夏の新作アニメとして放送および配信開始中の「魔王学院の不適合者」の本編中に最初の七魔皇老として登場したアイヴィス・ネクロンのキャラクター性や能力を紹介しています。
目次
アイヴィス・ネクロンのキャラクター性を紹介
まずは本作品の中で記念すべき(?)最初の七魔皇老として登場したアイヴィス・ネクロン(以下は「アイヴィス」と表記します)のキャラクター性から紹介しついきます。
1人目の七魔皇老として登場
アノスとミーシャによる魔王学院への入学やサーシャも彼らの班に加入した後に七魔皇老の1人であると同時に、大魔法教練の特別講師として初登場します。
アノス「確かに覚えのある魔力を感じるな・・・俺の血から作った配下の1人に違いないだろう」
七魔皇老とは
七魔皇老とは元々は二千年前、転生する前のアノスの血を使って作られた7人の魔族です。
“七魔皇老”という呼び方を知らずにいたアノスですが、アイヴィスを見た途端に彼から自分の血や魔力を感じ取ったため、すぐに自分の配下であることに気づくのです。
記憶の改竄もアイヴィスから始まる
彼の姿を見ただけでも殆どの生徒たちが緊張している顔立ちでいる中、アノスから真っ先に声をかけられます。
アノス「よう、アイヴィス。久しぶりだな」
アイヴィス「そなたは始祖に縁のある者か?」
しかしアイヴィスの方には自分の主に対する記憶がないような対応をしてきます。
そんな彼に対して「時間操作」の魔法を使って思いださせてやろうと試みますが、その結果に出てきたのは自分の名でなく「暴虐の魔王アヴォス・ディルヘヴィア」という存在のみでした。
これにより記憶の改竄をされていることを理解するアノスでしたが、こうした“記憶の改竄”も本作品の中では彼から始まっていたのです。
七魔皇老の中では最も所縁深い立ち位置に
特別講師として登場したアイヴィスは、生徒たちに自分の得意とする「融合魔法」の講義を行うものの、彼の血を受け継いでいるサーシャは既に習得済みであることが後に判明します。
ここまで見た時点でも、魔法学院を設立した偉大な存在とされる七魔皇老の中でもアノスやサーシャたちと最も所縁深いキャラクターと言えるのでは、ないでしょうか。
アイヴィス・ネクロンの独特な能力
ここからは「融合魔法」を始めとした、アイヴィスによる独特な性質の魔法や能力に触れていきたいと思います。
融合魔法の応用化
まずはアイヴィスの具体的な能力に触れる前に、彼の能力の基礎である「融合魔法」について簡単に理解しておきたいところです。
融合魔法とは・・・魔力と魔力を統合させながら波長の異なる別種の魔力をさらに統合させることによって、元からあった魔力をさらにパワーアップさせられる魔法です。
これだけでも、かなり凄い魔法であることを実感できるのかもしれませんが、アイヴィスによる能力の真骨頂は、この融合魔法をさらに応用させた「分離融合転生」になるのです。
分離融合転生
アイヴィスの手によってサーシャとミーシャが、この「分離融合転生」をかけられていることがダンジョン試験中に明かされます。
ミーシャ「15歳の誕生日、午前零時に私は消える。ミーシャ・ネクロンは存在しない」
アノス「つまり、お前は元々サーシャだったというわけか」
アノスもまた、ミーシャからの台詞やサーシャから自分と結んでいた契約を強制破棄させられたことで、彼女たちの真相やアイヴィスの真の能力に気づき始めます。
ちなみにアイヴィスが2人にかけていた「分離融合転生」は以下の2つの魔法が組み合わされています。
- 「分魂分体」
- 「融合魔法」
この2つの魔法を組み合わせることにより、強い魔族を生み出す術式の開発を進めておりました。
即ち、この2つの魔法がかけられていたことにより、ミーシャの方が自身で告げていた通りに15歳の誕生日に存在そのものが消えてしまう代わりにサーシャと一体化させることによって、これまで以上に強大な魔力を持つサーシャを作り出そうとしていたのです。
これだけ聞いただけでも、これまでにアノスたちが戦いの中で披露してきた攻撃魔法や蘇生魔法とは明らかに違い、アイヴィスならではの独特な魔法であることが理解できるかと思います。
しかし強大かつ壮大な魔法であるものの何故そこまで手間暇かけて、この「分離融合転生」を進めてきたのかも気になるところですが、結論から言ってしまうと・・・
アイヴィスは「分離融合転生」を使って、サーシャを“始祖を転生させるための器にしよう”と計画していたのです。
ミーシャやサーシャすら軽くはねのける強大な魔力
アイヴィスの魔法や能力において融合魔法や「分離融合転生」ばかりに意識がいってしまいがちですが、さすがは七魔皇老の1人であると言わせてしまう程に基本的な魔力も上級であり、それは自分の血を受け継いでいるミーシャやサーシャの魔法など軽く跳ね除けてしまう程に強大なのです。
突然の襲撃によってアノスの心臓を貫くだけでなく、ミーシャの「創造建築」やサーシャによる「破滅の魔眼」すら全く通用しないばかりか、逆に自分が放つ「拘束魔鎖」で2人をアッサリと拘束してしまいます。
それでもアノスによる反撃で撃退されたと思えたのも束の間・・・その直後に現れた、時の番神”エウゴ・ラ・ラヴィアズ”によって「時の神の力」を授けられたアイヴィスの魔力を始め、全てがヴァージョンアップした状態で蘇り、再びアノスに攻撃を仕掛けてくるのです!
「時の神の力」で一度は不死身に!
時の番神”エウゴ・ラ・ラヴィアズ”によって「時の神の力」を授けられたアイヴィスはその力を使って、アノスから放たれる「獄炎殲滅砲」をも魔法そのものの時間を戻して無かったものに変えてしまいます。
そして力と同時に与えられた“時神の大鎌”に自分の得意な融合魔法をかけたことで「魔法具融合」までさせて自身すら“不死身”と宣言します。
アノスからは「借り物の力でしかない」と跳ね除けられますが、アイヴィス自身にある高い魔力あってこそ、時の力による攻撃もここまで強大なものとなったのでしょう。
しまいには時間すら止めてしまい、授けられたばかりの「時の神の力」を早くも有効活用するものの・・・
アノス「時間を止めたくらいで、俺の歩みを止められるとでも思ったか?」
結局はアノスの理滅剣の前に敗れ去りますが、彼の蘇生魔法により蘇ってからは正気に戻り、謝罪すると同時に再び忠誠を誓うのでした・・・。
正気を取り戻してからの活躍ぶりも紹介
最後に正気を取り戻した後のアイヴィスの活躍ぶりにも少しだけ触れていきましょう。
ダンジョン試験中での戦闘後、アノスによって記憶と正気を取り戻した彼ですが、早くも第6話で意外な姿によって再登場しました。
アノスとミーシャが一緒に入った猫喫茶の中で1匹の黒猫が現れて声をかけてきます。
アイヴィス「このような姿で御膳を汚すこと、どうかお許しを」
ミーシャ「その声・・・アイヴィス様!?」
正気を取り戻した後のアイヴィスの行方について気になっている視聴者も多かった中で、まさか黒猫の姿に変わっているなど予想すらつきませんでしたね・・・。
アノスからの命令を受けていた彼は、自らを黒猫の姿に変えて同じ七魔皇老であるメルヘイスの行動を探っていたのです。
しかし黒猫の姿に変えたアイヴィスに対しても尻尾を掴ませなかったメルヘイスも、なかなかの策士かつ曲者ということですね。
まとめ
今回は七魔皇老の1人であるアイヴィスのキャラクター性や独特な能力に迫ってみました。
- 本編の中で最初の七魔皇老として登場した。
- 魔法学院内でアノスと再会した時点で既に記憶を改竄されていた。
- 自分の得意とする融合魔法で目的のためにミーシャとサーシャを利用していた。
- 魔力そのものも強大であるからこそ、「時の神の力」を早くも使いこなすと同時に、アノスを苦戦させたかのように見えた。
- 正気を取り戻してからはアノスの命令により、他の七魔皇老の者たちの同行を探る任務に徹している。
もしも、アニメ最終話や原作の完結まで第6話の時と同じ黒猫の姿であり続けるのであれば・・・ミサやファンユニオン達すら超えてしまうほどのマスコット的存在に化けるかもしれませんね。
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