『無職転生』は2021年冬の新作アニメとして1月から3月まで第1クールが、同年10月から12月まで第2クールが放送されていた人気テレビアニメ作品です。
さらに、アニメ2期の制作も発表されました。
本記事では、ギースの正体を紹介。
さらに劇中でルーデウスを裏切る理由や真のラスボス説について迫ります。
第1クールおよび第2クールの人物相関図は「無職転生の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説
」の記事をご覧ください。

ギース・ヌーカディアとは

出典:アニメつぶやき速報!!
ギースはドルディア族の村にある牢獄で監禁されていた頃のルーデウスと出会ったキャラクターです。
獣族とのギャンブル勝負中に行った“イカサマ”がバレたために連行されてきました。
ルーデウスの強さや能力・未来の結婚相手に関する詳細は「【無職転生】ルーデウス(幼年期)の強さと魔術能力・未来の結婚相手たちも紹介」の記事を参照ください。

ギースのプロフィール
種族 | 魔族(ヌカ族) |
クラス | シーフ(盗賊) |
職業 | 元・黒狼の牙メンバー(雑務係) ギャンブラー |
冒険者ランク | A |
ギースは猿のような顔立ちが特徴的なな「ヌカ族」という魔族で、最後の生き残りでもありました。
“村長の息子”として何不自由ない暮らしをできたものの、自身が冒険の旅に出発した後、ヒトガミにより故郷の村を滅ぼされています。
かつては「黒狼の牙」のパーティーメンバーとして、パウロやゼニスと共に冒険していました。
しかし、この2人の結婚を理由にパーティー解散した後には他のパーティーに入れてもらえなかったため、ギャンブラーとして生き続けてきたのです。
ギースの性格 | いい加減さと世話好きで頼れる一面を併せもつ

出典:アニメつぶやき速報!!
ギースは基本的には酒とギャンブルが大好きで、いい加減な性格です。
しかし、そのいい加減さとは真逆に「世話好きで頼れる一面」も併せ持っています。
ギースの世話好きな性格により、パウロとルーデウスも助けられており、ミリス神聖国で再会した途端に親子喧嘩してしまった2人が和解できたのもギースのおかげでした。
アニメ版(17話)では、酒場でパウロに対して”魔大陸の過酷さ”や「ルーデウスがエリスのため必死に頑張ってきたこと」を口で説明するだけに留まりましたが、これだけでも充分な助けとなりました。
しかもコミック版(35話)では、わざわざミリシオンの下水道にまで連れて行き、そこに潜む強力なBランクの魔物と戦わせてまで「まだ11歳のルーデウスが如何に過酷な冒険をしてきたのか」ということを身を持って味合わせたのです。
ルーデウスに出した手紙にも充分な配慮をされていた
ルーデウスがエリナリーゼと共にラノア魔法大学に入学した時期には、パウロもロキシー達と合流して”ゼニス救出”のために旅立ちます。
そんな状況の中でギースがルーデウスに対して手紙を送りますが、この手紙においてもパウロやルーデウスに対する「配慮」がされていました。
パウロもルーデウスに向けて手紙を送りますが、この時に書いた内容が「こっちで何とかする」という内容であることをギースも知っていました。
しかし、ゼニスの居場所であるベガリット大陸の迷宮から救出することを判断したため、パウロには内緒でルーデウスへの「救援要請」を書いた手紙を独断で送っていたのです。
パウロの強さや能力・アニメ第2クール以降に迎える展開に関しては、「【無職転生】パウロ(父親)が嫌われる理由・強さや過去・死亡する結末」の記事を参照ください。

ギースの声は声優「上田耀司さん」が担当

出典:アニメイトタイムズ
ギースの声を担当している声優さんは「アミュレート」に所属している上田耀司さんです。
テレビアニメでは、2001年に放送された『しあわせソウのオコジョさん』のミゾベ役で声優デビューを果たされました。
上田耀司さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『「物語」シリーズ』クチナワ役
- 『おそ松さん』デカパン役
- 『ノー・ガンズ・ライフ』ヒュー役
- 『BLEAH 千年血戦篇』二枚屋王悦役
ギースの多才な能力 | パーティーに必要な縁の下の力持ちタイプ
ギースは剣術も魔術も並以下と言える程に弱いため「黒狼の牙」でも「デッドエンド」でも、前衛や直接的な戦闘には参加せず“雑務”を担当することが多かったキャラクターです。
しかし、そのような雑務とギース自身の持つ“器用さ”は非常に相性が良く、他メンバーでは決して出来なかった重要なポジションでもありました。
ギースの情報収集や判断力のおかげでパーティーの窮地を避けられた
一口に雑務とは言っても、ギースの多才かつ器用さを活かせた能力は幅広くありました。
「情報収集」の能力を活かしてパーティーの目的地を設定できたのもギースのおかげですし、強い魔物たちと遭遇してしまった時には「撤収の判断」における見極めも大切であり、この役目もギースが担っていました。
得意な料理でパーティーの食事管理もこなせる
冒険者たちも空腹には勝てないため「旅中でも料理ができる者」も必要とされてきます。
ギースは一時的にデッドエンドに加入した中でも料理をしていましたが、ギースの料理は「お店に出せるレベルの旨さ」を誇ります。
この料理の腕前はルーデウスからも高く評価されていましたが、かつてパウロ達と共に冒険していた頃には、ゼニスからも料理を教えてほしいと頼まれた程でした。
ゼニスの能力や過去、そして転移させられた場所の詳細は「【無職転生】ゼニス(母親)の能力と過去・廃人化から記憶戻るまでの展開」の記事を参照ください。

ギースの能力こそがパーティーのライフラインを支えてきた
先までに挙げてきた情報収集や料理も含めて、ギースがパーティーにいてくれたからこそ「黒狼の牙」も「デッドエンド」も無事に冒険を続けられたと言っても過言ではありません。
特にパウロ率いる「黒狼の牙」メンバーは本当に個性派揃い且つ、自己管理すらマトモにできない者たちの集まりでした。
この中で唯一、マトモな性格だったはずのゼニスやギレーヌでさえ、当時は料理もあまり出来なかったそうなので、もしもギースが加入してくれていなかったら、魔物よりもライフラインすら繋げないまま全滅していた可能性もあり得たのです。
そこまで考えてみると、やはりギースのように多才な能力を持つ“縁の下の力持ちタイプ”も冒険者パーティーに1人は必要というわけですね。
ギースの正体 | ヒトガミの使徒になった理由

出典:アニメつぶやき速報!!
ルーデウスやパウロへのフォローを行っていたこともあり、アニメ1期までは“いい奴”という印象が強かったギースですが…
実はギースの正体は「ヒトガミの使徒」です。
ここではギースがヒトガミの使徒になった理由や経緯を辿ります。
ギースはヒトガミのおかげで冒険者ランクを上げられた
本編で初登場した時点で冒険者ランクAを誇るギースでしたが、このランクアップにはヒトガミの能力が大きく関係しています。
村長の息子として何不自由ない暮らしに飽き始めたことと、幼少期から抱き続けてきた「冒険者になりたい」という夢に向かって走り始めます。
しかしギースの強さは剣術も魔術も並以下と弱かったため、冒険を始めた途端に死にかける始末でした。そんな窮地を救ったくれたのがヒトガミだったのです。
(ちなみにヒトガミはギースがまだ幼少期で村に滞在していた頃から声をかけ続けていたようです)
それ以降は、ヒトガミのもつ“未来視の能力”のおかげで、弱いままでも上手く立ち回ってきた甲斐もあり、冒険者ランクも順調に上げられました。
故郷を滅ぼされた後もヒトガミとの関係を続けていた
ギースにとって恩人となったように見えたヒトガミですが、その一方でギースの故郷を滅ぼされてしまいます。
本来ならば、この時点でギースの方からヒトガミとの関係を断つはずですが、それ以降もギースの方からヒトガミとの関係を続けたのです。
確かに自分の父親を殺害した上、故郷の村まで滅ぼされたことは許せない行為ですが、それでもギースにとっては自分がこれまで冒険者として生き続けられたのはヒトガミのおかげである事実に変わりないためでした。
ヒトガミの切り札的存在からゴミ扱いに変わったのは手紙が原因
ギースは始めはヒトガミにとっての“切り札”とも言える立ち位置として重宝されていました。
それには龍神オルステッドとの関係もあり、何度も世界をループしてきたオルステッドからは「ギースがヒトガミの使徒であることに気づかれていない点」が大きかったと思います。
しかし、ストーリーがアニメ1期以降の時期になると、ヒトガミによる”ギースへの評価”が一変してしまう出来事が起こります。
それは先にも紹介したギースが送った「ルーデウスへの手紙」でした。
ギースが書いた手紙がルーデウスへの救援要請だったのに対して、ヒトガミの方はルーデウスにゼニスを救出されることを防ぎたいため「ベガリット大陸には行くな」と告げていたのです。
この2人のルーデウスに対する言い分は完全に真逆であり、ギースはヒトガミの思惑とは真逆な行動を取ったことにより、切り札から「何もできないゴミ」と酷評されるようになってしまいます。
ヒトガミの正体や目的・能力の詳細は「【無職転生】ヒトガミの正体や目的・能力を解説 | 倒す方法はある?死亡する?」の記事を参照ください。

ギースがルーデウスを裏切った理由にもヒトガミが絡んでいた

出典:アニメつぶやき速報!!
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