ライトノベルやコミカライズで長年に渡って多くのファンを獲得し続けている「無職転生-異世界行ったら本気出す-」。
本記事では、アニメ第4話で初登場したギレーヌ・デドルディアの正体や強さを紹介。
さらに記事の後半では、パウロとの出会いや過去、関係性にも迫ります。
※ こちらネタバレに関する内容が含まれています
無職転生の登場キャラ一覧は「無職転生の人物相関図」の記事をご覧ください。
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目次
ギレーヌ・デドルディアとは
まずは、ギレーヌ・デドルディア(以下は「ギレーヌ」と表記します)のキャラクター性から紹介していきます。
ギレーヌのプロフィール
まずはギレーヌの簡単なプロフィールから見ていきましょう。
種族 | 猫系獣族(デドルディア族) |
クラス | 剣士 |
職業 | ・S級冒険者 ・ボレアス家の家臣 ・アリエル王女の護衛 |
称号 | ・剣王 ・黒狼 ・森の女神 |
冒険者ギルドのランク | Sランク |
かつては、中央大陸で有名だったSランクパーティー「黒狼の牙」のメンバーでした!
猫系獣族の強き女剣士!
猫系獣族(デドルディア族)で“剣神流”を使う女剣士です。
そこで、まずは簡単にギレーヌの”外見の特徴”を見ていきましょう。
- 猫系獣族(デドルディア族)のため”猫耳”
- 右目(魔力眼)には、それを隠すための”眼帯”を装着
- 褐色肌で筋肉質な体格
これらだけでも、これまでに登場してきた人族(ルーデウス達)や魔族(ロキシーやシルフィエット)とは大きく違う特徴であることが分かると思います。
シルフィエットの詳細は以下の記事をご覧ください。
ルーデウスの”橋渡し役”として初登場
【剣王】の称号まで持つ程に凄腕な剣士のギレーヌですが、本編での初登場の仕方は少し特殊な形となります。
元々は「黒狼の牙」メンバーとして、パウロやゼニスと共に壮大な冒険や戦いに身を投じていた身でした。
しかし2人の結婚を気にパーティーが解散してからは色々な苦難を経て、現在はボレアス家に滞在しています。
パウロの発案によって「自分の息子(ルーデウス)を5年間、ボレアス家で過ごさせる」ことになりますが、彼には2人の娘たち(ノルンとアイシャ)がまだ小さいため、長期間に渡って自宅を離れることも出来ません。
そんな状況の中で頼まれる形で来訪してきたのが、このギレーヌでした。
ルーデウスが幼年期から少年期への大きな転換期として、物語の舞台もブエナ村からアスラ王国へと移るわけですが、そんな彼を実際に連れていくのがギレーヌですから・・・そんな彼女は“ルーデウスの橋渡し役“と言っても良いでしょう。
ルーデウス(幼年期)の詳細は以下の記事をご覧ください。
短気だけど姉御肌でサッパリした性格
その筋肉質な体格で見るからに強そう且つ、短気そうに見えるギレーヌですが・・・まさに“その通りな性格”でした。
その辺りは第5話の冒頭でルーデウス(少年期)が読む手紙に対する反応の仕方で分かります。
アニメ第5話の詳細は以下の記事をご覧ください。
馬車の中でパウロから託された手紙を投げてよこしては「声に出して読むように」と指示しながら読ませます。
ルーデウス(少年期)の方も指示通り、声に出して読み始めますが、パウロからの手紙内容とは・・・
「愛するルーデウスへ、何が起こっているのか分からないと思う。全てはそこの“筋肉ダルマ”に聞け・・・と言いたいところだが、“脳みそまで筋肉で”できているため、ロクな説明は出来ないだろう」
ギレーヌ「あんだとっー!」
いきなりの激怒ぶりに怯えるルーデウス(少年期)ですが・・・「筋肉ダルマ」や「脳みそまで筋肉でできている」などと言われては怒りたくなるのも仕方ありません。
しかし、彼女の場合は同じパーティーで共に戦っていたパウロや仲間たちからは、そのように呼ばれて揶揄われていたのです。
さらに手紙の最後には「コイツ(ギレーヌのこと)は“俺の女”だから、手を出さないように」とまで書かれており、当時の2人には肉体関係もあったことが判明します。
ギレーヌ「その手紙はゼニスに送っておけ」
ルーデウス「了解!」
しかし、短気な中にも冷静に対応できる能力もあるようです。
パウロ(父親)の詳細は以下の記事をご覧ください。
確かに短気で怒りっぽい性格ですが、サッパリとした“姉御肌”のような一面もあります。
ルーデウス(少年期)が初対面の時に「ギレーヌさん」と呼びますが・・・
ギレーヌ「『ギレーヌ』でいい。”さん”は要らない」
短期で喧嘩っ早くて怖い一方、ルーデウスやエリスのような年下の者とも”気軽に話してくれる”という良い一面もあります。
何気に裏表のあるキャラクターが多い本作品の中、ギレーヌのようなストレートなタイプのキャラ性は、かなり貴重かもしれません。
エリスから初めて認められた存在
ルーデウス(少年期)がパウロから与えられた仕事である「エリスの家庭教師」ですが、このエリスお嬢様が大の“暴力娘”だったのです!
その暴力で、これまでも自分につけられた教師たちを叩きのめして追い出してしまう程の曲者ですが、ギレーヌだけがそんなエリスを返り討ちにしてしまいました。
そのことでエリスからの“尊敬”を勝ち得たと同時に懐かれるようになります。
ルーデウスとは良き”師弟関係”に!
本編で登場した時点でエリスの“護衛”および“剣術指南役”を務めるギレーヌですが、ルーデウス(少年期)にも剣術を教えてくれるようになります。
(それでも教え方に誤りもあり、エリスと違ってルーデウスの方は”中級”止まりとなりますが・・・)
そしてギレーヌの方もエリスと一緒に、ルーデウス(少年期)から“魔術”と“算術”を習い始めます。
こうして学び続けた成果も着実に表れ始めます。
それが第7話のOP内でエリスと一緒に作り上げた「ファイアーボール」です。
さらにはルーデウス(少年期)から“手作り製の杖”を授けられます。
まさに”持ちつ持たれつ”と言って良い、お互いの特技を教え合える“良き師弟関係”になっていきました。
第7話の詳細は以下の記事をご覧ください。
ギレーヌの剣士としての強さ
ここからはギレーヌ・デドルディアの剣士としての強さに触れてみたいと思います。
【ギレーヌの強さ①】流派は”剣神流”一筋!
本作品の剣術には3つの流派が存在しておりますが、ギレーヌはその中でも最強と呼ばれる“剣神流”の達人です!
エリスやルーデウス(少年期)に教えているのも、この流派ですね。
まずは、その”剣神流”の特徴を簡単に見ていきましょう。
「剣神流」の特徴 | ・速度と攻撃力を重視した剣術で、三大流派の中でも”最強”とされている。 ・”先手必勝”や”一撃必殺”として強大な攻撃力を誇り、奥義「光の太刀」はあらゆる対戦相手をもオーバーキルしてしまうとされている。 ・踏み込み1つで全てを判断して決着をつける性質から”即時即断”を信条とされている。 |
“先手必勝”や“一撃必殺”が特徴なため、ギレーヌやパウロのような感覚派タイプな剣士と非常に相性が良い流派と言えるでしょう。
同じ性質のエリスにも合っており、ギレーヌからの指導で学びながら、どんどん上達していきます。
しかし「回避や防御が苦手で、カウンター技も存在しない」というデメリットも併せ持っています。
そのため、ルーデウスのような魔術の方に大きな才能を持ち「考えて動くタイプ」のキャラクターとは、極めて相性が悪い流派であることも忘れてはなりません。
(それでも自分に向いていない流派でも”中級剣士”にまで上がったルーデウスも褒めるべきですよね)
【ギレーヌの強さ②】「剣王」の称号を所持
本編で初登場した時点で、ギレーヌは【剣王】の称号を持っています。
さらに“剣神流”を使う剣士の中では「世界で4番目に強い」とまで言われています!
しかし、ただ単に称号や「4番目に強い」と言われただけでギレーヌの強さを理解するのも難しいかもしれません。
そこで”剣士としての階級”を並べて比べてみましょう。
本作品の舞台となる異世界(六面世界の人の世界)では、ロキシーの魔術(“水聖”や”水王”など)と同じように、ギレーヌやパウロのような剣士にも、その強さや地位を表すための「7段階の強さ」が存在します。
①初級 | ・エリスやルーデウスのような”初心者”レベル。 |
②中級 | ・一般的な騎士とも互角に戦えるレベル。 |
③上級 | ・全ての基本を習得した者。 ・習得した基本能力を「状況に応じて瞬時に出せる」者。 ・さらに「闘気を自在に操れるレベル」にまで到達した者。 ・パウロが全ての流派で、このレベルである。 |
④聖級 | ・技術や努力だけでなく、才能も必要とされてくるレベル。 |
⑤”王級”以上 | ・世界でも有数の実力者レベル。 ・ギレーヌが【剣王】の称号を得たのも”王級”レベルに上がったためである。 |
こうして”王級”までの各階級を見比べてみて気づいた点として、③の上級までは一般人でも努力次第で何とか到達できるということですね。
しかし、それ以上の聖級クラスとなると才能もないと会得することが難しくなります。
ギレーヌの場合、生まれつきの”乱暴者”な気質と併せて“剣術の才能”も持っていました。
自分を連れ立った冒険者との修行のおかげで、まだ10歳にもならないうちから、剣術の才能をメキメキと開花させていったのです!
(この時点で早くも④の聖級に上がりました)
さらに冒険者時代の頃に、パウロやゼニスと共に戦う中でも「剣術一筋」で生きてきた結果、⑤の王級にまで上がって【剣王】の称号も会得しました!
ロキシーが魔術の天才であるなら、ギレーヌはまさに“剣術の天才”と言ったところでしょう!
ロキシーの詳細は以下の記事をご覧ください。
【ギレーヌの強さ③】”身体能力”と”闘気”の使い手
ギレーヌの種族である「猫系獣族(デドルディア族)」は、人間を超える身体能力の持ち主であります。
第5話でエリスと共に街中で追われるルーデウス(少年)が魔術で上空に打ち上げた花火を発見したギレーヌが”四足走行”の形で高い建物の屋根を高スピードで走りながら駆けつけます。
視聴者な中には「なぜ急いでいるのに”四足歩行なの?」と疑問を抱いた人も多いかもしれません。
それはおそらく、”猫系獣族”である故にギレーヌ自身の骨格も「人間より猫に近いタイプ」であり、今回のような緊急事態で急がなければならない時には猫のような”四足歩行”の方が速く走れるからでしょう。
さらに本作品に登場する剣士キャラにおいて“闘気”の存在も外せません。
【剣王】にまで上りつめたギレーヌも、もちろん“闘気”を使えます。
ルーデウス(少年期)たちの危機に駆けつける時の高スピードは“闘気を使った影響も含まれていた”と考えるのが妥当でしょう。
ギレーヌのこうした”身体能力”や”闘気”もまた、彼女の剣術の強さに上手く噛み合って、良い形でブレンドされているように感じられます!
【ギレーヌの強さ④】奥義「光の太刀」が強力!
高スピードで駆けつけた結果、ルーデウス(少年期)たちの危機にギリギリで間に合います。
エリスを抱えながら上空に浮いたルーデウス(少年期)に向かって、人攫いから投げられた剣が飛んでくる中、ギレーヌが強力な一閃で粉々にうち砕いてしまいます!
さらに、そこから着地した後も間髪入れずに“剣神流”奥義「光の太刀」を放って、2人の人さらい達の首を一瞬で刎ねてしまいました!
(この場面、映像表現による演出も手伝って、マジで鳥肌立つ程にカッコ良かったですよね!)
ここで”剣神流”の最終奥義である「光の太刀」についても迫ってみましょう。
- 全ての”闘気”を一撃に込めて放つ技。
- 完全に極めれば”光の速さ”に達するスピードと、相手の鎧ごと真っ二つにしてしまう威力を誇る。
概要だけ見ると至ってシンプルな技に見えがちですが、ギレーヌのような完全に極めた剣士が使えば、まさに「“回避不能な速さ”と“防御不能な威力”を併せ持つ最終奥義」なのです!
そして、この「光の太刀」の存在こそ、”剣神流”が最強と呼ばれる所以にもなっています。
ちなみに、全ての流派が”上級止まり”となっているパウロの方は、この奥義をまだ習得していないようですね・・・。
アニメ版の「光の太刀」も圧巻でしたが、コミック版で見られる”紙面”で描かれた場面も迫力あります!
ギレーヌの愛剣「平宗」も紹介
ギレーヌの剣士としての強さや奥義が判明したとこで、せっかくなので彼女が愛用している剣「平宗(ひらむね)」ついても迫ってみましょう。
「平宗(ひらむね)」の特徴とは・・・
- 王龍王から作られた、”48の魔剣”の1つ
- 不気味な”赤い輝き”を放つ片刃の剣
- 金属や霊体に対して、攻撃力が大きく上昇する。
- “剣神七本剣”の1つとして、剣神ガル・ファリオンが所有しているものを【剣王】となったギレーヌに授けられた。
元々は剣神の所有物だったものを譲られたんですね・・・。
「武器は持ち主を選ぶ」とはよく言いますが、【剣王】として強靭な強さを誇るギレーヌだからこそ、その「平宗」の強さや性能も存分に発揮させて活かせているのでしょうね!
ギレーヌの致命的な弱点とは?
これまでの”強さ”とは反対に、ギレーヌの持つ「致命的な弱点」にも迫ってみましょう。
文字の読み書きが出来ない
ギレーヌにある致命的な弱点として、まずは「文字の読み書きが出来ないこと」が挙げられます。
第5話の馬車内でルーデウス(少年期)に対して、パウロからの手紙を渡した時に「声に出して読むように」と指示していたのは、そのためでした。
算術も苦手である
文字だけでなく、算術も苦手です。
剣術とは正反対に、こうした頭を使うような学問的なことは極めて弱く、パウロから「筋肉ダルマ」などと呼ばれる所以もそこから来ています。
それでも「黒狼の牙」メンバーとしてパウロやゼニスと共に冒険していた頃までは「自分には剣術だけあれば良い」という考えで、自分から学ぼうとすらしませんでした。
(食料や物資の調達も仲間たちに任せきりでした)
しかしパーティーが解散したことにより、再び1人きりとなってから、その弱点のために“泣き”を見ることになります。
ギレーヌ「算術は学んでおいた方が良い」
ルーデウス(少年期)から一緒に習うエリスが投げ出してしまう時に、自身の過激な”経験談”を話すことで、彼女を再び問題用紙に向かわせることに成功します。
しかし、この台詞はエリスだけでなく、過去に苦い思いをさせられた”自分自身に言い聞かせている”ようにも見えたんですよね・・・。
ギレーヌがエリスとは違って、どんな難しい問題に対しても決して投げ出さずに頑張って取り組んでいるのも、こうした“苦い経験”によるものでしょう。
ギレーヌの正体や出生とは?
ここからは出生や過去話も交える形で、ギレーヌの正体に迫りたいと思います。
ギレーヌの出生と家族構成
まずはギレーヌの家族構成を簡単に見ていきましょう。
父 | ギュスターヴ・デドルディア |
兄 | ギュエス・デドルディア |
姪 | リニアーナ・デドルディア ミニトーナ・デドルディア |
大森林の中にある村で生まれたギレーヌですが父親(ギュスターヴ)がデドルディア族の族長であるため、“族長の家系”に生まれてきたことになります。
しかし、次期族長の座はギレーヌでなく、兄(ギュエス)が継ぐことになります。
子供時代は手に負えない”乱暴者”だった!
族長の娘として生まれたギレーヌですが、子供の頃は「村きっての悪童」とまで呼ばれる程の乱暴者で大人でも手に負えない存在でした。
そのため、村に居着くことすら出来なくなり、旅の剣士に預けられます。
その剣士に連れられた「剣の聖地」で修行した結果、【剣聖】の認可を受けて“冒険者”となって旅立ちます。
しかし、ギレーヌにとってはその後の”冒険者”となってからが本当の苦難の道となるのです。
ギレーヌの過去(冒険者時代)
ギレーヌの正体や出生が判明したところで、パウロやゼニスと共に戦ってきた冒険者時代やボレアス家に流れ着くまでの過去や経緯も辿りたいと思います。
パウロ達との出会い、そしてパーティー加入へ!
長い修行生活から解放されたギレーヌは”冒険者”として旅立ちますが、そこからが本当の意味で苦難の人生が始まります。
剣腕は卓越していても、生まれながらの”喧嘩っ早い性格”が災いして、どのパーティーからもつま弾き者にされてしまいます。
どこのパーティーに加入しても上手くやっていけない状態が続く中で、パウロ率いる「黒狼の牙」と出会います。
この瞬間こそがパウロとの出会いとなり、ギレーヌも加入しました。
パウロとは仲間同士になると同時に、彼との長い付き合いや”ただならぬ関係”も、ここから始まったのです。
「黒狼の牙」メンバーについては、パウロの記事をご参照ください。
パウロ(父親)の詳細は以下の記事をご覧ください。
パーティー解散から無一文に
「黒狼の牙」はこれまで出会ってきたパーティーとは大きく異なり、リーダーのパウロを始めとして”一芸特化の問題児”ばかりの集まりだったことが幸いし、ギレーヌ自身もすぐに脱退することなく、上手くやっていきます。
ギレーヌは剣士として、戦闘中には前衛を務めて戦い続けました。
剣術の強さにおいては仲間たちから信頼されていましたが、算術が苦手であったため「筋肉ダルマ」などと揶揄われることもありました。
本来であれば、このまま今のメンバー達と何とか上手くやり続けられれば良かったのですが・・・「パウロがゼニスを妊娠させてしまった」という理由だけで「黒狼の牙」を解散させてしまいます!
ゼニス(母親)の詳細は以下の記事をご覧ください。
あまりにも個人的すぎな理由による解散であり、ギレーヌはパーティー解散後に、またしても“1人きり”となってしまいます。
それでも旅を続けますが、そんな中で更なる不幸に襲われます。
子供の頃から喧嘩や剣術ばかりに明け暮れていた故に当時は”算術”が苦手どころか「文字の読み書き」すらも出来ていませんでした。
そうした弱点から隙をつかれ、詐欺に遭って“無一文”となってしまいます。
仕事を受けようにも、空腹のためにロクに働くことも出来ないまま、餓死寸前となってしまいます。
(これが第6話での算術の授業中に、ルーデウスやエリスに話していた出来事ですね)
第6話の詳細は以下の記事をご覧ください。
エリスとの出会いによって救われる
無一文な上に餓死寸前と、完全に終わりと思えたギレーヌに“エリスとの出会い”という奇跡が起きます。
完全に動けない状態のギレーヌを見かけたサウロスとエリスに拾ってもらえたことがキッカケとなり、その後からは”ボレアス家の食客”となります。
しかしギレーヌ自身もタダ飯にありつくわけにもいかず、新たな仕事をさせてもらいます。
それこそが「エリスの“護衛”および“剣術指南役”」でした。
新たな仕事と食事のため、ここから現在に至るまでの殆どをボレアス家で過ごす生活となります。
そうした生活を続ける中で、パウロからの依頼を受けてブエナ村のグレイラット家を訪れたというわけですね。
本作品の登場キャラをチェックしたい人は「無職転生の登場人物」をご覧ください。
ギレーヌ・デドルディアが迎える今後の展開
ここからはギレーヌが迎える今後の展開に迫りたいと思います。
ギレーヌも”転移事件”の被災者に
ルーデウス(少年期)がエリスより少し遅れて10歳の誕生日を迎えた時にも、彼女の時と同じようにボレアス家で盛大なパーティーが開かれます。
しかし、その翌日にこれまでの穏やかな生活を一変させてしまう程に強大な魔力災害が勃発してしまいます!
(この魔力災害は、後に”フィットア領転移事件”と呼ばれます)
同じフィットア領に居たギレーヌも他の者たちと同じようにあらぬ場所に転移させられますが、ルーデウス(少年期)やエリスとは違って、彼らとは完全に”離れ離れ”とされてしまいます。
この“フィットア領転移事件”のせいで“紛争地帯”へ飛ばされたギレーヌもまた、アスラ王国への帰還を目指して1人きりの冒険を始めます。
冒険中の悲劇と仇討ち!
ルーデウス(少年期)とエリスが”魔大陸”を冒険する中、紛争地帯に飛ばされたギレーヌもまた、アスラ王国への帰還を目指して、1人きりの冒険を開始します。
しかし、その最中に肉眼で”死体”を発見したことにより「フィリップとヒルダ夫妻の死亡」を知ってしまいます!
更にその犯人と遭遇したために、ギレーヌが自身の剣で仕留めることになりますが、まさに“仇討ち”ですね。
帰還後はエリスと共に”剣の聖地”へ
過酷な冒険の末、ギレーヌもまたルーデウス(少年期)やエリスと同じく、何とかアスラ王国への帰還および彼らとの再会も果たします。
その帰還後は執事のアルフォンスと共に”ボレアス家臣団の一員”として難民キャンプに関わるようになりますが、こうした生活も長くは続きません。
アルフォンスがエリスに対して「”ピレモンの妾”となり、ダリウスの下に行くこと」を提案します。
そんな彼の提案に反対するギレーヌはエリスに対して「ルーデウスと結婚して逃げること」を提案します。
しかし、提案を出されたエリスからの答えとは、あまりにも意外なものでした。
自身が転移された”魔大陸”での冒険中に”自分の無力さ”を痛感していたエリスは「最終的にルーデウスと釣り合うようになれるまで、彼から離れる」と決意します。
その決意を飲んだギレーヌは、エリスを連れて“剣の聖地”へと向かうのです。
それでも最終的には”護衛”で落ち着くことに
剣の修行を終えたエリスが、ルーデウス(青少年期)と結婚したことを見届けたギレーヌですが、この時点で”ボレアス家の家臣”としての仕事がひとまず終わります。
しかし、その後も”サウロスの仇討ち”の目標とルーデウス(青少年期)からの勧めに従って、エリスと同じアスラ王国の第二王女アリエルの“護衛”となります。
アリエルがアスラ王国での政争に勝利した後、サウロスを陥れた主犯である上級大臣ダリウスの追討を果たします。
(しかし、もう1人の仇であるピレモンの方は、諸処の事情により見逃してしまいます)
そして、こうした一連の事件が終結した後も”護衛”を続けるため、最終的には“アリエル王女の護衛”という仕事や立ち位置に落ち着きます。
まとめ
今回は【剣王】ギレーヌのキャラクター性や強さと弱点を紹介してみました。
記事の後半では、そんな彼女の知られざる出生や過去、更に今後の展開にも迫ってみました。
- 猫系獣族(デドルディア族)として登場し、頭部の”猫耳”を始めとルーデウス達とは大きく異なる外見が特徴的である。
- 右目(魔力眼)には、それを隠すための”眼帯”を装着している。
- 褐色肌で筋肉質な体格で、見るからに「強そう」と思わせてくれる。
- パウロからの頼みを受け、ルーデウス(少年期)をブエナ村からアスラ王国へ移住させるための”橋渡し役”として初登場した。
- 子供時代は、大人でも手に負えない程の”乱暴者”だった。
- 村に居着くことも出来なくなり、旅の冒険者に連れられて「剣の修行」を始めた。
- 修行を終えてからは”冒険者”となって旅立ち、「黒狼の牙」に加入してパウロやゼニスと共に戦っていた。
- パーティー解散してからは仕事にも就けず、餓死寸前になって倒れたところをエリス達から拾われた。
- それがキッカケとなり、現在はエリスの”護衛”および”剣術指南役”を務めている。
- ルーデウス(少年期)にも剣術を教える傍ら、彼からも魔術や算術を教わり始める。
- 剣術三大流派の中でも最強とされる”剣神流”の達人であると同時に【剣王】の称号も獲得している。
- 持ち前の”身体能力”や”闘気”もまた、剣術の強さに良い形で噛み合っている。
- 最終奥義である「光の太刀」が極めて強力である。
- “フィットア領転移事件”に遭い、紛争地帯へ飛ばされてしまう。
- 何とか帰還したアスラ王国でルーデウスやエリスとの再会を果たすが、その後にエリスと共に”剣の聖地”へ旅立ってしまう。
- エリスの結婚により、ひとまずの仕事を済ませた後も第二王女アリエルの護衛を始める。
- その後に仇討ちなどの目的を遂げた後も、護衛の仕事はそのまま続けるため、最終的には”アリエルの護衛”という仕事と立ち位置で落ち着くこととなる。
その外観を始めとして、強力な剣術能力や最終奥義によって「強き剣士」としての印象をルーデウスや視聴者に強く焼きつけてくれたギレーヌも今や本作品の中で欠かせない存在となりましたね!
今はまだ、その”強さ”ばかりが印象に残っている人も多いでしょうが、今後は”フィットア領転移事件”をキッカケに、ルーデウスやエリスの導き手として、さらに重要な立ち位置に変わっていきます。
- ルーデウス(幼年期)の強さと魔術能力・未来の結婚相手たちも紹介
- ロキシーの結婚と子供たち・魔術能力と過去や今後の展開
- 前世の男はクズニートだけど実は勝ち組!
- パウロ(父親)が嫌われる理由・強さや過去・死亡する結末
- ゼニス(母親)の能力と過去・廃人化から記憶戻るまでの展開
- リーリャの正体(過去)と子供・パウロとの深い関係性
- シルフィエット(フィッツ)の魔術能力や今後の展開を紹介
- ギレーヌの正体と強さ・パウロとの過去や関係性も紹介
- エリスの強さと能力・結婚後の子供たちについても
- オルステッドの強さは?正体は何者なのか?
登場キャラクター | ||
ルーデウス |
ロキシー |
シルフィット |
エリス |
ルイジェルド |
ギレーヌ |
パウロ |
ゼニス |
リーリャ |
キシリカ |
オルステッド |
アルマンフィ |
エリナリーゼ |
タルハンド |
ヒトガミ |
ノルン |
アイシャ |
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