ライトノベルやコミカライズで長年に渡って多くのファンを獲得し続けている「無職転生-異世界行ったら本気出す-」。
この記事では、異世界に転生してきた主人公ルーデウス・グレイラットの父親であるパウロ・グレイラットのキャラクター性や強さを始め、ファン達からは少し嫌われてしまっている理由にも迫りたいと思います。
※ こちらネタバレに関する内容が含まれています
無職転生の登場キャラ一覧は「無職転生の人物相関図」の記事をご覧ください。
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目次
パウロ・グレイラットとは?
まずはパウロ・グレイラット(以下は「パウロ」と表記します)の簡単なプロフィールから見ていきましょう。
種族 | 人族(人間) |
髪の色 | 茶髪 |
クラス | 剣士 |
職業 |
|
冒険者ギルドのランク | Aランク |
かつて中央大陸で有名だったSランクパーティー「黒狼の牙」のリーダーを務めていたパウロ。
ギルドランクもAランクと、剣術の腕も一流です。
これだけでも、パウロがどれだけ強い戦士だったのかが分かるでしょう。
パウロはかなりの亭主関白
一流の剣士らしい高い身長に筋肉質で引き締まった体格のパウロですが、そうした外見を思わせるかのように男気に溢れているためなのか、グレイラット家の中ではかなり“亭主関白”な一家の主です。
自分たちの子供(ルーデウス)がまだ生まれてくる前に妻のゼニスと“1つの約束事“を交わしていました。
それは、「自分たちの間から生まれてくる子供が男の子だったら”剣士”にさせる」というものでした。
その結果、1人目の子供として生まれてきた(「前世の男」から転生されてきた)のがルーデウス(幼年期)であり、男の子が生まれたわけですが、その本人がわずか2歳にして中級の魔術を唱えてしまったことにより、夫婦同士による“意見の食い違い“が生じてしまいます。
ゼニス「ルディ(ルーデウスの愛称)に家庭教師をつけましょう!ロアの街なら、きっと良い魔術の先生が・・・」
パウロ「いや、待て待て!男の子が生まれたら”剣士”にするという約束だったろう!」
前もって約束していたわけであり、本来であればパウロの言い分の方が正しいのですが・・・
ゼニス「何よ、約束って!あなた、いつも約束破るじゃない!」
パウロ「俺のことは今、関係ないだろうが!」
ゼニスからの言い分により、パウロが「約束をよく破る性質」であることが判明します。
そうして自分がしてきたことを棚に上げながら、都合の良い時だけ”約束”を持ち出す彼は「自分の信念やポリシーはどんなことであろうと貫く」タイプであると同時に、かなり“亭主関白”な一家の主ということが分かります。
こうした男性を嫌う女性も多いかもしれませんが、ここ近年の現実世界の夫婦では、パウロのような”亭主関白”な夫そのものをあまり見かけなくなったようにも感じます。
そういう意味ではある意味で貴重な存在なのかもしれませんね。
パウロはルーデウスに魔術の勉強をさせるキッカケを作った張本人
自分たちの子供が男の子だったら”剣士”にさせることばかり考えてきたパウロですが、そのルーデウス(幼年期)が魔術を勉強するキッカケを作り出していたのは、実はパウロ本人だったのではないでしょうか。
彼は夜眠る前にはいつもルーデウス(幼年期)に対して、本を読んで聞かせてあげていました。
普通、まだ1歳や2歳児に対しては文字が少ない子供向けの絵本を読み聞かせるはず。しかし、パウロの場合は紙面いっぱいに文字ばかり書かれている本を使っていたのです。
(本作品の異世界の中では”絵本”というものが存在していない可能性も大きいのですが…)
始めはこの世界の言葉すら覚えられないルーデウス(幼年期)も、パウロのこうした行動のおかげで慣れながら文字を覚えてきたようです。
そして、書庫の中にある宝箱に入っていた魔術教本を見つけては、それをひたすら読みながら自分でも水系で初級となる攻撃魔術「水弾(ウォーターボール)」の練習を続けました。
その結果、魔力総量を増やすことや「無詠唱」で放てるようにまで成長してしまったのです!
わずか2歳でここまで出来るようになってしまったのは、ルーデウス(幼年期)の努力の賜物であるわけです。
しかし、自身でここまで到達させるように頑張らせたキッカケを作ったのはゼニスではなく、パウロの方だったようにも思えますね。
ルーデウス(幼年期)の詳細は以下の記事をご覧ください。
パウロは他種族の者に対しても柔軟に接する優しい一面も
自分たちの息子の育て方に関して言い争いばかりが平行線に続くものの、2人の間に入ったリーリャからアドバイスをもらえたことで”魔術と剣術の両立”という形に落ち着きます。
そして、家庭教師としてグレイラット家に訪れてきたロキシー・ミグルディアが魔族(ミグルド族)であることを知っても種族の違いによる偏見や差別をすることなく、彼女に対しても“自分たちと同じ家族”として接してくれます。
パウロ「そんじゃあ、始めるかぁ!ロキシーちゃんの歓迎会ー!」
第1話で彼女が初めて訪れてきた時には、ゼニスやルーデウス(幼年期)と一緒に固まってしまいますが、それはあくまでも自分たちが家庭教師として雇った者に対する予想が大きく外れたから。
初日の修行が終わった途端に大声で呼んできては盛大な歓迎会を開いてくれるのです。
第1話の詳細は以下の記事をご覧ください。
決断力や実行力だけでなく、こうした柔軟性もあったからこそ「黒狼の牙」のリーダーも務まっていたのでしょうね。
ストーリー序盤ではルーデウスが影の主人公?
本作品の主人公は紛れもなくルーデウスです。
しかし、まだ転生されてきたばかりの幼年期は、父親であるパウロが彼の代わりにストーリーを引っ張っている印象が強いんですよね。
(リーリャとの不倫関係も大きなインパクトを残しましたからね)
そうした面で決定的となったのが、やはりルーデウス(幼年期)が7歳になった時にシルフィエットと引き離す形でボレアス家へと強制移住させたことではないでしょうか。
自分の息子に”初めての友達”ができたこと自体は父親としても喜ばしいことであったものの、ルーデウス(幼年期)とシルフィエットがあまりにもお互いに依存し合ってしまいます。
そのことを心配したシルフィエットの父親から娘のことで相談を受けたパウロも、ルーデウス(幼年期)のことが心配となって「このままでは2人のためにも良くない」という結論に至ったのです。
パウロ「だから5年間、コイツ(ルーデウス)を親戚の家に預けることにした」
生まれつき持ち合わせてきた“決断力”と“実行力”を駆使した結果、自分の息子を親戚となるボレアス家に預けることを決意。
しかし、その5年間はシルフィエットに会いに行くことはおろか”手紙のやり取りも許さない”と決めてしまう程の徹底ぶりです。
主人公の生活環境を大きく変えてしまうだけでなく、強制移住させたボレアス家では「エリスの家庭教師」としての仕事まで用意されており、ルーデウス自身にとっても自身の成長としての大きな転換期にもなっていきます。
それによって、物語の舞台もブエナ村からボレアス家や”魔大陸”へと格段に飛躍しました。
このタイミングこそが「幼年期編」から「少年期編」に切り替わる大きなターニングポイントにもなるのです。
そうして考えてみると、ブエナ村やグレイラット家だけを舞台とされていた序盤の「幼年期編」では、パウロがストーリーを大きく動かしていた印象も強く、ある意味では「ストーリー序盤の中では“影の主人公”」であったのではないでしょうか。
パウロ・グレイラットが嫌われる理由
パウロの名前で検索をかけてみると「パウロ 嫌い」や「パウロ クズ」などの悪い言葉がたくさん出てきます。
原作ラノベが長い歴史を誇り、今では多くのファンをもつ「無職転生」の中で、何故パウロが嫌われているのでしょうか。
その理由を、1つずつ紹介していきます。
【パウロが嫌われる理由①】息子を理不尽に叱りつけるから
元々が強引な性格かつ”亭主関白”な気質を持つパウロですが、そうした性質は息子のルーデウスに対しても出しています。
第2話での卒業試験を見事にパスしたルーデウス(幼年期)はロキシーと(ひとまずの)お別れをした後も1人で外にも出られるようになります。
しかし、そんな中で村の男の子たちからイジメられているシルフィエットを助けたのにも関わらず、帰ってきた息子を自宅の中で怖い表情をしながら仁王立ちで待ち受けていました。
第2話の詳細は以下の記事をご覧ください。
実はルーデウス(幼年期)とシルフィエットが出会って仲良くなり始めていた頃、彼女をイジメていた集団の中心人物であるソマルの母親が、グレイラット家に訪れてきては苦情を告げに来ていたのです。
パウロには「自分の息子(ソマル)がルーデウス(幼年期)から殴られた」などと事実とは全く異なる内容による言い分でした。
それを聞かされたパウロが悪いことをした息子へのお説教を始めますが、ソマルたちからの攻撃を避け続けていただけのルーデウス(幼年期)たちは、必死に疑いを晴らそうとします。
ルーデウス(幼年期)「父様がどういう話を聞いたのか、分かりませんが・・・」
パウロ「違う!悪いことをしたら、まず『ごめんなさい』だ!」
ルーデウス(幼年期)「実は道を歩いていたら・・・」
パウロ「言い訳をするな!」
これはもう“子供の話を全く聞かない父親“の典型的なパターン。
現実社会の中にも多くいる「人の話を聞かずに自分の意見ばかり押しつけてくるタイプ」そのものですよね!
こうしたタイプの人間は、アニメ作品の中でも現実社会の中でも根本的に“嫌われるタイプ”です。
まだストーリーも序盤である中で、早くも多くのファンたちから嫌われ始めてしまったのでしょう。
ルーデウス(幼年期)の方も内心までもが完全に年相応な子供であるならば、父親からの威圧感に負けて不本意な中でも謝っていたのでしょうが、彼の中には現実世界の中で34年間も生きてきた「前世の男」がそれを許さなかったのです。
取り敢えず謝ってしまう方向も考えたものの、それは「パウロのためにも良くなく、彼の叱り方はダメだ!」と結論に至っては彼の方も自分なりの言い方で抗議します。
ルーデウス(幼年期)「子供が何か言う前に怒鳴りつけて謝らせる。大人のやることは手っ取り早くて簡単で羨ましいですね」
パウロ「ルディ!!」
息子からの皮肉めいた言い方で返されたパウロは、頭に血が上がってカッとなってしまい、強烈な平手打ちで顔面を引っ叩いてしまうのです!
自分でやってしまった後で我に返るパウロですが、この行動によって「口よりも先に手が出るタイプ」でもあるとまで思われたのでしょうね。
- 人の話を聞かずに自分の意見ばかり押しつけてくる。
- 自分がカッとなると我を忘れて、まだ年端もいかない子供に対しても手をあげてしまう。
こうした性格や行動が多くのファンたちから嫌われてしまう1つ目の理由とされています。
【パウロが嫌われる理由②】浮気癖が強いから
パウロが最も嫌われている理由として最も大きく挙げられるのが、やはり彼自身による「女性関係に対してのだらしなさ」ではないのでしょうか。
パウロは、妻のゼニスと子供がいる身でありながら、自分たちで雇っているメイド・リーリャと肉体関係を持っていたのです。
その上、ゼニスが第二子を身籠った最中にリーリャにも自分の子供を孕ませてしまったことも発覚します。
リーリャ「以前から疑わしい症状が続いていたのですが・・・申し訳ありません。どうやら妊娠したようです」
パウロ「す、すまん。たぶん俺の子だ・・・」
いつものような威厳などなく、怯えた表情でアッサリ薄情。
しかし、これは完全にパウロの浮気による過失であり、この事実を知ったゼニスからはブチ切れられてしまいます!
ここまで来てしまうと、もはや「嫌い」を通り越して完全な「クズ男」の部類に入ってしまいますよね。
一方、リーリャの方も責任を強く感じており、ゼニスの第二子の出産のお手伝いが済んでからグレイラット家を出て行くことを告白。
しかし、ルーデウス(幼年期)がゼニスに対して「でまかせ」も含めた事情説明も含めながら必死に説得してくれたことで悲惨な家庭崩壊は何とか免れたのです。
この浮気騒動で1番の被害者とされたゼニスには可哀想ですが、パウロの浮気性はここまでの大事にならない限りはなかなか直せなかったのではないでしょうか。
ちなみに、第1話で2歳になったばかりのルーデウス(幼年期)が書斎の中で魔術の勉強や修行に励んでいた時、パウロは庭の方で剣術の鍛錬をしていましたが、外から見ているブエナ村の女性たちからチヤホヤされてデレデレしていました。
そう考えると”リーリャの妊娠”がなく、家庭崩壊の危機にまでなっていなかったとしても、他の女性との関係まで持ってしまう可能性も大きかったと言えるでしょう。
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パウロ・グレイラットの強さ
ここからはパウロの剣士としての強さに触れていきましょう。
パウロは剣術の三大流派を全て上級まで習得!
本作品の剣術には、3つの流派が存在しています。なんとパウロは、その「三大流派」を全て上級まで習得しています。
これだけでも“優秀な剣士”と言える上、攻守から立ち回りまで全てこなせてしまう“理想的な天才剣士”でもあるのです!
せっかくの機会なので、その「三大流派」の種類と内容を簡単にまとめてみましょう。
「三大流派」 | 内容 |
①剣神流 |
|
②水神流 |
|
③北神流 |
|
どの流派も、極めるまでに死を覚悟するほど厳しい修行が待っています。
パウロは、そんな「三大流派」を全て上級まで習得しているのです。
パウロが披露してくれる”剣神流”と”水神流”の二段構えが強い!
ルーデウス(幼年期)もまだブエナ村で過ごしていた頃、一度だけパウロが魔物と実際に戦う場面を見せられていました。
森の近くにいきなり魔物が襲来してきてロールズ(シルフィエットの父親)が応戦してくれているものの、あまりにも巨大な体格と力を持つため、彼1人では敵わなかったのです。
パウロ「下がってろ、父さんが絶対に守ってやる!」
この時には「本物の戦いを見ることも良い経験になる」と告げながらルーデウス(幼年期)も同行させていたのです。
いざ戦闘が始まれば、剣士としての表情に変わると共に“剣神流”で攻め込んでは巨大な魔物が引き連れていた手下たちを一気に斬り倒してしまいます!
さらには回復系魔術で負傷したロールズを治療していたルーデウス(幼年期)の前まで攻め込んでいた親玉が彼に対して拳を放ってきた瞬間、パウロもいつの間にか追いつくと同時に今度は“水神流”で魔物の親玉からの攻撃を受け流しながら倒してしまったのです。
これはまさに“剣神流”と“水神流”の二段構えといっても過言でなく、この2つを自在操れてしまうパウロの強さはまさに”本物”でした!
ルーデウス(幼年期)「あの時のパウロは正直、無茶苦茶カッコ良かった!」
ルーデウスも「前世の男」から見ても、尊敬に値する人物となりました。
その戦いを見てから、ルーデウス(幼年期)も魔術や剣術の修行に励みつつ「パウロに勝つための策」を何度も練るようになります。
パウロとルーデウス(幼年期)の強さは雲泥の差
パウロが見せてくれた自身の戦いから「勝つための策」を何度も練り続けてきたルーデウス(幼年期)。
ですが、それだけではパウロには勝てないことを強く思い知らされることになります。
彼が7歳の誕生日を迎えた後に、「シルフィエットと一緒にラノア魔法大学に行きたい」とお願いしたことがキッカケで、パウロから勝負をさせられます。
この時のパウロは”いつもの剣術修行”の時とは明らかに違っており、自分の得意とする”剣神流”でいきなり容赦なく攻めてくるのです!
応戦するルーデウス(幼年期)も自分の魔術で紙一重の差で何とか回避。次は彼の方から魔術で地面に泥濘を作ることでパウロの右足を止めて動きを封じたはずですが…。
ルーデウス(幼年期)「とった!もう一発ブチこんで俺の勝・・・マジか?」
この時点で同じ魔術をもう一度喰らわせて勝利と確信したルーデウス(幼年期)ですが、パウロの方も片足を止められただけでは止まらず“剣神流”の速さのまま攻め込んできます!
驚くルーデウス(幼年期)ですが、今度は爆風を放ちながら下がって彼と距離を取ろうとしますが…。
ルーデウス(幼年期)「少しも怯んでな・・・」
今度はパウロの方が目前にまで迫っていました!
ここでヤケになったルーデウス(幼年期)が自分の剣でパウロに斬りかかろうとしますが、“水神流”の剣でアッサリ受け流された直後、彼が強く振り下ろしてきた木刀を肩に喰らって倒されてしまいました。
ルーデウス(幼年期)「クソ!やっぱ強ーわ、パウロ・・・」
ルーデウス(幼年期)が入念に研究して編み出した作戦もパウロにとっては”子供の浅知恵”でしかなかったようです。
この時点で剣術においての圧倒的な“実力差”を改めて思い知らされたルーデウス(幼年期)ですが、それでもパウロという“強い存在”が身近にいたからこそ、努力を怠らずに頑張ってこれたこともまた否定できない事実なのです。
女性関係を始めとした性格面での問題は多くあるものの、それでも「実力は本物」。
それと同時に「やる時はやる」性質なパウロは、”師匠キャラ”として見てみると「ドラゴンボール」の亀仙人や「ダイの大冒険」のマトリフに少し近い印象もありますね。
パウロ・グレイラットの知られざる過去と家族構成
ここからはパウロの出生や家族、そして冒険者時代だった頃にまつわる過言話にも迫りたいと思います。
【パウロの過去①】実は貴族家系の出身だった!
これはルーデウスがボレアス家に強制移住させられてから判明しますが、パウロが生まれたグレイラット家は実は“貴族”家系なのです!
そこで妻(エリス)や息子(ルーデウス)などブエナ村で一緒に暮らしてきた者は除く形でパウロと特に近しいキャラクター達を簡単に紹介しましょう。
伯父 | サウロス・ボレアス・グレイラット |
従兄弟 |
|
甥 | ルーク・ノトス・グレイラット |
パウロは、アスラ王国の上級貴族であるノトス・グレイラットの生まれ。
しかし、厳格な父親と折り合いがつかなくなってしまった故に、12歳の頃に家を飛び出して冒険者として旅立ち始めたのです。
普通であれば、ストーリーが進行する中で両親との再会や和解などに期待を寄せるファンも多かったのでしょうが、残念ながらパウロの両親は本編の中で登場しないまま終わってしまいました。
【パウロの過去②】S級パーティーのリーダーを務める
冒険者として旅立つパウロは魔物たちとの戦いだけでなく、各地で悪さもしてきたみたいです。
そうした中で「黒狼の牙」を結成すると同時にリーダーを務めることになります。
ここで、パーティーメンバーと各自のクラスや役割も簡単に紹介していきましょう。
メンバー名 | 役割 |
パウロ・グレイラット | 剣士(サブタンク兼アタッカー) |
ゼニス・グレイラット | 治癒術師(ヒーラー) |
ギレーヌ・デドルディア | 剣士(アタッカー) |
エリナリーゼ・ドラゴンロード | 戦士(タンク) |
タルハンド | 魔術師(アタッカー) |
ギース・ヌーカディア | シーフ(雑用係) |
バランスの取れた良いパーティーでしたが、パウロによる個人的な理由で解散。
それである故に、実際には彼のことを嫌っているメンバーもいました。
しかしエリナリーゼとタルハンドは、「フィットア領転移事件」でパウロの家族たちが行方不明にされてしまったことを知ったと同時に、ロキシーとパーティーを組んで捜索の旅に出るのです。
【パウロの過去③】結婚してからブエナ村の駐在騎士に・・・
ゼニスの妊娠を機に彼女と結婚したパウロは、自分たちのパーティーを解散させると共に「安定した生活」を求めて冒険者を引退してしまいます。
その後に従兄弟のフィリップを頼った結果、「ブエナ村の駐在騎士」に落ち着きます。
ブエナ村に自宅を持ち、リーリャをメイドとして雇って生活していく中で、自分たちの第一子となるルーデウスが誕生(転生)してくるのです。
パウロ・グレイラットが迎える今後の展開
ここからはパウロが迎える今後の展開と、遠い未来に迎えることになる衝撃的な結末に迫りたいと思います。
パウロは結果的に3人もの子供を授かることになる
先の「嫌われる理由」の中でも少しだけ触れましたが、ルーデウスの後にも“2人の娘”も授かることになります。
ここでパウロが授かることになる“3人の子供”も紹介していきます。
ルーデウス・グレイラット |
|
ノルン・グレイラット |
|
アイシャ・グレイラット |
|
子供を3人も授かるだけでも、普通に考えて凄いことです。
ちなみに、息子のルーデウスは青少年期に成長してから3人ものヒロインと結婚し、最終的には“6人もの子供”まで授かります。
これまた、ある意味で血は争えないと言うことでしょうね。
行方不明の家族を捜索する旅へ
ボレアス家でエリスの家庭教師を続けるルーデウス(少年期)が10歳の誕生日を迎えた翌日に発生した大規模な魔力災害により発生した「フィリップ領転移事件」。
この事件によって、ブエナ村で暮らし続けているパウロたちも被害に遭い、彼と身近にいたノルンだけがアスラ王国南部に転移させられます。
ノルンを保護しながら何とかブエナ村に帰還するものの、辿り着いた先には自宅を始め村ごと消え去ってしまった光景でした。
そこで「フィットア領捜索団」を結成してリーダーになります。
そして冒険者ギルドに「ルーデウスに向けての伝言文」や「黒狼の牙」元メンバーたちに対する協力要請を残してから、再びノルンを連れながらゼニスの故郷であるミリス大陸へ向かいます。
パウロ「中央大陸の北部を捜せ!」
しかしルーデウス(少年期)もまた、エリスと共に”魔大陸”へと転移させられたため、そこで出会ったルイジェルドと共にアスラ王国への帰還を目指して冒険している最中でした。
なので、自分の両親や妹までも転移させられたことなど知る由もなく、パウロが書き残した伝言を発見できなかったです。
そんなパウロの伝言文に真っ先に気づいたのが、自分の息子の家庭教師をしてくれたロキシーであったのは少し皮肉な話かもしれませんね。
それでもロキシーがかつて同じ「黒狼の牙」メンバーであったエリナリーゼやタルハンドとパーティーを組んで”魔大陸”へ旅立ってくれたことは大きな福音だったことでしょう。
精神的に追い詰められていく日々を過ごす
ノルンを連れながら家族捜索の旅を続けるものの、一向に見つからず誰とも再会出来ない状態。
そこから、さらに追い討ちをかけるかのように「友人たちの死亡報告」や「ミリスとの対立による団員たちの死亡」といった悲しい出来事ばかりが続きます。
それによって精神的にも追い詰められるようになり始めます。
ちなみにパウロを嫌う理由として、「すぐお酒に逃げてしまう面」を挙げる人も多いです。
しかしこの時期のパウロは、愛する家族とも会えない上に友人や団員たちも次々と失ってしまい、本当に辛い心境にまで追い詰められていたのです。
この時ばかりは「浮気なんかよりは完全にマシだ!」と捉えて、好きなだけ呑ませてあげたくなるのも人情と言えるのではないでしょうか。
息子と再会を果たすも親子喧嘩に!
ゼニスの居場所だけが掴めない中で”魔大陸”から帰還してきた息子との再会を果たします。
ルーデウスの方もこの時には既に青少年期にまで成長。
家族が行方不明になったことをまだ知らない彼が、楽しそうに旅の話をしてくるのが許せなくなり責め立てたことが原因で、親子喧嘩が始まってしまいます。
そんな親子喧嘩から2人を仲直りさせてくれたのが同じ「黒狼の牙」メンバーであるギースでした!
彼からルーデウス(少年期)が旅していた「魔大陸の過酷さ」を教えられた上に、パウロ自身が息子に対して過剰に期待し過ぎていたことを指摘されます。
これによってパウロ自身も強く後悔して、翌日にはルーデウス(青少年期)に謝罪します。
ルーデウス(青少年期)の方も、そんなパウロの気持ちを理解した末に、この親子は無事に仲直りを果たせます。
パウロ・グレイラットが迎える悲しき結末
最後はパウロが迎えることになる悲しき結末も見ていきましょう。
息子や心強い仲間たちと共に迷宮へ潜入!
ロキシーたちのおかげで、やっとゼニスの居場所を掴めたパウロは、迷宮都市ラパンにある「転移の迷宮」へ潜入します。
しかし、この一度目の探索では途中でロキシーが転移魔法陣によって逸れてしまったためにやむを得ず一旦地上へ帰還。
この一度目の探索で同行してきたギースが、ラノア魔法大学にいるルーデウス(青少年期)とエリナリーゼに手紙を送ってくれたために、この2人も現地へと駆けつけてくれるのです。
二度目の探索ではギースやタルハンドに加えて、駆けつけてきてくれた2人も加入する形で一緒に入っていきます。
まずはロキシーを救出することに成功しますが、ルーデウス(青少年期)にとってはこれによって”ロキシーとの長年ぶりの再会”を果たしたのです。
ロキシーの詳細は以下の記事をご覧ください。
最後には息子を庇う形で死亡する結末
救出できたロキシーも再加入してから迷宮の最階層に到着したパウロたちですが、そこで”あまりにも強大な敵”が待ち構えていました!
それこそが“9本もの首を持つ巨大なドラゴン”である「ヒュドラ(魔石多頭龍」だったのです。
壮絶な死闘の末に勝利できたと思えた瞬間、ヒュドラが隙をついてルーデウス(青少年期)に攻撃を仕掛けますが、パウロが庇う形で突き飛ばして身代わりになります。
その直後にロキシーが火の魔術でトドメを刺したものの、この時にはヒュドラからの不意打ち攻撃でルーデウス(青少年期)は左腕を、パウロもまた下半身を完全に失った状態に。
この下半身の喪失はルーデウス(青少年期)を庇ったために起きたのですが、この時点でパウロ自身にはもはや話す力さえも残されておらず、遺言すら言えないまま死亡します。
ヒュドラを倒したことでゼニス救出には成功したものの、そのための代償はあまりにも大きかったのです!
あまりにも唐突すぎたパウロの死であり、このエピソードは原作ラノベ第12巻で読むことが出来ますが、この場面に心を打たれて涙を流してしまう読者も非常に多かったそうです。
さらに、これまでパウロのことを嫌っていたファンの中には、あまりにも悲しすぎる結末によって「パウロに対する見方が変わった」と言われる人も多かったようです。
まとめ
今回は主人公ルーデウスの父親であるパウロのキャラクター性や強さを紹介しながら、ファンたちから嫌われてしまっている理由や今後の展開も兼ねながら迎えてしまうことになる悲しき結末にも迫ってみました。
- パウロはブエナ村で駐在騎士として生活しているが、実は貴族家系の息子であった。
- パウロは「黒狼の牙」を結成してS級パーティーのリーダーとして冒険していた。
- パウロはゼニスとの結婚を機にパーティーを解散し、ブエナ村に移住してから3人の子供を授かる。
- 女性関係にはだらしない性格が災いし、メイドのリーリャと肉体関係まで持った末に子供をまで孕ませてしまう。
- “父親”には向いていない性質はそのままだったものの、最後はヒュドラの攻撃から息子を庇う形で死亡する。
確かに”父親”には向いていない上、ルーデウスに対して過剰な期待心を押しつけてしまっていたパウロ。
しかし、それでも最後には愛する息子を己の身を犠牲にしてまで守り抜く姿勢で「息子を本当に愛している」という気持ちの強さを不器用なりにも行動で示したのでしょうね。
登場キャラクター | ||
ルーデウス |
ロキシー |
シルフィット |
エリス |
ルイジェルド |
ギレーヌ |
パウロ |
ゼニス |
リーリャ |
キシリカ |
オルステッド |
アルマンフィ |
エリナリーゼ |
タルハンド |
ヒトガミ |
ノルン |
アイシャ |
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コメント
絵本は作中でルーデウスと妹で作った絵本が最初だったはず
コメント、ありがとうございます。
そうですね。
記事内でも「文字いっぱいの書籍で〜」と書きましたが、ルーデウスが転生された世界と時代では、まだ絵本自体がなかったのが辛いところでしたよね。
タイトルでネタバレしててネタバレ注意とか不味くね
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りです。タイトル変更しました。
タイトルでネタバレとか糞過ぎだろ
わざとじゃなきゃ頭おかしいで
性格悪いからわざとかな?😅
糞サイトですね
コメントありがとうございます。
気分を害して申し訳ありません。
タイトル変更しました。