『無職転生』は、2021年冬の新作アニメとして1月から3月にかけて第1クールが放送されていた人気テレビアニメ作品です。同年10月からは待望の第2クールが放送されました。
本記事では、ルーデウスの妹ノルンと兄(ルーデウス)や義母妹(アイシャ)との関係性を紹介。さらに、結婚相手や授かる子供・挫折から能力を開花させるまでの道のりにも迫ります。
第1クールおよび第2クールの人物相関図は「無職転生の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。

ノルン・グレイラットとは

出典:アニメつぶやき速報!!
ノルンはパウロ(父親)とゼニス(母親)の間に生まれたグレイラット家の長女であり、ルーデウスより6歳下の実妹です。
ノルンのプロフィール
種族 | 人族 |
髪の色 | 金髪 |
宗教 | ミリス教 |
職業 | ・冒険者(吟遊詩人)※ルーデウスのいない歴史 ・魔術大学の事務員※ルーデウスのいる歴史 |
将来的に就く職業が2パターンある点も、ノルンの大きな特徴と言えますね。
ノルンの性格
まだ3歳だった頃、パウロと2人きりでいる状況の中で大規模な魔力災害(フィットア領転移事件)に遭ってしまいます。転移させられた後も父親と一緒に過ごし続けたため、“大のパパ好きっ子“に育ちます。
そして、数年にもわたってパウロに連れられながら行方不明中の家族たちを捜索するうちに、精神的に参り始める父親を支えるなど、しっかり者な性格に成長していきます。
このしっかり者な面は、母親(ゼニス)から受け継がれていますね。
ノルンの両親であるパウロとゼニスについては、以下の記事をご覧ください。


ノルンの声優は会沢紗弥さん

出典:アニメイトタイムズ
ノルンの声を担当している声優さんは、スターダスト・プロモーションに所属している会沢紗弥さんです。
デビューからまだ数年でありながらも、声優ユニット「サンドリオン」やアイドルユニット「SHiFT」のメンバーとして、積極的に活動されています。
会沢紗弥さんの主な代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『アイドルマスター シンデレラガールズ劇場』:関裕美 役
- 『大正オトメ御伽話』:立花夕月 役
- 『ストライク・ザ・ブラッドⅣ/FIMAL』:香菅谷雫梨・カスティエラ 役
- 『LOST:SMILE』:一条めぐる 役
アイシャやルーデウスとの関係性

出典:アニメつぶやき速報!!
ここからは、初期では気まずかった義母妹(アイシャ)や兄(ルーデウス)との関係性に迫ります。
アイシャとは双子で最初は不仲
ノルンは、異母妹となるアイシャと同じ日に誕生しました。(アイシャの方はパウロの浮気によって、リーリャから生まれた女の子です)
リーリャの正体や過去・パウロとの関係性の詳細は「【無職転生】リーリャの正体(過去)と子供・パウロとの深い関係性」の記事を参照ください。

誕生したばかりの頃は2人一緒に並んで、まるで”可愛い双子”のように見えたものの、成長していくにつれて、彼女たちの間に「能力の差」が開き始めてしまいます。
多才な才能に恵まれて幼少期から何でもこなせたアイシャと反対に、ノルンは才能も能力も持たない“平凡な子”として育ってきました。
やがてノルンにとっては自身の能力の無さに加えて、アイシャの天才的な能力に対して劣等感を抱くようになり、それが2人を不仲にする原因となってしまいました。
アイシャ能力・結婚や子供の詳細は、「【無職転生】アイシャは結婚相手と駆け落ち? | 炎上して削除された蛇足編も解説」の記事を参照ください。

こうした不仲な関係は成長してからも続きますが、やがてシャリーア(ラノア王国の北端にある大都市)で暮らし始めてからは、2人の仲も改善されていきます。
さらに、ルーシー(シルフィエットの第一子)が生まれてからは、喧嘩もしないようになりました。
こうして考えてみると、アイシャと和解できるようになったのも、シルフィエットがルーデウスと結婚および子供(ルーシー)を生んでくれたおかげのように感じられますね。
シルフィエット(フィッツ)の魔法能力・ルーデウスとの結婚や子供の詳細は「【無職転生】シルフィエット(フィッツ)の魔術能力や今後の展開を紹介【嫌われる理由や結婚と子供たちの情報も】」の記事を参照ください。

ルーデウスのことも恐れて嫌っていた
兄(ルーデウス)に対しても、始めは恐怖感を抱きながら嫌っていました。ミリス神聖国で再会と同時に親子喧嘩にまで発展し、パウロをルーデウスが豪快に殴り続けている状況を見てしまったためです。
この兄妹は生まれて間もなく、パウロの考案によってルーデウスだけがボレアス家に移住させられてしまい、ほとんど面識がない状態でした。
さらに兄とは違い、まだ赤ちゃんで物心ついていなかったノルンは、兄の顔すら覚えていなかったのです。そのため、ノルンにとって兄(ルーデウス)とは、これが初対面であることに大して変わりありません。
現実社会の中でも「人は第一印象が大事」とよく言われますが、ノルンにとってルーデウスの存在が兄というよりも「大好きな父親(パウロ)を殴り続けた暴行魔」という印象が深く根づいてしまったわけですね…。
ノルンの結婚相手はルイジェルド

出典:アニメつぶやき速報!!
ノルンは、将来的にルイジェルドと結婚して結ばれます。
しかし、この2人による出会い、そして夫婦関係になるまでには、とても険しい道のりもありました。
ルイジェルドとの出会いは2パターンあった
出会い方 | |
ルーデウスがいる歴史 | 5歳の頃に出会う |
ルーデウスのいない歴史 | ピンチをルイジェルドに救われる |
“ルイジェルドの生死”と同じく、ノルンとルイジェルドの出会い方にも2つのパターンが存在します。
そして、この2つの違いは、ルーデウスが転生してきたか否かによって生じます。
ルーデウスがいる歴史では5歳の頃に出会う
ルーデウスが転生してきた本編中の歴史では、パウロや捜索団メンバー達と一緒に訪れたミリス神聖国で出会いました。(アニメ版では、第17話のラスト場面となります)
完全に仲直りできたパウロと違って、ノルンは別れ際でも兄に対する警戒心を解きません。そんな彼女に対してルイジェルドが頭を撫でる形で宥めてくれました。
この時はまだ、お互いに恋愛感情など湧かなかったものの、後に彼の方から護衛役としてアイシャも一緒に冒険を共にしていく所から、この2人の関係性も大きく動き始めます。
しかし、この歴史の中で結婚するには、オルステッドとルーデウスによる協力が必要となっていきます。
ルーデウスのいない歴史では冒険家行中に出会う
一方、ルーデウスが転生してこなかった歴史では、かなり劇的な出会いを果たします。
この歴史では、ノルンは冒険者(吟遊詩人)となり、似た者たち同士でパーティーを組んでいました。
しかし、ある依頼をこなす最中に魔物に襲われたことでパーティーは全滅し、ノルン自身も死にかけの状態となってしまいます。(ノルン自身がどんくさい性質もあり、彼女の冒険者スキルはかなり低めだったようです)
そんな窮地を救ってくれたのがルイジェルドであり、ノルンの方が一目惚れし、彼についていきます。ついていく中で、ノルンの方から囁やかなアタックを続けた結果、ルイジェルドとの結婚を果たします。
結果的には、どちらの歴史でも結婚できることに変わりないですが…後者の方が、ノルンの努力や積極性が報われた感もありますね。
ルイジェルドの強さや過去・目的の詳細は「【無職転生】ルイジェルドが死亡を回避できた理由 | 強さと過去・目的や子供も紹介」の記事を参照ください。

ノルンとルイジェルドの関係性が深まった理由
ルーデウスがいる歴史での出会いはかなりアッサリしたものでした。そんな二人の関係性は、ノルンが9歳に成長した時に一気に深まる出来事が起こります。
ノルンが9歳に成長した時に、ルイジェルドとの再会を果たします。ノルンとアイシャがゼニスを助けようと旅立つ矢先、ルイジェルドも”2人の護衛役”として同行してくれるようになります。
しかし、頼もしい護衛つきの状態で意気込んで旅立つものの、ノルンには多くの不安や心配事が絶えません。
そんなノルンの心を救ってくれたのがルイジェルドです。彼の方からノルンに優しく声をかけると同時に、話も親身になって聞いてくれたこともありました。
ノルンがルイジェルドへの恋心を芽生え始めたのは、まさにこの時期だったのです。
それから8年後…ノルンが17歳に成長した時、冥王ビタにより、ルイジェルドも含めたスペルド族全員が“疫病”にかけられてしまいます。
その時に苦しむルイジェルドをノルンが必死に看病する中で、彼女自身の中にある「ルイジェルドへの好意」が本物であることを確信します。
この時点でルイジェルドもノルンへ想いを寄せるようになりますが、この時はまだ手を出す気持ちすら湧かなかったようです。
ルーデウスの転生してきた歴史では、本当に長い年月をかけて想いや関係性が深まっていくわけですが…このままでは結ばれません。
ここまでの長い経緯を経てからが本番であり、ここからルーデウスが可愛い妹のために奮闘していくことになります。
結婚できたのは兄(ルーデウス)のおかげ
ノルンとルイジェルドの結婚は、オルステッドの思いつきから始まります。
彼が何度もループを繰り返した歴史の中では、ノルンとルイジェルドが必ず結婚しているにも関わらず、ルーデウスが転生した歴史では、誰かが協力してあげない限りは、2人の結婚イベントが発生しないのです。
そこでオルステッドはルーデウスに対して「ノルンとルイジェルドを結婚させよう」と提案します。
この時期のルーデウスは魔神ラプラスとの決戦に備えて忙しい時のため、始めは戸惑うものの、結局は快く引き受けてくれました。そして、ルーデウスがこの後に起こした行動が、ノルンとルイジェルドの“想いの確認”でした。
その結果、ノルンからはルイジェルドを好きであることをハッキリ告げられた後、スペルド族の村にいるルイジェルドにも想いを確認します。
ルイジェルド「もし、俺に選択権があるとすれば…お前の家がいい」
この時期にはスペルド族の汚名も晴れてきており、貴族や王族と血縁を結ぶことになっていた上、その第一人者として、ルイジェルドが選ばれていたのです。
ルーデウスの質問に対して、かなり遠回し答え方をしていたものの、彼もまたノルンを好きであると話します。2人が両想いであることを確認すると、1ヶ月も経たないうちに、スペルド族の村で結婚式を開いてしまいます。
ちなみに、この時のルイジェルドは579歳であるのに対して、ノルンはまだ17歳…今や現実世界でも年の差婚など珍しいものではありませんが、この2人は実に500歳以上もの年齢差で結ばれてしまったわけです。

500歳差の結婚・・・!とんでもない年齢差ね!
ルイジェルドとの間に1人の子供を授かる

出典:アニメつぶやき速報!!
ルーデウスのおかげで、めでたく結ばれたノルンとルイジェルドですが、おめでたいことは結婚だけではありません。
結婚した2人は、子宝にも恵まれます。
ノルンの子供は最後のスペルド族となる
結婚したノルンとルイジェルドは、夫婦としてスペルド族の村で暮らします。そして、それから1年後には「ルイシェリア」という女の子が誕生します。
ノルンそっくりの可愛らしい顔に“緑色の髪”と“キュートな形の尻尾”がある上、額にはルイジェルドと同じ「赤い宝石」もあります。そんな容姿をしていたため、ルーデウスから「スペルド族の女の子だ!」と言われます。
確かに人間とスペルド族の混血児でありながらも、どちらかと言うと、スペルド族(ルイジェルド)の方の血を強く受け継いだ印象の女の子ですよね。
ちなみに、ルーデウスがいない歴史では、このルイシェリアこそが“最後のスペルド族”とされています。
子供(ルイシェリア)が成す偉業とは
スペルド族(ルイジェルド)の方の血を強く受け継いだ印象が強いルイシェリアは、ルーデウスがいない歴史だと、大きな偉業を成します。
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