ライトノベルやコミカライズで長年に渡って多くのファンを獲得し続けている「無職転生-異世界行ったら本気出す-」。
本記事では、アニメ第3話で初登場を果たすと同時にルーデウスの”初めての友達”になってくれたシルフィエットのキャラクター性や魔術能力を始め、遠い未来の結婚によって授かることになる子供たちにも迫りたいと思います。
※ こちらネタバレに関する内容が含まれています
無職転生の登場キャラ一覧は「無職転生の人物相関図」の記事をご覧ください。

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シルフィエットとは?

出典:アニメつぶやき速報!!
まずはシルフィエットのキャラクター性から紹介していきます。
シルフィエットのプロフィール
まずはシルフィエットの簡単なプロフィールから見ていきましょう。
種族 | 混血(人族1/2・長耳族1/4・獣族1/4) |
髪色 | 緑(幼年期)→白(フィッツ) |
クラス | 治癒術師 |
職業 | ・アリエル王女の守護術師 ・ラノア魔法大学生 |
一人称 | 「私」(幼年期)→「僕」(フィッツに変化後) |
愛称 | シルフィ |
混血の”ボクっ子”少女
ルーデウス達グレイラット家と同じブエナ村に住んでいる緑の髪色に尖った形の長耳が特徴的なクォーターエルフの“ボクっ子”少女です。
ルーデウス(人族)やロキシー(魔族)のような純血なキャラクター達とは違って“3つの種族”の血を併せ持っているのです。
ロキシーとは異なる外見のコンプレックス
シルフィエットもまた、自分の外見に対するコンプレックスを持っていますが、先に登場していたロキシーとはかなり違います。
そこで、この2人の持つ”外見のコンプレックス”を簡単に見比べてみましょう。
ロキシー | ・魔族(シグルド族)特有の「青い髪色」 ・身長の低さ |
シルフィエット | ・スペルド族と同じ「緑の髪色」 ・ロキシーとは違う「短髪」 |
一見は同じ”外見上のコンプレックス”でも、シルフィエットの方はそれが原因による“イジメ”という深刻な悩みがついてしまうのが辛いところですよね。
ロキシーのような強大な魔力を持っていれば、攻撃魔術で嫌なイジメっ子たちを自分で撃退できていたかもしれません。
しかし、初登場の時点ではそれさえも出来なかった所が、本人の辛さに更なる拍車をかけてしまっていたのではないでしょうか。
ルーデウスの”初めての友達”になってくれた存在
ロキシーのおかげで外に出ることへの恐怖感を克服できたルーデウス(幼年期)は、彼女が去ってからは1人で外に遊びに行くようにもなります。
そんな中でソマル達からイジメられているシルフィエットを見かけて助けたことが、2人の出会いのキッカケとなるのです。
汚された頭髪を魔術で洗ってくれるルーデウス(幼年期)に対して、感謝すると同時に彼のことが心配になってしまいます。
シルフィエット「どうしよう、今度から君もイジメられちゃうかも・・・」
ルーデウス(幼年期)「そしたら君が遊んでくれよ。今日から“友達”だ!」
こうして友達同士の関係となれた2人ですが、ルーデウス(幼年期)にとってもシルフィエットは“初めての友達”になってくれた貴重な存在でもあります。
前世の男「こんなに“美少年”なら、美少女が寄ってくるかもしれないしね!」
ルーデウスの中にいる「前世の男」の中には「美少年にあやかって”おこぼれ”をもらおう」などという不純な動機もありましたが、そうした淡い野望はすぐに崩されることとなります。
“友達同士”の関係になってからは毎日のように仲良く遊ぶようになりました。
そんなある大雨の中で濡れた日、リーリャが温かいお風呂を準備してくれため、シルフィエットが先に入るように促されます。
しかし、本人は恥じらう表情を露わにしながら立ち尽くしてしまいます。
そんな彼女に業を煮やしたルーデウス(幼年期)から、隙を突かれて無理やりパンツを脱がされてしまった結果・・・
ルーデウス(幼年期)「ついて・・・ない?君、女の子だったの!?」
これによってルーデウス(幼年期)の方もシルフィエットが”女の子”であることをやっと理解したものの、自分のことを”美少年”などと間違われた挙句、自分の下着まで脱がされてしまった彼女の方にとってはたまったものじゃありませんね!
何気に女子力も高い!
ルーデウス(幼年期)と友達となったばかりの頃は、ひたすら魔術の修行に打ち込んでいたシルフィエット。
ですが、実は「何気に女子力も高い」ことが判明します。
掃除・洗濯・料理に加えて、成長していくにつれてファッションへのこだわりも強くなっていくのです。
しかしルーデウスと離れ離れにされてから、アスラ王宮に転移させられるまでの間はリーリャから「礼儀作法」を習っていた上に、ゼニスのお手伝いをする中で彼女から料理なども教わっていた可能性も大きいのです。
(ちなみにロキシーがルーデウスの家庭教師として一緒にグレイラット家に住んでいた2年間でも、ゼニスは彼女に対して料理を教えていたようです)
ゼニス(母親)の詳細は以下の記事をご覧ください。

戦いとは無関係となってしまうものの、こうした家事や料理に長けている「女子力の高さ」は女性にとっては色々な意味で大きなステータスにもなりますからね。
シルフィエットの髪が緑色の理由
まずは、シルフィエットが初登場したばかりの頃の髪色が「緑色」である理由から触れていきましょう。
ブエナ村の子供たちからは「緑色」という理由だけで凶暴で有名なスペルド族と間違われたためにイジメにまで発展してしまうという可哀想な境遇でした。
しかしシルフィエットの髪が緑色なのは、ただ単に”混血児”だからというわけでなく「ラプラス因子」と呼ばれる特別な才能を持って生まれてきたためです!
「ラプラス因子」とは?
「ラプラス因子」とは、魔神ラプラスが転生するため、世界中にバラ撒いた”魂の情報”です。
それを持つ者は、身体のどこかに魔神ラプラスと似た特徴を持っております。
そこで、その”現れる特徴”も複数あるため、ここで挙げて見ましょう。
- 高い魔力と魔術の素質
- 緑色の髪
- 魔眼
- “闘気”を纏うことが出来ない
- 腕力が強い
こうして挙げてみると、ルーデウスが①と④による”内面的”なものに対して、シルフィエットの方は②の”外見的”な特徴に当たっていることが解りますね。
魔力の枯渇で「白髪」に変化!
ルーデウス(少年期)がアスラ王国の中で10歳の誕生日を迎えた翌日に勃発してしまう「フィットア領転移事件」によって、シルフィエットはあらぬ地域へと転移させられてしまいます!
彼女の場合は「アスラ王宮の上空」という、かなりとんでもない位置に飛ばされてしまうのです!
シルフィエットも空を飛べるわけでもなく、このまま何もしなければ、そのまま地面に落下させられて即死してしまいます。
即死を防ぐため、落下中に魔術を使い続けたシルフィエット。
落下や転落死は何とか免れたものの、助かった時には魔力を枯渇したために髪色がこれまでの「緑色」から「白」へと変わってしまうのです!
少し可哀想な気もしますが、これこそがシルフィエットが迎える1つ目の大きな転換点なのかもしれませんね。
シルフィエットの魔術能力

出典:アニメつぶやき速報!!
「髪色」や「ラプラス因子」にも触れた後は、シルフィエット自身の秘めたる魔術能力にも迫ってみましょう。
【魔術能力①】”回復魔術”と”解毒魔術”を「無詠唱」で使えてしまう
ルーデウスも無詠唱で魔法を使えるものの、それはあくまでも「攻撃魔術のみ」に限られます。
シルフィエットの場合はルーデウスとは正反対に“回復魔術”と“治癒魔術”の両方を無詠唱で使えるメリットは思いがけぬ強大な魔物たちと戦う時には、とても重宝するはずです。
【魔術能力②】混合魔術は自分なりの工夫でカバー!
シルフィエットの場合、2種類の魔術を同時に放つことが出来ません。
しかし、そうした欠点に対しては時間差で2つの魔術を放つことでカバーする形で混合魔術も使えるように工夫しているのです!
こうして自分の欠点を工夫できている点も、シルフィエット自身の才能と努力の賜物ではないのでしょうか。
さらに細かい点まで突っ込んでみると、シルフィエットは幼い頃に負った火傷が原因で「火の魔術は少し苦手」という一面も持っております。
【魔術能力③】多くの魔力総量も持つ
シルフィエットは魔力総量においては、ルーデウスと比べるとかなり少ないものの、それでも一般的な中で見れば多い方でなのです。
これらの点も踏まえて比べてみると同じ魔術能力でも、ルーデウスやロキシーが”攻撃向き”なのに対して、シルフィエットの方は“回復向き”であるということですね。
さらにルーデウスとは明らかに違う才能を持っている上、秀でている面もまるで正反対である印象を受けると思います。
【魔術能力④】ルーデウス譲りの装備品!
シルフィエットの魔術能力を語るにおいて、彼女が使うことになる「初心者用の杖」も外せません!
先端部分に小指ほどの大きさによる魔石がついていて、全身は”ヴァンパイアトゥレントの若木”から作られています。
鋭いファンであれば、こうしたデザインや形を見た(聞いた)だけでもピンッと浮かぶ人も多いかと思いますが、実はルーデウス(幼年期)が第2話で5歳の誕生日を迎えた時にロキシー先生からプレゼントされて使っていたものを、今度は彼からシルフィエットに譲られていたのです。
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