ライトノベルやコミカライズで長年に渡って多くのファンを獲得し続けている「無職転生-異世界行ったら本気出す-」。
この記事では、異世界に転生してきた主人公ルーデウス・グレイラットの父親であるパウロ・グレイラットのキャラクター性や強さを始め、ファン達からは少し嫌われてしまっている理由にも迫りたいと思います。
※ こちらネタバレに関する内容が含まれています
無職転生の登場キャラ一覧は「無職転生の人物相関図」の記事をご覧ください。

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パウロ・グレイラットとは?

出典:アニメつぶやき速報!!
まずはパウロ・グレイラット(以下は「パウロ」と表記します)の簡単なプロフィールから見ていきましょう。
種族 | 人族(人間) |
髪の色 | 茶髪 |
クラス | 剣士 |
職業 |
|
冒険者ギルドのランク | Aランク |
かつて中央大陸で有名だったSランクパーティー「黒狼の牙」のリーダーを務めていたパウロ。
ギルドランクもAランクと、剣術の腕も一流です。
これだけでも、パウロがどれだけ強い戦士だったのかが分かるでしょう。
パウロはかなりの亭主関白
一流の剣士らしい高い身長に筋肉質で引き締まった体格のパウロですが、そうした外見を思わせるかのように男気に溢れているためなのか、グレイラット家の中ではかなり“亭主関白”な一家の主です。
自分たちの子供(ルーデウス)がまだ生まれてくる前に妻のゼニスと“1つの約束事“を交わしていました。
それは、「自分たちの間から生まれてくる子供が男の子だったら”剣士”にさせる」というものでした。
その結果、1人目の子供として生まれてきた(「前世の男」から転生されてきた)のがルーデウス(幼年期)であり、男の子が生まれたわけですが、その本人がわずか2歳にして中級の魔術を唱えてしまったことにより、夫婦同士による“意見の食い違い“が生じてしまいます。
ゼニス「ルディ(ルーデウスの愛称)に家庭教師をつけましょう!ロアの街なら、きっと良い魔術の先生が・・・」
パウロ「いや、待て待て!男の子が生まれたら”剣士”にするという約束だったろう!」
前もって約束していたわけであり、本来であればパウロの言い分の方が正しいのですが・・・
ゼニス「何よ、約束って!あなた、いつも約束破るじゃない!」
パウロ「俺のことは今、関係ないだろうが!」
ゼニスからの言い分により、パウロが「約束をよく破る性質」であることが判明します。
そうして自分がしてきたことを棚に上げながら、都合の良い時だけ”約束”を持ち出す彼は「自分の信念やポリシーはどんなことであろうと貫く」タイプであると同時に、かなり“亭主関白”な一家の主ということが分かります。
こうした男性を嫌う女性も多いかもしれませんが、ここ近年の現実世界の夫婦では、パウロのような”亭主関白”な夫そのものをあまり見かけなくなったようにも感じます。
そういう意味ではある意味で貴重な存在なのかもしれませんね。
パウロはルーデウスに魔術の勉強をさせるキッカケを作った張本人

出典:アニメつぶやき速報!!
自分たちの子供が男の子だったら”剣士”にさせることばかり考えてきたパウロですが、そのルーデウス(幼年期)が魔術を勉強するキッカケを作り出していたのは、実はパウロ本人だったのではないでしょうか。
彼は夜眠る前にはいつもルーデウス(幼年期)に対して、本を読んで聞かせてあげていました。
普通、まだ1歳や2歳児に対しては文字が少ない子供向けの絵本を読み聞かせるはず。しかし、パウロの場合は紙面いっぱいに文字ばかり書かれている本を使っていたのです。
(本作品の異世界の中では”絵本”というものが存在していない可能性も大きいのですが…)
始めはこの世界の言葉すら覚えられないルーデウス(幼年期)も、パウロのこうした行動のおかげで慣れながら文字を覚えてきたようです。
そして、書庫の中にある宝箱に入っていた魔術教本を見つけては、それをひたすら読みながら自分でも水系で初級となる攻撃魔術「水弾(ウォーターボール)」の練習を続けました。
その結果、魔力総量を増やすことや「無詠唱」で放てるようにまで成長してしまったのです!
わずか2歳でここまで出来るようになってしまったのは、ルーデウス(幼年期)の努力の賜物であるわけです。
しかし、自身でここまで到達させるように頑張らせたキッカケを作ったのはゼニスではなく、パウロの方だったようにも思えますね。
ルーデウス(幼年期)の詳細は以下の記事をご覧ください。

パウロは他種族の者に対しても柔軟に接する優しい一面も

出典:アニメつぶやき速報!!
自分たちの息子の育て方に関して言い争いばかりが平行線に続くものの、2人の間に入ったリーリャからアドバイスをもらえたことで”魔術と剣術の両立”という形に落ち着きます。
そして、家庭教師としてグレイラット家に訪れてきたロキシー・ミグルディアが魔族(ミグルド族)であることを知っても種族の違いによる偏見や差別をすることなく、彼女に対しても“自分たちと同じ家族”として接してくれます。
パウロ「そんじゃあ、始めるかぁ!ロキシーちゃんの歓迎会ー!」
第1話で彼女が初めて訪れてきた時には、ゼニスやルーデウス(幼年期)と一緒に固まってしまいますが、それはあくまでも自分たちが家庭教師として雇った者に対する予想が大きく外れたから。
初日の修行が終わった途端に大声で呼んできては盛大な歓迎会を開いてくれるのです。
第1話の詳細は以下の記事をご覧ください。

決断力や実行力だけでなく、こうした柔軟性もあったからこそ「黒狼の牙」のリーダーも務まっていたのでしょうね。
ストーリー序盤ではルーデウスが影の主人公?
本作品の主人公は紛れもなくルーデウスです。
しかし、まだ転生されてきたばかりの幼年期は、父親であるパウロが彼の代わりにストーリーを引っ張っている印象が強いんですよね。
(リーリャとの不倫関係も大きなインパクトを残しましたからね)
そうした面で決定的となったのが、やはりルーデウス(幼年期)が7歳になった時にシルフィエットと引き離す形でボレアス家へと強制移住させたことではないでしょうか。
自分の息子に”初めての友達”ができたこと自体は父親としても喜ばしいことであったものの、ルーデウス(幼年期)とシルフィエットがあまりにもお互いに依存し合ってしまいます。
そのことを心配したシルフィエットの父親から娘のことで相談を受けたパウロも、ルーデウス(幼年期)のことが心配となって「このままでは2人のためにも良くない」という結論に至ったのです。
パウロ「だから5年間、コイツ(ルーデウス)を親戚の家に預けることにした」
生まれつき持ち合わせてきた“決断力”と“実行力”を駆使した結果、自分の息子を親戚となるボレアス家に預けることを決意。
しかし、その5年間はシルフィエットに会いに行くことはおろか”手紙のやり取りも許さない”と決めてしまう程の徹底ぶりです。
主人公の生活環境を大きく変えてしまうだけでなく、強制移住させたボレアス家では「エリスの家庭教師」としての仕事まで用意されており、ルーデウス自身にとっても自身の成長としての大きな転換期にもなっていきます。
それによって、物語の舞台もブエナ村からボレアス家や”魔大陸”へと格段に飛躍しました。
このタイミングこそが「幼年期編」から「少年期編」に切り替わる大きなターニングポイントにもなるのです。
そうして考えてみると、ブエナ村やグレイラット家だけを舞台とされていた序盤の「幼年期編」では、パウロがストーリーを大きく動かしていた印象も強く、ある意味では「ストーリー序盤の中では“影の主人公”」であったのではないでしょうか。
パウロ・グレイラットが嫌われる理由

出典:アニメつぶやき速報!!
パウロの名前で検索をかけてみると「パウロ 嫌い」や「パウロ クズ」などの悪い言葉がたくさん出てきます。
原作ラノベが長い歴史を誇り、今では多くのファンをもつ「無職転生」の中で、何故パウロが嫌われているのでしょうか。
その理由を、1つずつ紹介していきます。
【パウロが嫌われる理由①】息子を理不尽に叱りつけるから
元々が強引な性格かつ”亭主関白”な気質を持つパウロですが、そうした性質は息子のルーデウスに対しても出しています。
第2話での卒業試験を見事にパスしたルーデウス(幼年期)はロキシーと(ひとまずの)お別れをした後も1人で外にも出られるようになります。
しかし、そんな中で村の男の子たちからイジメられているシルフィエットを助けたのにも関わらず、帰ってきた息子を自宅の中で怖い表情をしながら仁王立ちで待ち受けていました。
第2話の詳細は以下の記事をご覧ください。
実はルーデウス(幼年期)とシルフィエットが出会って仲良くなり始めていた頃、彼女をイジメていた集団の中心人物であるソマルの母親が、グレイラット家に訪れてきては苦情を告げに来ていたのです。
パウロには「自分の息子(ソマル)がルーデウス(幼年期)から殴られた」などと事実とは全く異なる内容による言い分でした。
それを聞かされたパウロが悪いことをした息子へのお説教を始めますが、ソマルたちからの攻撃を避け続けていただけのルーデウス(幼年期)たちは、必死に疑いを晴らそうとします。
ルーデウス(幼年期)「父様がどういう話を聞いたのか、分かりませんが・・・」
パウロ「違う!悪いことをしたら、まず『ごめんなさい』だ!」
ルーデウス(幼年期)「実は道を歩いていたら・・・」
パウロ「言い訳をするな!」
これはもう“子供の話を全く聞かない父親“の典型的なパターン。
現実社会の中にも多くいる「人の話を聞かずに自分の意見ばかり押しつけてくるタイプ」そのものですよね!
こうしたタイプの人間は、アニメ作品の中でも現実社会の中でも根本的に“嫌われるタイプ”です。
まだストーリーも序盤である中で、早くも多くのファンたちから嫌われ始めてしまったのでしょう。
ルーデウス(幼年期)の方も内心までもが完全に年相応な子供であるならば、父親からの威圧感に負けて不本意な中でも謝っていたのでしょうが、彼の中には現実世界の中で34年間も生きてきた「前世の男」がそれを許さなかったのです。
取り敢えず謝ってしまう方向も考えたものの、それは「パウロのためにも良くなく、彼の叱り方はダメだ!」と結論に至っては彼の方も自分なりの言い方で抗議します。
コメント
絵本は作中でルーデウスと妹で作った絵本が最初だったはず
コメント、ありがとうございます。
そうですね。
記事内でも「文字いっぱいの書籍で〜」と書きましたが、ルーデウスが転生された世界と時代では、まだ絵本自体がなかったのが辛いところでしたよね。
タイトルでネタバレしててネタバレ注意とか不味くね
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りです。タイトル変更しました。
タイトルでネタバレとか糞過ぎだろ
わざとじゃなきゃ頭おかしいで
性格悪いからわざとかな?😅
糞サイトですね
コメントありがとうございます。
気分を害して申し訳ありません。
タイトル変更しました。