス班に入ります。
ここまでの段階を見る限りでは、単純に魔法力はミーシャよりも上であるだけでなく、生徒たちを従わせるカリスマ性ままたミーシャには持ち得ていない魅力です。
しかし仕方なくアノス班に入ったサーシャには重大な目標があり、後のダンジョン試験の中で思いがけぬ悲劇と奇跡が起こります。
双子の妹ミーシャを強く拒絶し続ける理由と真相
双子の妹であるミーシャを「お人形」呼ばわりしながら拒絶するサーシャですが、実はそれには重大な秘密が隠されていたのです!
拒絶はミーシャを助けるための演技だった
実はネクロン家の後継者として誕生したのはサーシャだけで、ミーシャの方は先祖であるアイヴィス・ネクロン(後にアノス達の特別講師や宿敵として登場します)によって故意に作られた存在であることが判明します。
アイヴィスがミーシャを作り出す時に使用した2つの魔法
- 「分魂分体」
- 「分離融合転生」
これらの魔法によって作り出されたミーシャは彼女が15歳の誕生日を迎えた時に存在そのものが消えて無くなり、姉であるサーシャの身体に戻る仕組みとされています。
サーシャは今でこそ”破滅の魔眼”を制御して自分の意思で使いこなせているものの、まだ幼少期の頃はそれさえもできずに辛い思いをしてきました。
そんな中で唯一そばにいてくれたのが作られたミーシャであり、サーシャの方もまた彼女を実の妹のように仲良くしてきたのです。
それが変わってしまったのは成長した現代、魔法学院に入る前からでした。
しかし、これまでの本編でミーシャを拒絶してきたのはサーシャ自身による「主格交代」を成功させるために必要な演技だったのです。
サーシャ「15年、私は十分に生きた。だから、もういい・・・残りの人生は、あなたにあげるわ」
さらに実際に魔法かける時にも「お人形さん」呼ばわりですが、心の中では「ミーシャ」としっかり名前で呼びます。
サーシャ「私はずっとずっと、あなとことが大嫌い(本心では『大好き』)だったわ」
しかし「バイバイ」とお別れの挨拶を済ませた後、彼女にとって最大の誤算が起きてしまいます。
サーシャ「万全を期して絶対に間違いないように完璧に計画を練ってきた。それなのに・・・」
ミーシャから嫌われるため、これまでに何度も拒絶してきたのですが・・・
ミーシャ「どうして嘘をつくのか分からない。サーシャは嘘が下手」
そう、これまでの自分の言動が全て嘘であることを見抜かれていたこと、そしてミーシャの方もまた、どんなに罵られてもサーシャを嫌いになったことなど一度もなかったのです。
サーシャが行おうとした「主格交代」はその相手となるミーシャから自分が拒絶されなければ成功できません。
アノスによる奇跡のおかげで姉妹揃って助かる結果に
サーシャによる「主格交代」は空しく失敗に終わったものの、結局はアノスによる「時間操作」のおかげで15歳の誕生日を迎えてもミーシャは消えずに済みます。
プライドの高いサーシャにとっては、またしても彼に助けられること自体は気が進まないのですが、この時ばかりは流石に感謝すると同時にミーシャとの間に生まれてしまった心の溝をやっと埋めることができました。
今後はツンデレ要素も強化されていく可能性も
ミーシャが助かった上にアイヴィスやライヴィスによる襲撃も何とか切り抜けたことでダンジョン試験もパスした後、サーシャもまたミーシャと一緒に自宅へと招待されます。
彼の両親からは「2人目のお嫁さん」などと勝手に誤解されてしまうものの、サーシャ自身もまた満更ではない雰囲気です。
こうして見ると今後はこの3人による三角関係による展開を想像してみるのも面白いのですが、ひたすら一途にアノスを慕っているミーシャとは違い、サーシャの場合はアノスへの好意と同時に「強いライバル心」もまだ捨て切れてはいないと思います。
さらに彼女のような活発なツンデレキャラというのは好きな異性に対しても、なかなか素直に告白できないものです。
ここまで考えた結果に出たのは、ダンジョン試験の時以上の窮地や大きな戦いに出くわすと同時に本当に絶対絶命な展開にならない限り、好意を伝えてくることはないのではないか・・・という結論に至りました。
今後はアノスへの”ツンデレぶり”がさらに強化された形で「アノスの方から告白したくなるようにしてやるんだから!」と恋に魔法にと、さらに精進していく姿に期待したいですね。
まとめ
最後にサーシャについてのキャラクター性や今後の予想について、まとめていきましょう。
今後はツンデレぶりだけでなく、アノスを超えてやろうと精進して更なる魔法能力アップにも期待したいものですね。
ミーシャについてはかわいいミーシャの正体や今後をネタバレ考察をご覧ください。
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