ライトノベルやコミカライズで長年に渡って多くのファンを獲得し続けている「無職転生-異世界行ったら本気出す-」。
本記事では、主人公ルーデウスの家で働くメイド・リーリャのキャラクター性や能力を始め、今後の展開にも迫りたいと思います。
※ こちらネタバレに関する内容が含まれています
無職転生の登場キャラ一覧は「無職転生の人物相関図」の記事をご覧ください。
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リーリャとは?
まずはリーリャのキャラクター性から紹介していきます。
リーリャのプロフィール
まずはリーリャの簡単なプロフィールから見ていきましょう。
種族 | 人族(人間) |
髪の色 | 茶髪 |
クラス | 元・中級剣士 |
職業 | ・後宮付きの近衛侍女 ・グレイラット家のメイド |
「前世の男」からルーデウスとして転生してきた時点では既に「グレイラット家のメイド」として仕えているリーリャですが、そんな彼女にも実は驚くべき過去や正体が隠されていたのです!
ルーデウスの「前世の男」の詳細は以下の記事をご覧ください。
グレイラット家の家事を支えるメイドさん
茶髪と眼鏡が特徴的なリーリャはパウロから雇われたことで「グレイラット家のメイド」として働いていました。
このリーリャが自宅内の食事や掃除、洗濯など全ての家事をそつなくこなしてくれているからこそ、パウロやゼニスも自分たちの仕事(駐在騎士や診療所の手伝い)も心おきなく出来ているのです。
ルーデウスとは距離を置いてしまう
グレイラット家の頼れるメイドさんとして登場したリーリャですが、ルーデウス(幼年期)に対しては生まれた(転生した)時から普通の子供とは少し違う違和感を抱いていました。
そうした思いは彼が1歳や2歳に成長して”ハイハイ”しながら自宅内をかけ回り始めるようになってから、更に強くなってしまいます。
リーリャ「ゼニス様、少々申し上げにくいのですが・・・ルーデウス様には何か悪いものが・・・あ、いえ!何でもございません」
ゼニス「何よ、歯切れ悪いわねぇ・・・」
姿はまだ赤ちゃんのルーデウス(幼年期)ですが、心の中では完全に「前世の男」の記憶が残っていることにより、その彼が本能や好奇心の強さでかけ回りながら、やりたい放題やってたわけですからね。
ゼニス「赤ちゃんなんだから下着を被ることもあるわよ」
母親であるゼニスの方は”赤ん坊の気まぐれな行動”だと思って済ませてしまいますが、リーリャの方はこの時点で不気味に感じ始めていたのでしょう。
確かに現実世界は元より異世界でさえも女性用したぎを被りながらイキイキと動き回る赤ちゃんなんて、普通はいないですからね・・・。
しかも、この時のルーデウス(幼年期)の被り方が完全に別作品の主人公(その作品名は、ここでは敢えて出さずにおきましょう)そのものだったのです。
ルーデウス(幼年期)の詳細は以下の記事をご覧ください。
そうしたルーデウス(幼年期)への見方は彼の成長に比例するかのように、強まっていく一方です。
ルーデウス(幼年期)が自分だけの力で上がれるようになったある日、彼は台所の窓側にある台の上に上がってしまいます。
この時はゼニスもリーリャと一緒に料理に夢中になっており、自分の子供から目を離してしまいます。
やがて窓側からお庭の方で剣術の自主練に励んでいる姿を見ていたルーデウス(幼年期)が驚く拍子で後方へと落ちると同時に後頭部を石製の床にぶつけてしまいます。
ゼニスの方がすぐに気づいて抱きしめると同時に後頭部をなでたり、自身の治癒魔術をかけてあげたりしている中でもリーリャの方は完全に不気味なものを見るかのような視線で眺めていたのです。
リーリャ「これでも泣かないなんて・・・」
彼女の中では赤ちゃんなら普通は痛みに耐えきれずに泣き出してしまうものと捉えますが、ルーデウス自体が”普通の赤ちゃん”では、ありませんからね。
もしも、この時点でルーデウス(幼年期)が(演技でも良いので)泣き出していれば「普通の赤ちゃんや子供と変わらない」という見方に変えてくれていたのかもしれませんね。
しかしルーデウス(幼年期)の”子供らしくない性質や振る舞い”は2歳や3歳に成長してからが本番となるのです。
そこで”リーリャの視点”から見た形で彼の2歳以降の成長ぶりや”子供らしくない性質や言動”も簡単にまとめてみましょう。
- 2歳で魔術を習得して使えるまでに成長してしまった。
- 両親に対して、それぞれ「父様」「母様」と呼ぶようになる。
- 両親に対しても、まだ子供では使うことが難しいであろう”敬語”で話している。
こうして見ていると、確かにルーデウス(幼年期)があまりにも“子供らしくない”と思えてしまう要素が多く、肉親でなければ不気味に感じてしまうのも仕方ないかもしれませんよね。
そうした性質が原因となり、やがては本人やパウロ達からは気づかれないように、ルーデウス(幼年期)から距離を置くようになってしまいます。
“迅速”かつ”的確”な対応とアドバイス
ルーデウス(幼年期)から距離を置いてしまうリーリャですが、だからと言って彼のことを嫌っているわけではありません。
床に頭を打った時には何も出来ずに終わってしまいますが、ルーデウス(幼年期)が巨大な「水弾(ウォーターボール)」を放って書斎の壁に大穴を空けてしまった時には“迅速に対応”するかのように、濡れた床をすぐに水拭きしてくれます。
そしてゼニスが息子に家庭教師(後に訪れてくるロキシーのこと)を雇って魔術の修行をさせることを言い出しますが、パウロの方もルーデウス(幼年期)がまだ生まれる前の頃に交わし合った”約束事”を出しながら剣術の方を特訓させると聞きません。
両者が譲らずに話し合いが平行線にしか進まない状況を見ていたリーリャが“最も的確なアドバイス“を出してくれます。
リーリャ「午前中は魔術、午後から剣を学んでは?」
聞いてみれば誰もが思いつきそうなアドバイス内容だったかもしれませんが、パウロとゼニスの場合は彼女からのこうした助言が無かったとしたら、いつまでも平行線な話し合いや喧嘩を続けていたことでしょう。
さらにはルーデウス(幼年期)が第3話で出会って仲良くなったシルフィエットを連れて雨に濡れながら帰ってきた時には、まるでこうなることを予測していたかのように温かいお風呂まで準備してくれていたのです。
これはまさにメイド・・・と言うよりは”リーリャならではの神業“と言ってしまっても過言ではありません!
この時期にはルーデウス(幼年期)とも一緒に暮らすようになってから早くも6年ほどの年月が経過しているわけですが、自分がお世話を担当する家族のことを本当によく知っていなければ、ここまでタイミング良く実行するのは、かなり難しいはずです。
アニメ第3話の詳細は以下の記事をご覧ください。
メイドであると同時に家族の一員でもある
メイドや執事として従事している者は、自分の雇い主が食事中の場合、その人の側やドア前で立ちながら待機していることが普通とされていますが、リーリャの場合はそうしたケースとは大きく違っています。
住み込みのメイドとして働いているリーリャもまた、パウロやゼニスたちと一緒に同じテーブルで食事を摂っています。
さらにロキシーの歓迎会やルーデウス(幼年期)の誕生パーティーにも同席して楽しそうに一緒に過ごします。
しかし、この時はまだ「ある事情がキッカケで自分も“本当の家族”になってしまうこと」など知る由もありませんでした・・・。
ロキシーの詳細は以下の記事をご覧ください。
ルーデウスの不祥事を黙認してくれる優しさ
リーリャが決してルーデウス(幼年期)のことを嫌っているわけでないことは、彼による不祥事が発覚した時にも解るかと思います。
それはルーデウス(幼年期)が大事に隠し持っていた御身体(ロキシーのパンツ)をたまたま見つけてしまうのですが、その本人から強く頼まれたためなのか、本当にパウロたちには言わず黙認してくれたのです。
ある意味では今後のゼニスにも負けないであろう”優しさ”や”心の広さ”を感じさせてくれますが、この出来事よりも後になると、その時には自身による不祥事(不倫)が発覚してしまうことになるのです!
リーリャの正体と過去
ここからはリーリャがパウロとの不倫関係に至るまでの経緯を辿りながら、その驚くべき正体や過去に迫りたいと思います。
【リーリャの過去①】実は元・中級剣士だった!
まずはリーリャの出生や出身地を知るところから始めましょう。
彼女はアスラ王国の片田舎にある剣術道場の一人娘として生まれてきました。
そしてリーリャ自身もまた、自宅道場の中で教えている“水神流”剣術を学んでいました。
さらに現在のメイド姿からは想像できないと思われる人も多いかもしれませんが、そうして習ってきた剣術の腕前もかなりのものであり、元々は“水神流”を扱う中級剣士だったのです!
眼鏡にメイド姿となると「BLACK LAGOON」の影響で剣や魔術よりも、二丁拳銃を持って颯爽と走り回りながら撃ちまくる印象の方が強く浮かんでしまうんですけどね・・・。
そこでリーリャが専門の流派として扱ってきた”水神流”の特徴を見てみましょう。
水神流の特徴 |
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防御や反撃を主体とする流派ですが、常に冷静で真面目なリーリャには最も合っている流派なのではないでしょうか。
そうした剣術の腕前も買われたために、当時は後宮付きの近衛侍女を務めていました。
【リーリャの過去②】パウロから初体験を奪われて男性不信に
実はリーリャと同じ道場でパウロも一緒に”水神流”を学んでいました。
この2人の出会いや接点はここから始まったわけですね。
しかし、この時期にパウロからの強引な夜這いをされたことにより、リーリャは無情にも初体験を奪われてしまうのです!
さらにパウロの方からは、この直後に彼女の前からも道場からも逃げるように去ってしまったため、完全な“男性不信”にまで陥れられてしまいますが、グレイラット家のメイドを務めている現在では、あまり気にしてはいないようです。
パウロ(父親)の詳細は以下の記事をご覧ください。
【リーリャの過去③】後遺症のため、剣士を引退することに・・・
パウロからの強姦を受けた後も剣術に対しては真面目に取り組んだ結果、後宮付きの近衛侍女として働くようになりますが、またしても不幸に落とされます。
自分が警備を担当している最中に、アスラ王国の第二王女であるアリエルが暗殺者から命を狙われます。
アリエルを守るため迎撃に入るリーリャですが、この戦いの中で自分の足に毒を受けてしまうのです!
その足に受けた毒は治療後にも後遺症が残ってしまったことにより、剣術を始めとした荒事を出来なくなったために近衛侍女や剣士を引退することを決意します。
【リーリャの過去④】パウロから雇われる形でグレイラット家のメイドに転職
暗殺者から受けた毒による後遺症のためにアスラ王国の近衛侍女を引退したものの、そのまま見逃してもらえる保証などありません。
もしも、今の身体状態の中で後宮の騎士に狙われてしまえば撃退するどころか、マトモに戦えないまま消されてしまう可能性も充分にあり得たのです。
そのため、引退した後は自分の身を隠すかのようにフィットア領にあるブエナ村へと移動します。
そこでメイドを募集していたパウロと再会して雇ってもらい、現在へと至ります。
こうして見るとパウロやゼニスとは違って、リーリャの人生はかなり不幸続きな印象も強いですよね。
さらに身体の後遺症で職を失った彼女を助けてくれた相手が「自分の初体験を奪った男」なのですから、これもまた”皮肉な巡り合わせ”と言うべきでしょうか。
リーリャの不倫と妊娠の真相
リーリャの正体や過去を知ったところで、メイドとして働く中で訪れてくる窮地にも迫ってみましょう。
第4話で自身の妊娠と共に、パウロとの不倫関係まで発覚してしまうのですが、これにも大人ならではの事情や真相が隠されていました!
アニメ第4話の詳細は以下の記事をご覧ください。
パウロの子供を妊娠したことを宣言!
ルーデウス(幼年期)がシルフィエットとの仲直りを果たして安心できたのも束の間・・・今度はグレイラット家そのものが家族崩壊すら起こしかねない大事件が勃発してしまいます!
ゼニスが第二子を身篭り、その時点まではまだ「おめでた」で済むのですが、この1ヶ月後にリーリャの様子も急変します。
リーリャ「以前から疑わしい症状が続いていたのですが・・・申し訳ありません。どうやら妊娠したようです」
パウロ「す、すまん。たぶん俺の子だ・・・」
リーリャからの「妊娠」という言葉だけでゼニスやルーデウス(幼年期)は強く驚かされますが、更にその相手がパウロであったことが発覚したことで一家全員に衝撃が走ります!
この時点で「パウロの浮気」と同時に「リーリャの不倫」まで発覚してしまったのです。
これにより非常に重い雰囲気の中で緊急家族会議が開かれますが、リーリャはゼニスの第二子が生まれるまでのお手伝いが済んでからグレイラット家から出て行くことを告げます。
彼女にとっては、それしか責任を取る術がなかったのです。
しかし、彼女からの言い分を聞いたルーデウス(幼年期)もまた、ゼニスとリーリャが6年以上にも渡って一緒に仲良く過ごしてきたことを知っており「こんなおかしな別れ方は絶対にしてはいけない」という結論に辿り着いた末、母親に対して必死に説得を始めます。
ルーデウス(幼年期)「僕にとっては両方とも大事な家族で兄弟です!母様・・・」
ゼニス「あー、もう!分かったわよ!」
かなり演技じみた言い方と、パウロの方を悪者に仕立てた形での作り話も含める形で説得を続けた結果、ゼニスから出た結論とは・・・
ゼニス「リーリャ、うちにいなさい!あなたは家族なんだから、勝手に出て行くことは許さないわ!」
「今後は自分たちから生まれてくる2人の妹たち(ノルンとアイシャ)も一緒に責任持って育てていく」という条件つきでパウロとリーリャを許してくれるのです。
(パウロの方だけは、その後も当分の間は冷たくあしらわれてしまいますが・・・)
そして許してもらえたリーリャの方も無言のまま、大粒の涙を流すのでした・・・。
ルーデウス(幼年期)による必死の説得とゼニスの寛大さが上手く通じ合ったおかげで、リーリャは自身が身籠った子供を下ろさずに済んだ上に、これまで通りに「グレイラット家のメイド」として働き続けることが出来る結果に落ち着きます。
ゼニス(母親)の詳細は以下の記事をご覧ください。
パウロとの不倫騒動は実はリーリャが仕掛けたものだった
グレイラット家の家庭崩壊は何とか免れたものの、この不倫騒動は実はリーリャから仕掛けられていた面もありました。
リーリャがメイドとしてグレイラット家に入った時点でパウロとゼニスが既に結婚していたと同時に、ゼニスの方は自身のお腹にルーデウスを身籠っている状態でした。
そんな状況の中で欲求不満な状態に陥っているパウロを誘惑してきたのが、実はリーリャだったのです!
リーリャの方も強姦された形であったものの、パウロのことを「自分の初体験を奪った相手」として憎みながらも、心のどこかでは特別視していたのかもしれません。
リーリャの子供(アイシャ)は天才児!
ここからは、やがて誕生することになるリーリャの子供について触れてみたいと思います。
ノルンと同じ日に誕生する!
自分たちの不倫騒動や緊急家族会議も何とか乗り越えた末、リーリャの子供(アイシャ)がノルン(ゼニスの第二子)と同じ日に誕生します。
この2人の娘は同じパウロを父親に持つものの、お互いの母親が違っているために「異母姉妹」の関係になります。
それでもルーデウス(幼年期)の立場から見れば「可愛い妹が一度に2人も持てたこと」に変わりないんですけどね・・・。
アイシャ・グレイラットの大きな特徴
せっかくなので、無事に生まれてきてくれたアイシャ・グレイラットの特徴点もいくつかまとめてみましょう。
- リーリャとパウロの間から生まれた。
- 父親であるパウロに似た茶髪をポニーテールに結んでいる。
- あらゆることに才能を持つ”天才児”である。
- 母親のリーリャからは将来のルーデウスに仕えるメイドとしての教育を施される。
こうして見てみると、まさにリーリャとパウロの高い能力を受け継いだサラブレッドと言ったところでしょうか。
しかし本人とは対照的に大きな才能を持たずに生まれてきたノルンは、成長していくに比例してことある毎に喧嘩を繰り返すようになってしまうのです。
リーリャが迎える転移前の展開
ここからは、リーリャが迎えることになる今後の展開を「フィトア領転移事件」が勃発してしまう前までの時系列に絞って紹介していきます。
実質的にパウロの「第二夫人」となる
自身の妊娠が発覚したことと、ゼニスから許してもらえたことで自分の子供(アイシャ)を出産できるようになれた時点で、リーリャは実質的にパウロの「第二夫人」となります。
つまり、彼女自身もまた本当に「グレイラット家の家族」になるということですね。
それでも実の娘であるアイシャ以外の者たちに対しては、これまでと同じように、あくまでも”メイド”として接していくことに変わりはありません。
ルーデウスに対する見方も大きく変化
これまでは不気味な印象として見てきたルーデウス(幼年期)への見方も大きく変わっていきます。
先の項目で挙げた緊急家族会議の中で、不祥事を起こしてしまった自分を助けてくれたことにより、それ以降はルーデウス(幼年期)のことを敬うようになっていきます。
自分の子供(アイシャ)をメイドとして教育するように
無事に生まれてきてくれたアイシャに対して、将来は自分を助けてくれた「ルーデウスのメイド」にさせようと決意すると同時に、そのための教育も施すようになっていきます。
(ちなみにルーデウスがボレアス卿のお城に強制移住させられて離れ離れとなっている間には、シルフィエットに対しても「礼儀作法」を教えてくれるようになります)
才能に恵まれたアイシャは飲み込みも早く”メイド”としても順調に成長していくものの、後に自分たちが遭ってしまう大事件などを経た後には、他の道もあることを悟るようになっていくのです。
リーリャが迎える転移後の展開
ルーデウス(少年期)がボレアス家へと強制移住させられた後でも、アイシャと共に正式なグレイラット家の一員として平穏に暮らすリーリャですが、そんな彼女もまた大規模な魔力災害による被災者の1人となってしまいます。
リーリャも転移させられる展開に
ボレアス家で”エリスの家庭教師”として頑張っているルーデウス(少年期)が10歳の誕生日を迎えた翌日、フィットア領の中で大規模な魔力災害が発生してしまいます!
(この大災害は後に「フィットア領転移事件」と呼ばれます)
その災害によって、同じフィットア領(ブエナ村のグレイラット家)でアイシャを育てながら平穏に暮らしているリーリャもまた、その被災者の1人となってしまいます。
彼女の場合はアイシャと共にシーローン王国へ転移させられてしまうことでパウロやゼニスとは離れ離れにされてしまう中でも、自分の娘とだけは転移された後でも一緒に居られることだけは不幸中の幸いと言ったところでしょうか。
親子揃って人質に取られてしまう
親子揃ってシーローン王国に転移されたリーリャ達を待っていたのは、手厚い歓迎などではありませんでした。
その王国の王子であるパックスの家庭教師を務めていたロキシーもまた「フィットア領転移事件」がキッカケで仕事を途中で放棄する形で去っていってしまっていました。
(そのロキシーもまた、ルーデウスやグレイラット家の人達を捜索するため”魔大陸”を目指して旅立ってしまいます)
そのことが引き金となってしまい、リーリャとアイシャは「ロキシーを呼び出すための道具」として、パックスにより人質に取られてしまうのです。
しかし、そんなパックスの前に現れたのは愛しのロキシー師匠ではなく、リーリャたち救出のために潜入してきたルーデウス(少年期)でした!
そしてルーデウス(少年期)の弟子となっていたザノバがパックスの悪事を露見したことにより、リーリャとアイシャは無事に解放されます。
廃人と化したゼニスを介護する生活に
自分たちがルーデウス(少年期)やザノバのおかげでパックスから解放されてからは再びグレイラット家の一員として生活を始めていきますが、そうした生活の中でもまた大きな変化が訪れます。
パウロやルーデウス(青少年期)たちがやっとゼニスの居場所を見つけ出して救出したものの、この時の彼女は以前までと違い、まるで“廃人”のように化してしまっていました。
そんなゼニスがルーデウス(青少年期)に連れられてラノア王国の北端部に位置する大都市シャリーアにあるグレイラット邸で住み始めます。
そこで一緒に住むリーリャが介護しながら面倒を見てくれるようになったおかげで、ゼニスの方も少しずつ生活が出来る程にまで回復していくのです・・・。
まとめ
今回は今回はグレイラット家の頼れるメイドであるリーリャのキャラクター性や過去も辿る形で気になる正体なども紹介してきました。
さらには、主人公ルーデウスと離れ離れになってからの展開に関しても”転移前”と”転移後”に分けて迫ってみました。
- アスラ王国の片田舎にある剣術道場の一人娘として誕生した。
- リーリャ自身も自宅である剣術道場で修行した末に”中級剣士”にまで昇りつめる。
- パウロとは同じ道場で”水神流”を一緒に学んできた中、夜這いされる形で初体験を奪われてしまったことで”男性不信”にまで陥ってしまう。
- まだ剣士だった頃は後宮付きの近衛侍女として働いていた。
- アスラ王国の第二王女であるアリエルの命を狙う暗殺者との戦いの中で暗殺者から受けた毒による後遺症のために近衛侍女の職と同時に剣士までも引退してしまう。
- ブエナ村に移ってから再会したパウロから雇われる形でグレイラット家のメイドとして住み込みで働くようになる。
- 始めはルーデウスに対しては”子供らしくない不気味な印象”を抱きながら距離を置いていたが、自分の不倫や妊娠騒動の時に助けてもらえてからは見方が大きく変わり、彼を敬うようになる。
- ノルン(ゼニスの第二子)と同じ日に自身の子供であるアイシャを出産する。
- アイシャに対しては将来、ルーデウスのメイドに仕えるメイドにするための教育を施していく。
- 「フィットア領転移事件」に遭い、娘のアイシャと一緒にシーローン王国に転移させられると共に、パックスにより人質とされてしまう。
- 自分たち親子が救出されてからは、後にパウロやルーデウスによって助けられたゼニスの介護をしながらグレイラット邸で生活していくようになる。
冷静かつ真面目で気品さまで併せ持つリーリャもロキシーたち三大ヒロインには及ばないながらもファン達からは高く支持されているキャラクターです。
パウロが原因で不幸続きな人生には少なからず同情もしてしまいますが、それでも挫けずに第4話の修羅場(緊急家族会議)やアイシャと共に転移されてからも頑張ってほしいものですね!
登場キャラクター | ||
ルーデウス |
ロキシー |
シルフィット |
エリス |
ルイジェルド |
ギレーヌ |
パウロ |
ゼニス |
リーリャ |
キシリカ |
オルステッド |
アルマンフィ |
エリナリーゼ |
タルハンド |
ヒトガミ |
ノルン |
アイシャ |
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コメント
パウロとリーリャの不貞関係になったのは
6年前からではなく、ゼニスが
第二子を身籠ったあたりの時期なのでは
ないでしょうか?
リーリャが、我ながらよく耐えた
と言っていましたので・・
アニメと小説が違ったらすいません
コメントいただき、ありがとうございます。
私の方の書き方に誤りがありました、すみません・・・。
この箇所に関しては削除させていただきました。
今後とも、よろしくお願いします。