夏の新作アニメとして放送および配信開始された「魔王学院の不適合者」第1話で見事なかませ敵犬役を披露してくれたゼペス兄弟の今後の可能性について考察していきたいと思います。
[魔王学院の不適合者動画情報]かませ犬として登場したゼペス兄弟の今後を考察
アノスのチート級な強さを見せつけるための役割を見事に果たしたゼペス

出典:プリ画像
意外な方向でアノスを驚愕させたゼペス
コミック版でもアニメ版でも魔王学院の中でアノスとミーシャに対して、最初に因縁をつけてきた魔公爵ゼペス・インドゥが闇の魔法「魔炎」を出して見せつけてきた途端、アノスを驚愕させます!
アノス「な・・・なんという低次元の魔法術式だ!?平和ボケというのは、ここまで魔法を退化させたか!?」
ゼペス自身にとってはご自慢の強力魔法でも元・魔王として2000年前の世界から転生してきたアノスからの評価とは「子供の火遊びにも劣る」ものでした。
さらにアノスが息を軽く吹きつけただけでゼペスの「魔炎」はかき消されてしまう始末でしたが・・・この時点では、ある意味ではミーシャ以上に(別の意味で)アノスを驚愕させたことに間違いはありません。
剣と火炎魔法を自在に使いこなすもアノスには通用せず
魔王学院で始まった入学試験ですが、まずは実戦に挑む形となります。
そしてアノスの対戦相手として選ばれたのが、あのゼペスだったわけです(この辺はジャンル問わず、アニメ作品においてはお約束な展開ですが・・・)
先ほど散々コケにしてきたアノスへの憎しみを募らせるゼペスは初めから出し惜しみなく、自分の得意技である「魔剣ゼフリード」を出して容赦なく襲いかかってきます。
観戦している他の生徒からは強さと速さを兼ね合わせた彼の魔剣捌きに恐れをなしますが、アノスに対しては、それさえも通用しなかったのです。
アノス「遅いな、俺ならもう100回は斬っているところだ」
その魔剣をもアノスのため息一つで消されてしまうのでした。
何度も生死の境を彷徨わされたゼペス
あまりの弱さに落胆させられたアノスはゼペスへの”ハンデ”として、自分は一歩も動かずに戦うことを宣言します。
そして完全にコケにされてしまったゼペスが言いがかりをつけた途端、彼の心臓が鼓動する度に内部から破裂するかのように出血を繰り返します。
アノス「聞こえたか?心臓の鼓動だ」
ゼペスは自分で気づかぬうちに、アノスから“ある魔法”をかけられていたのですが、「アノス自身の心臓が鼓動する度に、その音がゼペスの体内を揺さぶることで肉体を破壊していく」ものなのです。
そして動けなくなって倒れ込んだゼペスはアノスの軽い一撃で死亡してしまいますが、この実戦試験では「対戦相手を死亡させた場合は失格」のルールとなっております(このルールは「ドラゴンボール」でも大いに盛り上がっていた天下一武闘会とも共通していますね)
そのため、蘇生魔法(インガル)で生き返らせますが、そうなると今度はゼペスが懲りずに襲ってきてアノスがまた殺して生き返してを繰り返す展開に・・・アノスの戦い方も少しエゲツないところもありますが、考え方を少し変えてみると「ゼペスのおかげでアノスの蘇生魔法(インガル)を見られた」と解釈することもできるでしょう。
兄リオルグも良い感じにかませ犬役をまっとう

出典:プリ画像
ゼペスが敗れた後、コミック版ではすぐに兄のリオルグが来て、そのまま決闘を申し込んでくる展開だったことに対して、アニメ版の方ではアノスがミーシャを自宅に招待するエピソードの後に戦う展開に変更されました。
アニメで加えられた兄リオルグの意外な能力
自宅に招待したミーシャを送るため、自宅から少し離れた場所で待ち伏せしていたリオルグと部下たち・・・その中には試験での実戦で敗れたゼペスもおりましたが、彼は兄リオルグによってアノスの目の前で殺されてしまいます。
この辺はコミック版と同じ展開ですが、リオルグの魔力はゼペスのものを遥かに上回っていることが発覚します!
それを実感されてくれるのが、リオルグが自ら魔法によって自分たち周辺の場所に実戦試験の時と同じ闘技場(あくまでも幻影のようなものですが)を造ってしまいました。
これは即ちリオルグがアニメ版で与えられた魔法を使って原作ラノベやコミック版に充実な背景で戦えるようにしたと言っても過言ではないでしょう。
リオルグの切り札である禁呪に隠されていた皮肉すぎる真実
自分が純血の魔王族こと「皇族」であることに高い誇りを持つリオルグですが、アノスにとってはそれもどうでも良いことであり、逆にプライドを傷つけられます。
アノス「勘の悪い奴だ、俺がその始祖だと言っている」
リオルグにとっては自らを”魔王の始祖”と名乗るアノスを許せず、切り札である禁呪「魔黒雷帝」を放ちますが、全く通用しませんでした。
アノス曰く、起源魔法を使うためにはその力をかりてくる存在のことをよく知っていなければならないのです。
そして、この戦いでリオルグが力を借りた存在というのが皮肉にも自分の目の前に立っているアノスでした。
さらにリオルグには、もう一つ見落としている点があり、起源魔法はどんな強大なものであっても力を借りた存在には全く効果がないということです。
見落としていたリオルグの落ち度とはいえ、あまりにも皮肉というのか運が悪いというのか・・・悪役とはいえ、少し同情してしまうところです。
切り札すら通用しなかったリオルグはその場で立ち尽くしますが、アノスが「チャンス」と称して死亡したゼペスをゾンビとして蘇らせて、兄に対して襲いかかりますが、これは「強大で力を合わせて立ち向かってこい」という意思表示だったのです。
コメント
そういえばこの2人どうなったんかな